ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

どの「好きルート」を進んでも、なぜか奈良にたどり着く不思議旅 その5 薬師寺ライブの追記&町家宿泊

前の日記に書き忘れましたが、薬師寺でのライブの後、夜間拝観があり。

ああ、かなり前にもライブ後の夜間拝観したなぁなんて懐かしく思い出しつつ。

びしょびしょ過ぎて心苦しかったのですが、久々に薬師如来さまと日光月光菩薩さまたちにお逢いしてきました。

そういえば薬師寺のコンサートでこんなにびしょぬれになったのは多分初めてだと思われます。

日比谷の野音とか、平安神宮では、何度か「あ~あ!」なくらい濡れてますけれども(笑)(笑)

というわけで、合羽のままでしたが、ちゃんと御真言を唱え、日ごろの感謝を伝えてきましたよ。

ただし、なんせ合羽越しでバックに手を入れられなかったので、本当にお祈りしただけ。

いつかまたちゃんと訪れたいと思いつつ・・・

(実は秋くらいに、別の某アーチスト、Tさんで、また行くのではないか?とひそかに思ってます、笑)。

ネット情報によると、今回玉置さんは黄色のお守りを選ばれたのだそう(売り切れてましたけど、笑)

つよしさんの時は紫でしたよね~

そんなところにもその人らしい性格が出るなぁと思いつつ・・・

わたしは紫も黄色も大好きなので、もーまんたい!!!

あまりにもびしょびしょで(わたしは個人的に着るものの選択を間違えたので人よりもさらに)がたがたと震えていたので、のんびりすることもなく駅へ。

驚いたのは反対側のホームに先ほどステージにいらしたオーケストラの方がすでにいらしたこと!!

撤収、早っ!!

楽器をしっかりと胸に抱えてらっしゃいました。

豪雨だったものね~わかるよ!わかるよ!

どうぞその後、楽器が湿気にやられず無事でありますように・・・早々簡単に買い替えられない楽器のヘビーユーザー仲間として、祈らずにはいられませんでした。

そして近鉄奈良まで戻り、そのまんま、いつも奈良市に泊まる時に行く居酒屋さん「八咫烏」さんへ。

時期が時期だからなのか、熱燗できるお酒は2種類しかなかったのですが、あまりに寒くて熱燗一択!!!

オットとふたり、日本酒を酌み交わしながら、玉置さんについて熱く語っていたら、何やら横のテーブルからも玉置愛が伝わるご夫婦の会話が!!

やっぱりか!!!

なぜか玉置さんのファンって夫婦率が高い気がするのですが、今回もまたそうでした。

あちこちに同世代かちょっと上くらいの世代のご夫婦がいて。

なんだかんだ言っても夫婦で一緒に楽しめる趣味ってなかなかないから、今回はさらに旅もできたし・・・ありがたいことだなぁと思ったのでありました。

蛇足ですが…

この間のシンフォニック、そしてこの薬師寺での世界遺産コンサートと、絶賛の声とともに「意外とストイックなのね~」とか。「歌声も表現もおとなしめでびっくりした!」とか。「声量は思ったほどでもなかった・・・」みたいな声も聞きました。

まっいろんな人がいてあたりまえなのですが…

このシンフォニック関連のコンサートだけを見て玉置浩二を知った気になるのはちょっと違うと思うのですよ~ということをファンとして一言付け加えておきたいと思います。

つよしファンのみなさまならおわかりになることと思いますが、平安神宮ライブだけを見て堂本剛のすべてを知ったと思われたら、違いますよね~

玉置さんもまた同じ。

たとえば安全地帯での玉置さん。

ソロ玉置浩二としてのバンド仕様のライブ。

どれもちゃんと考えて、時に自然に切り替わって!?・・・カラーがぜんぜん違うのです。

歌い方も全然違います。

特に誰かと一緒に音楽をやる時は、彼は相手が先輩であれ、後輩であれ、相手の出方を本当によく見ていて。

必ず一歩引いて相手が素敵に見えるようにという視点を決して忘れない人だと思っていて。

これはわたしが、もう一人、大好きなアーチスト、堂本剛さんにも言えることだけど。

誰かと一緒にやる時は相手の土俵に入って、相手の流儀に従う。

決して自分が自分がと、でしゃばってはいかない。

ファンとしては「この人はもっともっとほんとはスゴイのに!!」と、時として少し歯がゆいところもありますが。

一人よがりじゃないからこそ、音楽が調和するのだと思うし、一緒にやる相手も、安心してその人らしさを出せるのだとも思っていて。

本当に巧い人が、「どーだ!!」と相手をこてんぱんにするでもなく、ちゃんと冷静にそういう心遣いができる尊さ。

そういう音楽家がわたしはいつだって好きなんだなぁと思うのです。

(ハーモニーって元々「調和」という意味ですしね!)

だからと言って引っ込みっぱなしでもなく。

自分がメインとして立つ場では、思いっきり解放する。

そんなどこまで行っちゃうの?まだ行く?く~っ!!な場もあるので(笑)

「期待ほどではなかったかも?」という方には、ぜひぜひそちらも見てもらえたら!!と思ったりしたのでありました。

さて。

熱燗で乾杯して、思いきり温まったあとは、もう少し歩いてこの日の宿泊場所へ。

築120年の庄屋屋敷にお泊りしてきました。

あまりにも予約のタイミングが遅かったので、宿泊できるところを探すのがなかなかに大変だったのですが、見つけたここは、素泊まりできて、とてもリーズナブルな割にはとても快適でしたよ。

ただし他の部屋との間の壁が薄いのだそうで、あちこちに夜10時以降は静かにしてください!!と書いてあります。

そして、万が一うるさい時は(不可抗力の夜泣きの赤ちゃんとかね!)自分で対策してくださいと耳栓が置いてありました(笑)(笑)(笑)

赤ちゃん連れのご家族も、大家族風のみなさまも、グループ旅行で盛り上がっている方々もいっぱいいましたが、幸いにもそんなにうるさいこともなく。

びしょぬれ直後に熱燗をガンガン呑んだせいか、お風呂に入って部屋に戻ったら、夫婦で瞬時に寝落ち!

ノープロブレムだったことを記しておきます(笑)(笑)

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ちなみに、わたしが泊まった2階の吹き抜けから撮った、景色。

ね!ね!120年の歴史を誇る町家っぽいでしょ?

Wi-Fiも完備してて、お茶セットや湯沸かしセットなども2階と1階にそれぞれあって、お布団はふかふか。なかなかに快適でした。

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そして。

急な階段をとんとんと降りると、この方がいらっしゃいました。

ラブリーな誕生仏さま。

周りは普通に民家だらけ。

ならまちのはずれ、ちょっと歩くには遠目なところに位置していますが、翌朝は、お散歩がてらならまち方面へ行き、朝食も三条通りの「カフェ・ド・クリエ」でしっかり食べることができたし。

なんせとてもとてもリーズナブル。

こういう宿泊施設も全然ありだなぁと思ったので、そう記しておきたいと思います。