ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 玉置浩二 プレミアム シンフォニックコンサート 2015 3月11日 東京文化会館大ホール

昨年サントリーホールで、すでにN響声楽家のみなさまとのコラボレーションのコンサートは経験しているのですが、今回は前回よりももっと本格的にがっつり交響楽団と玉置さんが絡むコンサートということで、とても楽しみにしていました。

同じく玉置ファンのオットを誘ったら、シンフォニックかぁ〜今回はパスでいいかな?と言ったので、今回は一人参加しました。

わたしは大学時代?いえいえ、もっと前から、多分かなりの回数このホールには音楽会を見に行っているはずで、もしかしたら一番たくさん行っているホールのひとつかも?というくらいです。

世界の著名なピアニストのリサイタル、イ・ムジチなどバロックの心穏やかになる室内楽、第九やショパンチャイコフスキーのピアノコンチェルト、ラフマニノフの大好きな2番のコンチェルトも見に行ったし、小ホールで行われるわたしの今の師匠のリサイタルにも何度か行きました。

そういえば、大学の教授や講師の先生方に無理やりチケットを持たされて、さばくことができず、行った音楽会も数知れず(笑)

etc.etc.

でもでもでも。

それらすべて、自由席のものも含め(笑)今回ほど前の席に座ったことはありませんでした。えーっ!?ですよね。むふふふふ。

ともあれ、びっくりするほど前列のチケットを握りしめ。

これがフォーラムや渋公とかだったらとってもうれしいところですが、クラシックで、しかもオケを聴こうっていうときに、こんな前列って音響的にどうなの?という気持ちを抱きつつ。

目が悪いので、単純に「見える場所」なのはうれしいと思ったり。

いろいろ複雑な気持ちを抱きつつ入ってみたら、右よりながら本当にステージが目の前でした。

目の前は、チェロやコントラバス群で、そもそもが縁の下の力持ち系の支える音、ベース音が大好きなので、こっち側が近い場所なのはラッキーだと思ったり。

残念ながら玉置さんは、ステージ向かって左よりが立ち位置だったので、玉置さんからは若干距離がありましたが、細かい表情やドリンクを飲むときの喉の動きまでわかるくらい近いので、そんなことを言うのが罰当たりというものです。

わたしはかなり右の方だったので、斜め方向に楽屋がちらっと見えて、楽団員たちが出てくる前の姿、舞台の袖でドアを開閉したりする人や、玉置さんや指揮者の方が引っ込んだ直後の姿が見えたりもしました。

この日のオーケストラは東京フィルハーモニー管弦楽団
指揮者は胗澤寿男氏。
帰ってきてからWikiを調べたら、なんと元は、わたしと同じ大学のトロンボーン学科のご出身でした!!
とっても若々しい印象を持ちました。

最初に序曲としてオーケストラ曲にアレンジされた田園が演奏されたのですが、この1曲だけですでに期待に胸が高まります。

曲が流れてしばし、バランスのことは完全に忘れてましたので、バンドサウンドの時ほどは、座る場所によっての音の偏りは感じなかったのだと思います。

わたしの目の前のコントラバスのみなさまが(何人もいらっしゃって、重厚な音になってました!)素敵に重厚な音を鳴らしてらしたので、ここに玉置さんの声が入ったら…と想像だけですでにわくわくドキドキ。

久々に聴いたアンプラグドの音楽は、耳にやさしくてfでもpでも安心して耳を傾けていられる感じ。

電気を通して鳴らされた音楽は、意図したものとは別に、その音量の加減やたまたまのこちらのコンディション、お天気、その日の席のスピーカーからの距離などから、時として暴力的に感じることもあるのですが、アンプラグドでは、どんなにffで音が鳴っても包み込むような音。
どんなに油断していても、突然脅かされるようななこともなく(わたしだけか!そんなことを思うのは、笑)。
小さい頃から実は圧倒的にたくさん聴いてきたのがこっちというのもあるのですが、久しぶりに実家に戻ってきたような安心感がありました。

指揮者がタクトを振り、音楽が動き始めると、粒の揃った音のカタマリが、うねるようにステージを回るのですが、この感じがとても心地よかったです。

久々に聴いた東フィルはとってもよかったです。
そういえば、最近は全国レベルとはいえ、アマチュアの音を聴く機会のほうが断然多かったし、ちゃんとしたホールでプロの交響楽団の音を聴くのは本当に久しぶりだったかも。
前回のN響とのコラボのときはもうちょっと編成が小さかったような?気がしていて(違ったかなぁ?記憶違いかもですが)ここまでフルなのは久々なんじゃないかな。

玉置さんは、前回のサントリーホールのときも、とっても巧く歌ってましたが、指揮者は後ろ、オケの方を向いてタクトを振るし、玉置さんとオケは客席を向いているわけで、やっぱり歌いにくそうだなぁ。お互いが一生懸命寄り添おうとしているけど、時として両方が窮屈そうだなぁと思う場面もあった気がしたのですが…

今回、その違和感がほとんどなくなっていたことにあらためて凄いなぁと感動しました。

今回は客席側を向きつつも、斜めな感じの立ち位置で、指揮者とアイコンタクトを頻繁にしていたし、オケも玉置さんのブレスと上手に合わせていたので、呼吸がとっても合っていて、昨年のサントリーホールのときより何倍も進化を感じました。

総じて玉置さんが経験を積んだことで、オケの特性を掴み、オケの流儀に自分の方を寄せていき、いろんな工夫を重ねたんだろうなぁとも思いました。
そのアプローチは「どこが」と言葉では言えないのですが、とっても的確で、やっぱり彼は天才かもしれないと思いました。

すご〜く象徴的なエピソードは、プログラムが進むにつれて、玉置さんが最初よりどんどんマイクを持っている位置を低くしていったこと…

これ、意識的なのか無意識なのかはわかりませんが、最初の方では比較的近かった口からマイクの距離が、どんどん遠くなってゆき…

最後の数曲は、ほとんどマイクをおなかのあたりに固定して歌っていました。

これはまさしく声楽家とオーケストラが競演する時のバランスです。
双方が溶け合って、聴いていてとても心地よかったです。

あまりにも玉置さんがマイクを離すので、この日の東京文化会館は、4階席、5階席あたりまでびっしりと人が入っていたし、上の方の方はちょっと聴きづらかったのでは?と心配になるくらいでしたが、多分玉置さん的には、自分だけがマイクを思いっきり通した音で歌うのは、音楽全体としての調和を乱すと思ったんじゃないかな?と想像しました。

実際、わたしは前のほうにいたので、生声とマイクが入った声が半々くらいで聞こえる曲もあったし、アカペラ、しかも生声で出だしを歌ったアンコールの「夏の終わりのハーモニー」を聴いても、音楽性はもちろん、声量的にもなんら問題がなく、本当にすばらしかったです。

もう少し小さなホールだったら、最初から最後までマイクなしでも全然いけたかも?というくらい。ご本人もそんな風にコラボしたそうな雰囲気だったので、いつか実現するかも?とちらっと思ったりもしましたよ。

そして、生歌になった時の歌声の確かさに、またさらに、この人の才能を感じました。

今の音楽ってマイクで声をいじったり、響きをコントロールしたり、あらかじめ録音した音を重ねたりする手法をとるものも少なくありませんが、たとえば、停電してしまったら意図した音は鳴らせないわけで。

逆に言えば、ある程度マイクでごまかすことも可能かもしれない?と思うくらい、今はマイクの技術も進んでいるのだと思うのですが、本当に巧い人であるならば、究極マイクなんてなくったって、アカペラだって、アコギ一本だって、その場にいる人をノックアウトさせちゃう威力はあるのだと思うのです。

わたしはなんといっても圧倒的な才能にねじ伏せられたいタイプの音楽ファンなので、玉置さんのいつも想像の斜め上をいく歌声に心底やられてしまいます。

曲目は一部が安全地帯の曲たちで、二部がソロ、玉置浩二でリリースされた曲たちでした。

一部の方は主にメディアでも散々流れた大ヒット曲が多かったので、初めて玉置さんをご覧になった方がいらしたとしたら、こっちの方が馴染み深い音楽だったかも?
『悲しみにさよなら』『碧い瞳のエリス』『恋の予感』『ワインレッドの心』『じれったい』『熱視線』
発売当時はまだファンになってなかったはずですが、もちろんこれらの曲はコンサートに行くようになる前から全部歌えるくらいよく知ってました。
『じれったい』『熱視線』のあたりは、とても色っぽい曲たちなので、ストイックで清潔なイメージのあるオケの音との相性はどうなんだろう?とイントロでは思ったのですが、そんなに違和感はなかったです。
若干美しくまとまりすぎ?と思ったところはありましたけど。

始まってみると、意外といいアクセントになっているのがティンパニーの音で、バンドのドラムの音とはまた違い、小気味良いはぜるような音が軽快で、玉置さんの豊潤な歌声を引き立てる、ほどよいスパイスのようでした。

バイオリンやビオラ、チェロ、コントラバスの流れるような弦の音。オーボエクラリネットの音は玉置さんの豊潤な歌声にベストマッチ。こんなに相性がいいとは思わなかったというくらい素敵でした。

中でも一部で一番感動したのが『Friend』で、胸が締め付けられるようなこの音楽にやさしく寄り添うオケの音がとても印象的でした。
玉置さんはかなり声を張っていて、でも少しも雑にならずに、畳み掛けるようにもう1曲あったら、泣いてしまっていたかも?というくらい心をさらわれました。

ここで休憩を挟んだので、一旦現実に戻りました。
わたしの周りは比較的ひとり参加や夫婦参加の方が多かったので、わりと静かにパンフレットを読んだりしている方が多かったかも。
始まって一時間弱なので、お手洗いに行く人も少なくて、静かに余韻を楽しんでいる方も多かったです。

しばらくして3列くらい後ろの方々のおしゃべりが聞こえてきて、これがちょっとおもしろくて笑ってしまいました。
多分オーケストラ初心者の方々なのだと思うのですが、オーケストラの方々はどうしてもっと愛想よくしないのかしら?にこにこしながら演奏したらいいのに!とか言っていて、いやいやいや、そういうもんじゃないから!なんて心の中でツッコミを入れてしまいました(笑)

一方でいかにも音楽会仕様のお洋服に身を包み、多分ポピュラーミュージックなんて聴いたこともないんじゃないかしら?という一団もいて、この方たちの耳に玉置さんの歌声がどんな風に響いたのかなぁ?と思っていたら「ほんとうにいい声ね〜」「もっとアップテンポのものばかりで置いてきぼりになると思ってたわ」「もっと遠い方かと思ってたけど、逆にこの方に歌曲も歌っていただきたいわね!」なんて声も聞こえて、ちょっとほっとしたり、ふふふとひとりこっそり笑ってみたり。

これら、さまざまな音楽傾向の方が集まった異文化コミュニケーションは、それだけでも大成功と言えるのではないかしら!!
きっとお互いのファン層が広がったに違いないと思いましたのことよ!!

さらに、東フィルのバイオリンの方の中にとっても姿勢のいい凛とした若い女性の方がいて、その方が美しくて見とれるよね!なんて話をされてる方も。
この方はわたしも気になってずっと見ていたので、うんうん!とこっそりとても共感してみたり(笑)

「玉ちゃんほんとがんばってるわね〜」「このところほんとにいい歌歌うのよ〜」「泣けるわ〜」と言い合ってらっしゃる、ほほえましいご年配のふたり組。
うんうんほんとに。ほんとにね。

そうこうしているうちに二部が始まり…

わたしにとってはこっちからファンになったということもあり、とても期待も高いわけですが。

まずはオーケストラが出てきて、奏でられた曲は…なんとブラームスでした。ひゃーっ!!わたし得!!
ハンガリー舞曲 第一番』は元々大好きな曲ですが、ここで聴けるとは思っていなかったので、本当に心踊りました。
またがっつりオケだけを聴くためにここ、東京文化会館を訪れたいなぁと思いました。


続いて「あこがれ」。

これはこの公演にぴったりの心温まるインストゥルーメント曲で、生オーケストラの魅力がたくさん詰まっていて、すでに胸がきゅんきゅん。

次に始まった曲が大好きな『ロマン』だったので、すでにこの辺で涙腺決壊の危機!!(笑)

どんな曲かというと↓です。

この音源はだいぶ前なので、今の方が声の伸びが断然いいんですけど、レイン、どんなのが好きなの?って方がいらしたら、ぜひぜひ聴いてみてくださいね。
ちょっと凹んでいるときに聴くとかなりぐっときます。
夕べ帝劇関係の心配事があって寝れなかったあなたにも(もちろんわたしにも、涙)オススメの1曲です!

そして、やっぱり今回は安全地帯のもそうだったし、比較的歴史のある曲たちで攻めるのかな?と思いきや、次にやってきたのは最新アルバムの『GOLD』と『それ以外に何がある』がきて、おぉっ!!とうなりました。

昨年のライブツアーのときも、歌声だけじゃなく、音にもかなり凝っていて、いい音を鳴らしていた曲たちですが、生オーケストラの音はやっぱり格別で、歌声とのバランスもとってもよく、なめらかで舌触りのよい、かといって甘すぎず上品な、質のよい生クリームのような音楽に仕上がっていた気がします。

そして、ここからのわたし的、怒涛の好きな曲攻撃『サーチライト』『MR.LONELY』『メロディー』のメドレーあたりでとうとう涙腺が決壊して、ごそごそとバックの中からハンカチを探すわたし(笑)

どうしてこの人の歌声はこんなに包容力があるんだろう。
郷愁を誘われるし、思い出の海へどっぽーん!とダイブ。
中年以上の男女にとっては特にたまらないラインナップだなぁと思っていたのですが、2列くらい前に家族連れがいて、ローティーンのお嬢さんが号泣してました。
いいものは、やっぱりいいんだなぁ。

わたしはどちらかと言えば「愛されるより愛したい」タイプの女だと自負してますが、玉置さんの音楽にはいつも抱きしめられ、愛をもらっている実感のようなものを感じます。

そういえば、若い男子も結構いました。
うちの子らも最近でこそライブにはついてきませんが、二人とも小さい頃からいっぱい安全地帯や玉置さんの歌声を否応なしに聴かされているので、たいがいの歌ならきっとカラオケでも歌えるんじゃないかしら(笑)

ファン層が広がっていくのは、単純にとてもうれしいです。

話は戻って…

以前小田和正さんのライブのときもそうでしたが、どうも年上の方の渾身の歌声に涙腺をやられるパターンが多いです。
そしてどうしていつもハンカチがバックの底なんだろう、わたしってば!!台無しだよ、まったく…と自分に怒りつつ(笑)


さらにいい加減自分が壊れかけてるこのタイミングで、いつもわたしが『ロマン』とセットでよく聴いている『コール』がやってきて…

これはほんとにマレーシアの孤独な夜に、何度慰められたかわからない曲で。
当時住んでいたコンドミニアムの16階から、ハイウエイの車列や南国のキラキラのライトアップ、クアラルンプールの立ち並ぶビル群を眺めながら、とてもせつない気持ちになっていた思い出の曲なのですよね。

これはダメ!ほんとダメ!

しかも玉置さん、オケの音との相乗効果で、いつもよりさらに声を張って、120%の歌声だったと思います。
いつも音量も表現も心を捉えることにかけては超1級だと思うのですが、今回東フィルにさらなる本気を引っ張り出された感じで、鬼気迫るものがある歌声は、心を捉えちゃって離しません。

で、さきほども触れましたが、そうやって全力投球でありながら、どんどんマイクからの距離は遠ざけてゆく歌い方で、マイクは遠いのに、声の迫力は増すという、不思議なのですが、どこまで感動させたら気が済むの!?と心の中は大興奮状態でしたよ(笑)

今思い出すと、あまりにも入り込み過ぎてた自分が恥ずかしい(笑)

ってことで、ずっとうるうるきゅんきゅんしたまんま聴いていた1曲です。

ちなみにどんなのかというと…こちらから飛んでみてくださいね。
これは共有ファイルにはできない仕様になっているみたいなのですが、古い音源で、音質もイマイチですが、玉置さんの歌声がものすご〜くいいので、ぜひぜひ聴いていただきたいです。

さて。

アンコールの1曲目に『田園』がやってきて、これは会場中がにこにこと大盛り上がり。
多分東フィルファンの方で、玉置さんがお初という方でもとっても楽しかった1曲ではないかしら。

続けてやってきたのが『夏の終わりのハーモニー』で。
ここが先ほども触れた、最初アカペラで歌った曲で、アカペラの部分は、完全にマイクもなしで歌いました。

その迫力たるや!!

思わず息を止めて聴き入っちゃった(笑)

途中からオケが入ったときに、音程が珍しくほんのちょっぴり、半音の4分の1くらいかな、若干フラットしたかな?という感じでしたが、それは多分わたしが音程に敏感すぎるくらい敏感な体質だから?というくらいのわずかなずれで、気になるほどではなかったと思います。
いつだってアカペラだろうが音響が悪そうな会場だろうが、ピッチは常にドンピシャな人なので、あれ?ほんと珍しい…と思いました。

でも、そんなことはどうでもいいと思えるくらい、全体としてとても美しい歌声で、名残惜しくて、なんとかもう1曲やってくれないかしら?ととことん粘りたい気持ちになりましたよ。

というわけで、もう歌ってはくれなかったですが、鳴り止まない拍手は、何度も何度も演者たちをステージに引っ張り上げ、誇らしげなステージの方たちのお顔もとても素敵でした。

コンサートはトータルで2時間くらい。
しかも間に20分の休憩が挟まったので、ぎゅっと凝縮されたコンサートは、つかの間の夢の中のようでした。ほんとうに見たのかなぁ?という感じ(笑)

玉置さんは両手を大きく広げ、ぎゅーっと客席ごと抱きしめるポーズをしながら、にこにこと笑顔。

指揮者の方と何度も何度も手をつなぎ、手を挙げてごあいさつ。
声援に答えるふたりは、とっても温かいいい笑顔でした。

それにしても、どうしてクラシック系のコンサートだと、みんなあんなに咳払いをするんでしょう(笑)
歌の間はみんな我慢しているのだと思うのですが、まだオケが鳴っている間の咳払いが気になって仕方なかったです。
せめて、オケの音が鳴り止むまで待って待って!まだ音楽は終わっていないのです。

そして、プラグドの音楽の時は誰が何をしていようがあんまり気にならず、もうちょっとおおらかに見れるのに、ことアンプラグドのクラシックになるといちいち客席の細かいことにナーバスになる自分も、気難しい客みたいでちょっとイヤでした。
それにしてもこの感覚の差はなんなんだろう?どう切り替わっているのだろう?不思議に思ったりもして。

そうそう。

途中で何度も『ブラボーっ!!』と叫ぶ方々もいて。

これまた学生時代に和声担当だった教授がいつも語っていた耳タコのエピソードを思い出します(笑)

日本人はなぜに「ブ↑ラー↓ボ!」と『ラ』にアクセントをおくべきを、「ブラ↑ボー」と『ボー』にアクセントを置くんだろう。この日本訛り(そうなのかい?)がイヤだといっていたのですが、今回も「ブラ↑ボー!」としり上がりな方々がたくさんいらして、ああ、日本人、変わってないなあと笑ってしまったところもあり(笑)

そんなところも含め、久々のオーケストラと、大好きな玉置さんとの競演ととても楽しませていただきました。

一人だったので、会場を出て10分も経たないうちにもう電車に乗っていて、あっという間に家に帰って来ちゃったのですが、一人参加がどんどん楽しくなってきている自分を発見しました。

これからも時々は一人であちこち行きたいな!!
本当にハッピーな時間をすごせてよかったです。

最後に魅惑のセットリストだけまとめておきます。

第1部(安全地帯の曲)
・序曲 『田園』をオーケストラの演奏のみで
・『悲しみにさよなら』
・『碧い瞳のエリス』
・『恋の予感』
【MC】
・メドレー 『ワインレッドの心』『じれったい』『熱視線』
『Friend』

20分間の休憩

第2部(玉置浩二ソロ曲)
ブラームス ハンガリー舞曲 第一番
・『あこがれ』
・『ロマン』
・『GOLD」
・『それ以外に何がある』
・メドレー『サーチライト』『MR.LONELY』『メロディー』
・『コール』
【アンコール】
・『田園』
・『夏の終りのハーモニー』