ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE @東京Zepp DiverCity 21日 その3

わたし的21日のMCのまとめを書きますが、これは当日メモも取らずに見たものを、翌朝に思い出しながら書きなぐったものからの書き起こしです。

要はレインの鳥頭でも覚えていた、ものすご~く印象に残ったところだけ。

彼が言った通りニュアンスごと再現するのはとてもむずかしいしで、いつも以上にテキトーです。

思い違い、記憶違いを見つけた方は、ぜひぜひ教えていただけたらと思います。

この日のMCでは渉くんと話していることが多かったです。

渉くんの立ち位置が、ステージ向かってつよしさんの左側。

2人はずっと近い距離にいて、曲の間もよく相手の動きを追ったり、目を合わせてもいて。

2人ともすごくかっこよくてかわいくて、とてもとても目を引くので、気がつけば、2人一緒に目で追っていることが多かったです(笑)

音楽では超カッコイイ二人なのに、一旦歌が終わると揃ってテンポがガクン!と落ちて、ものすご~くかわいくなっちゃうのもまたおもしろいポイントでした。

AllegroからAndanteへ。

Agitato(興奮した)からAdagio(ゆるやかに)へ。

appassionato(熱情的な)からcapriccioso(気まぐれな)へ。

実は今回のツアーにおいて、MCだけじゃなくて、楽曲を歌ったり演奏したりしている時も、渉くんは実は「要」な方なんだろうなと思える場面が多かったです。

(翌日のところで詳しく書きます!)

一方で、歌と歌の合間のトークはわりとまったりしていて、とても和やかでした。

ふと、E☆Eのtank初期の頃の、ものすごく切実だったMCを思い出してぎゅーっとなりました。

当時のつよしさんは世間が思うイメージと、実像との間でもがき苦しんでいて。

最初の頃は、客席をも決して完全には信頼しておらず、むしろ怖がっているようにさえ見えました。

心から応援している人を、一方で自分たちファンこそが、もしかしたらおびえさせているのかもしれないと思うと、なんだかとても申し訳ない気持ちになったり。

それでも惹きつけてやまない彼から目を逸らすことができなくて。

新しく始まった今までとは違うタイプの音楽と、彼の心の中と。

どちらも少しでもわかりたくて、少しでも近づきたくて・・・ファンもかなり切実で、いろんな意味で双方必死だった日々のことが思い出されました。

当初、ステージからひたすらに吐露された感情は、ドロドロもしていたし、マグマのように沸々とエネルギーの行き場を求めて沸いてもいて。

次第にそれらの思いはだんだんに増えてゆく仲間と共に奏でる音楽へと昇華され、公演を重ねるうちに、少しずつ客席との関係性も変わって行くのですけれども。

最初のtankの頃を思うと…

こんなにまったりと、穏やかな顔でここに立っているなんて!!!

そしてありがたいことにそれを目撃させてもらえるなんて。

本当にこんな日が訪れたんだなぁ。

つよしさん本当によかったね~としみじみ思う場面が多々ありました。

MCはつよしさんがわりと自由なことを言い。

渉くんが「おいおい!」と突っ込んで見たり、あえて乗っかってふたりで脱線していったり。

そこに竹内くんが入ってさらに話がふくらんだり。

そんなシーンが多かったかも。

順番もさして覚えてないので、ここからは箇条書きにします。

 

・東京初日、当日になってもつよしさん「今日の会場はもうひとつのZeppの方」だと思っていたそうです。

車を降りて始めて、「あっ!こっちなのね」と思ったとのこと。げらげら。

 

 ・「ベースのアンプの前の人、ベースの音がドーンドーンって振動でくるでしょ?」

 「子宮に響くってよく言うよね!」なんてことを急に言い出したのでびっくり!!

(ひゃーっ!そんなことを言うようになったの?オトナなつよしさん!!笑)

その話から「ベーシストはモテる話」からの「渉、モテるでしょ、イケメンだし♡」と渉くんに問いかけるつよしさん。
「つよしくんに『君はモテる』って言われてもね~」と当惑顔の渉くん。

(客席はみんな、どっちももてるに決まってる!と思ってましたけどね、笑)

そういわれてもなお、真顔で「渉もてる説」を曲げないつよしさんでありました。

 

 ・途中で会場に「寒い?」と問いかけるつよしさん。

「寒い~っ!!」と前方の方々は口々に言ってらっしゃいましたが、後ろの方は暑いみたいで「ええーっ!?暑い!!」という声もして。

「一階はぎゅーぎゅーなので冷やしてる」みたいなことを言っていたつよしさん。
「俺はぜんぜん寒くない!!」と豪語してましたけど、ステージの上でも寒そうな人もいたような。

つよしさんが着ている衣装の上はタンクトップのみで。

背中の真ん中は紐ひとつみたいに細くなっていて!!たとえるならTバックのように背中が丸々開いているのに(たとえがヘン過ぎ、笑)とにかく彼はひたすらに暑がっていて。

きっと音楽への情熱がメラメラと燃えているのかもしれない!と、わたしはそんな風に思ってました(笑)
そしてつよしさんはこう言います。

「みんなもっと動きなさい!」

「音楽に合わせて揺れたらいいよ!」

「動かないと凍っちゃうからね。」

「カッチカチになってマグロと一緒に築地に行っちゃうよ。」

だったっけかな?(笑)(笑)(笑)

この会話の行き着く先がとてもおもしろかったの。

築地ってわはは。

こういう発想をするつよしさん、好きだなぁと思いました。

 

・渉くんがプリンスのシャウトの真似を連発して。 

「彼のプリンスは志村けんみたいなんだよね~」とダメ出しするつよしさん。

これ、二人で何度もやったりやらせたりしてくふくふ笑ってました。

「ここで普通アレを入れるやろ!」「今入れたらよかったのに!」なんて渉くんのシャウトを入れるタイミングにダメ出しをするつよしさん。

「あぅっ!!」

「ええ~っ!?そこ~」

なんて笑い合い、な~んて平和な光景と思いましたのことよ。

でね、でね、余談ですけど…

実際どんなんだろう?とプリンスに全然明るくないわたしは「プリンス シャウト」で検索していて、うっかりいろいろ動画を見ていたら、あら不思議!!学生時代にはなぜかまったく響かなかったプリンスの音楽がめちゃくちゃいいと思えるではありませんか!!

確か彼が亡くなった時にも、プリンスファンだった友人にいろいろとご指南いただいて、動画をちょろっと見たのですが、その時もまだ完全にはピンと来てなくて。

突然「ああ!これ好きかも!!」と雷に打たれたようになりました。

音楽ってこういうところがおもしろいです。

ある日突然、きのうまでわからなかったものがわかり始める。楽しめるようになる!むしろ好きだと気づく。

そうこうしているうちに、大好きになってたりするから油断がなりません。そしておもしろいです。

どなたかプリンス初心者に、入門編のアルバムかなど、教えていただけたら。

ぜひぜひアルバムとか音源を手に入れたくなってます。

 おっと話が逸れちゃった!

 

・ファンキーレジ袋誕生!!

どういう話からだったか「自分はぜんっぜん接客業に向いてない。」とつよしさん。

竹内くんが「スーパーのレジでさ、うわぁ、この人のところに並んじゃったのかよ~」ってことあるよなという「あるある話」を始めます。
(主婦のわたしたちは、ここで大きくうなずきます!「このレジ、失敗だったな!」はあるよ!あるある!笑)

昨今では、お客の方も変な人が多いから。

このレジ担当(つよしさん)は、喧嘩を売ってくるヤツとかに、レジ袋を振り回して攻撃しますよ!!と豪語してました。

レジ袋を振り回すって!!弱すぎでは?くくく。

「せいぜい『しゃかっ!!』くらいの音しかしないけど。」

そして、このレジ袋を「いつか陶芸で作りたい!!」と言い出すつよしさん。

おじいちゃんになったら、陶芸とかをやって静かに暮らしていたいそうです。

袋を陶芸でって?とクエスチョンマークの客席。

ビニールを土で再現ってことでしょうかね!!

そして、なぜか…「70歳くらいになって両足にレジ袋を履いて、よろよろしながらステージに上がりたい。」なんて話を始めるつよしさん。

なんとなくオムツでステージに上がった某ミュージシャンとか、そんなイメージなのかしら?そういうのがファンキーじゃない?ってことだったりするのかしら?と想像してました。

「いい年して何やってんの?」という感じが、あほおもしろそう!!(笑)(笑)(笑)

そして、見かけはすご~く変なのに、演奏は超かっこよかったりするんでしょ?

その音の合間にも、レジ袋を履いてるから、シャカシャカがうるさいんだろうね~なんて言い合って笑ってるステージのみなさん!

プリンスの「あぅ!!」ってヤツも入れるそうですよ~。

でね、でね、そんなことをふざけながら話つつも、構想は頭の中で着々と出来上がっているのか、もう何か歌い出してて。

ミュージシャンの皆さまもちょっと楽器をポロンと鳴らしてみたりして。

 ああ、きっとこういうちょっとしたおふざけとか妄想でキャッキャしているうちに、気がつけば曲ができてたりするんだろうなぁというのが、容易に想像できたのでありました。

このくだり、とてもとても面白かったです。

ちゃんとカタチにしたいって言ってましたけど、

ファンキーレジ袋 この発想が生まれる瞬間から、だんだんに肉付けされていく瞬間に立ち会えた幸せ。楽しかったです。 

 

・ 先の話に関連して。

ラストのセッションの時に、スティーヴさんの人形のところに突然スポットが当たりました。

ああ、きっと彼は不在だから、スポットだけ当てて「スティーヴさんがいればここからはソロだったはずなんですよ~」っていうのを客席に見せているんだなぁと思っていたら…

突然にリズムを叩く音がして!!

ドラムを見たら、ドラムは定位置のまま。

あれれ?と一生懸命つま先立ちしてのぞいたら・・・

えらくガタイがいいぞ?緑の髪の毛?・・・ああっ!!!

そして、音と共に聴こえてくる岸和田弁!!

レジ袋をかぶって登場したDuttchさんではありませんか!!!

彼なりの『ファンキーレジ袋さん』になりきってご登場でした!!

多分ステージのみなさまも、つよしさんもDuttchさんが飛び入りしてくることを知らなくて。一瞬ぽっか~んな感じだったのがリアルだったのでありました。

そしてもちろんその後に大爆笑。

DuttchさんもここまでのステージのMCの流れを知っているからこそのレジ袋をかぶってのパフォーマンスで。

この日出演しているわけでもないのに、全部ちゃんと把握してるのも凄いし。

こうやって普通に、いきなり音楽でサプライズ乱入できるバンドなんてきっと早々ないに違いない!

気がつけばステージの上も下も、みんながみんな笑顔で。

笑ってるけど、鳴ってる音楽は息もぴったりで、とっても確かでかっこよくて。

ものすご~くしあわせな光景の目撃者となれてうれしかったです。

 

・つよしさんちの水槽の話

家にいる時は、曲を作ったりしている時以外、基本無音なのだそうです。

そして、黙って水の音や、時折ぽっちゃんと水がはねたりする音を聞いたりしているのが好き。耳にもいい気がする。

気がついたら2時間水槽の前で寝ていたことがあるそうで。

そのくらい、リラックスしていたんでしょうね!…だったかな。そんな話をしてました。

 

・竹内くんはラップのコーナーで『Mr.ーーーっ!?』『Whoooo!!!』という掛け合いをやろうと思っていたのに、大阪でも忘れてしまい。
今回こそ絶対にやろうと思ってわざわざ練習してきたのに、今回もまた忘れてしまったそう!

大阪の二日間の後、小さく打ち上げをしたそうですが。

その席で開始50分で早々に泥酔して、会場の椅子を並べて寝てしまった竹内くんだったそうで。
寝てても誰かが「Mr.ーーーっ!?」っと言うと、目をつぶったままで、手を振り上げて『Whoooo!!!』って言うんですって。

そのエピソードをものすご~く楽しそうに話していたつよしさん。 

 つよしさんが竹内くんのことを「かわいい人ですよ~」とあちこちの雑誌で語る意味が、始めて実感的にわかったように思ったシーンでした。

 

・シンジルとウラギル1

この曲は、誰かを信じて裏切られたり。それでもまだ信じようとしてまた裏切られたり。そんな悩みを持って苦しんでいる若い子の相談に乗ったエピソードを思い出して、できた曲とのことでした。

つよしさん自身も、若い頃は作られたイメージの「ドウモトツヨシ」に悩み苦しむ一方で、信じようとしたり裏切られたりする経験をたくさんしていて。当時は本当に辛かったと語ってました。

そんな彼だからこそ、親身になって若い子の話を聞いてあげられたのだと思うし、彼にしか言えない言葉もたくさんあったのだろうと思いました。

若い子(後輩かな?)の相談事の内容は、うちの生徒たちから聞いた生きづらい子たちの悩み事ともどこか似ていて。

わたしはこの話を聞きながら、強烈に生徒のことを思い出し、彼女たちに何もしてあげられない無力な自分を思い出し。

だからこの曲を聴くたび、わけもなく苦しくてたまらなくなるのだと・・・不意に霧が晴れたように、わかってしまいました。

好きでたまらないけど、聴いていて苦しくなる。

そんな曲が彼の曲には意外とたくさんあります。

 

 ・シンジルとウラギル2

同じ話なのですが、あえて分けて書きます。

つよしさん自身も、若い頃は作られたイメージの中の「ドウモトツヨシ」に悩み苦しんで本当に辛かったという話の流れで・・・

なんの照れもなく「そんな僕にみんな(ファンのことと思われ!)恋した!!」と真顔で客席に向かって言うつよしさん。

ああ、そういえばこの人「トップアイドル」という場所も持ってる人だった!!と、ここではじめて思い出した自分にびっくりです。

今回はまったくごっちゃにならないです。

なんだか目の前のCHERIと普段のドウモトツヨシが同じ人とは思えなくて、言われても尚ピンと来なくて、そんな自分が面白かったです(笑)

好きな人が二人いるようなお得感。どっちか一人にしなさい!と言われたら心底困るに違いないです(笑)

もちろん言われる心配があるとも思えないですけど(笑)(笑)(笑)

・くーさん誕生の話

今回、サンカクの上のところが虹色の羽根からクリスタルに変わったそう。

サンカクができたとき、いっぱい形を書いて、どれがかわいいか精査して、それをイラストレーターに落とし込んで作ったのだそうです。
できた瞬間「なんてかわいいものを生み出したんだ!」と思ったそう。

「ウォルトディズニーがミッキーマウスを生み出した時の心境だった!!」

と勢い込んで語ってから…

「ウォルトディズニーがどんな気持ちだったか知らんけど」と、ちょっとトーンダウンしたつよしさんが愛おしかったです(笑)

ついにそこまで!!

一旦E☆Eから離れていた時も、常につよしさんの家にはサンカクのぬいぐるみが置いてあって。

いつかまた彼と、一緒にステージに立てたらいいなあと思っていたのだそうです。彼と言っても布なんですけどね~とつよしさん。わかっとるわい!!(笑)


・蕁麻疹は、18の時から出ていて。

出たり入ったりするものだから、今は薬とか塗ってないそうです。
「掻いてあげよっか?」と客席から声がして。

「自分で掻くからいいです。」とつよしさん。

「あんまり気にしたり、話題にしたりすると出ちゃうから、気にし過ぎないようにするのが一番」…と冷静に言いつつも。

一方で「神マシーン(蕁麻疹)」の曲を作ってしまい、その話を延々語る矛盾(笑)

どうやらカッコイイ曲が着々と出来上がりつつあるらしいですよん。

愛おしい人であることよ!

蕁麻疹のことをさらに語るつよしさん。

すぐにみみず腫れができる…みみず3匹、出てきたかと思うといつの間にか消える。
すぐ出てすぐ消える…「おならのようなものですよ。」だって(笑)

 

・自分のバンドのメンバーのみなさんたちは、本当にスゴイ!!と絶賛し。

その凄さを張りきって「なんでも自動でやってくれるお掃除ロボット」と例えて、一瞬うまいことを言った?というようにも思われたけど…(笑)

「そのたとえはちょっと違う!!」と渉くんに言われ、我に返るご本人と客席。

そりゃそーだ!!ちと違う!だいぶ違う!(笑)(笑)


・追加公演の話
発表があります!(ここはとてもとても誇らしげに!!)

7月9.14.18.29.30日に追加公演ーがあります。

京都、仙台、神奈川、神戸です。

うわぁいろんなところでやるんだなぁ!!と思いながら聞いてました。

詳しいことはまだわからないようでしたが、まずは第一報をファンと一緒に分かち合いたかったのだなぁと思いました。

そしてそのお知らせがなされるということは、ライブが始まってからも耳の調子がきっといいのだろうと想像できて、何よりもそのことに安堵しました。

うわ~ん、本当によかったよ~(涙)

「はんなりはん」とか言う曲が生まれたりして。(京都をイメージしてるな!!)

アイディアがとにかくたくさん降ってきているらしく

(ツアーを続けていくうちに)全然違うライブになってるかもよ?と言ってましたが、それは、この日のライブを見ていただけでも容易に想像できると思いました。

何より充実してるんだなぁ。本当に本当によかったです。

ラストは…
「スタンディングだったし、みんなも長い間お疲れさまでした。ありがとう」と客席をねぎらいつつ言ってました。

捌けるときに「ありがとー!!」「ありがとー!!」「おやすみなさーい!」と客席のあちこちに言いながら歩いていって・・・

最後サプライズで「ちゅっ!」とサービスして…ステージを後にしてました。

とてもしあわせな一日でした。

次は翌日のライブのことを書きます。

場所が違ったことにより、見え方がぜんぜん違ったので、22日の方は曲ごとの感想も、もうちょっと詳しく書きたいです。

これ以上粘っても、思い出せるはずもないですし(涙)

あと2回で一連のエントリーは書き終わりたいです!!

と一応希望を述べておきます。