ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE @名古屋センチュリーホール 6月28日 その3

前の日記を書いてからややしばらく、仕事や家族ごとが忙しくてまったく日記を開けませんでした。

そうこうしているうちに未曽有の水害が・・・

西日本にお住まいの皆さま方は大丈夫だったでしょうか?

心よりお見舞い申し上げます。

ここのところ、大きな地震があったり水害に見舞われたり。どうも地球が悲鳴を上げているように思えてなりません。

どうぞこれ以上被害が出ませんように。

被災地のライフラインが一刻も早く復活して、生命の危険なく暮らせる日々が、一日も早く戻りますように。

さて。やっと合間を見つけたので、もう京都でライブがあった後ですが、名古屋の続きを書きます。

☆SANKAFUNK

今回、つよしさんが歌ってたパートの一部、特に前半〜中盤にかけて、サビの前あたりまで、Gakushiさんがシンセボイスでフォローしてらっしゃいました。

この曲はおしゃべりするように歌うフレーズが多いし、思っているよりもずっと喉を使うからなのかな?と思いました。

テンポアップしていくあたりも潔くなし!!

その代わり、ゆったりとしたテンポのソロ回しが追加されていて、一言で言うと、とっても新鮮だったのでありました!!

それはそれでとてもおもしろかったです。

客席もまた、ソロ回しが始まると期待に満ちた雰囲気になって・・・

次は誰が何を始めるのだろうとわくわくします。

ソロ回しだとわかってこんなにウキウキするだなんて、自分のテンションのアップ具合も含め、TANK初期の頃には考えられなかったと思います。

間奏のところで、スティーヴさんがトライアングルを持って登場。一瞬にしてどっと沸く。

楽しそうにあちこち動きながらトライアングルを鳴らすスティーブさん。

それを見ている方々がみんな笑顔で、つよしさんも笑顔で。

ああしあわせな瞬間だなぁと思うのです。至福。

 

☆舌 VENON

この曲はサンカクくんがメインボーカルで(笑)つよしさんは声を重ねる方かだから、少し喉は楽かなぁ?なんてちらっと思いつつ。

太さんの這いまわるベースの音と、Gakushiさんのシンセサイザーの合いの手のような音がおもしろかったです。

 

☆Ancient fish

前回の感想でも言ったけど、わたし的には最もアゲアゲになる曲の一つです。

大興奮のエンターテイメント!!

ちなみに、前回ステージの「E N D L E C H E R I」の電飾の大きな文字はいつからあったの?なんてマヌケなことを書きましたが、最初からちゃんとありました!!(笑)

この曲で、音に合わせて一文字ずつピカピカしたり、視線が上に行くような仕様になっていた・・・ということでした。

客席も、もう十分にあったまっているので、そこら中で熱狂してました。

黙って身じろきもせずに聴くのは絶対にムリ!

誰もがリズムに合わせて、頭を振ったり、足を鳴らしたり、だんだんにアクションが大きくなっていって、興奮の極致!!

SANKAFUNKでは、ゆったりとしたソロ回しでしたが、この曲ではアップテンポのソロ回し。

みなさん全然違うアプローチで来て、ものすご~くおもしろかったです。

どの方も、どんどん超絶技巧的になっていって、わくわくが止まりません。

ちょっとたとえが悪いけど、これまで培ってこられた手練手管を、凄腕のミュージシャンの面々が、自由自在に繰り出して、客席を自在に翻弄してくる感じ!たまりません。

超カッコイイ!!

太さん、ここへきて本領発揮!!とわたしメモ。

すご~くかっこよかったです。

竹内くんのラップ。

コール&レスポンスは、やっぱりかわ島くんがご登場。

「かわ島がサックス持ってやってきた」

「どこに来たー? 」←コール

「名古屋~」 ←レスポンス

みたいなのをやって、かわ島さんが出てらして、サックスソロ。

今回のツアーでは、かわ島くんのソロにものすごく心を動かされることが多いのですが…

なんでかな?と思うに、彼にはまったく流されない「確固たる自分らしさ」みたいなものがあって。

泰然自若としているの。

このバンドの中にあっては、それもまた大正解で。

誰もが空気を読んで、流れからはみ出さない音を鳴らしても、イマイチ物足りなくて。

誰かが切り込んで、その場のひらめきで強引に流れを変えてゆく…みたいな部分がまた醍醐味の一つだなぁと思うのです。

「空気読めよ!」はこのバンドには不要で。むしろみんなが空気を読んじゃったらちっともおもしろくない。

なんでもあり☆なんでもありが神髄。

そして、前回詳しく書いた時は、渉くんが「締め」のキーパーソンだと思ったことを書きましたが、この日の「締め」はDuttchさんが担ってらっしゃるんだなぁと思いました。

どの曲でも、終わりの瞬間が近づくと、タイミングを計ってらして。

いい頃合いで合図を出す!

つよしさんはコンダクターの役目はちゃんと担い、果たしつつ「締め」などの細かいタイミングは安心してDuttchさんに委ねて、楽しそうにセッションに参加してました。

誰もがお互いを知り尽くしていて、人としても音楽的にも深い信頼があればこその・・・だと思いますが、いい意味で、ちょうどいい塩梅だった気がしましたよ。

 

☆メドレー 

Blueberry
スモークがもくもくするだけで、ものすご~く気分が上がる不思議。
前回、この曲のイントロ部分がある意味「助走」っぽくて、とてもおもしろかったので、待ち焦がれてて注意深く聴きました。

お馴染みのフレーズの片りんに、来るぞ!!来る!来る!来るでしょ!と思わせて一旦ブレイク。

照明もピカピカして「行くぞ~♪」「行くぞ~♪」な雰囲気を醸しつつ、またしてもブレイク。

これを何度か繰り返し、なかなか始まらせてくれないのです。

焦らしプレイ全開!!!

焦れるのだけれど、もう一回やって!もう一回!とこっちも楽しくなってきちゃって。

まるで「いないないばあ」を何度もせがむ赤子のようになっちゃうの、楽し~い!!

変拍子も何回も出て来て、楽しい~♪

NHKも?だったかな?スクリーンに大きくつよしさんが映し出されるので、指先何本まではっきりわかります。

大きく1を出す、ピッと伸びた指が好き。

ステージの方々も含め、全員が固唾をのんで見守る指先。

ここでどんどんdecresc.(だんだん弱く)してゆくところが、全員が息もぴったりでもう芸術レベルです。

そしてつよしさんが色気全開になって翻弄してくるのもいつものこと。

毎度毎度、わかっていながらまんまとやられるファン(笑)

そしてここでも、つよしさん、以前よりずっと膝がやわらかく曲がってて、すご~くがんばって鍛えたんだろうなぁというのが伺えました。

努力の人。見習いたい!!

そしてこの日もまた、最後は多分100回越え。

つよしさんってば「してやったり」な顔してるな!

無限ループに突入です。

Lynちゃんが若っ!!と思いました(笑)

楽しそうに、飛ぶ!飛ぶ!飛ぶ!

そして何よりつよしさんのビジュアルが眼福!!

そして、くにのうたやTu Funk、I gotta take you shamanipponが、無国籍料理のように、混ざり合って出て来るあたり、もう何が出て来ても狂喜乱舞。

みんなテンションがおかしくなってて。

何が出て来てもわぁ!キャーっ!!っとなる会場(笑)

わたしの前は、背の高いオトートと同じくらかな?とおぼしき男子で、クラップもするし、揺れるし、手を振り上げるし、本当に楽しそうだったのでした。

さすがにCCKの振り付けは知らないだろう?と思っていたら、普通にTank由来の振り付けをやっていたので、びっくり。

子どもの頃からの、筋金入りのファンだったのかも?

恐れ入りました。なんだかうれしい。

ここは、前回見た時よりも若干あっさりしていた印象で。

実は至るところで喉への配慮を怠らずちゃんとしてたかも?と思いました。

だからと言って物足りないとかちっとも思わせないところが絶妙で、プロだなぁと。

わたしはKinKiな現場もソロの現場も同じくらい好きだし大事なタイプのファンですが、ソロの現場だと単純によりフレキシブルに対応しやすいというのは確かにあると思ってて。

オリジナリティーあふれる素晴らしいものを届けつつ、事情に合わせた試行錯誤もしやすいから、ステージ活動への絶好のリハビリにもなっていて。

今全力で取り組むには、最高の現場なんじゃないかなと思いました。

(もちろんだからと言ってやりすぎは禁物だと思うにせよ…です。)

 

☆シンジルとウラギル

この曲は大好きなので、ものすご~い回数、CDでもリピートしているのですが、今回特別に沁みたような気がしました。

呼吸が若干浅い気はしたけど、多分それは喉の不調のせいで。

でも歌声にはほぼ影響なく。

その分、ものすごく歌に感情が入っていて。

ジンジンと胸がしびれるようになって、呆けたように聴いてました。

コーラス隊は、短く息を吐くようなアタックをかけた合いの手を入れていて。

こちらもまた色っぽいキャンディーボイス。

つよしさんの声とコーラス隊の声が溶け合い絡みあって、曲全体として、なんともいえない色気を醸してました。

セットリストのここに、あえてこの曲があることにもとても意味があると思うし。

特に今回は大阪の地震のことや、そこで思うように発信できないジレンマ。

不意に襲った喉の不調。

突き付けられる現実。

その中でできること、できないこと…

いろんなことが浮かんでは消え…

歌っている中身は、とても重くずっしりなテーマだけど、つよしさんがソフトな声を選んでいるので、そこまでドカンとは来なくてじわじわとくる感じ・・・しんしんと降り積もる雪のような感情を連れてきて。

なんて繊細で心を動かす歌声なんだと立ち尽くして聴いてました。

ホテルに帰って眠りに就くころに、不意にこの歌はどこか剛紫名義の時の「素敵な詩 孤独な詩」と対になっているような気がしました。

自分の中の相反するふたつの感情と闘う?…いやいや違うな。

どちらも抱きしめつつ前を向く??…多分こっちの方が近いかも?・・・な歌。

どんな気持ちにも寄り添えるのが最大の強みでもあり。

どの気持ちも簡単には捨てられないのが、ご本人にとっての弱点?いやいやいいところだけど泣き所でもあり…

いろんな感情を全部持って、先へと進んでいく、本当につよい人だなぁとあらためて。

 

アンコール

本編終了後鳴りやまない拍手からの…だんだんにまばらになってゆき、いつもならここから「ケリーっ!ちゃっちゃ!」みたいなのが始まるのですが…
それが始まる間もなく、とっとと出て来るつよしさん。

とにかくあれっ?瞬間芸?というくらい、早かったです。
そして、彼から遅れること1~2分で、これまたものすご~く早く出て来るベースの(つよしさん曰くところの)ふとっちゃん!!

彼もまた超マイペースそうで(笑)きっともっともっと重ねてきたらおもしろい存在になる感。


・喋るスピードがゆっくり。

いきなり出て来るなり、つよしさんが言ったのは、小さい頃からしゃべるスピードが遅くて、奈良から出てきたばかりの時は、事務所の方々にびっくりされたそうです。

「ぼくなぁ あんなぁ このまえなぁ」

こんな風に奈良でそうだった通りにしゃべると・・・

「で、要点は何?」「用件は何なの?」

と、しょっちゅう言われていたそうです。

ああ、容易に想像がつくなぁ。

仕事上、こういうペースの子どもや中高生にもたくさん出会って来てますが、意外とこんな風にゆっくりと言葉を選んで話す子は、思慮深くて、とても大事な一言を言ったりするんだからね!

(と、今ここで、わたしが言っても仕方ないけど、笑)

「瞬き」のCD音源の最初に入っている、つよしさんの子どもの頃の声を思い出しました。

普段は意識的にテンションを上げているそうです。これは本当の自分ではない・・・というような話。

「テレビの僕は第三者が作りあげた偶像」なんて言いつつも・・・

気がつけば、袖を引きちぎって(この日の衣装グッズTのことです、笑)マイクを持って、こんなところに立っているわけです!なんて言ってました(笑)

 

・「みなさん、ボクにはまってるわけですよね?」な話。

自分はステージに立つ側だから女優さんとかアイドルとか全然ハマったことがなくて。「皆さんは…自分で言うのもアレですけど、僕にはまってるわけですよね?」
確認するつよしさん。

「対象物」(って自分で言ってました、笑)にはまるみたいなことを経験したことがないと語るつよしさん。

今日も3000人の人がボクを見に集まってくれたわけでしょ?

今まで貼ったことがあるポスターは、マイケルジョーダンと一瞬だけ弥勒菩薩。それから西大寺愛染明王だけなんですって。
ん?ん?愛染明王って、もしかしてJR東海のかなぁ?(わたしもめっちゃ好きなヤツ!)
もらったんでしょうね~と言ってました。西大寺さんに貼ってあったヤツ。あれ、いただいたのかな?とそこまで瞬時に想像しちゃう奈良好きでありました(笑) 

 

・太っちゃんの最初の彼女の話
今回のライブでバンドメンバー、ベースに入ってくださっている「ふとっちゃん」の初の彼女は、なんとつよしさんの大ファンだったそうです。

そしてその彼女と初のデートで観た映画が、なんと金田一少年の上海魚人伝説だったそう。

その時は「ちゅー」することもなく、デートは終了したそうですが…
そんな人のバックで将来ベースを弾くことになろうとは!!と、話を聞いた時はたいそう驚いたそうです。

ふとっちゃんが青春真っ盛りの頃、つよしさんはもう絶賛お仕事中だったんだなぁと思うと、せつない気持ちも沸いてきますが…

それにしても・・・なんとも素敵な巡り合わせではありませんか!!

 

そんな話をしている時に、ステージ向かって左手から、あれれ?誰か来たぞ?

顔に袋を被り、お洒落なハットをかぶった方がふっつーに登場しました。

ベースの鈴木 渉くんです。

「怖いよ!!」とつよしさんに言われてました。

うれしい癖に!なつよしさん(笑)

でも確かにちと怖い~(笑)

 渉くんは、翌日、大阪でまったく別のライブサポートのお仕事があるそうなのに、この日、わざわざ名古屋のライブに訪れて、客席から見てらしたみたいでした。

MC序盤で話題になってた、クーラーのないタクシーで汗だくになって現れたらしい、つよしさんのお友達は渉くんの事でした。

そりゃ、つよしさんもお仲間たちも、どんなにかうれしかったことでしょう!!

そして、この日、PINKはなしでした。

 

☆FUNK SESSION

急遽、つよしさんが自分のベースを渉くんに渡して、彼も加わってセッションすることとなります。

渉くんが、つよしさんのベースを持ってみたものの・・・

ストラップを肩に掛けてみたら・・・位置がとんでもなく高っ!!」ってなって、驚愕してました(笑)

確かに、無理やり子ども用のベースを背負った?みたいに?・・・

大人が子ども用のジャケットを無理やり着た?・・・みたいなことになってる渉くん!!

このままじゃ、まったく身動きが取れなさそう(笑)

「え、なに?位置が高いって?ぼくは、かなり上やねんなぁ?」

いつもながらの、あののんびりとした口調で感想を述べるつよしさんのかわいいことたるや!!

最初、横から太くんが一緒に直そうとしてくれてましたが、全然ダメで。

その後スタッフさんまで出てきてくださって、みんなワタワタしているのもかわいかったです。

さて。

やっと渉くんのベースの位置も決まり・・・

今度は作戦会議がスタートです。

 

つよしさんがバンドメンバーを振り返り、問いかけます。

「あのリフでいく?」「ぐちゃぐちゃでいく?」

ステージ上で会議をするみなさん。

あの感じからすると、ある程度今回は「これにしよう」っていうモチーフみたいなものは毎回ざっくり決めて始まってるのかな?と思わされる感じでした。

(興味深いぞ!!)

そして、この日に関して言えば、渉くんは弾く予定じゃなかったから、打合せのリフはまったく知らないだろうし。

「じゃ、ぐちゃぐちゃでもいいんじゃないの?」「せっかくだしそういうのも見てもらおうよ!」と考えたのだとわたしは想像しました。

つよしさんは「どうする?」「どうする?」と、みなさまの顔を見渡して。

結局のところ、竹内くんが「ぐちゃぐちゃでいこっ!!」とリーダーシップをとりました。

OK!!という感じで、さあいくぞ!!と腕まくりでもしてそう!やる気満々、武者震いなみなさま方。

で、あちこちからさざ波のように、キーは?キーは?という声がして。

つよしさんが「E(コード)一発!!」と潔く・・・

セッションがスタートしました。

カッコイイ!!!痺れる~♪

こういう瞬間に立ち会えた幸せを思います。

 

なんの決まりごともない!!はこのバンドでは珍しいことではありません。

で、そういう時に限ってとんでもなく音楽がおもしろく転がるのがもう十分に経験上わかっているので、客席も期待に満ちてます。

まさしく「これだけの日を跨いで来たのだから!!」です。

つよしさんが、最初理解されなくても、汗をかいてずっと積み重ねて来たものの集大成です。

スタジオでもきっとこんな風に始まっていくんだろうなぁと想像がつきました。

そして。

まずは竹内せんせが、先陣を切って、超絶速弾きで、がんがん斬り込んでいくさまのかっこよかったこと!!

今回見ていて、やっぱり竹内くんがこのバンドの大きな精神的支柱の一つなんだろうなぁと再確認しました。

さらに、目を見張ったのが、渉くんが太さんのリミッターを外したように見えたこと。

渉さんは、出てきたばかりなのに、ものすご~く自由に気持ちよく、ナンデモアリ~な感じに弾きながら、音で太さんを誘い、引っ張り込み・・・

この現場では、もっと自由にやっていいんだよ!!っていうのを自分のプレイで示した気がして。

太さんとのダブルベースは、ガンガン高まりぶちあがって行き・・・

ダブルベースに高揚していると・・・

今度はつよしさんがギター、渉くんがベースで、同じリフを交えながら、お互いの瞳を覗き込むようにしながら、すごく楽しそうに弾いていたり。

ダッチさんとスティーヴさんのリズム隊のバトルでは、超熱狂。

十分に興奮しているところへ、Gakushiさんが今度はそのリズムにうまく乗っかって、慣らし始めると、もう興奮のるつぼです。

コーラス隊は、恵子さんがどこか遠いところへ行っちゃうようなスゴイ声で盛り上げるし。

名越さんは、一見スマートな涼し気な顔のまま、キラーフレーズを奏で。

なんだかものすごいものを見せられてるという!!という魅惑の時間が過ぎて行きました。

ステージの皆様方も十分に興奮している感じなのに、実は冷静に、ご自分の番じゃない時は、ちゃんと客席からソリストのプレイが見えるように、しゃがんだり、よけたりもしてくださってて。

その辺プロです。さすがです。みなさん、とても配慮が行き届いてましたよ。

かと思うと、よけてたLynちゃんと恵子さんが、自宅のリビングにでもいるように、足を投げ出して座ってGakushiさんのプレイを口をあけて見物?してて、思わず笑っちゃったり(笑)

ふと気がついたら、わたしの側(コーラス側)に渉くんと恵子さんが並んで、まったく同じようにリズムに揺れ、軽く踊ってて。

なんてかわいい!!と見惚れました(笑)
ふたりとも他の方のソロをも、存分に楽しんでいるのが伝わって、自然と客席も笑顔になります。

ああ、しあわせな光景だな。そしてとんでもなくいい音だな!!

「今~しあわせに触ったみたい~♪」ふたたび。

この日、PINKは歌われなかったけど、つよしさんの喉のこともあったし、残念だった感じはまったくなく。

逆にお得だった!こんなに素敵なセッションが見れた!と思わせるのがさすがだと思ったし、彼が努力して重ねてきた年月の成果みたいなものがこの日、集大成的に見れたような気がしました。

至福でした。

 

そしてラストのトーク

・「つよしくんのファンは!」な話。

イベンターさんとか周りの人にも、ジャニーさんにも「YOUのファンは良い人たちばかりだね!」と言われるそうです。

「そんな風に言ってもらえるボクにしてくださって、ありがとうございます。」と真摯に語ってました。

 
・どうしてもっとチケットが行き渡らないかという話

「なんで全然行けない人が出るんだろう?」という話を、つよしさんが、誰も傷つけない言い方で語ってました。

ラジオなどでも「一度も見たことがない!」というメールがよく来るそうです。

つよしさんはちゃんとそういう声を知っていて、なんとかしようと心を砕いてくれているようでした。

「長い事ライブやってるのに、一回も行ったことがないって人がいるということは、ただ運が悪いというだけじゃなくて。やっぱりシステムの問題では…?」

と思うそうです。

「もしかして、スタッフが仕事サボってたりして?」
と笑いを誘ったりもしつつ・・・
「みんな一生懸命考えてます。僕が地方で何回やれば皆来れるんかな?って」

「今ならコンピューターで割り振り出来そうなのにね。みんな一回はライブ来れるようなシステムになればいいのになー。って。

 その想いはとても真摯で。

わたしは追加公演で、本公演が当たらなかった方々が、続々と当選されたことを思い出しました。

きっと水面下でも、みんながライブに行けるように、いろいろと策を講じてくださっているに違いないと思いました。

 

比較的ファン歴が浅い方々にとっては、ライブにしても情報にしても、さらにハードルが高いかも?だけど。

つよしファンは、昔から情報が待っているだけでは来ない状況が長くあって。

助け合いにたけた方々、分け合ってこそ!な方々が多いように感じています。

新しく仲間入りしてくださるファンをもろ手をあげてウエルカムな気質もあるので、(わたしも含め)居合わせた先輩ファンに、どうぞ遠慮なく声を掛けたり、聞いたりしていただけたらと思います。

実際、この日、急病の友に代わりに行ってくださる方を深夜になって募ったのですが、一瞬にしてものすごくたくさんの方が協力してくださって、すぐに代わりに行ってくださる方が見つかったということもあったし。

「全滅なんです!」とか「チケットがなくて」という会話が頭の隅っこに残っていれば、「探してませんでしたっけ?」と救いの手を飛ばしたり、飛ばしてもらったり。

急遽誰かが行けなくなったという話を聞いて、あそこに探している人がいたよ~なんてお互い気にして、融通し合うことも多々あります。

 

さて。

最後のご挨拶は、舞台袖に引っ込む間際、結構濃厚なリップ音でサービス!!(笑)

いい加減上がりきった会場は、また一気に沸騰しました(笑)

この日のつよしさんは、喉の調子は気にしてたけど、終始にこやかで、おおらかに楽しんでいらっしゃるように見えました。
折しもこの日、6月28日は、「ストロベリームーン」と呼ばれる満月の日でした。
ストロベリームーンというネーミングはネイティヴアメリカン発祥だそうで、夏至に一番近い満月の日のことで、月がいつもより赤く見えるんですって。

会場を出たら、本当に月が美しくて、目を見張りました。

同じ月をきっとつよしさんや演者のみなさまもご覧になったかしら?

わたしは物理的に彼や彼らのそばへ行きたい欲はほぼ皆無ですが、同じものを見たり、同じことを感じたりしていたかもしれない?と思うことが一番の幸せなので。

この日の月のことは、きっとずっと忘れないだろうと思います。

バタバタして月の画像は撮りそこないましたが、一枚だけ夜の画像を撮りました。

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東京から一緒に行った友人。

名古屋で合流した若い友。

ヨーロッパから一時帰国中に、念願叶って参戦した仲良しさん。

大阪から、京都から、兵庫から集まった仲良しさんたち。

開演前にもしや?と連絡をくださって、名古屋でお逢いできた、お久しぶりの方。はじめましての方々。

みなさま、本当に楽しかったです。ありがとうございました。

このタワーの画像と月を思い出すたび、楽しかった思い出が蘇るのだと思われます。

 ステージも華麗にメンバーチェンジしていきますが、それは彼らを見に集まる面々も同じこと。

どの日も一期一会だと思うのです。

翌日はライブを見ることなく、名古屋の友人たちとオフ会を楽しんで、夕方には名古屋を発ったのですが、とてもとても満足でした。

みなさまへの感謝をこめて♡