ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 大人の社会科見学 第二部 感想 その1

久々に猛烈に仕事も忙しくて、今日も昼からレッスンをしていたので、まだブンブブーンが見れてません(涙)
昨日は4つレッスンをしました。
そんな中、どうも細切れの時間を上手に使えず、さらに文章がちっともまとまらず焦れ焦れしてます。
その割りに前の日記がかつてないほどの大反響で、少々当惑。
普段はもうちょっと雑多で、ゆる〜い日記なのです(笑)
期待はずれだったらごめんなさい(笑)
そしてそのなんだか祭りのようなめったにない状況の中、気がついたらカウンターの夢の240万台がいつの間にか終わっちゃってました(笑)
いえいえ、すぐに次の夢「251万台」がやってくるよ!とは友人談。むふふ。
そういやつよしさんとコウイチさんが一緒に入っているような番号でもあるかしらん。楽しみにしておこう。
さて。
本当はどうみてもフォーラムの感想の続きから書くのが筋だと思いますが、忘れちゃいそうなので、こちらから先に書きます。
短期集中・・・の予定です。
二年連続で当たるなんてことは、まったく想像していなかったので、正直最初とても驚いたのですが、せっかくいただいた機会なので、万障繰り合わせで行ってきました。

整理番号情報からすると、一部と二部あわせて、多分渋谷公会堂のキャパをだいぶ超えるくらいの人数が当たったのではないかと思われます。

入場列は整理番号の順番になっていて、きっちり管理されているので、人に譲ったり譲られたりはできません。

運営側は絶対に今より大変だとは思うけれど、この方式が普通のライブにも取り入れられたら、もうちょっと公平に行きたい方がみんな行けるようになるんじゃないかなぁ?なんて思ったり。

中にはペア参加の方もいらっしゃるようでしたが、ひとりで参加されている方がほとんどというのもなんだかとっても新鮮なポイントだったし、並んでいるときに気がついたのですが、明らかにライブとはちょっと客層が違う感じがしたのです。

思いのほか男性が多かったです。
少なくともこれだけたくさんの男性が、アルバム3枚買ってらっしゃるのだなぁという新鮮な驚き。
(男子は勝手に一枚を選んでじっくり聴くイメージでした!)

年齢層もライブよりも若い方が多めな感じだったし、かと思うと年配の方や、オットとどっこいのおじさままで、さまざまでした。

そして気がつきました。

あくまでもCD購入者向けのイベントで、ファンクラブに入っているかどうかは関係ないのだなぁということを。

その割にファン濃度がライブよりも濃そうなのはなぜ?とも思ったのですが、いやいや、それはあたりまえかも?と思い直しました。

数年前からファンクラブ中心でチケットを売り、プレイガイドも一応あるとはいえ、本当に枚数が少ないから、Jチケット全盛時代には参加できていた、わりと一般寄りのファンの方々の中には、急にライブに行けなくなった層もいるのかも?

そんな事情もあるかどうかはわからないですが、今回は少し前を彷彿とさせるような、ほんとにさまざまな層がイベントに集まったような印象でした。

そしてその一見さまざまな層の方々の、唯一共通しているところが、さっきも書いた「アルバムを3枚全部持っている」なわけで、みんないっぱい聴き込んでいるんだろうなぁという感じ。

そもそもが、こういうイベントに「応募してみよう」と思った段階で、かなり本気度の高い人。

実際、イベントの途中で、音源を掛けながらクリスタルの実験をしたのですが、「人類の此処」がサンプルで、イントロからかけ始め、歌が入った直後で止まるたびに「あぁ〜っ」とちょっとため息交じりのがっかりな声がそこここから聞かれ・・・

つよしさんに「今回は歌を聴く会じゃないから。歌は家に帰ってからじっくりCDで聴いてください。」とか言われてしまいました(笑)

確かにそうだ!!むふふ。

間違っても「いえいえ、すいませんけど、アルバムは持ってないんで!」という人は皆無な集まりなわけです(笑)

そして今回のようなイベント応募のデータとか、実際に集まった人たちのデータとかが、次のライブのキャパを決めたり、マーケティング的な戦略を立てるのに、ものすご〜く大事に使われるんんじゃないかな?なんてことも思ったりしました。

そう考えると届けうる声ならば、どんどん届けていかなくては!とも思わされましたよ。

着席してみたら、わたしの席は後方のわりには、ちょうど段差が始まったところでとっても見やすかったのと、モニターがあって、ずっとカメラに映し出されていたしで、見づらいこともなく。

ストレスレスで、とっても興味深いイベントの時間を過ごしました。

一列前は、どうやらご夫婦で、ということは夫婦で6枚お買い上げなのかしら?とそのファンの熱量に感動していたわけですが、わたしと同世代とおぼしきご主人が、つよしさんが何を言っても深く頷き、手を打って大笑いし、とってもいいファンな感じでした。

最後にたくさん拍手をして感謝を伝えたあとに、つよしさんが手を振ってくれて、わたしたちも手を振り返したのですが、ふと見れば奥さんだけじゃなくて、ご主人も一生懸命につよしさんに手を振っているという・・・なんてほほえましい風景とうれしくなったりもしました。

ああ、ほんとにほんとにご夫婦でファンなのだなぁ。
手を振る夫を笑顔で見守るやさしい妻も素敵でした。

となりのとなりはつよしさんそっくりのベレーを被った20代くらいの男子で、この方もまた、すっごく熱心につよしさんの話に耳を傾け、なんと時折メモってました。

かと思うと、ちょっと後ろの列には杖を持った70代くらいの方。
開演ぎりぎりまで、タブレットを取り出してなにやら熱心に打ち込んでらして、すっごくハイカラだなぁとびっくり。

いろいろな層が、いろいろと意外な感じで、とってもおもしろかったです。

ちゃんとカメラで追いかけてましたから、これ、きっと次のアルバムの特典映像とかになるんじゃないかな?


ちなみに今回はカメラに映る心配は皆無な場所だったので、安心して楽しめました(笑)げほげほげほ。


始まる前からすごくカッコイイファンキーな洋楽がかかっているなぁと思っていたのですが、ふと気づけば、真っ白のテンガロンハットを被った男性がステージの上に一人現れていて、この方が手馴れたしぐさで、円盤をまわしてな音源を操ってらっしゃいました。

しばらくして、BGMが「天命さん」に変わり、一部に参加した方のレポを読んでしまっていたので、多分その方が「佐々木さん」なのだろうなぁと思っていたら、ビンゴでした。

佐々木潤さんは、すらっとした長身のカッコイイ方で、あとで友人に教えていただいたところによれば、モデルさんでもあるのですって。
なるほど、すっごくカッコイイはず。頭身が一般人とは全然違います(笑)

天命さんのあとは「FUNKUY舌鼓」。さすが、ZEPP!というか、音源を鳴らしているだけなのに抜群に音がいいことにびっくりしていたら、イベントが始まる雰囲気になって・・・一旦佐々木さんははけます。

最初につよしさんだけが出てきて、仲間達が呼ばれます。

ライブの始まりみたいに、サングラスを掛けて出てきたのですが「そのうち「ここぞ」といいう場でサングラスと取るから!」と気を持たせておいて・・・
直後、バンメンさんを呼び込むと同時にはずしちゃうつよしさん。お茶目〜♡

メンバーさんは、左からDUTTCHさん。竹内くん、SWING-Oさん。

センターのつよしさんを挟んで、右側には、十川さん、KenKen、そしてアレンジャーの佐々木潤さんが椅子に座って、みんなでお話をされました。

どんな話をしたかは、おいおい、覚えているところだけになっちゃいますが、流れに沿って書いていきます。

でも最初にちょろっとまとめておくとすると、なんとなくですけど、ウワサの「島田会」ってこんな感じなんだよ?っていうのをファンにもおすそ分けして見せてもらったようでもあり。
楽屋ではきっとこんな感じなんだろうなぁと思わされるところもあり。

(ちなみに「島田会」という名前の由来は、皆でご飯中にみんなで長々と川島さんいじりネタをやってて。遅れて来たKenKenをも、無理矢理そのネタの中に巻き込もうとしたら、KenKenったら、とっさにかわ島さんの名前が出てこなくて、「島田さん」と言っちゃったことからつけられたのですって。)

ああ楽しそうだな、つよしさんったら、とてもしあわせそう♪という場面もたくさんありましたが、それはつよしさんに限らずで、バンドのメンバーさんたちもみんな楽しそう。
ミュージシャンの方々が、人前で楽器も持たずに話をするなんて、そうそうない経験だと思いますが、わりとみなさんリラックスムードで、にこにこと話してらして、見ているだけでしあわせのおすそ分けがもらえた気がしました。

かと思うと、クリスタルでいかに音が変わるか実験の辺りは、なんだか音大の講義みたいだったシーンもあり。
十川さんがパソコンを操りながら、ポインターで指し示し、いろいろと説明してくださったのですが、わたしが習った音大の助教授の先生にどこか似ていて、なんだか学生時代にタイムスリップしたような気がしました(笑)

違う意味で、思わず早くメモを取らなくては!!落第しちゃう!と思ったくらいでしたよ(笑)

何よりも思ったのが、ただしゃべるという目的で、あの「ZEPP TOKYO」にこれだけのミュージシャンがここに集まっているというシュールさ。
よくみなさん来たなぁと思うのですが、つよしさんもまたそう思っていたみたいです(笑)
よく来てくださったなぁ・・・と。

KenKenが言っていたのですが、いつかこの場所に立ちたい・・・とそれだけを目指して日々がんばっているミュージシャンがどれだけいるか・・・という場所なわけです。
そこでトークショーをやるつよしさんチームってば。
それを快く受けてくださったバンメンさんも凄いし、快く集まってくださるということは、つよしさんが常日頃からこの方たちにいかに大切に思ってもらっているか。
そういうことでもあるのだと思いました。

イベント参加後、あちこちで見たレポでは「ゆるくてかわいいつよしさん満載の楽しいトークショーだった!」とおっしゃっている方が多かったですが、実は同じことを思いながらも、少し違うこともまた感じてました。


今の音楽業界はとんでもなく厳しい現状があって、しかもどんなに実力があるミュージシャンであっても、活躍の場はどんどん狭まっている印象で。
実力さえあれば、どんどんのし上がれる世界では決してなく。

でもおのおのの方々は、ものすご〜く切磋琢磨しながらそこにいて。
それはもちろんセンターのつよしさんとて同じで。

楽しさと表裏一体の、「音楽と言うジャンルで実力と誇りを持って仕事をすることの厳しさ」もまた、垣間見れた気がしたことも書いておきたいです。

「TUライブ」について書かれたレポで「このメンバーになってからずいぶん長い時が経ち、音楽的にも馴れ合い的な側面があるのではないか?」という意見も見かけましたが、楽しそうな上澄みだけをすべてと思って見たら痛い目に合う・・・ような気がしましたよ。

もちろんこれは個人的な感想ですけど。

馴れ合いなどと言う言葉とは無縁な、お互いがぎりぎりのラインを攻めてる感じ。
プレイにおいてはかなりの緊張感があるからこそ、一旦音楽を離れればバカなことばっかり言い合って、リラックスしたり、緩急をつけたりしているのではないかな?と。


そもそもが「俺はボスじゃないリーダーだ!!」にはとても深い意味が込められていると思います。

ボスが一段高いところに椅子を構え、直接手は下さずに、的確な指示を与え、部下を見守るのに対して、リーダーは他のメンバーと同じ目線の高さにいて、自らが誰よりも先頭に立って、誰よりも汗をかく人なんじゃないかと思うのです。

実際につよしさんはいつだって自らが動く人で、クリスタルの実験を見ていたときにも思ったのですが、ミュージシャンでも、この辺の最後の作業まで必ずしも本人が参加しない場合もあるんじゃないかと思いました。

そこを人任せにしないで、自分でとことんがんばるからこそ、時間もかかるし手間もかかるでしょうけれども、それをめんどくさがったりしない人なんだろうなぁと。

そして、あのレベルの高いミュージシャンの方と対等に仕事をするために、つよしさん自身も常日頃から、細部の細部までまでものすご〜く勉強しているのだと思いました。

で、まだまだ若いつよしさんが、ベテランのミュージシャンやアレンジャーさん、エンジニアさんを相手に、次から次へと斬新なアイディアを出してくる。
もちろん基本を知っている上で、それを壊そうとしているのが明らかで、どう思う?どう聴こえた?と真摯に聞いてくるから、こっちも本気になって、「それは違うんじゃない?」「それは斬新でおもしろいかも」と相手も本気になっていろいろと返してくれる。

何気なく発した一言が、次に会ったときにはとてもふくらんでいて、これまでずっと考えてきたんだろうなぁと思わされたり、宿題が倍になってかえってきたりする。

誰よりも先頭に立って汗をかいているのがわかる。
壁にぶつかりつつも、決してあきらめないのを隣で見ているわけで。

昨晩のラジオでも言ってましたけど、多分やろうと思って準備をしていても、実現することよりも実現していないことの方がはるかに多いのではないかと思われる環境で。
それでもあきらめずに前だけを見て走ってる。

そしてどんなにがんばってもたかがアイドルと色めがねで見る人もいれば、実力を聴こうともしない人もいるわけで。
どんなに彼が辛酸をなめているのかも、きっとみんな近くで見て知っているのだろうと思われ。

それは音楽を生業としている人にとってもとてもとても悔しいことで・・・

だからこそ、全力で応援してくださるという側面もあるのかも?とも思いました。

一方で、楽しげに見える現場ですが、音楽的にやっていることは相当高度で。
みんなが一流で百戦錬磨。

そんな場では、少しでも気を緩めたら置いていかれてしまうし、ベースだってギターだって、コーラスだって、その気になればいつでもスタンバイOKな方々が、必要に迫られて(いつライブができるかぎりぎりまで決まらなかったりするから!)何人もいるわけです。

たとえば実力が伴わないのにそこにいたら、とんでもなく居心地が悪いだろうし、若いミュージシャンであれば、この名実ともに一流の先輩方についていこうと必死にならざるを得ない場でもあるわけで。

否応なしに日ごろから勉強しておかざるを得ないし、ステージ上でぬるい即興など披露しようものならば、一目瞭然で実力がないのがバレて次からは呼ばれないかもしれない。

誰でもウエルカムで簡単に入っているようで、実は敷居はとても高いし、求められているものが常にイメージできて、しかもすぐにその力を発揮できることが必須条件なわけで。

陽水さん、久保田利伸さん、Misiaさん、サザン、長渕さん、椎名林檎さんや・・・etc.etc.

そんなすごい方々のサポートをされたり、さらにご自分のライブ活動でも飛び回っている方々が、わざわざ忙しい合間を縫ってでも、このバンドにぜひぜひ参加したいと思うのは、ミュージシャンのみなさま方にとっても「ここ」がものすごく刺激的で勉強ができる場所だからという側面もあるのでしょうし、そういう雰囲気を日ごろからつよしさんが大事にしているということでもあるのではないかしら。

おっとなんだかとっても理屈っぽくなっちゃった(笑)

なんだかこういう話になると最近ついつい暑苦しくなっちゃうのはなぜ!?

いえいえ、続きからはそこまで固い話をするつもりはさらさらなくて、楽しい話を中心に・・・もう少し具体的に感想を書いて行けたらと思います。