ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

HYBRID FUNK その1 とりとめもなく第一声

HYBRID FUNK(Original Edition)(通常盤)

HYBRID FUNK(Original Edition)(通常盤)

今朝のめざましテレビで、週間のアルバム首位発進を知りました。

あまり順位とか売り上げにこだわるファンではないですが、それでもやっぱり推してる曲たちが世の中にたくさん出て、たくさん聴かれるのはうれしいものだなぁと思います。

(張り付けたamazonさんに関しては、初回盤の2枚も貼ろうと思ったのですが、今見た限りでは、高騰してたり、中古だったりするものしかなかったので、とりあえず通常盤を張りました。お店にはまだあるところもあるみたいですよん。ご興味がある通りすがりの方がいらしたら、ぜひ。音楽ファンならば、聴いて損はないと断言できます!)

フラゲしたのがちょうど1週間前です。

到着した瞬間に、まっさきに見たのはクレジット。

最初の最初、どんなことを感じたのかを残しておこうと思ってつぶやいたのがこれです。

ちなみに、その時に一緒に興味深く読んだ記事も上げておきます。

 そのまんまGWに入ってしまい、猛烈に忙しくなってしまったので、すぐにCDたちは全部まとめてウォークマンのリストにしました。

初回A、初回B、通常。それぞれ、順番もきっと大事だと思ったので、ひとつのファイルが38曲。

再生はシャッフルにせずに通常モードに戻して、ほぼ一日中流しっぱなしで一週間。

その間、あえてまったくクレジットや歌詞カードは見ず。

さながら、音楽の「スピードラーニング」状態とでも言う?環境を作ってみた…というか、結果的にそうなったという感じなのですが、これが結果的にとてもおもしろい体験でした。

そもそもつよしさんのソロの音楽は、歌詞カードを見て「そう来たか!」というものが多いですが、あえて見ないで聴いたらどんな風に聴こえるだろうというのが興味津々で。

とにかくキッチンにいる時も洗濯を干している時も、バロンの散歩の時も、歌詞の答え合わせはなし、ただただず~っと聴いてました。

至福!!!

どこから聴いてもぼーっと聴いても、がっつり聴いても。

BGMにだって最適です。

多分歌が主張し過ぎず、楽器の音やリズムの中に溶け込んでいるからなんじゃないかと思うのですが。

洗練された音たちは、エッヂが効いていてもどこかなめらか。良質なはちみつみたいなイメージもあって。

音楽や歌声が、スピーカーからとろとろと流れ出し、琥珀色が器を満たしていくのをひたすらに眺めているみたいな聴き方をしている時もあれば。

集中して隅々の音まで聴き逃さないぞ!モード、言うなれば音のローラー大作戦!!の時もあったりして(笑)

ほんと、このアルバムがやってきたことがただただうれしくて、ただただ浸ってました。

というか、まだまだ浸ってます。現在進行形です。

GW終盤には、実家に行く日があって、電車だけで往復3時間はあるので、やっと細かく歌詞カードでもみながら聴くぞ~!!と思っていたら、まさかの寝落ち。

GWは家庭内の人口密度も高く、やることがいくらでもある上に、仕事もいつも通りだったので、思いのほか疲れていたらしく、往復ずっとウォークマンで流していたものの、行きも帰りも電車で座るやいなや寝てしまい、降りる駅の数駅前で慌てて目を覚ますという体たらく。

スピードラーニング」から「睡眠学習」??へ(笑)(笑)(笑)

FUNKネイティヴへの道は果てしなく遠い!???

いえいえ。おかげさまで、どんなに忙しく、さまざまに面倒な日も、ファンキーの魔法で笑顔で過ごしていられます。

本当にしあわせなことだなぁ。

そして、やっと昨日あたりから歌詞カードを取り出して机の隅っこに常に出してあります。気がついたときに、ちらちら眺められるように。気になった時にすぐに歌詞や演奏者を確かめられるように。

散々聴き込んだ後から、ゆっくり歌詞カードやクレジットと向き合って聞いたら、思うところが変わるかな?というおもしろい実験になりました。

どうなったかというと、想像通り、また趣が違って聴こえる曲多数。

一枚で二度おいしいパターンです。

そういえば、直近に聴いていたものが、クラシックばかりだったので、いきなりFUNKに変わるのはものすご~いギャップかも!?と思ったのですが、聴いてみて、そこまでギャップはないぞ?むしろ近いかも?というおもしろい感想も持ちました。

めちゃくちゃ卑近な例えをすると・・・

たとえばベートーベンの運命の「じゃじゃじゃじゃーん♪」は、そこに至るまでに何度もモチーフとして登場して、さまざまな楽器がモチーフそのものや、その支流となるようなフレーズを陰にもひなたにも、いろんなスタイルでちょこちょこ鳴らし。

いずれその支流がどんどん合流していって、大河となり、壮大なtutti(みんなで演奏するところ)へと雪崩れ込んでいく感じ。

これ、FUNKも一緒だな!!と思ったの。

特に今回みたいにアドリブの入る余地がある一発録りが多いものは尚のこと。

(フリージャズとかにも近いのかもしれないけど)

この感覚は「MusicClimber」を聴いて思いついたのですけど。

わたしはさまざまな楽器や声がユニゾン(音楽ではtutti)で鳴らしてみたり。

一旦ばらけて、それぞれが一見思い思いに鳴らした後で、また次第に心を合わせ高みを目指し集まってきて、太い一本の濁流になって重厚に流れ出すような音楽がとても好き。

音楽に便宜上のジャンル分けはあっても、きっと根源はどれも一緒なのだなぁとおぼげながら思っていて。

いいものはジャンルを問わずいいに決まっていて。

著名な評論家の言葉であれ、匿名のサイトであれ、惑わされる方ではないと自負してますが。

まだまだ、その辺り、人を説得するには断然ボキャブラリーが足りなくて。

いつかどんなジャンルであれ、音楽について、しっかりと説得力を持って語れるようになりたいです。

おっと話が逸れちゃった。

いずれにしても、このアルバムは初っ端の「END RE CHERI」で懐かしさと新しさという相反する要素にワクワクドキドキが止まらなくなっているうちに、魅惑の「HYBRID FUNK」が始まり、「MusicClimber」あたりから、ほんっと怒涛。

気がつけば1周してしまう感じで、飽きることがありません。

「END RE CHERI」をはじめとして、あちこちでスペーシーな音もするけれど、これは今回に限ったことではなくて、つよしさんの音楽には「宇宙」は必ず出てくる要素な気もするし。

Neo Africa Rainbow Ax」の時のような、エンドリケリーのふるさと、プリミティヴで土の匂いのする、アフリカっぽさもあるような。

一番最初に口ずさむようになったフレーズは、意外にも「さんかくさんかくさんかくふぁ~んく♪」の「SANKAFUNK」でありました。

「とらいあーんごー♪」も「えすえーえぬけ~♪」なフレーズも、ただただ三角って言ってるだけなのに、なんであんなにカッコイイのでしょ♡

そのうち、いつもよりも休みが多くて、ちらちら家にいるアネやオトートが寄ってきて、一緒に口ずさむ「これ、CHERIじゃん!」「Lynちゃんの声がする!」と様々に反応して行ったりして。

うちの子らは、中学生、高校生という多感な時期にE☆E、初っ端のtankを経験しているので、彼らにとってもケリーはとっても身近で、彼らもまた、気づけば一緒に口ずさんでるのがこの曲が多いです。

さらに「Ancient fish」の「えんどーりーけーり!!♪」のキメフレーズが、ふと何かの拍子に出てきて、今現在、あちこちで口ずさんでます。

この曲は、途中で初期「ENDRICHERI☆ENDRICHERI」の初っ端のフレーズがコーラスのカッコイイ声にかぶってふわっふわっと電子音で出て来るあたりもとても好き。

ライブで絶対「CHERI~♡」って言わされて、飛ばされそうな曲、ナンバーワンだな!ああ、本当にライブが楽しみです。

まだまだどんどん変わっていくと思いますが、レイン的、一番最初に食いついた曲たちは、この「Ancient fish」と「Tonight」と「背に生えたクリスタル」そして「MusicClimber」「HYBRID FUNK」なのでありました。

で、あらためて昨日クレジットを見たら、びっくりな共通点があって。

偶然ですけど、全部ベースが鈴木渉さんではありませんか!!

かねがね彼の出す音が大好きと思ってましたけど、証明されたなぁという感じ!

もちろん、聴き込むうちに、まだまだ変わっていくと思うけど。

実を言えば、すでにしてどれもイイ!!と選ぶことを拒否しているわたしもいて。

天才堂本剛、本領発揮でしょ!と超真面目に思ってもいて。

好きな人が渾身の想いを注いで作った、そんなアルバムに出会えて本当にうれしくてしあわせなのだけど。

一方で、後で読み返した時に初めの頃、こんな風に思ってたのか?というのがおもしろいかな?とも思ったので、あえて今の段階でのお気に入りをひねり出してみましたよ(笑)

この中で、多分最も異色なのは、「Tonight」だと思うけれど。

この曲だけは音楽全体というよりも、つよしさんの歌声にただただ惹かれてしまいます。

そんなに力を入れて歌っている風でもないのに、圧倒的に歌の力が強い曲だと思います。

ちょっと儚くて、でもどこか太古の昔からの、連綿と続く人間の営みの強さみたいな感情も湧いてきて。とんでもなく惹きつけられてしまいます。

(で、ありながら、なぜか「すみれSeptenber Love」も浮かんできます!土屋昌巳さん、tankで弾かれましたよね~)

そしてそして。

ひたすらCDを聴くのと並行して、これだけはと座ってじっくり見たのが初回特典の2曲のDVDです。

フラゲした日にまず見たのが「HYBRID FUNK」でしたが、すご~く楽しんで見て、最後の最後、「おまけ」というのが始まった時、NG集とかかな?もしくはおちゃらけたものを作ったのかな?と思いきや、ここに本気のダンスバージョンが入っていて。

これに囚われたが最後、どうにも逃げることができませんでした。

 さらに翌日「HYBRID ALIEN」の方も見て見たら、これはこれでまた全然違っておもしろい!!そしてやっぱり曲がイイ!!

 ダンスとセットで見ると、さらに曲のおもしろさがどんどん際立って感じられるようになってきて。

これって、多分つよしさんのダンスと音の親和性というか。

リズムの申し子の本領発揮というか。

大きな特徴なんじゃないかと思ってます。

ダンスを見ながら音楽を聴いていると、彼が聴かせたいと思っているリズムや、その瞬間、注目して欲しいと思っているであろう楽器が自ずと浮かび上がってくるのです。

「視覚的に音楽を感じる」「視覚がさらに音楽を深く知るための手掛かりになる」

とってもおもしろいなぁと思うのです。

その最たるものが、おとといの深夜の「Love Music」。

「YOUR MOTHIER SHIP」の世界観が視覚的に訴えるものも含め、心に急速に雪崩こんできて、もはや逃げられないほど惹きつけられた曲がまた1曲増えました。

その辺の興奮も、その瞬間を切り取った真夜中のラブレター状態のツイートで吐き出したので、これも記念に乗せとこ(汗)

 12時が越えられないわたしが、この日、こんな時間まで起きていられたのは、オンタイムでは見ることができないのに、付き合ってくれた友人たちが、わたしに話しかけ、起こしてくれていたからで(笑)

それがどんなにありがたいことで、そんな友人の存在に常日頃からいかに助けられているか、徹底的に思いだした出来事で。

友人たちには本当に感謝しかないです。心からのありがとうを!♡

そして、何よりつよしさんがとんでもなく素敵で。

彼やバンドのみなさんが奏でる音楽が本当に素晴らしくて。

フルの尺で、あんなに素敵なステージを作ってくださった方々も堂本兄弟のスタッフさんたちとかで、とてもとても愛情を感じたし。

いろんな意味で、ただただ見ていただけなのに、とんでもなくしあわせな気持ちになった夜でありました。

なんだかほんととりとめがないなぁ。

でも、今の気持ちとして残しておきます。

そして。

まだまだ書きたいことがありすぎて。

メモっておこうと思います。

全部書けるかどうかはわからないけど、一応書きたいこと。

・「FUNKは金にならない!?」から始まった考察。

なぜ日本でFUNKがメジャーにならないと言われるのか。

そしてその壁と、壁に風穴を開けようとしている「ジャニーズ」で「アイドル」の顔も持つつよしさん。

佐々木氏、達郎さんなどのお話も絡めつつ。

・決めつけって無意味じゃない?な考察。

ブランドって、自分がどう判断すればいいかよくわからない時に、とりあえずそれを選んでおけば安心。判断を委ねるっていう側面があるんじゃないかな?という話。

クラシックでもあるあるなジレンマと絡めて。

・さまざまな角度から見た「ハイブリット」考…

ソロもKinKi Kidsも、あえて壁を取っ払って書いてみたい・・・です。

・思い出された「なんでもあり☆なんでもあり」

そうだった!バンドメンバーは本当にたくさんいるのだった!

誰が入っても、どう出入りしても成立するし、むしろ流動的であることがCHERIの世界のすばらしさでもあった!と思い出した話。

新しく加わった方々の音についても聴き込んでからじっくりと書きたいです。

 など。