ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

2016年6月 奈良旅の記録 その1  初日の再会

自分用にだいたいの目印として、年と月を入れてみました(笑)
あとで記憶を辿るときに便利かと思って。

意外とあの時のお店どこだっけ?とか、あの時に行ったあそこのことを調べたい!とかおばあちゃんの備忘録のように自分で使っているふぇるまーたでありまして(笑)

今回も濃密な旅をしてきたので、忘れないうちに短期集中で書きます。
決めたのがとても急だったにも関わらず、声を掛けたら友人たちが7人も集まってくださることになりました。
当日の待ち合わせは、めっちゃ簡単にしか決めておらず、わたしたちの到着時刻を伝え

「じゃ、近鉄奈良駅行基さんの前ね!」

ってそれだけ(笑)

「雨が降ったらアーケードの中に入ってるから!」とふぇるまーたでもお馴染みのさと嬢が言い、みんなが「了解!」と返事をして、それでおしまいです。

そもそも地元奈良在住の友人はたった一人だけで、あとは全員他都府県から訪れるのに、この「みんな知ってる」感たるや!!

ふとそのことを考えるとすごいことだなぁとびっくりします。

当然ショコラ嬢との待ち合わせも、前日の事前連絡とかも一切なしで、これはわたしたちの場合、いつものことなのですが、乗る新幹線はわかってるわけだし、新幹線に乗り込んでお互いを初めて見つけて「おはよう!」ってなったり、もしくは電車に乗るまえにトイレでばったりだったり。
ほんとに超アバウトなわたしたち。
それでも困ったことはない不思議(笑)

さて。

一枚目の画像は車窓から見えた、久々の富士山です。

雪がまったくない時期に画像がちゃんと撮れたのも珍しいです。

ショコラ嬢とわたしの旅は、わりとしゃべっている時と黙っている時の差が激しくて、彼女とだと沈黙がちっとも重くないので、本当にありがたいことだなぁと思いつつ、存分に車窓の景色に浸ったり、とうとつにスイッチが入ってどちらかがしゃべったりしているうちに、気がつけば京都が間近になってました。

京都駅は修学旅行生でごったがえしていて
「これは・・・どこへ行っても学生さんたちと一緒かしら?」と思いきや、意外とそうでもなかったです。

その代わり、奈良市内では、どこへ行っても中国の方がとってもたくさんいらして、日曜日でしたけど、日本人よりも多いくらいじゃないの?とさえ思いました。

関東ではあたりまえのようになりつつある光景ですが、奈良でもそうなのね〜とちょっとびっくり。
この日はたまたまかもですが、西洋人とおぼしきみなさまもほとんどいなくて、中国語があちこちで飛び交っておりました。

近鉄奈良駅の外に出ると、まだお天気はもっていて、行基さんの前にはすでになつかしい顔がたくさん!
ああ、ほんとに、みんなにとても会いたかったの。うれしかったなぁ。

この方々に初めてお会いしたのは、ショコラ嬢も含め、多分39の時。そしてつよしさんの初奈良ライブくらいから。
思えば遠くへ来たもんだ!

会って早々、ものすご〜くショッキングなお話が友人から。
なんと元旦のKinKiコンサートの打ち上げでお会いした方が、先日急死されたというのです。
わたしは2度ほどちらっとお会いしたことがあるくらいで、いつかゆっくり話せたらいいかな・・・くらいに思っていて。
その時はまだ旅の始まりで、無理やりいろんな気持ちを封じ込めてしまったのですが、このことが後になってからずいぶんじわじわと堪えてなりませんでした。

あんなにお元気だったのに!わたしよりも若い方なのに(涙)
ちらっと見せていただいた祭壇がご家族によってKinKiさんな感じにしつらえられていて。
いろいろ胸が詰まりました。

本当に突然倒れられたのですって。

彼女の心からのご冥福をお祈りするとともに、本当に今日できることは今日しよう!と心に誓った出来事でもありました。

さて。

総勢9名で、迷うことなくアーケードを通り、ならまち方面へ。

それにしても、商店街のお店がどんどん変わっていくことに驚きます。
新しいお洒落なお店とか、綺麗な雑貨を売っている店とか。
ちょっと一抹のさみしさも感じつつ・・・

お昼はウワサに聞きしにこすたいるさんへ。

ショコラ嬢もわたしも、このお店に来たのは初めてでした。

今回は先を急ぐ旅の途中だったので(笑)ウワサのラテアートは残念ながら誰も頼みませんでしたが、ランチはヘルシーでとってもおいしかったです。

このお店のコンセプトは

奈良県の素材にこだわり安心安全な食材を厳選しご提供させていただいております。

だそうですが、ほんとヘルシーでおいしかったです。

4月10日に行った「ときのもり」さんの味をしきりに思い出したのは、多分大和野菜効果かもしれないし、味付けがやさしくて、素材の味を殺さないように気をつけられている感じだったからかも。

それにしても、入り口を入ってすぐに、つよしさん関連のグッズやらアルバムジャケットやら、いろんなものが並べてあって、度肝を抜かれました(笑)

すご〜い!!

そしてお店の中に白きゅうりが並べてあって、これまた初めて見たショコラ嬢とわたしはめっちゃ食いつきました。

いろいろと検索してみたら、「半白きゅうり」といい、奈良の大和野菜のひとつだということ。



その白きゅうりが火が通って出てきた前菜がこれ。
これ、お出汁の味が効いていてすっごくおいしかったです。

メインは奈良野菜とヤマトポークの大和茶煮をいただきました。
ヤマトポークはお茶で煮ているので、お茶の香りも香しく、すっきりとするする入っちゃう感じ。
付け合せも、そこいらのスーパーの野菜とは、生野菜の味が違うよね!ちゃんと濃い!と言い合いました。


その後、せっかくならまちに来たのだから、太古堂さんへ行って、あわよくばスター(言わずと知れたスティーヴエトウ氏!)にも会えるかしら?な〜んて期待しつつ(笑)

かの店の前まで行ってみたのですが、開店一時のはずが、お店は開いておらず。

しばらく待っていたら、女性の方が現れて(多分同じビルの中に入っているお店の方かしら?)スマホで、太古堂のツイッターを見せてくださり・・・

そこにはスティーヴさんが田植えをしている姿とともに

帰宅して泥落とさなきゃなので14時開店目標ですRT: 本日は私が開けるのですが、こういう日なので遅れるかもです

と書いてあるではありませんか!!

なんとドラマチックな展開!!(そうお?笑)

おぉ、今何をされてるか、そして何時に現れるのか、スマホでわかるなんて、便利な世の中になったもんだ!(笑)

というわけで、そのことを教えてくださった、ご親切な方に感謝しつつ、先にもうひとつ、どうしても行きたかった場所、小鹿ちゃんに会いに行くこととなりました。

これは、春日大社境内にある鹿苑(ろくえん)というところで、6月いっぱい小鹿を見せてもらえるというイベントです。

一度は行ってみたいと思ってました。

このページに概要が載ってます。

ここへはどうしても行きたいと思っていたわりに、時間をちゃんと調べてなかったわたしたち。

ならまちから春日大社までの道はみんな熟知しているし(すごくない?笑)迷わずまっすぐ歩いて到着したら、1時半の受付終了間近で、「早く〜っ!!」と急かされて最後は走ったという!!(笑)

そんなに早くに終了するとは思わなかったよ(笑)

これ、スティーヴさんが普通に1時に店を開けられてたら、絶対に小鹿ちゃんは見れなかったと思います。

その辺りからしてほんと、ミラクルな旅なのでありました。
スティーヴさ〜ん、ありがとうございます(涙)

春日大社の敷地に入って、真っ先に見つけたのがこの子です。
すっごくキュートな若い鹿さん。

なんだかちょっとバロンに似てました(笑)

ここからも意外と鹿苑までは距離がありますが、歩きながらみんなお互いに、それぞれの近況について話したりしたのもとても楽しい思い出です。


みんなと歩きながら、出会えば時も場所も越えて、まるできのうも会っていたかのようにしゃべれるのは、間違いなくネット社会効果だと思うし。

たいして説明しなくても、日ごろの言動や悩み事をみんながお互いざっくり共有しているって素敵です。

ネットを含め、何事もいいことばっかりでもないけど、悪いことばっかりでもないなぁと実感しました。

多分ツールは使い方だし、要は気持ちなんだなぁ。

わたしなんて、いつもならしないような、先日レッスンでとんでもないことになった話なんかもして(笑)

大阪の友人L嬢が「生徒の気持ちはこうだったんじゃない?」と言ってくれた推測があまりにも的確で、納得がいくものだったので、話してよかったなぁと思いました。

「まっそこまで深刻やないよ!」と言ってもらえて、そんな気になりましたから(笑)

さて。鹿苑では少しだけ入場料を払って、水族館のイルカショーくらいの距離感で、柵の向こうの小鹿ちゃんを見ることができます。

こんな風に、赤ちゃんがママたちと一緒に、遊んだり、休んだり、おっぱいを飲んだりしています。

画像は撮れませんでしたが、最もおもしろい光景だと思ったのが、赤ちゃんがおっぱいを飲んでいると、後ろからもう一頭やってきて、やはりお乳を探しているのですが、その鹿がもう十分大人!多分妊娠中とおぼしき大きな鹿さんだったのです。

去年このお母さんから生まれた子だったのかしら?
自分も妊娠してるのに、さらに飲むの〜!?

そして、おかあさんに若干うとまれつつも(笑)しつこくまとわりついて、おっぱいを飲んでましたよ。

この「大きいなりしてなにしてんの?」な子を見て、大喜びのわたしたち(笑)だったのはとてもとてもいい思い出です。