絶え間なく愛を 君に伝えるから
ぼくがいなくても生きていけるように余計な心配させてよ ねえ
いつの日か君が ひとりになっても
愛された記憶は 君を守る・・・
KinKi Kids。Jアルバムの「I will」です。
さいきんとみにおばあちゃんになって、通りすがりに甘えてきたり、何かとべったりになったルナを撫でながら・・・
不意にウォークマンから流れてきて、このところ、何をしていてもずっと頭の中を支配していることを書くタイミングは今かな?と思いました。
ちょうどこの曲にぴったりの気分だったからです。
この曲は発売当時からいろいろと気になっていましたが、やっぱり隠れテーマとして「母性」もまたあるような気がします。
もしくは親から子へ、子から孫へ。受け継がれる思いとか記憶とか。
そしてやっぱり思うことは・・・
わたしはもらうばかりではなく、ちゃんと「愛された記憶」を周りに刻んであげられているかしら?ということで。
ふわふわと何も考えず、自分の楽なことばかりしいてはいけないなぁという自分への戒めをこめて(笑)
もうちょっと周りにも目を配ろう、もうちょっと誰に対して親身になろう・・・と思ったので、決意表明として・・・なんていうと大げさだけど、たまには真面目に書いておこうと思いました(笑)
絶え間なく声を君に届けるから
ぼくがいなくても 前を向けるように中略
いつの日か君が 道に迷っても
遺された言葉は君を守る・・・
正直「声」を届けるのは苦手で、むしろ口を挟むとロクなことがないようにも感じているので(笑)心意気だけは通じるといいなぁと思いつつ。
ただ見ているだけなんですけどね。
子どもたちにも、生徒たちにも、かなり老齢になったルナやバロンにも・・・
気がつけばルナは19歳を越え、バロンも13歳になりました。
そして、この年になると、両親への思いもまた、心配される側から半分くらいは心配する側にもなっていて・・・
もちろん知性にしても人生経験にしても、父母には全然かなうべくもないですが(笑)
時々おかあさんのような気持ちで、父母のことを心配しているわたしが出てきてびっくりします(笑)
やっぱりこれが年を取るってことなんだろうなぁと思います。
忙しくなると自分だけで精一杯になって、話を聞いてよ?と言われても、ちょっと待って!とか、ええ?今?とか思ってしまいがちだけど、
もっと余裕をもって、ちゃんといつでもスタンバイOKにしておかなくてはいけないなぁと思う今日この頃。
わたしはやっぱり音楽が好きなので、気持ちのきっかけも歌からもらうことが多いです。
で、似たようなテイストの歌・・・ということでやっぱりこれが聴きたくなって探しました。
これは玉置さんですがすっごくいい曲なので、おすそ分け。
母性が枯渇した?とおぼしき時に聴くといいですよん。
オススメの1曲です。
そしてあなたもわたしも実は「ちゃんと温かい親心に見守られてきた。」「見守られている。」と実感したいときにもぜひ。
君が見た空の光に
輝く明日があるように吹きすさぶ風の中も
ひたむきに歩いていけるように
今、父母が、そしてオトートがまた、何度目かの道の曲がり角に立っていて。
とてもとても気にしているのですが・・・
とはいっても何もできないので。
口を出し過ぎず、でも話を聞いて欲しそうなときはなるべくタイミングをはずさないように気をつけて。
あくまでも本人たちが納得したベストの道が見つかるようにと祈るような気持ちで心を寄せています。
先日妹と一緒に実家に帰ったら、もうひなまつりは少し過ぎていたのですが、父と母がわたしたちが小さい頃に飾っていた雛人形を出しておいてくれました。
練馬の家に引っ越すときに最小限だけ残しておいたもの。
テレビの上に飾ってありました。
これを見ると、小さい頃、栃木の片田舎の社宅住まいだった頃のことを思い出します。
まだまだわたしは3歳とか4歳くらい。
妹は生まれたかどうかくらいのとき。
わたしはわりと小さい頃の記憶が鮮明で、こういう具体的な思い出の品をみると、記憶がどんどん手繰り寄せられます。
この日は父母の今後について、いろいろと話をしました。
本人たちにとっては、とても前向きな選択なのだと思いますが、わたしたち姉妹にとっては、他に選択の余地はないのかな?という話でもあり。
いろいろな話をするうちに、世代間のギャップとか、考え方の違いとか、わたしたちから見た祖父母の頃ともまた違う、今の日本人の考え方の基礎を作ったのは?みたいな一般論にまで話が及び、なかなかに有意義でした。
何よりもわたしたち姉妹に心配を掛けまいとする父母は、ふたりとも元気なうちに老人ホームへ移りたいと考えています。
うちは女の子ふたり姉妹だから、本当に必要な事態になれば、どうやったって駆けつけられるよ?
手分けしていろいろとお手伝いすることもできるんだし。
たとえばもうちょっとわたしたちの家から近い距離に引っ越すという選択肢はないの?
妹もわたしも、いろいろと話をしましたが、父の意思はなかなかに固く。
一応いざというときの介護は付いている、でも普通の暮らしができ、その気になれば自炊だって、外出だって自由にできる安心なマンションだから・・・と、説得されてしまいました。
まずは抽選に当たらなくてはならないし、どんな風に転ぶかもさっぱりわからないわけですが。
多分父は80になったから、自分がいつ何があってもおかしくないと思っていて、万が一先に自分が倒れたときの母を心配しているのだと思います。
それはわかっているけれど、そういうマンションはどこも、今までのようなたくさんの荷物は持って行けないし、お料理が楽しみの母にとっては十分な台所がついているマンションはないしで・・・どうしたって今持っている荷物を極限まで減らさなくてはならない母はまだまだ納得できずで。
なんだかいろいろと解決しなければならない問題が山積みで。
気になることは山ほどあれど、見守るしかないからなぁという感じ。
一方のオトートは、また就職活動を余儀なくされることになりました。
今の職場環境は、どうみても彼にとっていいものではなかったし。
神経をすり減らしているのもよくわかっていたし。
一生の仕事になる感じでもなかったので、遅かれ早かれこういう日が来るだろうなとは思ってました。
自分では「2年前とは違う!!」と豪語して、積極的にあちこちに履歴書を出したりしていますが、さて、どうなることやら。
ちょうど「I will」が流れてきたので、そんな話を報告してみました。
生徒たちもいろいろあって、どちらを向いても主役達の悩みとか、苦しい気持ちって、聞くしかできないんだよなぁ〜と頭を抱える春。
出発の春!!
みんなが前向きな、明日につながる選択ができますように。