やっとこのエントリーも最後まで来ました。
ラストスパートです。
今回2度のライブを見て、KinKi Kidsとしてのお互いのあり方が本当に円熟してきたなぁと・・・あらためて思いました。
20年の時を経たふたり組の距離感は絶妙でした。
たとえば、ふたりは双璧と言っていいほどタイプが違う部分もたくさんあるけど。
お互いのわからない部分はわからないままに、決してムリに合わせようとはしていません。
自然体でうまくやっているなぁと思います。
相手をあたまから否定しないで、お互いがどういう出方をしても、尊重することを知っているし。
究極はあっさりと「そのままでいいんじゃない?」と認め合える潔さもあって。
かと思うと、普段からよくお互いのことを注意深く見ていて。
「ここぞ」という場面では、ちゃんと意見したり、助け合うこともできて。
同じ舟に乗っている仲間として、お互いが相手に愛情と敬意を持って接しているのが伝わるし。
かといってべたべたな関係でもなく、程よい距離を保ち、それぞれが知らない場所でさえも、知らないままにとても大切に思ってる感じ。
こういうのって、できそうでできないなぁと思うのです。
一緒に何かをする時間が長くなればなるほど、馴れ合いになりやすいし、よけいなひとことも生まれやすいですが・・・
「ここからは踏み込まない」という領域をちゃんと残してあることも。
距離をいたずらに縮めようとはしないけど、底のところには、お互いに対する絶対的な信頼があることも・・・今回いろいろな場面で感じることができました。
彼らの所属事務所周りはちょっと混沌としていて、どうなっているんだろう?これから大丈夫かな?と思わされるような不安要素もたくさんありますが、流されずわが道を行く彼らを見ていたら、少なくともこの人たちは信じていてきっと大丈夫・・・と思えたような気がします。
そういう人たちに出会えたわたしたちファンもまたしあわせだなぁと思います。
今回、未知の新しいステージへの進化を予感させるようなシーンもありました。
これからも、まだまだ彼らの道は続いていくのだなぁと再確認できた気もするし。
さらなる飛躍を楽しみにしつつ、穏やかについていけたらいいなぁと思います。
おっとついつい話が大きくなりすぎちゃった(笑)
というわけで、続き行ってみよう!!
・ごきげんコウイチ
ソロへの着替えのためにコウイチさんがハケてから、つよしさんが即座に「いやー…すみませんね。ここまでごきげんなの珍しいです!」というようなことを言いました(笑)
そうしたら、とっても早く戻ってきたコウイチさんが
「オレがハケた途端、客席に向かってあやまるのやめてくれない?」「まるで本当にごきげんみたいじゃん」だっけかな?
耳ざとくそんなことを言うので、会場大爆笑(笑)
「だってごきげんでしょ?」とつよしさん。
「ごきげんです!」とコウイチさん。あっさり認めちゃいました(笑)
でね、ここからが仙台の感想の「その1」に書いた、わたしが最も心に残ったMCのくだりへとつながるわけです。
「もうね、昨日から色々あって!開き直るしかない!」
「今日はここ(コンサート)で、まずは自分が思いっきり楽しもうって思ってた!」
ここは前に書きました。
で、つよしさんがやさしく「きのうな、新幹線にも乗り遅れたからな」と言い。
続けてコウイチさんがこう言ったの!
「横の人のおべんとう美味そうやったなー」
ここここ。このひとこともものすご〜く印象的でした(笑)
コウイチさんでもそんなこと思うんだ!!・・・つよしさんならともかく・・・むふふ。
一方のつよしさんは、今度入れ替わりで着替えに行くわけですが、
「じゃあオレ、そろそろ獅子舞の準備するわ!!」
って言ってた気がするのですが、大阪でもそんなこと言ってたレポを読んだ気がして。
なんで獅子舞なんだろう?
でも確かにそう書いてたわたしメモ(笑)
そのあとに、コウイチさんが「楽屋でずんだもちでも食うてて!」と言ったのははっきりと覚えてます。
わたし自身が、はるばる仙台までやって来れてしあわせだなぁ!まだライブは続くんだなぁ〜と、しみじみしあわせを噛みしめてたところだったので(笑)
☆コウイチさんのソロコーナー
・土下寝からのDanger Zoneへ
この日、ソロコーナーへは、真面目に曲振りしようと思う・・・というようなことを言ったら「えぇー!?」とブーイング。ぷぷぷ。
「ふざけたほうがいいの?」「意味がわからない」と首を傾げつつ(笑)
一転、ステージにうつぶせで、手足をまっすぐに伸ばして横たわります。
そしてその姿勢のまま
「それでは聞いてください……」
その後「Danger Zone」って言うか言わないかのうちにもう暗転してました(笑)シュール!!
ここ、ご本人を見てくすくす笑いながらも、ステージの上の方もちらちら見てたのですが、バンドさんたちも屈託なく笑ってておもしろかったです(笑)
ソロコーナーの中身に関しては前のところでも書いたので、割愛しますが・・・
先の2曲はテレビでも歌ったし、ラジオなどで聴く機会も多かったので、すでに耳馴染んでいましたが・・・
家に帰ってから不意に「Slave Maker」がアタマの中で鳴り始めて、止まらないんですけど。
アルバムの中で聴いたときは、そんなにピンと来てなかった気がするのですが、生で2回聴いたら、唐突に落とし穴に落ちるかのごとく、はまってしまいました!!
ふとした瞬間に口ずさんでいるわたしにびっくり!!
いい曲だなぁ・・・それにしても今ですか?という感じではありますが(笑)
でも正直な感想なので、そう書いておきます。
わたしにとっては、この曲はとってもスルメ曲だったらしいです。
今回のコンサートでは、つよしさんがギタリストとして参加しているこの曲ですが、仙台では特別なことをしている感はもはやなくて、当然のこととして受け入れているわたしがいて。
たとえば、コウイチさんのソロライブ一回分、丸々彼がまったくしゃべらず、自分だと主張もせず、ギタリストとしてだけ参加しているつよしさんを妄想してみたのですが・・・
これはこれで、全然アリな気がしてきました。
つよしさんがずっと前にそういうのもやってみたいと言っていたことを思い出したのです。
今のつよしさんの実力ならば、職人的な「ギタリスト」的立ち位置でも普通に通用しそうな気がします。
もちろんおふたりの感情的な問題とかはまったく抜きにした話だし、それぞれのファンがどう思うかとかそういうのもナシ!!
実際問題として、ありえないとは思うけど。
そのくらい、ふつうにしっくりいってたなぁと思ったという話です。
いいフレーズ弾きまっせ!?見かけはそうは見えないかもだけど、このヒト、めっちゃ努力してまっせ!?
聴く人が聴けば、声を大にして言わなくても、その鳴らす音で一目瞭然だと思うけど・・・
☆つよしさんのソロコーナー
この日のつよしさんのソロは、ティアドロップのサングラスを掛けてご登場でした!
「街」は初期バージョンがきのうの土曜のラジオでかかったのですが、いかに今のあの曲が進化したかをものすご〜く実感しました。
初期のは初期ので、とても好きだけど。
今回のライブは、テンポはかなりゆっくりですが、ダレないし。
あのテンポでしつこくなく歌うのはかなりむずかしいと思うのに、一見するととても聴きやすくさらっと歌っているようで・・・芯が一本通ってる。
そもそもは、奈良に置いてきた無垢な自分と、東京でがんばっている自分が語り合うような曲として作ったと語るつよしさんですが。
ここは東北。震災後、わりとすぐに東北を回って笑いを届けようと小喜利をしたつよしさんは、きっとこの地にも心を寄せているに違いなく、彼の歌が届くべき人たちに届きますように・・・なんてことを思いながら聴いてました。
先日、ちょっとKinKiさんやつよしさんソロからも距離を置き始めていた友人が、この「街たった1曲で『戻ってきた!!』」とメールをくれて。
その話を読んでいて、とてもとてもうれしかったのです。
そういう「力のある歌」ってあるなぁと思うのです。
歌が、心に貼ったバリアーを瞬時に取っ払って、ストレートに届き始める瞬間。
1曲だけで、うじうじしていたことも、気にかかっていたどうにもできない感情もすべてが溶け出して、どうでもよくなっちゃうような瞬間が。
その人にとっての「街」はそういう曲になったんだろうなぁと思います。
あんなに悩んでいたのがウソみたい。百聞は一見にしかず。
これで最後にしようと思って参加したライブで、こんなに簡単に戻ってきちゃった!と言ってました。
オセロみたいに黒だらけだった感情が一気に白に裏返って、今まで素直に聴けなかった曲たちも、全部がきらきらと輝き始めた!って。
素敵なことだなぁ。
この日のセッションは、出だしのベースソロが、陰旋法っぽい和音階で、三味線ちっくにベンベン鳴ってるように感じていて・・・
映画の高杉氏はこんなんだろうか??と空目?空耳?しました(笑)
ひゃーっ!!カッコイイ!!
そして、セッション部分は、名古屋や仙台一日目を経て、バックのバンドさんたちがものすご〜く進化していて、びっくりしました。
特に普段はほとんどアドリブなどなさらないであろう、弦楽器のみなさんが、ものすご〜く生き生きと踊りながら弾いてらっしゃるところとか。
クラシックでは、楽譜に忠実に・・・があたりまえの世界で、ほとんどアドリブということをしないから・・・驚異的かも。
ああ、この方たちも新たな音楽の楽しみ方を知ってしまったな!という感じ。ようこそ、新しい世界へ!!
そして明らかにDFBのみなさまの演奏がどんどん自由になって、なおかつ結束が高まっていて、みなさんの楽しそうなことと言ったら!!
「いつもの仲間あってこそ」のつよしさんのソロワークと思っていた人も多いと思うけど、こんな風に、まったく違う環境で、たまたまめぐり合った方々とだって、自由にhappyなセッションができるということがわかってしまいました。
そしてこのセッションは、客席だけじゃなくて、ステージの人たちをも笑顔にするし、セッション後の音楽を劇的に変えるのです。
(その辺はもうちょっとあとで)
いつの間にここまで?・・・今のつよしさんは、ほんと無敵だな!!と、そんなことを思いながら見てました。
・たよりにしてまっせから買い物ブギ
「ほんまにたよりにしてまっせ〜♪」の最初のひとフシが、哀愁となんともいえない色気が漂ってて、美しい@@@とか思ってしまいました(笑)
斜め前に座っていたおじいちゃんは、あの歌声をどんな風に感じられたかしら?ああ、聞いてみたかった(笑)
エコーの使い方がめっちゃカッコよくて、あのいい声があちこちこだまするような、水の波紋が広がっていくような・・・余韻が広くあまねく行き渡ってゆくような・・・不思議な感覚に捉われてました。
そして「買い物ブギ」のかっこよさ!!!
来週の「うたコン」に出て、お侍さんの格好をして(なぜに?笑)歌ってきて欲しいくらいだ!!
そしておばあちゃんたちを悩殺して来たらいい!!(笑)
この1曲だけでもちゃんと作りこんでCDにして売って欲しいよね!!と帰り道、思わずE嬢と熱弁を奮ってしまったくらいです(笑)
買い物ブギなのに!買い物ブギだから?・・・かもしれないけど。不思議です。
この日、コウイチさんの登場シーンが、トロンボーンとPボーンの「対決」みたいな趣になっていて、ここ「ショー」としてもすご〜くおもしろかったところです。
なんとなくミュージカル俳優としてのコウイチさんを空目したのは、白いシャツで、わざと大げさで小洒落た感じの芝居がかった表情かな?
出てきたときの佇まいから、なんとなく芝居がかってて、茶目っけたっぷりで、とってもおもしろかったのです。
で、トロンボーンの方も前に出てきて、ジャスチャーだけで、吹いてみろよ〜と、挑発するコウイチさん。
一節目は、かる〜くトロンボーンさんが音を出し。
出し終わったところで、つよしさんがコウイチさんの心の声をアテレコします。
詳しくは覚えてないけど、「オレの音はこんなもんじゃないぜ〜!」的なヤツ。
で、そのあとのコウイチさんの音は、なかなかしっかりとしたいい音が鳴ったのですが・・・
次にかなり本気の、職人技をトロンボーンさんが出してきて・・・
ものすご〜くカッコイイ音を鳴らすと、わざと「うっわ〜どうしよう!?」という表情を作ったコウイチさんがものすご〜くコミカルで、いいお顔。
そして期待通り??とってもスカスカした音を鳴らして大爆笑!という一連の音楽コント?的なものを作っていて、ここお洒落で本当に楽しかったです。
この日は、確か、なかなかコウイチさんが引っ込まず、名残惜しげに遠回りして戻っていた気がするのですが、みんなが笑顔になった、とてもいいシーンでした。
この相方によるアテレコというスタイルや、あえて本職と絡んで、対決シーンを演出したのも、コウイチさんのショーの担い手としての側面がちらっと垣間見れて・・・ここはものすご〜く充実のコーナーになっていて。
おもしろかっただけでなく、いろいろな意味で画期的だったんじゃないの?新しい可能性も見えたんじゃない?と・・・いろいろhappyな気持ちで思い出しています。
そこからブルベリちっくなジャンピングタイムに突入していくのですが・・・
ここは、武道館ではイマイチ分かりづらかった、カウントの取り方がわかりやすくなっていて、「ここで飛ぶのだな!」とちゃんと誰が聴いてもわかる仕様に進化してました。
「ぼくのこのかわいい指を見て!」
「この指がジャンプの数をカウントするよ。」
とかかわいく言ってるぞ?と思ったら、確か「この指に恋してね♡」みたいに言い出して(笑)
かなり遠慮がなくなってるな!という印象でした。
うしろを向いて、かなり長くステップを踏んでいるのですが、これがまた色っぽくて楽しそうで、眼福(笑)
ああ、こんなシーンをKinKiでも解禁しちゃうんだ!という感慨。
ちょっと長くなりますが、先日久しぶりに、2000年前後、わりとわたしがファンになったばかりの頃に、コンサート仲間だったコウイチさんファンの友人とメールをし合った時に・・・
ふたりともKinKiには相変わらず行っているものの、いつしか、お互いソロは彼女はコウイチさんだけ、わたしはつよしさんだけになっていて。
それは経済的な理由とか、たまたま今、彼らが極めようとしている音楽と自分のたまたまの好みの問題とか、いろいろな事情があるわけですが・・・
お互い自分としてはついていきやすい方をとことん追いかけてきたつもりだったけど、超久々に相方のソロを聴いてみたら「あら、意外とイケルようになってた!!」と思ったところまで一緒だったというおもしろいシンクロが起きてました。
音楽ってやっぱり境目がないね。なんだか気がついたら、わたしたちそれぞれ、音楽の裾野がいつの間にか広がってた・・・かも?
違う入り口を入って、別々の方向に触手を伸ばしていたつもりが、中でつながってた・・・まるでKinKiの楽屋みたいな話だったね〜楽し〜い♪と話し、笑い合いました(笑)
素敵なシンクロだったので、おすそ分け!
・薔薇と太陽
ソロコーナーが終わって、そのまんま怒涛の勢いで「薔薇と太陽」へと続いていくわけですが。
始まった瞬間に「音が違うぞ!!」とびっくりしました。
音がピカピカと輝き始め、熱を帯びているの。
もう楽しくって仕方ない!!というのが音に現れてる。
あれ?すべての楽器がひときわ生き生きと鳴り出した?という感じ。
みんなの呼吸がさらにぴったり合ってきた!
出てきたコウイチさんやダンサーさんも、飲み込まれるように、あまりにもすんなりと音の世界へと入っていく・・・
その音の差があまりにも歴然で。
いいものを見せてもらったぞ!という感じ。
これぞ生の醍醐味!
ただし、今回明らかにバンドのテンポがちょっと走ってしまってて、きっとコウイチさんや、ダンサーさんたちは、ちょっと踊りが大変だったんじゃないかしら?
「勢い」があるから、ノリやすかったかもしれないけど。
縦のパフォーマンスが素晴らしく、視覚的にもとても見ごたえがあるシーンなのですが、音に身をゆだねつつ、目はステージにあるモニターに釘付けになっていたら、「命の白のシャルドネ」のところで、テレビの時よろしく、コウイチさんの首筋をなぞる、あのシーンがドアップになってました。
日経エンターテイメントでは、コウイチさんが、なぜシャルドネのところで自分の首筋がアップになるのかわからない!!的なことをいぶかしげに言っていたけど(笑)この日は確信犯的にカメラに向かってばっちり視線を合わせていたような!!
オトナの色気!!とわたしメモに書いてありましたよん。むふふ。
・UnlockBaby
・Plugin love
・Fall Dance
この3曲は、歌もですが、ダンスがとにかくかっこよくて、すご〜く好きな流れでした。
UnlockBabyまでギターを弾きながら上端で歌っていたつよしさんが、「Plugin love」で降りてたら・・・
帽子をかぶってないではありませんか!!
帽子なしで、髪の毛を下ろしたまま歌い踊るつよしさんは、色気が5割増しで、なんだこのかっこよさは!!とひゃーひゃー言ってました(笑)
時々黒髪をかきあげたりするのがまた!!!
この人、多分自分が今、どんな風に見えているかを熟知している気がする・・・と思いながら見てました(笑)
さらに・・・今回は何かが違うぞ!と、武道館からずっと思ってて。
それがなんだろう?というのが自分的宿題でもあったのですが・・・
2回を経て、ちょっと想像したのはこんなこと。
今回、多分膝に負担がかからないように、つよしさんがいつもの彼らしい「リズム」の権化のような、自然に湧き上がっていくものを表現するようなダンスを少し我慢していて。
この動きに限界がある中で、どう見せたらいいか、どう魅せるのが正解なのかを、かなり本気で探した踊り方をしているように見えたのですが、どうかしら?
わたしはダンスに関しては完全な素人なので、そう見えただけかもしれないけど、どちらかと言えば、コウイチさんが得意とするような、細部まできっちりと作りこんだスタイルに近いアプローチをしていた気がして・・・
結果として、ひと味違う魅力・・・みたいなものを感じたのではないか?と思っていたのです。
それをどう言葉にしていいか、一生懸命探していたのに見つからないでいたら、某友人が「エロさ」というより「妖しさ」じゃないかな?とぽつんと言って、ああそれかも!!と膝を打ちました。
その魅力は身体から自然とにじみ出てやまないもの・・・というよりは、そう見せようと意図して、どう見せたらいいかとことん考え、何度もやってみて、苦労して手に入れたもの・・・に近い感覚で。
膝を痛めてしまったことは、本当に不運だったけど、一方で、痛めたことによって、彼はもしかしたら、今までは持っていなかった、新しい扉を開く鍵を手にしたのかもしれない??なんてことを、この間からずっと考えています。
今回で言えば、つよしさんの膝の調子が芳しくなくて、負担をかけないように、でも美しく見えるように、工夫を余儀なくされたことによって、結果として、ふたりのダンスの親和性が高くなったというか・・・
ふたりが見せ方を工夫したり、意識的に違う動きをしつつも、きっちりと核のところを合わせようと努めたことで、さらにデュエットとしての完成度が上がったのかも?とか・・・いろいろなことを想像しました。
膝の調子がいずれよくなって、またつよしさんが、彼らしいスタイルのダンスをバリバリと踊れる日もきっと来ると信じたいですが、一方で今年の流れを見ていると、今の彼らにはマイナス要素をもプラスに変えていく強さのようなものも感じていて・・・
今後の彼らがますます楽しみになりました。
・スワンソング
やっぱりこの曲からの白い衣装がふたりとも素敵過ぎる@@@@と、どうしても言わずにはいられないところ(笑)
白鳥のように舞う振り付けとか、向かい合って手を伸ばす振り付けが、この衣装だとものすごく映えるなぁとうっとり。
つよしさんの衣装の細かく分かれた紐のような部分が、手を動かすたびにひらり、はらりとなびいて、今の薄い身体の線とあいまって、ものすご〜く軽いイメージで。
ほんとにとっても魅力的なの。
そして前の時も書いたけど、ステージが狭くて、ふたりの距離が近いのも、移動が多すぎないのも、歌やダンスへの集中力が増して、とても素敵に思えました。
・Time
ここも、幕の演出がやっとわかったので、補足です。
紗のかかった幕は、つよしさんコウイチさんの部分だけをよけて降りていたり、結構複雑に工夫されたものであることがわかりました。
そうだったのか!!(前回は全然見えてなかったです!)
そして、前の時に唯一見えていたこと、ふたりのパーソナルデータみたいなものが、ふたりの横にそれぞれ映し出されていて・・・
ふたりへの照明の当て方もすご〜く工夫されている風で、ふたりが実は生身の身体じゃなくて、製造番号のついた機械?アンドロイド?のようにも見えて、不思議な感じでした。
あまりにもふたりが美しくてこの世の者とも思えない感じなので(笑)え?人間だと思ってたの?そもそも人間じゃないから!!
とか言われたら、うっかり騙されちゃいそう!とすら思いながら見ていたわたしでありました(笑)
・やめないで,PUREから硝子の少年
この間の4曲は名曲特集のような時間なのですが、まるでジェットコースターのようです・・・わたしの気持ちが(笑)
真ん中にしっとりと落ち着いた「Anniversary」を挟んで、前後がやめpureとジェロマなおもしろさ。
特にアニバからジェロマは、うっとりから急に、せきたてられるように、ものすご〜い勢いでペンライトを振り回さなきゃならないではありませんか!!(笑)(笑)
なんだか、まだ気持ちがしっとりしたままで、必死についていこうとしている自分が面白すぎて笑いました(笑)
あたふた!あたふた!
そして、ここで確か手に持っているだけと化していた双眼鏡を下に落としたのでした(笑)もはや、拾っている場合じゃない!!(笑)(笑)
で、わたしたち側のリフトにコウイチさんが上がってきて、ディズニーランドのお手振りというのをやっていて。
ゆら〜っゆら〜っとゆっくり上品に手を振るのですが、危険なかっこよさでありました!!
(彼が本気を出して、真面目にやれば・・・ね!!笑)
ところが、これをやるぞ!な話はすでにMCで聞いていたし、この日のコウイチさんのテンションがほんとにへんてこだったので、わたしはずっと半笑いで見てて、残念ながら夢の国には行けず仕舞い!!
ここ、めっちゃ心残りだったところです(笑)
本気で萌えとくべきでした!!うひひ。
一方で反対側のリフターのそばにいたらしき方々が、
「つよしさんはお手振りしつつも、ずっと口は『ありがとう』の形に動いてたね〜あそこ泣けた〜っ!!」とおっしゃってて。
わたしはそれをどこで小耳に挟んだかというと、ひとり打ち上げの店でワインを呑みながらで(笑)
となりの方たちがその話で熱弁を奮っていたのでした。むふふ。
もちろん、ずっと聞き耳を立ててたわけじゃないんですけどね。
自然と耳に入ったからと言って、勝手に横でひとり、感動しちゃってごめんなさい・・・という感じ(笑)
まさしく彼らがふたりとも「夢の国の王子様たち」に感じられて、この瞬間は上手と下手、遠く離れた二人だったわけですが、並べて映像を見たいものだ!とか思ってしまったわたしなのでした。
で、忙しくペンライトを振りながら、うっとりしたり半笑いになったりしつつ、終わったと思ったら、「We are KinKi Kids!!」で銀テープしゅぱーっ!!な「硝子の少年」へとなだれ込むわけです。
ここ、本当に怒涛の展開(笑)
そうそう。
硝子では、つよしさんが前日MCレポで見たように、達郎さんバージョンの「雨が〜♪」でスタート。
「おっ!」「うわさのこれ!!」と思っていたら、次なるコウイチさんパートでは、コウイチさんは自分では歌わずで・・・
客席にマイクを向けて、しばし小さく頷きながら満足げに聞き入ってました。
ものすご〜く印象的だったのでよく覚えています。
で、次のパートに移った瞬間には、つよしさんもコウイチさんも何事もなかったように、いつも通りの硝子の少年に戻ってて。
こういうところの切り替えが相変わらず抜群のふたりだなぁと思ったところ(笑)
そして本編はあっという間におしまいになり・・・彼らが引っ込んだと思ったら間髪いれず、アンコールのコールが始まりました。
ほんとここ、びっくりするほどすぐでした。
で、スタンド席だったにも関わらず、飲み物を飲んだりする暇もなく、立ったままアンコールの大波にさらわれて、一緒にコールしてました。
☆アンコール
・道は手ずから夢の花
この曲でもつよしさんは、ひっつめ髪にせず、汗で濡れた髪の毛を耳の後ろにかけて、前の方の毛は全部後ろへ。
とはいえ、だんだんに落ちてきては、時々かきあげてました。
もしや、ゴム、忘れたの???・・・違うか(笑)
髪の毛がひっつめられてないだけで、ずいぶん印象が違っていて、歌の印象まで違うから不思議です(笑)
・仙台大好きという話
「名古屋も楽しかったけど、名古屋には名古屋の。仙台には仙台のエネルギー、盛り上がりがあるよね」とコウイチさん。
「すごく楽しかった」とつよしさん。
とふたりとも大絶賛の仙台でした。
今回17年ぶりのアリーナツアーで。
皆さんが喜んでいる、盛り上がっている姿が素晴らしい。こうしてぼくらからみなさんの近くに行くというのも素敵なことだと思います・・・的な話を。
さらに・・・
真面目にしゃべろうと思えばしゃべれるんですよ!!とコウイチさん。強調したくせに直後に「いびすー!」と言って、つよしさんに「いずいーだから」と注意されてました(笑)
「あれっ!?」という顔のコウイチさん(笑)
・新曲の話。
年に2枚もシングルを出すのはとても久しぶりという話。
で、コウイチさんが「新曲はつよしくん、どんな歌?」と振ったら、つよしさんが「カーナビの歌ですね!」と食い気味に言い・・・(笑)
え?どゆこと?ジョークにしてもその心がわからないよ!?と半笑いで当惑する客席。
「カーナビに頼りすぎてはいけないという曲ですね!」と言い、歌詞がまだ十分にわかってないし、なる・・・ほど?と思うものの、まだ半信半疑な会場。
コウイチさんは、運転中は基本的に音楽をかけないことにしているそうですが、たまーにかけるときもあって。
自分が「ノリノリだぜ!!」ってなってるときに「ポン」とカーナビがカットインしてきて「渋滞情報です」とか言われるとガクっとなるそうです。
つよしさんも(情報が入るときは)音楽のボリューム下がるしねとか言っていて。
「合流地点にご注意ください」とか言われると「分かっとるわ!」と思うそうです。
・コウイチさんちのカーナビがかわいい話
「うちのカーナビは訛ってて。↑ま↓たって言うねん。」と言ってました。
「渋滞情報です。↑ま↓た、・・・」な〜んて言われるとかわいいやないか!!とか言っていて(笑)
そこで会場が「キャーっ!!」ってなったら、すかさず「君たちのことじゃない」と釘を刺すコウイチさん(笑)
もちろんブーイングの会場。
すかさず「君たちはもっとかわいいから♡」と言ったかと思うと
「君達、簡単だぜ!」とすぐに落とす(笑)
これぞ「恋は〜ジェットコースター♪」(笑)(笑)(笑)
・そして再度のカーナビ話へ。
「で?つよしくん、新曲はどんな歌?」「修正しろ!」と再度振るコウイチさん。
つよしさんはさらに「カーナビ(機械)に頼らず、道は自ら拓いていこうって歌です」と言い。
「うん、間違ってはいない…(笑)」と納得させられちゃってた(笑)
あれっ!?口からでまかせかと思いきや、意外と深い?という感じ。
初回Bには前回の「牛とマタドール」のような『花と花』というコントが収録されてます!というアナウンス。
コウイチさんはこれについて、「いい出来です。哀愁と悲しさがあります」と言っていて。
つよしさんは「はんけち(涙)なしでは見られません!」とか言ってたな(笑)
「はんけち」って!!(笑)
しっとりと歌い終わったあとに、つよしさんじゃなくて、コウイチさん自ら「カーナビの歌でした!」って言ってました。
実はお気に召してたのね〜むふふ。
・夜を止めてくれ
・なんねんたっても
そして、スタンディングトロッコに乗るふたり。
ここのところが、唯一武道館のライブと違っていたところでした。
近くまで来てくれたのはとてもうれしいことで。
特に今回はわたしたちはスタンド席で、彼らに近づくことはないと思っていたら、かなり近いところをトロッコが通っていって、思わぬところでつよしさんもコウイチさんも、相当な至近距離で拝むことができました(笑)
(これ、だんだん比喩にならなくなってきた気がします。もちろんここでは比喩です!ほんとに拝んだりはしてません。げらげら)
コウイチさんは腕がほんとにたくましくって、近くで見ても厚みを増していて、前との違いにびっくりでした。近くで見たら遠目のイメージよりずっと骨っぽい男という感じでカッコイイ!!
一方のつよしさんは、やっぱり胴まわりがとっても薄くてぺらっぺらで。だから余計に艶っぽい色気に満ちていて・・・かなり体重が落ちたままなんじゃないかしら?牛タンがちゃんと栄養になっていますように・・・なんて思ったり(笑)
ちょっと残念だと思ったのは、トロッコが動いていることで、歌から気が散ってしまうこと。
これはちょっと残念なポイントだったかも。
みんなが近くを通るふたりに夢中で、ちょっと曲がかわいそうだ!と思ったり。
1曲では回りきれないので、「なんねんたっても」になってもまだ、喧騒が続いていて。
あちこちで「わーっ!!」とか「キャーっ!!」とかなって、ステージ上では映像が始まってるのに、あんまり見られてなくてもったいないと思うわたしもいて。
最後の1曲はふたりと会場みんなで大合唱とかで、一体感を感じて終わりたかった気もして。
ここが変わったことで、ちょっと残念に感じたところもありました。
とはいえ、本当に遠くの席の方々からしたら、こんなにふたりに接近できたことは、とてもうれしいだろうし、彼らもそれを思うから、かなり危険な目に合っても、がんばってくれているのだろうし・・・で。
今、思い出していろいろと複雑な気持ちになってしまったのは、大阪初日のレポを読んでしまったからかもしれません。
とはいえ・・・
至近距離を通ったふたりは、どちらもほんと、もう3時間近くライブをやってきたとは思えないくらい、すごいオーラを発していて。
神々しい・・・とすら思ってしまった(笑)
この日は、誰も進路を邪魔しなかったし、つよしさんはわりとあっさりステージに戻りましたが、コウイチさんは、しばらくスタトロを降りたところで、客席の前でとどまってくれたりしていて・・・ファンも彼もお名残惜しそうでした。
おしまいのところでは、多少不完全燃焼感はあったものの、みんながお名残惜しい気持ちでステージのふたりを温かく眺めてて・・・とてもとても真心こもったいいライブになったなぁとも思いました。
最後の最後。
バンドの紹介をしている時に、つよしさんが前日のライブで、コウイチさんが「(吉田)建さん」のことを「ベンさん」と言ってしまった話を。
昨晩寝る前に、ひとり、思い出して笑っていたそうです。
ベースの建さんだから、ベンさんになっちゃったんだよ〜とコウイチさん。
「堂島くんが裏で『あれジワるー』って言ってましたよ?」と暴露するつよしさん(笑)
首をかしげつつ「おかしくないよ、アメリカにベンさんっているでしょ」なんていうコウイチさんに
「そもそも建さんはベンさんじゃないです!」と最もなことを言うつよしさん。
このやりとりもかわいかったな!!
LFでも言ってたけど、ライブのことを寝る前に笑顔で思い出せるなんて素敵。
そして建さん!!
今回は縁の下の力持ちに徹してくださった感があるけど、本当にこの方がいてくださるから、KinKiさんや堂島くんがのびのびと安心してライブを楽しめたんだろうなぁと・・・いろいろ感謝しました。
堂島さんの紹介のところでは、
コウイチさんが「堂島くん最近ちょっとふざけた顔してな〜い?」なんて言い出して(笑)
「最近…?」といぶかしげな堂島くん。
『最近なんかふざけた顔してる!』とさらに絡むので(笑)
「つよしくん、あの人なんなの? ちょっと聞いてきてくれない?」と、堂島くん。
なんでそこでつよしさんに聞くの?な堂島くん(笑)
でも、こういう時に、あえてつよしさんを間に挟んでくださるおかげで(しばしば逆もあるおかげで、笑)なんだかとってもおもしろいトライアングルトークが繰り広げられるの。
やんちゃなダブル堂本 VS 兄貴分堂島の平和な構図。
で、もちろんどんちゃんはふざけた顔などしておらず、コウイチさんはただただ、どんちゃんが大好きなので、かまって欲しくて仕方ないだけなわけですが(笑)
つよしさんのお答えがまた!!
「(コウイチさんは)ご機嫌なんです!!」
この日、すべてはそのひと言に終始して、平和な光景は最後まで続き。
ほんとよかったね〜という感じ。
つよしさんもそんなコウイチさんを終始楽しげに見守ってました。
で、コウイチさんがにこにこしつつも「いつもこうですよ!…いやこうだったら嫌だな!」と言い。
ファンは「いっつもこうでも全然いいよ!?」と思っていたに違いない!!(笑)
コウイチさんだけじゃなく、つよしさんもね!!!
そんなトークが繰り広げられつつ、お名残惜しく、みんな笑顔で仙台のライブは無事終了。
3時間ぴったりくらいで終了して、わたしたちは急いでバスへ・・・
このタイミングを外すと、行列が大変なことになるから・・・と教えていただいて、がんばってとっとと移動したのですが、気持ちはすっきり。
心の中は楽しかった余韻にどっぷりでした。
今回、結構濃厚なソロコーナーが長くあったにも関わらず、終始、KinKi Kidsが本当にKinKi Kidsだなぁ!!と思いながら見てました。
そして明らかにあの濃厚なソロコーナーからの薔薇と太陽、そしてその後の流れがLIVE感満載で、とんでもなくドラマチック。
ライブのタイトルや、あの辺のコーナーが、ジャニー喜多川氏の発想やひと言から始まったという話が、本当に凄いなあと思ったのも事実で・・・
今回のライブで、折に触れて彼らがいつも『ジャニーさんは凄い!!』「尊敬している』と言っていた、その凄さの片鱗を見たような気がしました。
ジャニーさんにはまだまだお元気でいていただきたいなぁと、つくづく思ったライブでもありました。
とてもとても長くなりました。
最後はいつもに増して、ただの感想になってしまいました。
読んでくださったみなさまには、心からの感謝を!!
これで、ここのところのライブエントリーはすべて終了です。
ここからのふぇるまーたはしばらく通常営業となります。