ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 大人の社会科見学 第二部 感想 その3

週末、奈良に旅行に行ったのと、それに伴い平日が振替レッスンでいっぱいになってしまったのとで、ずいぶん間が空いてしまいました。
これで最後です。
ここからは順番は前後するところもありますが、まとめて箇条書きでエピソードを書きます。
最初の方はネタっぽいトークをまとめてあって、後半の方が大事な話が多めとなっておりますので、時間がない方は後半からどうぞ(笑)

最後のところでひとりひとりの方のご挨拶があって、ここはいい話がいっぱいあったので、そこは少しだけ詳しく書いて終わろうと思います。

・「十川のしわざ」話関連。
十川さん周りで起こっている「時空のゆがみ」は、確実に他の人にも影響を与え、伝染しているらしいです(笑)

たとえば・・・

竹内くんは何度も来たことあるZeepの駐車場なのに、この日に限って、迷ってしまったらしいです。
十川さんは駐車場で竹内くんに会ったので、そのまんま付いていったら、どんどん海のほうに向かっていったそうで(笑)
十川さんに「違うんじゃない?」と言われて振り返ったら、観覧車が後ろのほうに見えて、初めて気がついて「なぜこっちに来た?」と自分ながらびっくりしたそうです。

さらに、舞台の袖にこのイベントのため、名前が書かれたマイクが置いてあったのだそうですが、DUTTCHさんのはグッチさん。SWING-Oさんはスイングさんになっていて、みんなで仰天したそうです!むふふ。


トーク中には、十川さんの上から埃が・・・事件というものが起こりました(笑)

まさしく「時空のゆがみ話」をしているとき、十川さんのライン上に、しっかりハッキリと見えるくらいの大きさの埃(ほこり)が落ちてきたみたいで、つよしさんが大喜び(笑)

なんせ埃なので(笑)わたしのところからはもちろん見えませんが、前の方の席だとはっきり確認ができるくらいの大きな「埃」だったそうですよん。

「実はこのイベントで、ちょっとでも話を面白くしようと、20年後の十川さんが上から見て、埃を落としてるんじゃないか?」なんてことを言ってました。

「ここで埃を落としてみるよ・・・ああ、ウケてる!ウケてる!ウケてよかったなぁ。」って20年後の十川さんが喜んでるんじゃないか?なんて(笑)


まさしくこれぞ『十川さんの時空エピソード』だと(笑)



・いっそ、このつよしさん関連のライブでは、みんな違うキャラでライブをしたらどうか?という話。

十川さんは来年から源氏物語さんとしてステージに立ちます。
十川さんの相方のキーボードは「紫式部」という名前にして(笑)
(十川さんはご自分のキーワード「次元」・・・からジゲン?みたいな発想をして・・・業界用語で、引っくり返して「源氏」?そこから「源氏物語」だと。

ケンケンは「ファンクなんたらK」だったっけな?

つよしさんは水晶からクオーツ的発想をして「クオーTU」だったかな(笑)

この辺曖昧ですが、みんなで楽しそうに想像の翼を広げてて、この人たちならほんとにやりかねない!と笑ってしまいました(笑)




・つよしさんとバンドメンバーさんひとりひとりが写ってるカードを、グッズ化したいというつよしさん。

これだけ大人数いるので、いわば「トレーディングカード」的なものを出したらおもしろいんじゃないか?という話です。

この辺りの話、わたしはうちの子ども達が小さい頃にとっても流行した遊戯王カードとか、そんなものをイメージしながら聞いてました。

袋を開けてみないと誰が入っているかわからない、アレですね(笑)(笑)(笑)

「『なんであなたの顔だけじゃないの?』って事務所に言われるやろな!」・・・なんて言ってましたけど、そりゃ言われるでしょうとも。げらげら。

そこからどんどんこの「カード」がグッズになった体で、妄想話が広がっていきます。

その発想をおもしろがり、乗っかりつつも「俺のだけ余ってポイされたくないなぁ(涙)」みたいに言うDUTTCHさん。
他のメンバーも自分のカード、欲しい人なんていないんじゃないの?みたいに不安顔。

それに対し、つよしさんは自信満々に「それは大丈夫」「メンバーの裏は曼荼羅模様になってて、全部揃えないと全容がわからないから、みんな一生懸命(それこそまさしくトレーディングカードのように)集め出す。」・・・みたいにどんどん妄想がふくらんで(笑)


そのうち、ライブ会場前で「SASUKE9枚あるんですけど、誰かいりますかー!」とか、「小澤さん、レアなんだよね?」みたいな話が始まって、ファンのコミュニケーションが始まる・・・みたいな・・・見てきたような話で盛り上がってましたよ(笑)

「小澤さん(のカード)、だれかかぶってる人いない?」

「かわ島くん(のカード)は、きっと北極熊だよね。足元が汚れてるやつ」

なんてどんどんメンバーさんたちと話をふくらまして、つよしさんは、大喜び。

バンドのみなさまは話を聞いてなお「自分のカードは需要がないんじゃ?」みたいに言ってらっしゃいましたけど、あながちそんなこともない気がしますけど。

もちろんジョーク交じりでしゃべってて、事務所的にも本人的にも、実現するとはよもや思ってないでしょうけれど、その発想力の豊かさにとっても心惹かれました。

とにかく話しながらどんどん泉のように話が発展していくのです。

こうやって普段からいっぱいアイディアを出してるんだろうなぁというのが伺えました。

そうやって、ライブの場所や企画にしても、グッズにしても、出しても出しても、実現がむずかしかったりダメと言われたりしつつ、何個くらい出し続けて、やっとひとつくらい採用されるのかしら?な〜んてことを心の底の方でずっと考えてました。

でもでもでも。

いろんな困難に対して「これは?」「これがダメならこっちは?」「こっちなら許可が出るんじゃ?」「こんなのもいいんじゃない?」という具合に、次から次へ発想の転換をしていくような訓練を日ごろから繰り返しせざるを得ないことは、きっとムダじゃない気がするのです。

本当のピンチがやってきたときには、こういう人は強いだろうし、急に降って沸いたような話にもどんどん対応していけるんじゃないかな?と思うのです。

実際そうやって舞い込んできた話のひとつが、ひょっとしたら来年2月だったりして・・・というのは『あくまでもわたしの妄想です』・・・あしからず(笑)



・つよしが歌った!(クララが立った!風に、笑)シリーズ

「アリは2次元の生き物」で壁も普通に上るし、どこまでもまっすぐに突進していくという話。

確か人間が常識だと思っていることが必ずしも生き物すべての常識じゃない。重力という概念だって、人間は普通にあたりまえだと思っているけど、実は違うかも・・・よ?!みたいな発想です。

話をアリに戻します。

アリはそうやって、どこまでもまっすぐに行列を作って歩いて行くけれど、突然、仲間が上からつまみ上げられると、周りのアリたちには、まったく何が起こったからわからない。神隠し??という感じになるんじゃないか・・・みたいな話し。
(そういう話、ほんとに好きね〜KinKiさんはふたりとも、笑)

そこからKenKenが
「蟻(アリ)のままや!!」
ってアナ雪の名言を関西弁で言ったところから、つよしさんが「Let it Go!」関西弁バージョンを歌い出しました。

歌へといざなってくださったKenKen、ナ〜イス!!

そしてこんな歌詞なのに、当然ながらムダに美声なつよしさんってば@@@@@

途中でやめちゃうとイヤだから、反応しすぎないように、息を飲んで見守る会場(笑)

メモっていたわけじゃないので、あやふやですが

「ありのままやで〜(ラシドー ソミミレー♪とわりときちんと一語一語、音符がはめられてましたよ、笑) そうやで〜ありのままやで〜

いてまえ ぼけかす〜 ええやんけ〜 いてまえやん〜(へんかも?違ったかも?なんせ関西弁に明るくないので、笑)

いやん たこ焼き〜  

(みたいなフレーズが挟まって・・・)

そして

「ソースは濃い(い?)のがいいわ♪」で〆られました(笑)

おぉ、ばっちり!
芸術的!!(そこまで言っちゃうとウソっぽい、笑)


さらに・・・

僕もうあと4歳で40やん?(考えてみると衝撃的!!笑)・・・という話から、立派な中年やで。中年ファンク→→宇宙のファンクみたいに連想していって、これでええやん!と結構悦にいるつよしさんと仲間たち。

つよしさんは即興で「CHUファンク」??なるものを歌い始めます。


1回目は、TU FUNKとわりと近いフレーズを歌っていて、「TU FUNK」第二章みたいになっちゃって、もう一度歌い直したのですが、「TU」よりも「CHU」の方が断然見ている方は楽しいわけです。えへへ。
(歌っているとき、ずっとchu!の口なんだも〜ん!!)

2回目は、もう少し低いところからはじまって、もうちょっと多彩になっていきます。

合間にKenKenが「宇宙でチューだよ」と絶妙なタイミングで、うまいこと合いの手を入れていて、メンバーさんたちも口でリズムに参加してきて、即興ボイパ状態。

SWIN-GOさんとDUTTCHさんが伴奏パートを引っ張り、そのあと徐々にみんな口で混ざってきて、あぁ、やっぱりFUNK!ファンクができる瞬間の楽しさってこういう緩さ、そしてこのなんでもあり感の素敵さたるや!!って思って見てました。

こういう日々音楽漬けがあたりまえの歴戦の猛者たちの集まりで、しかも息が合った仲間同志ならば、楽器なんてなくても身体ひとつあれば、なんでもできるんだなぁ!!という感慨。


とはいえ、もちろん即興ですからね。
すご〜くプリミティブなフレーズのやりとりで、これ、どう〆るのかな?と思いきや・・・最後は強引に十川さんにマイクを向けて、十川さんが『ちゅぅ〜!?』みたいに絶妙なタイミングとリズム、そしてイントネーションでうまいことセンスよく〆てました。
さすがアレンジの天才!!バンマスだ!!(笑)


多分この流れからだったと思うのですが
「このメンバーみんなの仲の良さはFunkっていうジャンルによるところもあるね」って話から・・・
KenKenが
「20人いて、中にはひとりで5人分くらいパワーのある人もいても、音楽がぐちゃらないのはみんな譲り合いの優しさも持ってる人だから。」

と、とっても良い話を。

このあたり、わたしは今年のツアーで実感したのですが、大人数になればなるほどぐちゃぐちゃになりそうなのに、決してそんな風にはならないのですよね〜
しかもあれだけの個性派ぞろいなのに・・・ですよ?

KenKenの「譲り合い」という言葉はまさしくキーワードのひとつだと思うのですが、だからといって引っ込んでしまう人がいるわけでもなく。

絶妙なタイミングでずんずん前に出ていく人の誇らしそうなこと。
またそれを見守る方々もまた、誇らしそうなこと。

誰がどんな音を鳴らしても大喜び。みんながまるで自分が創り出したかのように得意げだったり、その瞬間の「スゴイ人」の周りに続々集まってきて「すげえなあ!これ!」という表情をしてたり。

みんなで創り上げた素敵空間であればこそ、その瞬間の音が「誰が出した音」であるかはたいした問題じゃないのかも?
どの音もまた、みんなで出した音になる・・・みたいな。

そしてご相伴に預かる客席も、その思いを共有させてもらっているような楽しさなのです。しあわせが会場中に伝染していくわけなのです。

客席みんな多分そんな空気感を思い出していたと思います。

「ジーン!!」というムードになっていたら・・・

すかさずつよしさんが「100人乗っても大丈ー夫!」とまぜっかえす。
いいところだったのに〜(笑)

あれ?イナバ物置ですか?・・・
「ゾウが踏んでも壊れないふでばこ」も一緒に浮かんだわたしは、世代がバレるんですけど・・・むふふ。

100人とは言わないまでも(笑)いつか大きなところで、つよしさんにゆかりがあるメンバーさんたちが入れ替わり立ち替わり、あるいは全員大集合で「つよフェス」

そんな夢が実現するといいなぁ。


「CHU FUNK」の即興のあと、KenKenが「ここのステージ(ZEPP TOKYO)に立ちたくて頑張ってるバンドがいっぱいいるのに(笑)どうしてこれ(CHU FUNK)やってんの?」みたいに言って。

そもそもそんな場所で、歴戦のバンドマンたちが楽器も持たずにトークショーやってる時点でおかしいでしょ!とゲラゲラ。
しかもそこに超満員のお客さんが入っているわけですよ!!
いろいろ人生ってやつはおもしろい。どんなことに遭遇するかわかりません。むふふ。


・SASUKEさんの話。
つよしさんがどの流れからだったか忘れましたが、SASUKEさんの仕草がおもろいという話を。
かわ島さんがおもろいこと言ったりして、SASUKEさんが笑うときは、いつも口を押さえて身体をねじってて、そのしぐさを『ゆっくりおかま』『ゆっくりオネエ』な〜んて表現してらっしゃいました。
みんな爆笑だったから、これもみなさん共通のネタなんだろうなぁと思われます。


・そして恵子さん
飲み会の席で、飲めば飲むほど、延々ネタをやってる人・・・ということで恵子さんのお名前も挙がってました(笑)

・他にもルイスとかわ島くんがじゃれてる画像とか、つよしさんが楽屋裏の画像を見せてくださったのですが、なんだかほんとにみんなリラックスしていて、合宿中の大学生みたいな素敵な雰囲気でありました(笑)楽しそうでしたよん。


☆最後は、参加のメンバーさん一人ひとりが、ちゃんとご挨拶されました。

・DUTTCHさん
このメンバーは「ツレ感覚で、みんなと仲間意識があって楽し過ぎる」と言ってました。
そうでありましょうとも!


・竹内くん
グッズでぼくのカードが余らないことを祈ります。
この辺り、かなり本気で心配してて笑えました。心配ご無用ですから!(笑)



・SWING-Oさん
「こんなにやりたい放題やらせてもらえるバンドはない。」とおっしゃってましたよ。
音楽的実験もできるし、振り付けもやると。
「変な振り付けしても付いてきてくれるファンのみんなもすごい!」(笑)と褒めことばなんですか?なことを言うSWING-Oさんのひと言でもありましたが・・・


つよしさんがこの言葉を受けて

「(ファンとの間も)どっちよがりでもない関係ができてる!」

とうれしそうに語っていて、会場でその話を聞いていたわたしたち観客席も、とてもとてもうれしかったのです。
ああ、ほんとうにそんな風に思ってもらえるようになったんだなぁって。

昔のライブのスタートは、本当に完全武装で・・・一枚一枚、時間をかけて脱いだり外したりして、だんだんに心を開いてもらえる過程をずっと見てきたわけですが・・・一番大変そうな頃は、ステージに立つことを心底怖がっているように見えた時期もありましたから。

なんだか応援しているつもりが、好きな人を苦しめている?と胃が痛くなるような思いで見守っていた頃も今は昔。

おっと話がまた逸れちゃった(笑)

SWING-Oさんは「このエンターテインメントを支持し、これからもサポートして行きたい」とおっしゃってましたよ。

これ、ある意味決意表明だな!スゴイです。


・潤さん
「こんなにFUNKが日常的にできる現場はない。」と驚嘆してらっしゃいました。

「実は潤さんはバラードがお得意で」とつよしさん。
潤さんも「バラードが得意なので次回ぜひ。」ともおっしゃってました。

ファン的にももちろん「次回ぜひ!」でありますのことよ!!

元々はFUNKやP-FUNKが大好きな方だったそうなのですが(確かMisiaさんのEverythingあたりからみたいな話を聞いたことがあるような?)バラードの評価が上がり「バラードの人」みたいなイメージになって、FUNKを封印していたようなところがあるのですって。

そんな潤さんに「FUNKやりませんか?」とつよしさんが声を掛けて。
つよしさんと出会ったことによって「また(FUNKの扉を)こじあけられたような気になった」・・・と潤さん。とってもうれしそうに話してらっしゃいました。

多分つよしさんの情熱や、うまくいかなくてもひたすら前を向いて走ってる、そしていつだってリーダーとして先頭を突っ走りながら音楽を楽しんでいる彼の姿は、ある一定の年齢以上の方にとっては、忘れかけていたこと、初心だったり、ひたすらに楽しいを追求することだったり、夢を追いかけることの尊さだったり・・・をたくさん思い出させてくれるのだと思うのです。

そしてその人の人生にも静かに影響を与え、新しいやる気を連れてきてくれる側面があるんじゃないかな?

少年のようにキラキラと光る瞳で語るベテランのみなさまの姿を見て、わたしはそんなことを考えていました。


そしてつよしさんとしては、佐々木さんに「綺麗や儚さ」にもつながる、新しい「FUNKY官能小説。説法」みたいなジャンルを開いてもらったとも。


・KenKen
「21才くらいからぼくは参加してる。」
「スティーヴがぼくを紹介してくれ、ぼくがDUTTCHを紹介して、竹ちゃんがSWING-Oを連れて来て…」
良い人が良い人を誘って、「ふるいにかけられて」残っていく感がいい。
「僕らがどっしり構えて完璧に支えるから、つよしくんは自由にやって」
「いいミュージシャンがいると、いい音楽が生まれるからね。」

このあたり、どの言葉も宝物のようにキラキラして、聞いているつよしさんもとてもうれしそうでしたが、わたしたちファンもとてもとてもうれしかったところです。

そしてコメントでケリー中毒さんにも指摘されたとおり、わたしは「ふるいにかけられて」がとてもとても心に残って、この一瞬にこのバンドの本当の意味での「厳しさ」の片鱗を見て、まずは「その1」でそのエッセンスに触れたのでした。

え?なに?と思われた方、もしくはここからご覧になった方はどうぞ「その1」へ。


そして最後に・・・


・十川さん
DUTTCHさんが、声でドラムロールを・・・(これ、まだ書いてませんけど、TUライブオーラスで散々やったネタの続きです、笑)

ネタで返すのかと静まり返った会場内。

一転「なんにも浮かばない。」とまったり十川さん(笑)

「20年後の自分に聞いてみたい。源氏物語はちゃんと弾けてるのか?」みたいなネタで返してました(笑)

つよしさんは「(光源氏は)入場退場のとき、こんな風に・・・」と雅(みやび)なしぐさをしたり、てててててーっ!と円を描くようにキーボードに就くしぐさをしてみせたのですが、これが、まるでおじゃる丸?という感じの動きで、超かわいかったの(笑)

わたしは時々おじゃる丸を見るとつよしさんを思い出します(笑)

そしてまたネタが始まったわけですが・・・
今回、つよしさんがいかに十川さんを慕っているかがよくわかりました。いえいえ、もちろん知ってましたけど。

聞いているわたしたちも、たくさん笑かされてとってもしあわせでもあったわけですが・・・

十川さんという方のプレイヤーとしての実力、アレンジャーとしての実力を誰よりも信頼し、頼りにしているのもまたつよしさんだと思うのですよ。

以前に楽器会社関連で、クラシック関連の雑談からかつてのポプコンの話になり、偶然十川さんのお話を伺ったことがあって。
その実力のほどは、伝説のひとつでもあるそうで、そんな話を聞いてなるほど〜と思ったことがあります。

そんな名実ともにスゴイ方が、決して上から目線じゃなく、若いミュージシャンたちと同じ目線に降りてきてくださって、威圧感を与えずに、一緒にやってくださることの凄さをあらためて感じたのですよね。

フォーラムのラス前だったか「十川!」ネタが客席で暴走し始め、あちこちで呼び捨ての掛け声が飛び始めたとき、突然真顔で「ちゃんと『さん』をつけなアカン!」みたいに言って客席をいさめた瞬間のことがとても頭に残ってます。

すべてはそういうことなんだなあ。

ネタにひた走っても、つよしさんをはじめ、みんなちゃんと引くべき線はしっかりと引いている。敬意は決して忘れない。

「ふるい」話もそうですが、実は一方で「とてもとても厳しい現実」もあるからこそ、そこにいる人たちはみんなやさしいし、温かいのだと・・・

そんなことをめまぐるしく考えておりました。



そしてそして。

最後の最後につよしさん。


今の仲間がいるから、あの時あきらめなくて、あきらめずに生きてて良かったと思えるそうです。

『今は辛いことがあっても…幸せいっぱいです。』とも言っていて、ほんとに幸せそうに話してました。

この「辛いことがあっても」のくだりで、たまたま視界に入っていたKenKenがとっても真摯な顔で深く頷いていたのがとっても印象的でした。

「バンドのメンバーさんたちや、ファンのみなさんに救われてます。」

「これからも哀しみ、孤独をぬぐっていくサウンドを作っていきたいです・・・」
だったかな?この辺肝心なところなのに、すでにあいまい(涙)
というか、つよしさんをガン見してて、メモがおろそかになってたの(笑)

でも、ひとつだけ、ものすごく印象的だったことがあって。

どんな言い方だったのかははっきり記憶できてないのですが

つよしさんがメンバーさんとのことだけじゃなく、客席のことにも触れて、

「今、ものすご〜く客席からの反応がよくなっていて、客席とバンドと、自分と、すべてが一体化して、いいものが生まれているように感じている」

って言ったのが聞けたこと。

ここ、本当にとてもうれしかったです。

そして、FUNKが僕を支えてくれてるように、みなさんの支えになれたら・・・これからも一緒に音楽を楽しみましょう!
みなさんのご健康となんやかんやを願って・・・ありがTUで〆ましょう。
(この辺りがいつも校長先生のお話気味になって、どんどん長くなるの。他にもいろいろ言ってた気がするのですが、失礼ながらくすくす笑ってて、あんまり覚えてないです。いえいえ、バカにしてたんじゃないですよ。おもしろいなぁって。確かお父さまのPTA代表のスピーチがそんなだったと昔ネタにして笑ってた記憶があるのですが、やっぱり親子って年を取るにつれ似てくるのよね〜げらげら)


最後はありがTU〜でしめましょう。
「では、ご三唱ください。」(と、ここでも「ご唱和」と(万歳)「三唱」を混同しているつよしさん。フォーラム最終日もそうだったのだ!愛おしい人であることよ、笑)


そして、KenKenにつっこまれて言い直す。

「いや、ご唱和ください。」

(このくだり、すっごく好きだった!笑)

「ありがTU〜。」
(もうちょっと長かった気もするけど、忘れてしまいました、どいひーレイン、笑)

全身でバイバイして、最後の最後に「chu!」ってサービスして(笑)はけていかれました。

最初の方でも書きましたけど、その時に前の席にいたご夫婦で参加のおじさんの方がすっごくしあわせそうにつよしさんに手を振っていたのですよ。

つよしさんという人のアイドル力の凄さを実感した瞬間でした(笑)

その後、ご夫婦は「楽しかったね!」「来てよかったね!」と言い合いながら、にこにこと去って行かれました。

なんてほほえましいんだ!!(笑)

そしてわたしたちもまた、みんなにこにこと笑顔でした。

いい会だったなあ・・・としみじみと。

最後にこれを掲げて終わりにします。