KinKiさんの記念日の話もまだ書いてないぞ!と思っているし、夕べ聴いたつよしさんのミニアルバムの音源2曲も大興奮で、いっぱい触れたいことがあるのですが、そこへ行く前に、わたしはGWに聴きまくっていたあるアルバムの話を書きます。
その話を書いてから、KinKiの話を書きたい・・・とずっと思っていて。
KinKi話を書いてからじゃないと、つよしさんのミニアルバムの話に行けないぞ!と思っているのもあって。
そんな風に「これを書いてからこれで、これを書かなきゃこれは書けなくて!」と思っているから、日々、日記がどんどん滞っていくのだなと・・・わかっちゃいるけど、なかなかで。
すべての原因はここにあるな!(笑)(笑)
なので、もっと楽に、内容は深くなくてもいいから、ちゃんと「日記」な文章を、翌朝、短くても書く・・・練習から始めたいです。
(と言いつつ、これを書いてる時点ですでにダメダメなのですが。むふふ。)
さて。
そんなこんなで、わたしがGWに聴いていた音楽の話でした。
それはこれです。
- アーティスト: 小田和正
- 出版社/メーカー: アリオラジャパン
- 発売日: 2016/04/20
- メディア: CD
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小田和正さん。「あの日 あの時」です。
どんなアルバムかというと、この辺りを読んでいただけたら。
この日記でも何度か触れたと思うけど、多分わたしが今まで生きてきた中で、最初に身を焦がしたミュージシャンは間違いなく小田さんです。
他にも好きな歌い手さんはたくさんいましたが、今っぽく言うならば、「好き」をとんでもなく「こじらせた」自覚があるのは、やっぱり一番に小田さんです。
とにかくレコードを擦り切れるまで聴いたのはもちろんのこと。
大好きが高じてアラ探しをしたり、ちょっとしたウワサ話を信じて凹んだり、思い出しただけでも恥ずかしい、中学、高校時代のわたしでありました(笑)
このアルバムは、そんな昔昔の曲たちから、新しい曲まで、なんと3枚組みです。
しかも、目の端っこにこのアルバムが何度も入ってくるのに、なぜか最初買うことを抗っていて。
意味がわからないのですが、多分昔の思い出が壊れるような新アレンジになっていたら?という疑念が生じたのかもしれないし、単にアマノジャクを発揮しただけなのかも?(笑)
ああ、大人げないわたしであることよ!!
そもそも誰と闘っているのだね?何と闘っているのだね?
そういえば、昨年のクリスマスの約束も、すっごくいいと思いながら、ちらっちらっとしか見ておらず、やっと先日見たところです。
しかもすっごくいいぞ!と気がついていたくせにTRICERATOPSの和田氏とのセッション部分を見始めるところであえてやめていたのでした。
クリスマスの約束に関しては、わたしはなんだかとっても複雑怪奇ななジェラシーを感じていて(笑)なかなか素直に見ることができません。
ところが、和田氏のロマンスが紙面を飾ったことで「ああ、あれ見てなかった!」と勢いづいて急に見たくなって見たという・・・なんという不埒な!!(笑)
実際、和田くんと小田さんの練習風景から、マイケルジャクソンの名曲を歌うふたりの素晴らしい歌声に感動したのは言うまでもなく・・・なんでもっと早く見なかったかなぁ?ととても後悔しました。
やっぱりいまだにこじらせてる小田さんに対するわたしの「好き」。
こういう経験をしているから、わたしはKinKiさんに対しては(玉置さんに対しても)比較的「イエスマンなファンだね!」と言われることが多いのだと思います。
(というか、KinKiにも玉置さんにも、あんまりダメ出ししたくなるような要素がそもそもほとんどないんですけどね。
あっいや、玉置さんは昔はちょっとあったけど、笑。KinKiには基本ないなぁ。事務所やスタッフには時々あるけど・・・)
上手に好きをコントロールできず、自分の感情に振り回されてめんどくさいことこのうえない事態をこっぴどく経験しているから・・・
今は「好き」を美しい場所にしておくすべに長けてきたように感じているし、実際あまりまわりの雑音にも左右されず、わたしの好きは、すっきりと綺麗な場所になってます。
でもルーツは多分小田さんです。やっぱりそれを再確認するようなCDでした。
さて。
そんなこんな、アルバムにもなかなか手を出せなかったのですが、つい先日、とうとう生協のカタログに載って、なんとCDを生協で注文して野菜と一緒に届きました(笑)
もちろん手に入れたその足でいそいそとCDをコンポに入れ、ウォークマンにつっこんで、そこからはハードリピートです。
ちょうど今はわたしの好きな人たちのリリースの谷間だし、思う存分に浸ることができて、とってもhappyでした。
最初に一枚目を聴いてしまったら、懐かしくも大好きだった曲が、これでもかと流れてきて、なんだかとっても涙腺が怪しくなりました。
「僕の贈りもの」でしょ「眠れぬ夜」でしょ「秋の気配」でしょ「さよなら」でしょ「Yes-No」でしょ・・・
初期の名曲がこれでもか!!です。
中でもわりと地味な曲ですが、わたしが好きでたまらなかった「夏の終わり」や「心はなれて」が入っていて、しがみつくように聴いてしまいます。
そして本当に涙腺が決壊したポイントは、なぜか「生まれ来る子供たちのために」でした。
この曲はわたしがいつか表現者としてのつよしさんにぜひぜひ歌って欲しいと思っている1曲で。
発売当時もとてもとても好きな曲だったのですが、今聴いても色あせないばかりか、もっともっとこの曲が実感的に聴ける時代になってしまったことが哀しいやら苦しいやら。
でも流れてくる小田さんの歌声はどこまでも清らかで、どこかストイックで。
ああ、本当に好きだなぁと再確認しました。
生まれ来る子供たちのために・・・わたしたちに何ができるだろう?
何をしなくてはならないだろう?
ちなみに多分若いみなさまは知らないかなぁと思うので、動画を貼っておきます。
わたしがどんな曲をつよしさんに歌ってほしいと思っているのか、よかったら聴いてみてくださいね。
その話は置いておいて・・・
このアルバムは3枚組なので、まだ一枚目にちょろっと触れたに過ぎませんが、これだけ入って生協で割引で、3000円強。
昔の曲から新しい曲たちまで、たくさん聴けて、本当にコスパのいいアルバムとなってます。
触れだすときりがないので、あまり書きませんが、聴いてみると、昔の曲も今の曲も、やはりとても好きだと気付きました。
なんらわたしの気持ちは変わってないなと思います。
そういえば、わたしの好きな人たちは、玉置さんにしても、つよしさんにしても「ふるさと」をテーマに曲を書き、とてもふるさとを大事にしていますが、小田さんもまた「my home town」という曲を書いています。
そんなところも共通点だなぁと思います。
小田さんのふるさとは神奈川県の海沿いの某街であることは、ファンもみんな知るところですが、彼のふるさとに対する思いもまた、ひしひしと伝わってきます。
わたしの好きな人たちはみんな、とてもとてもふるさとを大切にし、心のよりどころにしているんんだなぁとあらためて。
この曲もとても穏やかでしみじみといい曲ですが、一方でこのアルバムの中には「東京の空」という曲もあって、この曲が近年の小田さん曲の中で、わたしにとってはかなり上位を占める歌です。
わたしは東京という街も結構長く住んでいたこともあって、とてもとても大切に思っているので、東京をテーマに小田さんがこんなに素敵な曲を書いてくださったこともうれしいです。
全体として、先ほど挙げた曲以外で、今のお気に入り曲を羅列しておくと・・・
「緑の街」「たしかなこと」「やさしい雨」「伝えたいことがあるんだ」「今日もどこかで」「Yes-Yes-Yes」でしょ。
う〜ん、いっぱいありすぎて選べません。
やっぱり筋金入りにこじれてはいますけど、今もやっぱり大好き、愛してやまない小田さん話でした。
もうひとつ。
次は最近読んだ本です。
- 作者: 原田マハ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2016/04/05
- メディア: 文庫
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原田マハさんの「翔ぶ少女」です。
たまたま電車に乗るときに読み物が欲しいなあと思い、駅の本屋さんで衝動買いした本です。
中身も何も知らなくて「原田マハさん」の名前だけで買った本だったのですが、読み始めてみたら、神戸の震災をテーマに描いた作品で、時節柄、熊本の地震直後だったこともあって、胸が締め付けられるような気持ちになりつつも、読まなければ!という気持ちに追い立てられるように読み進め・・・
往復2時間の電車の中で、読み終わってしまいました。
震災で両親を失った3人兄弟と、亡くなる間際のおかあさんにこの子たちを託され、養子にして、本当の親子面倒を見続けている心療内科のお医者さんのお話です。
途中ファンタジー仕立てになっているところがあって、ちょっとびっくりしました。
そこのくだりがなくても、物語に十分に惹き付けられ、先へ先へと引っ張られたのに・・・ファンタジー要素を入れたことで、ちょっとリアリティーが減ったように感じてしまうのは、もったいないなぁと思ったところもあったけど。
震災後、時間の経過とともに、さまざまに街も復興に向けて変化していくけど、人々の気持ちが置いてきぼりになりがちだったり、そんなに簡単じゃなかったり。
心療内科の先生である養父のおっちゃんの苦労。人々の苦悩。身体だけじゃなく、心を思いやることがいかに大事かという話。
とても読み応えがありました。
電車の中だというのに、何度も涙腺が決壊して困りました。
地震に限らず、最近あちこちで災害が起きて、どこに住んでいても、何が起こるかわかりません。
覚悟だけは決めておこう・・・という気持ちにもなったし、すごく大事な一冊になりました。
とても読みやすいのでオススメです。