ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 イズラエル・カマカヴィヴォオレさん

ひとつ前のKinKiさん表紙のオリスタを見ていて、ふと目に留まったのがこの方でした。

KinKiのページの中で、つよしさんが「ご自分の中の応援ソングはありますか?」という読者からの問いに対して答えていた楽曲です。

ハワイのアーチスト、IZことイズラエル・カマカヴィヴォオレさんの「Over The Rainbow」と「What a Wonderful World」がつよしさんにとっての応援歌と書いてありました。

ケンシロウとよく聴いていた曲でもあるそうです。

え?何なに?どこで?なんて言ったの?

詳しく知りたいという方は、きっとみなさまお手持ちの(むふふ)一つ前のオリスタさん、26ページをご参照くださいね。

わたしは、少し前に図書館でハワイアン・マナに関する本を読んだところだったし、ハワイアンキルトも大好きだし、ご近所のフラをやってらっしゃるおばあちゃんにその素敵さについて時々聞いていることもあり。

そして、ここのところオットと「なぜかとってもハワイに行きたい!!」という話をしていたこともあって「ハワイ」というキーワードにまずはとても食いつきました。

オーストラリアのアポリジニ、ニュージーランドマオリ、マレーシアのオランアスリなど「先住民族」のことをもっと知りたいとひそかに思っていることとも無関係ではないかも。

さらにわたしが最も好きな曲のひとつだと思っている「What A Wonderful World」。

で、youtubeで探してみたら、ありました!ありました!

これです。

初めてこれを見たとき「これはヤバイ!!」と高校生のうぜーよ姫の口癖がそのまんま口を突いて出ました(笑)

いつも彼女がそう言うと「ええーっ!?もっとなんか具体的な感想はないの?」「あまりにもボキャブラリーが貧困すぎる!」「なんでもヤバイで済ませちゃダメ!」な〜んて言うくせに、自分もじゃないか!!(笑)(笑)(笑)

本当に興奮すると、人って気の利いた言葉が出て来ないものなのだなぁ(笑)

なんだか突然別世界に連れていかれました!

この動画、まさしくつよしさんが言っていた「Over The Rainbow」と「What a Wonderful World」が入ってます。

シンプルなウクレレのみの伴奏。
穏やかなハワイの空と海。

IZさんの力強い低音ボイスが穏やかに始まります。
とても素直でまっすぐな声の出し方。
強いのにとてもやさしい声。

IZさんは人並み外れた大きな身体の方で、それゆえに、38歳という若さで亡くなられたそうですが、子どもの無邪気な心を持ったまま大人になったような、そんな無邪気な表情に、心がぎゅーっと掴まれました。

また映像が素晴らしいの。

Somewhere over the Rainbow,skies are blue.
And the dreams that you dare to dream
Really do come true

この映像を見ながらIZさんの歌を聴いていると、青い空の下、夢見たことは真実になるというのが本気で信じられるような気がします。

ハワイの空や美しくかかる虹、どこまでも広い、海や大地。
美しく咲き誇る花々。
出てくるハワイの人々の表情もまたおだやかでみんないい顔をしていて、素晴らしいです。

歌の歌詞にもある「dream」は森羅万象、そこに住む人々みんなみんなの夢というイメージが広がっていて

オノ・ヨーコさんの

「ひとりで見る夢はただの夢。みんなで見る夢は現実になる。」

という名言がしきりに思い出されます。


IZさんのとんでもなく包容力がありそうな大きな身体。
あえて子どもっぽい言葉で表現するなら、この方、大地や風や植物と友だちなんじゃないかしら?と思いたくなるくらい、とってもピュアな個性。

3回くらいリピートした時点ですでに虜になってました。
「寒い!」とよじのぼってきたルナを膝に乗せて、気持ちよくうっとりとその背中を撫でながら、すご〜くいい気持ちで1時間くらいずっとリピートで聴いてました(笑)
離魂してたな!(笑)

いつの間にかつよしさん的側面はどっかに行ってしまい(笑)「どうしてもこれを手に入れたい!!」「家で何度でもリピートしたい!!」という気持ちに捉われて・・・その場でamazonさんを開き、とうとうCDを買ってしまいました(笑)

Facing Future

Facing Future

これです。

ちなみに内容紹介のところにはこんな風に書かれています。

内容紹介
There's a smart balance of traditional Hawaiiana and contemporary tunes on this CD. There's heart-tugging warmth along with unexpected chuckles. The end result is a candid, honest reinforcement of his vocal breadth.

Amazonレビュー
地元ハワイでのイズラエル・カマカヴィウォオレの人気ぶりを物語るエピソードがある。1997年に(38歳であの崇高なまでの肥満が原因で)亡くなったとき、彼の遺体は州議会の議事堂に安置され、その栄誉を受けたわずかふたり目の人物となったのだ。
イズの魅力は、アメリカの一州として併合される以前のハワイへの愛と、表現力豊かな優しく情熱的な声にある。その声は高音域を震わせながら、ジョニー・マティスを思わせる安らぎを乗せて空を漂う。本作の数曲(「Ka Pua U'I」、「White Sandy Beach of Hawai'I」、陽気な「La 'Elima」)では、ウクレレの弾き語りで彼本来の叙情性を引き出し、ハワイの伝統的なムードを醸し出している。また、ジミー・バフェットさながらの「Maui Hawaiian Sup'pa Man」では、自らのスタイルにぴったりの現代的なタッチを遊び心豊かに加えている。
本作で何より感動的なのはアルバムのオープニングとエンディングを飾る哀悼歌で、ストリングスをバックに、「Hawai'i '78 Introduction」では父の死をしのび、「Hawai'i '78」では失われつつあるハワイ土着の文化へ思いをはせている。そして、「Somewhere Over the Rainbow/What a Wonderful World」のメドレーは、映画『ジョー・ブラックをよろしく』のエンディングタイトルで流れ、本作で最も有名なナンバーとなった。(Terry Wood, Amazon.com


お祈りのような幻想的な曲があったり、わたしのような初心者でも知っているような典型的なハワイアンと言えばこれ!という曲があったり。
かと思うとカントリーロードが出てきておぉ!っとなったり。

そしてそして、つよしさんが大好きだと言った前出の、youtubeで聴き倒していた2曲も入ってます。
そもそもこの曲は映画のエンディングタイトルで流れていたのですね〜

一人でしばらくはまりにはまっていたのですが、たまたまこの間会ったショコラ嬢に、youtubeのURLを送りつけて「ねえ、聴いてみて!」と送ったら、まったく同じ反応が返ってきて笑いました。

ひとことだけ。

「ヤバーイ!!」

それだけのメールが来ましたよ(笑)

あらら。やっぱり。

そして、一度はそっちのけにした(ごめん!笑)つよしさんにも、また戻ってきて、だんだんに思いを馳せ始めました。

彼がこの曲を応援歌だと言った意味がとてもよくわかるなぁと思うのです。

「夢を見れば傷つくこともある」とはある意味真逆ですけど。
これは無条件に傷ついた人を癒し、慰め、温める安らぎの音楽で。
誰をも傷つけないし、誰をも不安にさせない。
疲れた心に水が沁み込むように、少しずつうるおいを与えてくれるような・・・そんな音楽。
大地のふところに抱かれて、しばしまどろんでていいよ・・・
また元気になったら動き出せばいいんだから・・・とでも言われているような。

またひとつ、いいアルバムに出会えてとってもhappyです。

ほんとはこんなところに書いて紹介しちゃうのは無粋な気もしたのです。
つよしさん的にはそっとしておいて欲しいところかな?という気もするし。

一回は書かないでおこうと思ったのですが・・・

いやいやいや、と思い直しました。
「つよしさんが好きな音楽」という側面を一旦置いておいても、本当に素敵な音楽なので。
音楽が大好きという方なら好きなジャンルに関わらず、きっと「おぉ!」と思われる方多数なんじゃないかしら。

ぜひぜひぜひ、よかったら聴いてみてくださいね〜♪