一昨日出張レッスンに行ったら、生徒の年中さんの妹が超ハイテンションで迎えてくれて、「いらっしゃいませ~!!」とか言うので、思わずほっぺをつんつんしたら、キャッキャッ!と笑い。さらにハイテンションになってひと騒ぎ。
なんだか知らないけど「りらっくま~っ!!」と怒鳴りながら上機嫌で走り回ってる。おねえちゃんの生徒が「これからピアノなんだからなんとかしてよ!」「うるさ~い!!」と怒鳴り返す(笑)しゅらしゅらばばば~っ!!!
おかあさまが懇願するように「お願いだから、少しは静かにしてくれないかなぁ~」とおっしゃっていて。気持ちはわかるけど、どうにもならないときもあるのよね~なんて思いつつ。
兄妹がいる子たちは、基本普段から小さい子の大声やぐずる声には慣れてるので、生徒の方は一旦集中しちゃえば全然大丈夫、いつも通り。
レッスンはピアノのあるロフトなので、リビングを抜けて生徒と二人、ロフトに上がり、小一時間。
レッスンを終えてリビング前を通りすがったら、何やら先ほどと全然違うムードでシーンとしてて。
おかあさんが「せんせ、ちょっとこっち見て見て~!」と指さした先。さっきのハイテンションなちびっこちゃんが、小さな長四角のソファーとソファーの間に挟まるように入り込んでぐっすりと眠りこけてました。
「びっくりするでしょ?」「あれだけ騒いでて、突然コトっと寝ちゃうんだから、小さいコっておもしろいですよね~」なんて。
ほんとにほんとに。
二年生の生徒も、この日のレッスン中、とてもおもしろ不思議なことを言ってました。
わたしがある曲の、シャープの多い和音のところがとっても上手に弾けたね~と言いながら丸をつけたら「あれ?この景色、きのうの夢でもう見てた!確かにこれだったし、先生夢の中でもおんなじことを言ってた気がする!」と真顔で言うではありませんか!!
「先生のつけた花丸まで夢とまったく一緒!なんで!?」というのでさらにびっくり。
で、わたしは小声で「あらまっ!予知夢?」と言ったのです。
そうしたら、生徒が大きな声で「えーっ!?先生。ゆーちゅーぶで見たんじゃないよ~!!」と心外そうに言うではありませんか!!
「予知夢」を「youtube」と聞き間違える2年生女子。
現代っ子だなぁ。時代を感じました(笑)
生徒は「同じ景色をすでに動画で見た」と言ったのだとわたしが勘違いした?と思ったようですが、それこそそんなの怖いから!(笑)
たまたま洗濯物を持って通りすがったおかあさんとわたしは、かわいい聞き間違いに大爆笑!
でも、生徒はなんで笑われたのかちっともわからず、気を悪くしてぷんすかしてました(ごめんよ~だってかわいかったんだもの!笑)
それにしても不思議なことがあるんだなぁ。
さて。
ひとつ前の日記でも、常に音楽を聴いている話をしましたが、今日はよく聴いているクラシックの話を。
今、わたしがものすご~くよく聴いているクラシックのCDが二枚あって。
一つはこれです。
- アーティスト: クレマンシック・コンソートクレマンシック(ルネ),ドゥービー(エリザベス),ミルデンホール(パメラ),プレウィット(ステファニー),カリー(ジェームス),クレマンシック(ルネ),クレマンシック・コンソート,クロサキ(ヒロ),ビショフ(アンドレア),リンズベーガー(ハーバート),クケルコ(ドロシーア)
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: CD
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これは、たまたま今年の一月、自分の誕生日の日に、ひとりタワレコに行って買いました。
何をしていた日かと言うと、こんなこと…
誕生日に「一人オタク活動」。
堂本さんたちのなんと麗しいこと!!とため息をつきつつ、30分くらいあっちからこっちから眺めてから…
その後、タワレコにふら~っと行って。ついでに買い物。
その頃、ルナのことをよく思い出していて「レクイエム(鎮魂歌)」が猛烈に聴きたくなって。
探していたのは、大好きなフォーレかモーツァルトのレクイエムの名盤だったのですが、タワレコさんのPOPがこのCDを猛烈に推していて。その熱い想いにほだされて、試聴してみたら、とんでもなく気に入ったので、即買いでした。
確かお値段は定価よりもさらに少しお安くなっていて、900円ちょっと!!
900円ですよ!900円!
総じてどれも素朴で、決して暗すぎないし、とても美しい音楽の数々です。
(堂本さんたちにもオススメしたいくらいです!)
これ、今年の自分への唯一の誕生日プレゼントですが、今でもいい買い物をしたとひとり悦に入ってます(笑)
それからどれだけ聴いたかを考えると、もう元はとっくにとれてる気がします(いやらしい、笑)
グレゴリオ聖歌っぽいのとか、バイオリンのソナタとか、オルガンのためのシャコンヌとか、そういうのが入っている中に、トロンボーンの曲が入っていて、これがまたとても素敵です。
何か作業をしている時にも邪魔にならないし、静かでとても気持ちの穏やかになる音楽で、なかなかにおすすめです。
そしてもう一つがこれ。
- アーティスト: アーヨ(フェリックス),ビバルディ,イ・ムジチ合奏団
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1991/06/25
- メディア: CD
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これは、父からもらい受けたCDで、録音は1991年ですって。
元々イ・ムジチ合奏団は大好きで、学生時代とかによく聴きに行ったものでした。
そして「四季」は最近フィギュアスケートの宇野くんがショートプログラムで使っていて、彼の滑りのすばらしさも手伝って、やっぱり「四季」の曲そのものも大好きだと再確認しました。
宇野くんが使った部分だけじゃなくて「冬」ならば、あの穏やかな、暖炉の前に座っているかのような気分を味わえる「Largo」も聴きたいし。
春も夏も秋も、アップテンポの魅惑のテクニックを見せつけられる曲たちも。
穏やかにまどろみながら聴ける曲たちも・・・隅々まで全部聴きたい!!
レコードもかつてたくさん持っていた気がするのですが、実家へ置いてきてしまったし。
その話を父にしたら、「これ、持ってけよ~」と渡されたのがこのCDです。
アーヨ&イ・ムジチ2度目の録音で,LPは空前のベスト・セラーを記録した。あらゆる演奏の中で最も明るく優美でしなやかなのがこのCDだ。音質が良くなってその極上の美しさが一層輝やいている。アーヨの独奏も素晴らしい。不滅の名演,と言ってよい。
アマゾンのレビューにこんな風に書いてありましたが、確かに!!優美でとてもしなやかな演奏です。
アーヨという方のヴァイオリンの独奏も本当に素晴らしいです。オススメの名盤だと思います。
もう1曲「恋びと」という曲が入っていて、それは初めて聴きました。
こちらもとても素敵な曲です。
こちらも四季もVivaldiです。昔から大好きな作曲家の一人です。
「恋びと」というタイトルの入ったCDを父から譲り受けるというのも、なんだかヘンな感じでしたけど。むふふ。
バロック音楽は、心が波立っている時や、落ち着きたい時。
そしてじっくりと考え事をする時にも向く音楽のような気がします。
バンドに例えるならベースのような、通奏低音の響きがとても好きです。
敷き詰められた毛足の長い絨毯のように安心と安定を運んできてくれて。
やっぱりきらびやかな音色にも心惹かれるけど、支える音たちの方がより好きなのも昔から。
というわけで、最近たまたまよく聴いている、クラシックたちの紹介でした。
雨の日に雨音だけをBGMにするも良し。
少し飽きたらVivaldiに浸るも良し。
今日は朝からしとしとと雨が降っています。
そんなことを書いていたら、クマノザクラを見た後にパソコンを叩いていた人の残像が・・・
あとで時間を見つけてもう一度見たいです。
自分の都合のいい時に、何度でも見れるってほんと素敵♡