ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 全部抱きしめて〜♪

今朝、解禁になった「The Red Light」のPVがあまりも素晴らしかったので、その話もしたいし。

ひとつ前の日記で書いたように、日々のこともていねいに書きたいという気持ちには変わりないのですが…

その前にやっぱりちゃんと今の精一杯の気持ちを書いておきたいと。


やっと一週間を経て、そう思えるようになったので、一言書いておこうと思います。

書きながらも、自分の気持ちが迷ったり、行きつ戻りつしたりしているので、とてもへたくそな文章になっています。

でも、あえてまんまで失礼します。


ここ1週間。

何か言葉を発しなきゃ!と思いながらも、どうしても突然の予期せぬつよしさんの耳の不調があまりに衝撃的で。

珍しくとんでもなくへこんでしまい。

言葉が出て来なくて困り果てていました。


そもそも、最も苦しいのはご本人であり、KinKi Kids、ご本人たちなのだし。


そのニュースに触れた自分が苦しいからと言って、ネガティヴな言葉を吐くのもイヤだったし。


かといって自分を安心させるかのように、ひたすらポジティヴな言葉を並べ立てるのも違う気がして。



無責任なことは言いたくないという気持ちと。

大丈夫だという想いを一ミリも否定したくないという気持ちと。


いろいろと自分の中でふたりのわたしが、あーでもない、こーでもないとせめぎあっておりました。


かと言って、わたしはもう十分に大人なので。


つらくても、黙って見守らなくっちゃいけない時だってあると思っていて。


そんなこんなで。


ひたすらにつよしさんに、コウイチさんに、KinKi Kidsに…心を寄せて。


突然降って沸いたとんでもない痛みを、ふたりやファン仲間のみなさま方と一緒に、黙って味わっているかのような1週間でありました。



つよしさん、ひとまず予定通り退院されたそうで、本当によかったです。



わたしも音楽の勉強をしてきたので、突発性難聴のことは多分普通の人よりはたくさん知っていて。

実際にそれでプロの道へ進むのをあきらめた人の話も知っていたりもするし。

プロのシンガーが突然この病気になられた話を聞くたびに震えるほど怖いと思ったり。


そもそもはもっとさかのぼって…

幼いころにピアノの先生に聞いたベートーベンの話。

音楽の神様にとてもとても愛されて、自分でも音楽の道をとことん極めることを切望している人が。

その大事な耳を奪われることの怖さが6歳くらいの時にすでに身に沁みて怖くなってしまったわたしなので。


今回のことは、わたしにとっては、ほかのどんな困難ともちょっと違う。

本能的に恐怖にかられる出来事なのでありました。


それにしてもどうしてこんなことに??


まさか、この年になって、こんなに戻ることができないくらい惚れ込んでしまった、音楽や歌、芸能の才能に満ちた青年が。

苦労して少しずつ拓いてきた道の先が…少しだけ開けてきて。


さあこれから!!という。よりによってこのタイミングでこの病気を発症したという事実に。


とにかくショック状態に陥って、何か言おうにも、一言も言葉も出ないというのが正直なところでした。


とはいうものの。


発症して時間が経たない時期に適切な治療をきちんと受けていれば、ちゃんと聴力が戻るということもまた、知識として正しく知っているし。

完全に元通りとはいかなくても、音楽業界で素晴らしいお仕事をしている方々も知っていて。

必要以上に心配し過ぎるのも、やっぱり違うとも思っていて。


そもそもが。


つよしさんほど用意周到で、自分のことも周りのことも大切にする人が。

自分の変調を知っていながら、そのままにするはずがないとも信じていて。


昨年のアリーナツアーの時に、イヤモニの調子が悪いコウイチさんのことを、あんなにまで心配したつよしさんだから。

ファンやコウイチさんご本人でさえ、笑いに変えても、ただ一人本当に大丈夫?と重ね重ね心配したつよしさんだから。


きっと今回も、ご自分の身体の変調に気づくやいなや、きっとちゃんと適切に専門家の指示を仰いでいるだろうと思っていて。

それだから絶対に安心だ!とはもちろん言えないまでも。


彼やコウイチさんや、彼らを取り巻く、彼らのことを大事にしてくださっている方々の協力を得て。

きっとベストな選択を繰り返しながら、つよしさんは治療に専念し。

コウイチさんは目の前にある仕事に全力で専念して。


日々、ひたすらに前だけを向いて、やれることをやってるんだろうなぁと思いつつ。

わたしも心は一緒!!と思いつつ、暮らしてました。



ファンもまた、誰しもまずもれなく、いてもたってもいられないほど心配しているに違いなく。


形は様々でも、一生懸命、自分なりに今応援できることをしていたのだと思います。


何も発せず、ただただ黙って一緒に耐えていることが愛のカタチだという人もいるだろうし。

前向きな言葉を発して、KinKiさん界隈を盛り立てていくことが自分らしい応援の方法だと思っている人もいるだろうし。


常に彼らとともにいる気持ちで、苦しい気持ちを時には正直に吐き出しながら、なんとか平静を保っている方々もいるのだろうと思うのです。


それは本当に人それぞれで、どれが正解ということでもないと思うし、どれが間違っているとも言えないと思うし。


でも多分、みんなの願いはただ一つ。

好きな人、好きな人たちが、笑顔になれますように。

守ろうとしている大事なものが、ちゃんと守られますように。


そして、つよしさんの耳がいつの日かちゃんと完治するその日まで。

祈るような気持ちで見守りたいという…その一点だけだと思うのです。


わたしはわたしで。

なるべくそればかり考えないように、ネガティヴにばかり捉われていかないように。


今やれることをやる。


仕事だったり家事だったり。


目の前にあることを手を抜かず一生懸命にやることが、わたしにとっての応援で祈りだ…

という気持ちで…細心の注意を払って暮らしていたわけですが。


もちろんとても心配だし。

不意に時間ができた時などに、うっかり足をとられると。

どうにも眠れなくなったり。

不安で苦しくて弱気な自分が出てきてしまうから。


そんな風にならないように。

わたしもまた、一緒に修行しているような気持ちで日々を過ごしてました。


とはいえ。


とはいえです。


もうずいぶん長くファンをしてきて。


まず、つよしさんの音楽家としての才能もキャリアも、同じ音楽にかかわる一人として、とてもとても尊敬していて。

心から信じられると思っているし。

CDデビューしてからだけでも20年。

結成してからだともっともっと長い間、ふたりが苦労して培ってきた仕事人としての姿勢やキャリアも信じてる。


なので『どうあれ応援するだけだ!!』と思っていて。


周りの雑音に惑わされることなく。

ファンの気持ちに寄り添いすぎることもなく。


つよしさんが自分で。

あるいは、つよしさんとコウイチさんが、自分たちで決めることを一番に尊重したいし、信じていきたいです。


本当にあらゆるタイミングが悪すぎて。

ドラマもあれば新曲のプロモもあり。

さらにイベントの日まであと10日。

記念日に向けてすべてが一斉に同じタイミングに集約される時期に当たってしまったから。

それを考えると素人のわたしでもくらくらするし、気が遠くなってしまうのだけれど。


『予定通り行います!!』というのなら、全力で見届ける覚悟だし。

よしんば当日にキャンセルになったとしても、潔く「了解しました!!」と引き下がる覚悟だし。

ふたりが歌わずにトークをするだけだったとしても、全力で楽しむつもりだし。

たとえコウイチさんが一人で出てくることになったとしても、つよしさんを感じながら、全力で楽しんで応援するつもりです。



どうぞ願いはただひとつ。


遠慮なくご自分たちで、最善と思われる判断をくだしてくださいね!!

ということです。


もちろんどうあれ、新曲は全力で応援するし。

20周年の諸々も全力で楽しむ所存!


銀魂もとても楽しみだし、コウイチさんが一人で出られるうたコンも楽しみにしています。


「全部抱きしめて〜君たちと歩いて行こう〜♪」

です。



というわけで、先日友人とつよしさんの耳の快癒のご祈願をしてきました。

日ごろから、何より歌声のファンなので、どうぞ彼の耳が完治して、あの大切な大切な歌声を、どうぞどうぞ守ってください!!


長い目でみて…


これからの彼にとって、なによりも最善の選択がなされますように!!


と、神様にお願いしてきました。


まずは神楽坂の赤城神社の中にある、『八耳神社』さん。



そして、その後トラムに乗って、こちらは荒川区にある三峰神社さんへ。


最初に詣でたのは、三峰神社さんの方で、大きな通りに面した小さいところですが、ちゃんと鳥居も二つあります。


二の鳥居をくぐると、こんな風になっていて。

まずはお参りをして、奥の方にあるお不動さんの方へ移動します。


こちらに、袈裟塚耳無不動さまがいらっしゃいます。


この神社に到着したとき、ご近所の年配の女性の方が、とてもていねいにお掃除をされている最中でした。

アジサイのお花をお供えして、ていねいに一つずつ水拭きをされていて。

邪魔にならないように遠慮しながらお参りさせていただきました。

しばらくして、そのご近所のおばさまが「どちらからいらしたの?」と声を掛けてくださって。

しばしお話を伺うことができました。

まずはこの耳無不動さんは、とてもご利益があるのよ〜という話。

よく見るとお不動さんの左耳がありません。


おばさまもここでお参りして、劇的に耳の症状がよくなった方を知ってらっしゃるそうです。


実はここに長く定期的に詣でてらっしゃる方もいらっしゃるみたい…とおっしゃってました。


お椀に穴をあけて、糸を通したものがいくつもお供えされていたり、お湯呑みもお参りに来られた方がたくさん置いていかれるのだそうです。


そしてそして。

ちょっと余談ですけど…

まずお参りさせていただいた「三峰神社」の方は、あの秩父の大好きな三峰神社の分院でもあるところなのですって。

おばさまが、狛犬をよく見てごらんなさい!これ、狐じゃないんですよ?とおっしゃり。

近づいてよく見てみたら「犬(狼)」でした。

ああ!ほんとに大好きな秩父の三峰さんと一緒!!


「鼻の先が片っぽ、この前まであったのに、どっか行っちゃったのよ〜その辺にあると思うんだけどね〜」

とおおらかなおばちゃん(笑)

(大事なお鼻が見つかってるといいのですけれども…)


ちなみにその秩父三峰神社からも、時々宮司さんがここまでお祈りにいらしているそうです。


いずれにしても、こんな風に地域の方の手が入るようになったのは、ここ数年、やっと根付いてきたところなのだそうで。

最近になって碑に書いてある文章から、これは想像よりもずっと貴重なものなのではないのだろうか?ということになったのだそうでした。

区の保護も入り、こうしてわたしたちのようにお参りする人も出てくると。

きっとこの神社もまた、たくさんの人が訪れるようになるのかもしれないなぁなんてことを思いつつ。


どうぞつよしさんの、そしてお参りに来られる方々みんなの、お耳をどうぞどうぞお守りください!!

ととても真剣に祈ってきました。

ああ、本当に。

どうぞ一日一日。

ゆっくりでもいいから確実に、つよしさんの耳が回復していますように。