まだ2曲しか終わってない!!
先を続けます!
前の感想のMCからの続き。
3〜4曲目に関する部分からです。
「最初のMCは5分くらいの予定だったんですが既に…結構いったな。」
「これからしっとり歌うので、良かったら皆さん座っていただいて」
とコウイチさんが言ったら、客席から「えーっ!?」という声が飛び。
慌てて「あ、立ちたいの?ご自由に〜ちなみにぼくらは座りますけど。」とコウイチさん。
つよしさんも「まあ、人の肩に座りたい方もいますし」だったかな?まぜっかえしてて(笑)
ほんといつものKinKi Kidsここにあり。
「これから2曲続けてお聴きいただきますが、この曲は男性にも非常に人気のある曲でして」とコウイチさんが言うので
男性にも人気?なんだろ?と想像したのですがわからず!
Secret Codeはやっちゃったしなぁ〜と思っていたら…
「薄荷キャンディー」と「もう君以外愛せない」だったとは!!
ちょっと意外でありました!!
いえいえ。わからないけど(笑)
いつも通り、MCは客席に向かってではなくて、二人とも相方の方を見てしゃべるので、真横からだとコウイチさんの表情はよく見えるけど、つよしさんは常に背中だけ(笑)
遠いこともあって、おしゃべり中は必然的にモニターを追うことになるのですが、もちろん彼ら専用のモニターではないので。
片っぽずつしか映らないし、ちょっと不自由なわけですが(笑)しゃーない!しゃーない!
そもそもフェスのモニターはMCを追うものじゃないしね。げらげら。
そしてそこからは、KinKiファンならばおなじみ、鉄板ネタ「白い歯舌見せて笑う」ってなんやねん?トークが始まり(松本せんせ、ごめんなさい!ですよね〜)
じゃあ「白い歯舌見せて笑う」の顔をつよしさんがやってやろう!!と見せてくれたシーンがあったのですが、どんな顔だったのかは結局わからず(笑)
だってお客さんの方を向いてやらないんだもの!!(笑)(笑)(笑)
コウイチさんだけに見せて満足しちゃってるんだもの。
コウイチさんはなんて言うのかな?と思いきや・・・
ばっさり!!
「思ったほど面白くない!!」
あっさり切り捨てたにも関わらず・・・例によって顔は満面の笑顔(笑)
そのリアクションだけで「はぁなるほど!」と判断できる感じが、すでにしていつものKinKi Kidsです(笑)
でね、ひとつものすご〜く印象に残ったのが…
つよしさんが「白い歯舌見せて笑う」ってのは、結局「てへぺろ」ってことですかね!!と言ったの(笑)
コウイチさんもあっそっかってうなずいてましたけど(笑)あまりにもその発言が「らしくて」笑いました。
女性不信kids??
「その飴玉、俺にももらっていい?」
「ごめん。最後の一個だったの!!」
「もうないんだよね〜」
と満面の笑みを浮かべつつ・・・
「てへぺろ!」ってことですか??
うふふ。光景を想像したらちょっと不思議おもしろい。
そんなかね?(笑)いやいやいや。
それからそれから
この日は台風なので、フェスをなるべく巻き気味に進めてたらしいですが・・・
直太朗くんで押したみたい!と仲良しさんをいじるつよしさん(笑)
(いやいや、それがほんとうかどうかはわかりませんよ?ネタかも?笑)
「もう最後なんか駐車場駐車場ずっと言うてるし。」って裏で聴いてたんだなぁなつよしさん。
裏に戻ってきた直太朗さんご本人に、さっそく「なんで?」とぶつけたそうですよ〜(さすが過ぎ、笑)
『社会問題の歌』って言ってた!!とのこと。
なるほど〜そうだったのか!!
(わたしも納得!!)
客席を見てつよしさんが「赤と青のペンライトの人はぼくらのファンだろうなって分かるんですけど、黄レンジャーは誰ですかね?」
「建さんですかね?」
唐突にいじられる吉田建さん!!
多分フェスのサイリウムじゃないの?というのが周りの方々の反応でありました。
わたしはグッズはあまりにも忙しくて全くノーチェックだったので、イマイチわからないけど。
よく見ると建さんは、わたしたちと逆側、コウイチさんの向こう側のバンドの最前列辺りにいらして。
やさしいお顔でお二人を見守ってらっしゃいました!!
信頼と安心の吉田建さん。
ああ、本当にいてくださると心強いな〜。
他のアーティストの方のファンもいらっしゃるからペンライトの振り方が違うとコウイチさん。
KinKiのファンは、遠目にはものすご〜くペンライトを振っているくせに、近くに行くと振ってたペンライトがぱったり止まり。
目を思いっきり見開いて、瞬きもしないでガン見・・・
という一連の動きを再現しつつ、「こういう人多い」って言ってました。
でね、でね。
ここら辺のわたしのメモに「研究室」ってでかでか書いてて。
これなんだろう?ってずっと考えていたのですが、たぶんこのことだと思います。
KinKi Kidsには、まっすぐに目をハートにして恋しちゃってるというよりは、まるで研究者みたいな?分析系ファンが多いって話かと(笑)(笑)(笑)
(わたしもわりとそっち系のファンなので、何も言えないけど、笑)
そしてこの辺でやっとやっと、また歌うんだなぁモードとなり。
座りたい人は座り、立ちたい人は立つ・・・みたいな展開になったと記憶しているのですが。
音が薄くなり、歌声がさらに際立つ曲たちがやってくるのだろうなぁと、ちょっとだけ身構えて。
またちょっとドキドキ。
ドキドキ。ドキドキ。
ふたりもまた座って歌います。
美しい歌声です。
つよしさんは、珍しく頭を小さく動かしながら、身体でリズムを取りながら・・・一音一音を慎重に確実に積み上げて歌っていて。
その顔は・・・
さながら自分の技量にプライドを持って仕事に臨んでいる、プロの顔だと思いました。
きっといつもよりさらに細やかに、美しく歌うことに神経を配っているのだろうなぁと思いました。
多分そこに気がついたのは、常に彼や彼らをガン見しつつ、はや20年近くが経っているからだと思われ。
普通にこのフェスで初めて彼らの歌声に触れ、聴いた方々には、気がつかなかったんじゃないかな?くらいの違いだったんじゃないかと思うけど。
わたしにとっては、少しだけ「あれ?いつもと違う?」っと思うポイントだったのです。
片耳からしか音が来ない状況で、確かずっと前に利き耳は左だって言っていたと思うから。
相当に聴きづらかったと思うのですが、そんな中、万全を尽くすこと、完璧をめざすことを1mmもあきらめていない顔で。
多分この曲は数限りなく歌っているから、もうどのタイミングでどんな音が鳴り、どんなリズムになるかは完全に身体に沁みついていると思うのです。
そんなに意識しなくても、きっと一定のクオリティーは保てると思うのです。
でも、それで満足とは思っていない顔。
実際、音程もリズムもとても正確だったし、こっちも慣れたのもあると思うけど、安心して音楽に身をゆだねることができたし。
ものすご〜く心を打たれました。
(この曲もまた、シングルになった時よりも、今の方がずっとふたりとも表現が洗練されたように思うし、いつか再録して欲しい曲の一つです。)
と当時に、気の毒とか、かわいそうとか・・・そんな視点、感覚で見たら、このさらなる高みを目指すことをあきらめないプロに対して、とっても失礼だ!!
という気持ちが沸々としてきて。
聴いているこちらも背筋が伸びました。
そして同じくらい滲んでいたのが、今、ステージでいつも通り歌える幸せをかみしめているのだろうなぁということで。
そうは言っても、歌声を守ることが最優先で、ずっと叶わないことだったけれども。
きっとずっとこうしてステージで歌いたかったのだろうなぁと思いました。
どうしても復帰最初のステージだったので、つよしさん話が多くなってしまいますが…
コウイチさんもまた、本当に上手くなったなぁと思いながら聴いていました。
薄荷と言えば、コウイチさんの大サビですが…
とても綺麗に、地声からファルセットにかわるところもなめらかに響かせていて。
彼もまた、本当に努力の人で。
ふたりが切磋琢磨しながら、20年の時を重ねて尚、うまくやっていても、馴れ合いにはちっともならず、さらなる高みを目指している。
わたしはこの方たちのこういうところが好きなんだなぁと思いました。
次に歌う曲はあえて曲名を出していなかったのですが…
イントロで「もう君以外愛せない」だとわかった時点で、すでに涙腺決壊警報!!
ふえ〜ん!!
ああ、ここでこれを歌うのか!!
否応なしに、パーティーの時の、中継カメラの関係で時差があって、どうしてもタイミングがずれる中、精いっぱいふたりが心をこめて歌ったせつない歌声が思い出される1曲で…
「君が一瞬でも いなくなると僕は不安になるのさ」
うたコンではコウイチさんがひとりで歌い。
やっとやっとやっと…
ふたりが同じステージで歌う『もう君以外愛せない』です。
ふたりがとなり同志で並んでこの曲を歌う姿を見ることができるというだけで、どんなにしあわせなことなのか。
本当に本当に思い知った1曲だというのもありますが…
それと同時に、一方で、ちょっと怖さも感じていて。
なぜならば、この曲はなんせユニゾンが多いし、少しのズレでも絶対にバレてしまい、誤魔化しがきかない曲だとわかっているからで。
その曲をわざわざ選んで、復帰のこのステージで歌ったというところに、二人のプライドをみたような気がしました。
さらに、長年培い、育ててきた、楽曲への想いと、デュオとしての自信。
そんなちらっとよぎったドキドキもなんのその!!
始まってみれば、本当に息ぴったり。
それぞれがソロをとる部分も美しかったですが、なんといってもユニゾンのところ。
ここが本当にすごかったです。
この日一番の聴き所と言ってもよかったかも。
息つぎのタイミングも、吸う息の深さも本当にぴったりで。
音楽で言うところの「息が合う」を完全に体現してました。
ふたつの歌声は見事に重なり合って、第三の歌声になっていて。
ずれもしなければどちらかが走りもせず。
音程もとても確かで。
今までこの曲を聴いた中で、一番と言っていいくらい感動したかも。
ああ本当にスゴイ人たちだなと思いました。
いつもは無意識にやっていることを、今回つよしさんの耳のことでさらにていねいに、意識してやった結果かも。
音大の時の先生が、たとえば腱鞘炎だったり、喉のポリープだったり。
そういう予期せぬ不調が訪れた時は、大変だけれども、一方で成長の最大のチャンスだと思いなさい。
さらなる進化への入り口だと思いなさい!!
とおっしゃっていたことを思い出します。
まさに、そういうのを見せられた気がして。
どこかであの音源がカタチになるといいのになぁと思います。
あの場にいられなかったファンのみなさんにも聴かせてあげたかったなぁ。