ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

「虹が綺麗だね。」

あまりに暑すぎて頭がおかしくなっています。

先ほど地元の気温がYahoo!ニュースに載りました。

38度弱。

まだ最高気温の時間ではなかったので、最終的にはもっと上がったかもしれません。


今日は水曜日ですが、せっかく仕事が休みになったので楽譜を買いに行く気満々だったのですが…

さすがにやめました。


さて。

「虹」です。

きのうの夕方、バロンを短い散歩に連れて行ったら…

空に虹がかかっていました。


わたしが外に出た時間帯はすでに日が暮れる直前で、もう虹も消えかかっていたのですが。

確かにそれは虹で。

「しあわせのカケラ」みたいなそれを、バロンと一緒にしばらく黙って見上げてました。


直前に見たメールがなんとも心重い内容で。


「今年の平安神宮ライブは中止」とのこと。


覚悟はすでにできていたし、多分それがご本人にとって、今できるベストな選択なのだろうから。

わかりました!!と静かに受け止めたものの。


その事実はやっぱり心に重くのしかかっていて。


そのタイミングで見たのが「虹」だったので、いい予兆だといいなぁと思いながら帰途に就きました。


それから30分としないうちに、LINEの通知が鳴り。

友人からそれはそれは美しい完全な半円の虹の画像が送られてきました。


奇跡のような美しい一枚。

わたしが撮ったカケラのとは全然違うヤツ(笑)


Twitterで他にもあちこちの方が虹をあげてらしたから。

もしかしたら、同じような画像をご覧になった方がいらっしゃるかもしれないけど。


もちろん同じ関東とはいえ、近くにいたわけでもなく。

うちから見たのとは全然見え方が違うわけですが。


まぎれもない同じ虹を、同じ時刻あたりに見つけたのだなぁと思うとうれしくて。


わたしも画像を送りました。


で。


友人の画像を勝手に貼るわけにはいかないので(笑)


わたしのしょぼい方の(笑)虹の画像を昨日の記念に貼っておきます。


こんなに薄くてほんのカケラに過ぎないけど。

ねっ!ほんとに虹が出てたのです。


さて。


そんなこんなで、友人と「同じ虹を見たね〜」と話していたら。

同じLINEグループの仲良しさんたちが次々加わって。


「虹が綺麗だね。」


とそれぞれに言い合いました。


直前に、みんな同じメールが来ているはずで。


みんな絶対に見ている感じなのだけれど。


直接は誰もそのことに触れず。


「虹が綺麗だね。」


「ほんと虹が綺麗だね。」


「きっといいことが待ってるね!」


「いいことしか待ってないよ!」


うんうん。

そうだよ!

そうよね!


なんて。


画面を見ながら「Somewhere Over The Rainbow〜♪」と歌っていたら。


まさしくその歌詞を言ってる方もいて。


みんながその瞬間に思い浮かべた顔はひとつ。


夏目漱石が「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね。」と訳したように。


わたしたちにとっては「虹が綺麗だね!」は「I miss you」で。「We love you」で。


残念だったね!と手を握り合いたいような気持でもあり。


きっと明るいであろう未来へのエールでもあり。


他にもたくさんたくさんある、なんとも言葉にならない思いのカケラたちだったなぁと思ったのでありました。


ああ、なんとも日本人的!!とも思ったけど、そのくらいでちょうどよくて。


うっかりもっと言葉を並べたら、言ってはいけない方へ行っちゃうかもしれないし。

自分で吐いたその言葉に傷ついたりもしちゃいそうだし。

もしくはどさくさに紛れて、暑苦しいことこの上ない言葉をいっぱい吐いちゃいそうで(笑)


情緒という衣をまとわせて、さらっと、でも、本当は切実なその思いたちは「虹が綺麗だね。」に託しました。


みんなとても忙しい人たちなので、ひとしきりそんな会話をしたら、サッと切り上げてそれぞれのやるべきことへ。


でも、なんとなく気は済んで。


さっさとわたしはわたしの今やるべきことをしてしまおう!と思えたのでありました。


とはいえ、きのうの夕方のこのひと時のことは、ずっと心に残ったので。


これを貼っておきたいと思います。


万感の思いを込めて。



Somewhere over the rainbow

Skies are blue,

And the dreams that you dare to dream

Really do come true

「虹の彼方に」より。