ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 We are KinKi Kids Live Tour 2016〜TSUYOSHI&KOICHI〜 9月29日 武道館 その2 MCまで(追記あり)

(いきなり追記ですみませぬ。どうも、その1が消えてしまっているみたいです。

時差が一時間もないので、読まれた方もいらっしゃるかと思いますが、とりあえずまだライブが始まっていないところだったので、支障はないかもですけど、後ほど、下書きから復旧できそうだったら復旧させます。

ダメだったら残念ですが、お蔵入りも?一体何が起きたんだ?笑)

この日記は、前のプロローグからの続きです。
やっとライブのスタートの瞬間までたどり着きました(笑)

先は長いぞ!

さて。

開演は18時5分くらい。
意外とすぐに客電が落ちて、ライブが始まりました。


まずは宇宙ちっくな音と映像が流れ。
最初はストリングスとかのなめらかな音だったのが、リズムが入って、ホーンが入って・・・
だんだんに音が厚くなってバンドサウンドが入って、コーラスが入って・・・

と少しずつ厚みを増してゆき・・・

知ってるイントロが・・・

Kissからはじまるミステリー
ああ、この曲からなんだ!
いいなぁ、このスタート。

そして、ふたりに照明が当たって、静寂から一転、いきなり「キャーっ!!」となる会場。
あまりの近さにびっくりします。

一番最初は一段高いところで歌っていて、曲の最後には下に降りていきます。

客席からの距離も近いし、ふたりの距離も近いです。

セットは意外とシンプルです。

ステージの両サイドに、川のようにスクリーンが床まで流れているのですが、映る映像が曲に合わせて多様だし、そのスクリーンの上に2人が立って歌ってたり、とても美しいです。
このスクリーンが、さながらスキーのジャンプのコースみたい。光の帯になったり、星が流れたり、川のように上から下へと水がとうとうと流れたり。
しばしこのスクリーンには見惚れました。

さらに、頭上を見上げると、長い腕のついた、たくさんのスポットライトみたいのがドドーンとあって、曲によって降りてきたりして、ふたりをさまざまに照らしておりました。

そしてKinKi名物、多種多様な照明やレーザーが、とても豪華に2階席、3階席の方まで伸びていたりするのですが、それでもドームのような大掛かりなセットに慣れてる身としてはほどよくシンプルに感じて、そう書こうと思ってから「いやいやいや、十分豪華!十分お金がかかってる!」と思い直したのでありました(笑)


それにしても、ふたりが「バンっ!!」と並んだだけでまぎれもなく「KinKi Kids」。

このゴージャス感。特別感。

セットよりも照明よりも、何を差し置いても豪華感があるのが、主役のふたりで。
会場が狭いのもあって、その圧倒的なふたりの存在感にただただひれ伏す客席でありました。


そんなふたりですが、印象は好対照で。
コウイチさんは、髪がちょっと短くなったかな?
一見さっぱりとした感じなのですが、ものすご〜くマッチョさが増していて、腕も太く腰も厚い感じになってて、王子というよりは、武人?という雰囲気。
ひゃーっ!!ひたすらにカッコイイ!!
(ちょっと顔とアンバランスな感じなのもおもしろいです!)

一方のつよしさんは、平安さんで見たときよりさらに華奢で、それが色っぽさや艶っぽさを増していて、不思議な魅力を醸してます。

なんだか深窓の令嬢のようにも、お金持ちの社長さんのうら若き奥さんようにも見えたけど(たとえがヘン!)終始、中性的な色気が半端なくて、くらくら。
絶対そんじょそこらの女性じゃ勝てない感じでした。

そしてこんなに距離が近いのに、ふたりがなぜか二次元っぽく、実態がないような不思議な感じに見えたのは、ふたりがふたりとも美しすぎるから・・・
と、何年ファンやってんだ?なわたしですが、まるで素人みたいにそう思いました(笑)

黒いハットつよし!とわたしメモ。このハット、とても好きでした。

つよしさんの一番最初の衣装はロングプリーツの巻きスカートに、その下に細身のパンツ、色はとっても深いグリーンと白とゴールドのキラキラがついた衣装で、なんだかとっても惚れ惚れ〜。
似合いすぎて倒れそうでした。

コウイチさんのは向かって右側にちらちら見える赤い布!白いベスト!!ってメモしてました。

衣装の質感がすっごくゴージャスだなぁというのが肉眼でも十分うかがわれました。
かたっぽだけ腕がまる出しで、そっち側の腕に何段にもついている筋肉が肉眼でもはっきり。
そんなに?というものすごいマッチョ感。

翌日入った、友人のあきこちゃんが「ねえねえ、こーちゃんの衣装、お代官さまにいたぶられた町娘みたいじゃなかった?」というので笑ってしまった。

いやいやいや。全然かっこよかったから!!と言ったら、それにしてもね〜って(笑)

彼女はファンだけあって、コウイチさんの衣装にとてもうるさいの(笑)
そして、おもしろいたとえをする!

多分左右対称じゃない衣装だったのと、あちこちから布が出ていたからそう思ったのかも?

いずれにしても、今年の衣装はとっても豪華。さらに、ふたりの衣装のどこかに、共布っぽいものが配してあって。
統一感があってよかったです。
全然同じ衣装ではないし、テイストも全然違うのに、ちゃんとKinKiなふたり感がありました。



ドームのときは近づいているように見えても意外と距離がありますが、今回は本当に距離が近くて、雑誌撮影くらいの距離だったり、横向きに重なり合うように立ったりすると、そのシルエットだけでああ、わたしの好きなKinKi Kidsだ!とわかるような感じ。

なにげなく定位置に戻るたび、ふたりの立ち姿が「らしい感じ」に落ち着くのが素晴らしいです。
きっと何も考えなくても自然と「最もいいバランスに見えるツーショット」が長年の間に沁みついているんだろうなぁという感じ。

このあたりはメドレーのように、切れ目なく曲が続いていくのですが、つなぎ方がとってもかっこよくて、とてもなだらか。


この後のMCが始まった瞬間にも思ったのですが、ぱっと見た瞬間、今年のKinKi Kidsはなにかが違う!と気づいて、それはなぜ?と思ったら、多分ですけど圧倒的にもう温まっている感じがするのでした。

最初ウォーミングアップがあってだんだんにKinKi Kidsになっていく・・・みたいな期間がもういらない感じなの。

初日にして、もうちゃんと完璧なまでにKinKi Kids

ふたりともソロ活動もあるから、切り替えもなかなかに大変なのだと思うけど。
セットリストの中にあんなにがっつりソロコーナーがあったにもかかわらず・・・
実際つよしさんは猛烈に忙しい期間でもあると思うけど・・・

出てきた瞬間からしっかりとちゃんとKinKi Kidsだったことがとても印象深かったです。

これぞブンブブーン効果かな?とも思うけど、どうかしら。
ブンブブーンにはほんとに感謝しかありません!!

MCでも共通の思い出話で盛り上がったり、ふたりの中でのブームの話が多くて、楽しかったなぁと、今思い出してもしみじみしちゃってます。


そして、最初の方で、アリーナの半分くらいはステージという感じに見えたと書きましたが・・・

それでも実際に幕が開くと、ステージ狭っ!と思ってしまうのは、とてもたくさんの方々がステージ上にいるからで。

バンマスの吉田建さんをはじめ、バンドのみなさま方。ストリングスのみなさま方、そしてコーラス隊もいます。

そしてそして。もっとも特筆すべくは、堂島孝平さんです!!
彼が帯同してくださるツアー、どんな風になるのかとてもわくわくしてましたが、思ったよりもずっとその存在感は偉大で。
なによりもKinKiのふたりと仲がいい。

そして3人なので1対2になることもあるわけですが、なぜか必ずKinKi Kidsが2の方になって、大好きな先輩をふたりでいじり倒すという図になるのがおもしろい(笑)
KinKiさん流の愛情表現を堂島くんもちゃんとわかってくださってて、時に文句を言いつつも、とても楽しそうにしてらして。

なんだかほんと、しあわせな光景でした!


バンドの席はひな壇みたいになっていて、ステージの一段上。
往年の歌番組の、バックの楽団みたい。かなりなつかしいイメージ。

四角い箱状の譜面台?みたいなのが、一人一人の前に置いてあって、そこにもツアーロゴが入っていて、その下の文字が「DFB」
「DFB」ってなんだ?わたしの目が悪いから勘違いかも?と思っていたのですが、ツイッターを見ていたら「Domoto Famiry Band」じゃないの?と言ってらっしゃる方がいて。
なるほど〜と思ったわたしなのでありました。
多分そうなのでしょうね〜


(服部先生みたいな指揮者がちゃんといて、指揮棒を振ってる姿もテレビに映ったりするバンド、昔はいっぱいありましたよね〜)

カメラが何十台も入っていました。

多分新聞社、ワイドショーなどテレビカメラ。取材の方々で、帰り道でとてもたくさんのプレス関係の方とすれ違いましたよ。


ひとつだけ、ちょっとネガティブなことを書くならば・・・武道館のアリーナは音響がちょっと残念で…。
スピーカーが2階3階に向いてるような感じで、下に降りてしまうと、時々音がちゃんと聞こえないところがあったりして。

かなり前にいたので、つよしさんの細かい指示がとてもよく見えたのですが・・・

時々袖に向かって手を上げ下げしたり、イヤモニとマイクを差して人差し指を上に挙げたり。
ギターのジェスチャーしてイヤモニ差して、人差し指を上に挙げたっていうのもあったな。

きっとスタッフさんたちが、音のコントロールに苦戦していたのだと思います。

全体としてわたしの場所からだと、音量も十分じゃないところがあったり、かと思うと、リズム隊が勝っちゃってて、イマイチ全体が聴こえなかったり、歌が聞こえずらかったり?
そのあたりはちょっと残念でしたが、わたしは昔から武道館の音響は仕方ない・・・と知っていたので、あんまりストレスには感じなかったかも。

それと、特筆すべきは、客席の「キャーっ!!」もわたしの位置からではほとんど聴こえなかったということで。
某友人に「今回客席がおとなしくなかった?」と聞いたら「ぜ〜んぜん!どこがだよ!」と言われてびっくり。
「ギャーギャー。わーわー凄かった!!」って(笑)

ほんとにびっくり!!

アンコールのコールが小さいというのがツイッターでたくさん回っていたけど、それ、多分違うかも。

それぞれしっかりとコールやら拍手やらしてると思うのですが、多分アリーナ席にはその音があんまり届いてないの。

それはちゃんと書いておきたいと思いました。

とにかくわたしの場所からでは、客席の反響があまりわからなかったです。
それは多分に音響のせいだと思いましたよ。

そして、そんなこっち側の事情はさて置いて、あまりにKinKi Kidsがかっこいいので、すでにして、これからへの期待ではちきれそうになっていたわたしでありました。


そういえば、今回のコンサートには、それぞれのソロの関係でがっつり絡んでらっしゃるみなさまも見に来てくださってたみたいで。
帰り道、前を歩いていたコウイチさんファンとおぼしき方々が、赤マリさんいらしたよね?とおっしゃってたのを聞いたし、翌日はつよしさんのバンドメンバーさんたち、十川さんやDUTTCHさん、タイガーさんたちもいらしてたみたいで・・・

この方々の目にホームのふたりはどんな風に映ったのかな?ってちょっと興味深く思いました。
そうやってグループの場にも足を運んでくださるということは、ふたりに対する愛情が半端ないということで。
それはKinKiファンとしてのわたしにとっても、うれしいことでした。



☆愛されるより愛したい
この曲は下でダンサーさんたちと一緒に歌い踊ります。

ダンサーさんたちとふたりの距離も近いし、KinKiがとってもKinKiらしく近いところで踊ってます。

わたしの場所からだと、かなりステージが横からなので、ダンスのフォーメーションはよくわからなかったところもありましたが、ふたりの姿を一度も見失うことがない、常にふたり一緒に視界に入るというのがとても新鮮でうれしかったです。

「みなさんこんばんは〜」「久々のアリーナツアー、最高の一日にしましょう!」

コウイチさんが短く挨拶をして、歌い始めます。

スモークがもくもく。

つよしさんもがっつり踊ってらっしゃいましたよ?
曲によっては、かなり工夫して負担がかからないように配慮されているものもあったように思いましたが、大丈夫かなぁ?と心配になるようなシーンはなかったです。

これだったか、次の曲だったか忘れましたが、コウイチさんとつよしさんがとっても至近距離にぐっと寄って行って・・・
ドームだと寄っているように見えてもかなり遠いのですが、今回はほんとにぴったりくっつくぐらいで。

周り中息を飲んで、一拍おいて「キャーっ!!」と大歓声になってたのがおもしろかったです。




☆情熱

この曲になった途端、照明が赤くなって。とても情熱的。

ここへのつなぎもとてもなだらかで、4小節くらいを経て、情熱だとわかるおなじみのイントロが始まったのですが、何が始まっても「わぁ!」「KinKi Kidsだ!」というムードで。
みんなすでに出来上がってる感。

で、ちょっとテンポは早め?とわたしメモ!軽やかモード。

間奏に入った途端に、2回どかん!どかん!と特効があって・・・

「ここか〜っ!!」という感じでしたが、場所が小さいからかな?火薬も少なめだからなのか、東京ドームほどは怖くなかったかも(笑)
(と思ったのですが、後から上の方に入っていた方が、いやいや、ものすご〜く怖かったよ!とおっしゃってて。やっぱりアリーナって音響が聴こえずらいんじゃないか疑惑!と思いましたのことよ。)


最後の方で一旦ブレイクが入って無音になったのも新鮮でした。

フォーメーションが多分とてもカッコイイ感じだったのだと思うのですが、こういうのは端っこからだとイマイチわからなくてちょっと残念。

とはいうものの、途中ばらばらばら〜っと散ったダンサーさんがKinKi Kidsを中心にガガーっと集まって、その場でダンスみたいな演出がものすご〜くカッコよかったです。




ボクの背中には羽根がある
ここまでの畳み掛けるような名曲たちに、すでにくらくら。
豪華だなぁという感じ。

で、大好きな曲ばっかりでどうしよう!どうしよう!と、なんだかそんなことを思っているわたしでありました(笑)

この曲は、かなりオリジナルのダンスバージョンでした。

羽根ってかいてあったのがよくわからなかったのですが、ワイドショー映像を見て思い出しました。
ジャンプ台みたいな両側の細いモニターの、上から下へと羽根が舞う映像が流れてたのでした。

これ美しかったです。


で、もう十分ってくらい名曲ぞろいじゃない?というくらいに思っていたら、いきなり序盤でこれ!




☆愛のかたまり

ふたりはずっとセンターに並んで歌っていて。

モニターにはひとりずつ映っていて、とても美しい感じ。

この曲はバラードバージョンではなくて、アップテンポのオリジナルバージョン。

ああ、KinKi Kidsだなぁとしみじみとしあわせな気持ちになりました。

ライブ会場にいるのに、なんだか家でテレビを見ているように錯覚したのは、ほんとにふたりの距離が近いからだと思います。
いい声なのはもちろんのこと。

スクリーンには緑の星が流れていて、まるで天の川のようだ・・・なんてロマンチックが止まらない!!(笑)

しゃぼん玉?水泡?とも書いてあったのですが、今となってはもうよくわからない。

うっとりしているうちに曲が終了して・・・

確かここで、バンドのみなさま方にスポットが当たり、クラップが求められ、インターミッション!

バンドの音だけになってややしばらく。

堂島くんがちょっと前に出て、ソロパートがありました。

さらにダンサーさんのソロもあり・・・

多分KinKiさんはお着替えタイムだったかと。


で、曲が始まったら「ああ!!わたしのリピートが止まらないやつだ!」



モノクロームドリーム

KinKi Kidsはどこ?って思っていたら、確かコウイチさんが先にステージの下から出てきたのですが、勘違いじゃなければ、つよしさんはその後後ろの方から出てきました?

あれ?別々に登場なの?と思った覚えがあります。(勘違いかも?)

ここの衣装は、ワイドショーで散々出てた、ラップのMCの時のものですが、どことなくモードなお衣装で、もしかしてミラノのあの方の手によるものだったりして?なんて想像したくなっちゃうような感じ。

つよしさんのは柄っぽくて、コウイチさんのは直線的な幾何学模様なのですが、色合いが同じで。
今回の衣装はそれぞれの個性を生かしつつも、ちゃんとふたりの間に統一感があるように感じるものが多くて、見ていて楽しかったです。

つよしさんは白のベレー帽をかぶってたのですが、ちょっと斜めに被っててとってもお洒落。
きっとベレー嫌いの某C嬢が見ても、きっとメロメロだったはず(むふふ)
めっちゃ似合ってて、素敵でした@@@

コウイチさんの衣装もすごくカッコイイのですが、なぜか後ろに座布団みたいなちょっと厚みのある、白くて長い布が背中から垂れていて。
これが気になって気になってたまらなくなるわたしなのでありました(笑)


そして、やっとここで、新しいアルバムからの曲です。

やっぱり大好きモノクロームドリーム。

「延々 延々」
「全然 全然」

のところをわくわくしながら待つわたし(笑)とっても期待通りでした。かわいい!!

この曲のPOPさが、わりとまんま、今のKinKi Kidsの印象で、20周年!という感じでもなく、さわやかにフレッシュに見えるふたりに乾杯!と思いましたのことよ。



☆「naked mind」
そして、次がこれ。

想像していた通り、生で歌うのがとてもむずかいそうな曲でありました。

で、この2曲のPOPさが、わりと重たい名曲メドレーの後に歌われるととても際立って明るくて。
堂島さん、KinKi Kidsのこんな一面を見せてくださって、ほんとにありがとう!!という気持ちになりました。

思わず見ているこっちも笑みがこぼれます。

ダンサーさんたちもとってもPOPで、確かうさぎさんの耳をつけてる人とかがいて。
全体としてとってもかわいらしい雰囲気。

途中から、KinKi Kidsが高いところに上がって行って、左から堂島くんとつよしさん、コウイチさんと建さんの4ショットになっていて、とっても楽しそう。ほっこり。

そして、ホーンやリズム隊の刻みが16ビートで、確かコウイチさんが雑誌でそう言ってましたけど、生で聴いてみて、ああほんとだ!FUNKなんだ!と実感した曲でした。

この2曲は歌いこむにつれ、まだまだ進化しそうだなぁと思いました。年末のドームで再度聴くのが楽しみです。





☆summer〜僕らのシルエット

さわやかな夏の歌で、これから深まりゆく秋へと続くツアーだから、もしかしたらやらないかも?とちょっとさみしく思っていたので・・・
これが聴けて本当にうれしく思いました。大好きなの。

この曲まではずっとふたりが近いところで歌っていたのが、はじめて、ふたりが左右に分かれてステージ両端のリフターに乗ります。

この端と端のリフターは、多分見切れ席の方々に少しでもふたりを見せてあげようという配慮だと思います。
実際、ふたりともあえて見切れ席の隅っこの方を見て手を振ったり、高いところに視線をやったりして、顔を見せてあげようとしてくれてました。

そんなところもとても好き。

もっとわたしたちの方を見て!なんて思うこともなく(笑)

彼らの思い遣りにじーんとしながら見てましたよん。

この時、わたしから5mくらいの距離につよしさんがいて、もちろん見上げたわけですが、なんだかちょっと2次元的に見えたのは、平安さんの時よりもさらに痩せたように見えたからかも。
なんだかとっても華奢で小柄で儚げで・・・美しかったです。

首筋とか足とか、あまりに細くてびっくりしました。

そしてあらためて「遠い人だなぁ」と実感。

こと、つよしさんに関しては、たとえ勝手に見る夢の中でさえかたくなに「ファン」と「スター」で。
一度としてその距離が縮まったと思う瞬間はないのですが(笑)いいの、いいの、それで・・・となんだかとっても清々しくそう思いながら、目を♡にして見てました(笑)

はぁ〜っ!!眼福(笑)





☆雨音のボレロ
こんな前半戦で聴けるとは思わなかった・・・という曲がここでも。
なんとなく後半でやりそうなイメージだったのです。

「今」のバラードを歌うふたりの声が美しくて心底しびれた1曲でありました。

コウイチさんの「湿る瞼の先をヘッドライトがさびしく横切る」というフレーズと、その後のつよしさんの「君という名前の〜」からの、透明感があるクセのない清らかな声がものすご〜く好きなのですが、CDと寸分違わぬとってもいい声で。

ほんとにじーーーーん!!でした。

途中入るコウイチさんの長いフェイクもステキだったし、そのあとのユニゾンもとても綺麗でしたよ。

ふたりの距離がとても近くて、スポットが当たって美しかったです。
照明の色がむらさきやモスグリーンで、演出も透明感が半端なくて。

歌声の美しさとあいまって、なんだか夢見心地。

しあわせな瞬間でした。





☆陽炎
イントロで「ああ!これは!!」とドキドキ。

きたきたきた!

歌い分けがどうなっているのか、CDでは完璧にはわからなかったのが、ふたりを見つつ、モニターの歌詞を見ながら聴いていて、やっとちゃんとわかりました。

時としてこのふたりの声はそっくりなときもあるので。

一番はふたりが下で、わりとくっついて歌ってました。

そして、やっぱりこの曲はふたりの真骨頂だと思いましたよ。

こんな風に複雑に細切れに絡み合う歌を、違和感なく、どっちがどこを歌っても、どう歌い継いでもサマになってるし。

そもそも音や表現を、まったく途切れることなく、すんなりと成り立たせるだけでもむずかしそうな気がしますが・・・

かと言って双子のように完全に同じ声だったら、歌いわけてもそれはそれでちょっとつまらないわけで。

ここまで違う個性の声でありながら、ハモったりユニゾンになるとしっくりくる相手とでなければ、この表現は成り立たないのだと思うのです。

そういう意味で、つよしさんが、自分達の特性を生かした自分達だけのために作った曲だというのがよくわかって、鳥肌ものだったわけなのでした。

2番になったら、コウイチさんだけセットの上に上がって行ってつよしさんは下のまま。

空間を縦に使う演出がカッコイイです。薔薇と太陽方式がここでも使われてました。

2番の途中から、つよしさんが主にメインを取るところは、つよしさんはがっつり歌に集中していて、コウイチさんは上でダンスをしながら合いの手を入れます。

こういう一見するとちょっとアンバランスな感じに歌が割られていたり、片方だけが踊っていたり、アンバランスなことをしていても、全く違和感を感じないのが今のKinKi Kidsの強みだと思います。

つよしさん側に青い照明が当たって、コウイチさん側に赤い照明が当たっていて、その対比もとても綺麗でした。

ステージが半々で赤と青なの。

両方がくっきりと自己主張していて、一歩も引かない感じ。
勢力が常に拮抗しつつも、ちゃんとバランスを保っている感じ。

最強に強いふたり。

最後は円がだんだんに狭まるように人が真ん中に集まって、そっと消えます。

ジャジャジャジャーンという、バックに鳴っている低音の印象的な音は、ストリングスが出してました。
コントラバスのような音色が重厚感を増して本当にステキ。

このMC前の数曲は、もうここでこれやっちゃうの?感満載で、贅沢なライブだなぁとうっとり。
否応なしに、どんどん期待が高まります。

20周年万歳!!

と思ったところで、MCコーナーへ。