ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

どの「好きルート」を進んでも、なぜか奈良にたどり着く不思議旅 その2 曜変天目

今回奈良に行く目的のひとつに『曜変天目の碗が見たい!』というのがありました。

ずいぶん前に、NHKの番組で特集をしていたのを見たのがとても心に残っていて。

一度自分の目で見てみたいと思っていたところ、たまたまこのタイミングで、実物を見る機会があることがわかったのです。

というわけで、まずは近鉄奈良駅のコインロッカーに荷物を入れ、とるもとりあえず、奈良国立博物館へ行きました。

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ちょっと見ずらいですけど。これ。

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相当混むだろうなぁと覚悟して行ったのですが、曜変天目のコーナー以外はそこまででもなく。

ひとつの椀を見るためだけの行列に4~50分並んだあとはすいすいと進みました。

そもそも曜変天目とは?と興味を持たれた方にはブルータスをオススメします。

ちょっとamazonさんとの接続の調子が悪いので、一応画像も置いておきます。

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ご興味があれば、これはまだ買えるんじゃないかな。

 この雑誌のキャプションに「宇宙でござる!?」と書いてあるのは、曜変天目の中の模様がまるで宇宙のようだからです。

雑誌から少しだけ引用させてもらうと・・・

漆黒の釉の表面にオーロラのような光彩がゆらめき、その中に銀河の斑紋が浮かぶさまは、あたかも掌中に宇宙を収めるがごとし。現存する3椀すべてが国宝に指定される一方、それが焼かれたはずの中国には、わずかな破片しか残されていない曜変天目

 とあります。

この3つの碗が日本の東西で5週間の間だけ、同時公開されるというので、ぜひぜひ見たいと思いました。

実際に見た曜変天目は、並んで見るだけの価値は十分にあり。オットもわたしも静かに大興奮!!!

どのようにして作られたかも、なぜ3つしか現存しないのかも未だわかっていない、謎がとても多い焼き物ですが、じっと見ているとまるで吸い込まれそうに・・・それはそれは美しかったです。

その後、ミュージアムショップ・レストランの「葉風泰夢(ハーフタイム)」で遅めのランチを。

中国料理 桃谷樓|カフェ・葉風泰夢

ここです。

本当は属性上、ホットケーキセットに強く惹かれたのですが(笑)残念ながら売り切れ。

もちろんこれは昼ご飯だからね・・・ということで、もちもち生パスタをいただいたのですが、びっくりするほどおいしかったです。大正解!!!

ここを出たのが午後3時前だったので、コンサートの前にもう一つ見るとしたら?・・・と考えて、近鉄電車に乗りました。

駅から近くて、ゆっくり仏像を見ることができて、比較的静かそうなところと言えば・・・

ということで、西大寺に向かいます。