ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 近況報告、そしてドーベルマンのサニー

台風一過で一段と秋が深まり、ちょっとさびい今日この頃。

無駄に美声なつよしさんの「モチには醤油はいらないよ〜♪」の歌声と、コウイチさんの破顔、そして「Cool Beauty」のPVのふたり映像で癒されつつ、やっと諸々が一段落し、日常が戻ってきました。

あっちの感想、こっちの感想となけなしの記憶をたどっている間に季節は巡り、わたしはここ数か月、いつも誰かに…じゃなくてもうひとりの自分に…追いかけられてる気がしてました(笑)

そんな中でも花々は着々と季節を感じ、咲く花、おしまいになる花と、その様子もさまざまです。

我が家のサフィニアの鉢もそろそろおしまいな感じで、なぜか終わりかけた鉢の隙間からビオラの芽がするするっと出てきて、ついに花が咲きました。

これです!これ。びっくりです(笑)
いつの間にか元々植わっていたサフィニアは淘汰されてなくなっちゃったので、今はこの一輪だけのビオラと、またあきこちゃんちからもらってきた黒法師を一緒に鉢に入れました。

どうしてこんなところからいっぱいビオラが?と思いオットに聞いてみたら、春まではビオラを植えていた土にサフィニアを植えたからだったみたいで、気がつけばあちらこちらの鉢から同じようにビオラがいっぱい芽吹いています。

さらにもう1種類、なぜかスミレもあちこちから生えてきて、不思議な気がする今日この頃。

そうそう。


Twitterには載せましたが、これこれ。今年も月下美人はたくさんたくさん咲きました。

この香りのむせかえるような濃厚さときたら!!

ちょうどキンモクセイの時期と重なったのですが、キンモクセイがどこかひそやかなのに対して、お色気むんむんな感じ(笑)

例によってここ数年のこの季節のお約束
「てんぷらにしなよ〜」「やだよ、かわいそうだもん」
というやり取りをしました。

…というか、わたしが友達に恵まれてて、こうしてな〜んでもないことでも、ちょろちょろかまってもらえることに時として泣きたいくらい感謝なわけですが(笑)

今年ひとつ衝撃の事実発覚!!

わたしはてんぷらにする場合、一番花が開いた時に衣をつけて揚げなきゃならないとずっと思ってたのですが、その話をおとなりの仲良しさん、トモにしたら…
「何言ってんの?バカじゃない?翌朝枯れてからで全然いいのよ!たとえ花が萎れてたって、食べるのに何の問題もないでしょ!」
と一笑に付されました。そうだったのか…遠い目(笑)

というわけで、来年こそ天ぷらにする日がやってくるかもです。乞うご期待!長年見守ってくださっている友人のみなさま方!

それにしても、季節の移り変わりが目まぐるしく、寒暖の差も激しくなってきました。

9月後半、いつの間にかキンモクセイの季節になっていて、そればかりか、台風通過と共にいつの間にかもう終わってしまったとがっかりしていたら、また今週の日曜日(10月12日です。)にすご〜くいい香りがして、びっくり。

キンモクセイって年によって2度咲くことがあるんだそうですが、今年がまさしくそういう年みたいです。
終わったはずの木のまたたくさんの蕾がついていて、少しずつ開き始めてます。
前回と同じように、花が開いたところで台風が来たので、台風で飛ばされてあっという間におしまいかと思いきや、ちゃんと台風が去った後も木にしっかりとくっついていて、外を歩くといい匂いに包まれます。

前回咲いた時はまだ半そでの陽気でしたが、金木犀にはやっぱり冷たい空気がよく似合う。
今の方が「ぽい」感じ。
今年はちょっとタイミングが悪かったなぁと思っていたところ、リベンジの機会を得られてとてもうれしいです。


さて。

昨日はレッスンの合間にとなりの駅に住んでいる仲良しさん、Yちゃんのお家で、ドーベルマンの女の子と遊ばせてもらってきました。
そもそもYちゃんとのご縁の始まりはふぇるまーたでもお馴染みのあきこちゃん。
彼女の幼なじみがわたしと同じ市に住んでいるらしいと聞いていたのですが、何度か一緒に遊んでいるうちに、Y家と我が家はびっくりするほど生活圏がかぶっていることを知りました。

昨日は、あきこちゃんにYちゃんちのドーベルマンと遊ばせてもらいに行くけど、一緒に来ない?と誘ってもらったので、いそいそと出かけてきました。
うちから3〜4キロくらいの距離なので、自転車で。
お昼は小学校、中学校のPTAでよく会食していた和食レストラン。
この店でKinKiさんをご縁に知り合った友人に会うのは不思議な感じです(笑)
更にYちゃんは東方神起の大ファンなので、また違うカルチャーの世界が広がっていて、そんな話もおもしろい。
とはいえ、レストランではそんなファントークはほとんどしてなくて、なぜだかふっつーの同世代トークで妙に盛り上がるわたしたち。

久々に静かな日常が戻ってきたなぁという感じ。
こういうのんびりした時間を過ごしたかったのよ!!

そして待ちに待ったドキドキのドーベルマンちゃんとの初見参!

わたしはドーベルマンというのは、生まれつき獰猛でうかつに近づくと吠えまくられるのかも?と思い込んでいたのですが、Yちゃんちのサニーは初対面のわたしたちの顔を見た瞬間から帰るまで、一度も吠えることもなく。

尻尾を振って、ケージから「出して!」「出して!」と大喜びしてはしゃぎまわっている姿は、バロンとなんら変わるところもなく。
また色合いがバロンとそっくりなので、ほんとにでっかいバロンという感じでしたよ(笑)

「あそぼ!あそぼ!」とみんなの間を走り回って、誰かがボールを持つと、自主的に敷地の向こうの方まで走っていって、投げてもらうのをわくわくと待機。
投げてあげると大喜びで取ってきます。

Yちゃんがおやつを持っていることがわかると、大急ぎでお座りやお手をして、「してるよ!」「してるよ!」とアピール。
これがまた「欲しい!」「欲しい!」というのが全然隠せてなくて、めっちゃかわいい。

雷やお祭りの太鼓の音が怖いらしいとか、あんまりお散歩が好きじゃなくて、お父さんがはりきって自転車に乗ってリードを持ってやってくると、おかあさんの後ろに隠れちゃうとか(笑)
おおよそわたしの中のドーベルマン像とはかけ離れていて、そんなところもおもしろかったです。

ただし、とにかく身体が大きいので、向こうはじゃれてるつもりで近寄ってきても、気を抜いていると飛ばされそうになるので注意です(笑)
がっちりとしていて、質実剛健な感じ。
そんな子が、小さなびーびー鳴るボールを咥えて、投げて〜♪投げて〜♪と張り切っているのをながめたり、お庭の木をかじろうとしておっとりとしたその家の友人に叱られてシューンとなっているのを見るのはとっても楽しかったです。
かわいくてかわいくて、すでにしてメロメロです。
また遊びに行きたいな。

なんといってもYちゃんちは家から近いのが素晴らしいです。

ついさっきまで東方神起やKinKiさんのモチCMの話をしていたはずなのに、30分後には家にて、洗濯ものを取り込んで、いつも通り5歳児を迎えてレッスンをしているという奇跡。

そして明らかにバロンがわたしの周りにまとわりついて、不信気な顔。
「浮気してきたよね?」という風情でマロ眉(そこだけ茶)をひそめていつまでもクンクン匂いを嗅いでるのでおもしろかったです。

今はもろもろ落ち着いてきたので、スゴイ勢いでドラマを見始めました。
なぜか夏ドラマはほとんど見られず。
プラトニックが終わってからしばらく「ドラマはいいや」というモードに入っていたのと、なんせライブな夏にまるごと心を持って行かれていたこともあるのかも?
その反動なのかなんなのか、ほんとびっくりするほど見まくってます。
3か月後に果たして何本見てるでしょう!?(笑)

さらにびっくりなのが、堂本兄弟が終わっちゃったさびしさからか、わたくし、あの時間帯に手持無沙汰で、ついつい見たこともない韓国ドラマを見てました。

家族もびっくりです(笑)
これまで母にいくら誘われても韓国ドラマは見ていなかったので(笑)
でも、これが途中からだったにも拘わらず、何気におもしろかったの。もしかしたらこのまんま見続けるんだろうか?(笑)

そんなこんなで、この夏唯一見ていたドラマが朝ドラでした。

気がつけば、「花子とアン」が終わってしまいました。

途中、ちょっと展開に無理があるなあと思ったあたりと、過度にメロドラマ展開になったあたりで一旦挫折しかけましたが、最後のひと月くらいは、最初の1か月くらいのわくわく感が戻ってきて、やっぱり見続けてよかったと思いました。

幼少時代からの、花子を取り巻く家族や友人たち。カナダ人の先生たちや甲府の人々。

最後まで見てみると結構納得できるところが多かったです。

たとえば戦争の間に人の気持ちがどんな風に揺れ動いたかとか、それぞれの立場でどうあろうとしたのかとか…

自分とは全然同じではない考え方をする人の心の中もていねいに描かれていて、すごく客観的に見れた気がします。

人それぞれ守るべきものと、守りたい主張があって、一見正反対な道を歩いていってしまって修復不能に見えても、決してそうではない。
人の本質は何があっても変わろうはずがないし、一度は関係が切れたように見えても、いつか分かり合う道、わかりあえる道はどこかにきっとある…とか。

ごきげんよう、さようなら」という日々繰り返される挨拶の素敵さとか。

どん底にあっても曲がり角の向こうを信じることの大切さとか。

簡単に「このドラマはダメ!」と決めつけて蓋をしてしまわなくてよかったと、今はそう思っています。

何よりも思ったのが、何事に関しても「理解するのはムリ」「わかりあえません」と決めつけないことの大切さで、ここをもうちょっとおおらかに受け止められるようになれば、大概の争いは回避できるのではないかということ。

細かく重箱の隅っこをつついてばかりいては、きっと相互理解の道は拓けない…そんなことをしみじみと思いました。

この秋はドラマもですが、本もたくさん読みたいです。

最近通りすがりにどんどん柿が実ってきているのを目にしていて、昨年読んだ「金色の野辺に唄う」という本のことが思い出されてなりません。
あさのあつこさんの本です。
そう思いつつ暮らしていたら、この本をブログで最初に紹介してらしたyuraさんもまた、この本のことを思い出してらして、とっても親近感を感じました。

「焔色」の熟れた柿、りんどうの紫など、この本を読むと強烈に秋の色が思い出されるのですが、もっとちゃんと秋を感じたいなぁと思った時、この本のことを思い出しました。
これもまた読み返したいです。

わたしの秋は「心に栄養を与える秋」になればいいなぁと思います。
しばし疲れ果てて脱力していたのが、やっと心がまた動き始めました。

みなさまも充実の秋を!!

そして、次のエントリーは「拍手コメントレス」です。ほぼ中身は作ってあるので、軽く推敲して、家事が済んだ後にアップします。