ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 堂本剛LIVE【FUNK詩謡夏私乱】2014.10月3日 東京フォーラムAホール その3

なんだかすでにして、話の順番がおかしい気がしてきました。
この下からの最初の箇条書きは、明らかに前の最後にくっつけるべき内容だし。
ということで、かなり順不同になってるかもです。
なんだかあっちにくっつけ、こっちにくっつけしているうちに、さっぱりわからなくなってきました。
こんなんでごめんなさい。

そうそう、社会科見学で見損なった「マイクを跨いで、色気全開で客席に向かって見せつける!!」というパフォーマンスってヤツを、フォーラムで存分に堪能させていただきました。むふっ。

普段はだいたい8割くらい「かわいいなぁ」「おもしろいなぁ」と思わせておいて、ここぞという場面で、突然「しれっ」と色気ダダ漏れで迫ってくるから油断がなりません。

こういう人がほんとの意味での「タラシ」なんじゃないの?と思います。
というか、この方はいつだっていわゆる「人たらし」だなぁと思うわけですけど。老若男女、惹きつけてやまない人。

きのうアネに、で、おかあさん、「はてダ」で書き始めて何年?と聞かれて調べてみたら、2004年10月が一番古い日記で、ちょうど10年くらいだと気がつきました。
少なくとも10年は変わらず、同じようなテーマで書き続け、同じようなテンションでいるわけで…いいんだか、悪いんだかわかりませんが(笑)
わが子が「スゴイんじゃない」と言ってくれたので、そういうことにしておこう(笑)
・『Say Anithing』に入る前に
「次はバラードなので、このまま座って聞いていただいても大丈夫です。」と言いました。
「今だ!と思ったら立ってください。」とも。
「座っていてもファンクはできますからね。座って聴きたい人は座ってどうぞ。動きまくってコリをほぐして帰ってください。もう「てもみん」いらない!ってなるくらい!」と言ってましたよ。
確かに肩まわりとか、思いっきり動くとほぐれたりしますよね。ライブの翌日足はくたびれてても、肩が楽になってたり。

そして、実際に「Love is the Key」あたりまでは座って聴いている人が多かったです。
この辺、障子紙っぽい素材に見える和紙テイストのミラーボールと七色の照明があいまって、ものすご〜い幻想的な雰囲気だし、つよしさんやコーラスさんたちは色っぽいし、異世界に誘いこまれそうな、そんな不思議な心の旅をしてました〜(笑)


・「愛get暴動ワールド」の裏話。
つよしさんがフランスのパリに行った時、実際に見た若者たちの暴動(デモ?)がヒントになってできた曲なのだそうです。
それもかなり激しいものだったそうで…
暴動がいいことだとは思わないけど、日本では見ない光景だなと思い、あんな風にもっと大人は自分の意志をぶつけるべきだなと思って書いたのだそうです。

その後、スタッフに"アルバムタイトルを「愛の暴動」にしていいか?と聞いたらその時は表現が攻撃的だということでOKは出なかったのだそうです。
そこで、この時は言葉を付け加えて誕生したのだとか。
たしかに「愛 暴動」では聞こえはあんまりよくないかも知れないけれど、暴動とは暴れ動くという意味で、「愛が暴れ動く」ならそれはそれでいいんじゃないか?と思っていたそう。
なんとなく言いたいことはとってもよくわかりました。

わたしは家に帰ってからもずっとこのことをなんとなく考えていて、他にも「愛 暴動」っていう歌詞が突如出てきたことがあったなぁ?と思い、一生懸命記憶をたどっていたのですが、今朝不意に思い出しました。
「水声ライブ」で聴いた「Nijiの詩」です。
ここに
「愛 暴動 唱えろ 今」という歌詞が出てくるの。

これ、違う機会に聴いた時は、確か同じ音(おん)の違う歌詞だったなと思い、またまた日記にて過去ログを辿ってみたら、見つかりました。
最初は「哀音を唱えろ」「愛音を叶えろ」だったのです。
これ、いつバージョンだったかと言うと、2011年の6月4日、「十人十色」ライブの時です。
この時にスクリーンに歌詞が出て、それが印象的だったのでとってもよく覚えているんです。

で、それからややしばらく、CDが出た時には、もうここの詞は「愛 暴動 唱えろ」になっていて、なぜ歌詞の漢字が変わったのか、とっても疑問に思ってました。

ああ、そういうことだったのですね。暴動って言葉が最初は事務所的に「攻撃的でダメ」だったわけですね。
3年経って、謎が解けてすっきり。

つよしさん的にはこの言葉をどうしてもはめこみたかったのだなぁと思います。
実体験で心が動いた光景から浮かんだ詞だったからこそ、あきらめたくなかったのでしょうね。よ〜くわかります。


・White Dragonを書いた頃は神社巡りをよくしていたそうです。

お寺は空が広いからとっても気持ちがよくて、今はみんな下を向いて(携帯いじったり)いる生活だから、もっと空とか星とか月とか上を見た方がいいんじゃないか?なんてことも考えつつ。

僕を知らないおじいちゃんがお寺でお茶を飲んでいる横に座って、パソコンで詩を書くギャップがいいなと思っていたそうです。
おじいちゃんに「何してるの?」なんて聞かれることもあったりして。「あ、歌詞書いてます」なんて会話するのも楽しかったそう。 おじいちゃん「はぁー!?」みたいな感じだったけれども。
でもほどなく寺ガールとかスピリチュアルブームとか、そういうブームみたいのがやってきて、やりにくくなったのだとか。


・テクノロジーの発展により、音楽づくりに便利な環境になってきています。
つよしさんはテクノロジーも決して否定はしていないし、上手に混ぜて使う方ですが、一方で"所詮は人間"な音源をリリースしたいとも思っているそうです。

人間力」を感じる音。
みんなと一緒にやっていると、互いのスキルが音に出て、それを感じて「この人が必要」という気持ちになれるのだそうです。
今回のライブも、譜面はあってもないような感じでやってくれとお願いしました。人生決め事だらけのスケジュールは嫌でしょ?「紀文♪(気分?)」(ここだけ擬音な感じで、笑)でやってます」

と、ここで出ました!
「キブーン!(紀文)♪」っていうCMのジングル?みたいなの。
これ、この日のマイブームなのか、しきりにつよしさんが言ってて、KenKenも言いたかったらしく、二人で折に触れて言いまくってました。
特に脈略なく言いたい時に言うってのがセオリーらしいです(笑)

・そういえば、「紀文♪」つながりで急に思い出した話。
これ、どのタイミングで言ったのか忘れましたけど。

「国の広大な土地で未使用のやつ、1日100円くらいで貸してくれへんかな?機材置場も作って…あ、それじゃ野ざらしで壊れますね。紀文(きぶーん♪」
思いつくがままにしゃべる、なにからもフリーなつよしさん(笑)


・KenKenってば(涙)
「不思議ですよね、この場所に、RIZEDragon AshなKenKenがいるっていう」 という…と唐突につよしさん。
それに対して、KenKenが、とっても心のこもったやさしい声で「ぼくは(つよしさんを)1人の音楽仲間としか見てないよ」と言いました。

先入観を捨てて、ちゃんと聴く機会にさえあれば、世間的にもその実力のほどは、十分に伝わるはずと思うけれども。
それはそれとして、ちゃんと言葉にしてもらえて、つよしさん、うれしかっただろうなぁ。

そしてKenKenったらすかさず「…紀文(きぶん♪)」って(笑)

「それぼくのヤツやんか!」と、半分照れ隠し?ご立腹のフリをするつよしさん。

「言いたかったんだよね〜(にこにこ)」とKenKen。

そして、この話の流れで、つよしさん、しみじみと「フェスに出たいなぁと言ってました。」

このふたりのやりとりって、なぜかとってもかわいいことが多いのはなぜなんだろう?と考えるに、ふたりともどこか少年性を残してるからだなぁと気がつきました。
真逆な、超オトナな側面もあるのにね!と某友人に言ったら「これぞAB型って感じ。わけわからん二面性クオリティー」と友人。
あのね、ABはわたしもなのよ?(笑)知ってると思うけど…げらげら。

その話は置いといて…

帰宅途中の電車の中でKenKenがこの話の続きとも言えるツイートをしてくださってて…
その中で

今日MCでフェスに出たいって言ったけど、もうあなたがフェスやっちゃえばいいのさー。まじまじ。

という一文がありました。
音楽と人」でも、バンドのみなさま方が、このメンバーで「フェス荒らし」とかしたい!!っておっしゃってましたけど、来年こそそういうのが叶うといいなぁ。
なんだか回を重ねるごとに、今のこの最強のバンドと、つよしさんの歌声や曲が、ファンだけのものじゃもったいないという気持ちが沸々としています。
こういう「音」こそを求めている音楽ファンはあちこちにいる気がしてなりません。
音楽好きの一人として、届くべきところに届くといいのになあという期待をこめて、そう書いておきたいと思います。


・そしてやっぱり。
「皆さん、ぼくに依存して生きるのはやめてね。『つよしくんがいないとダメなのー』はやめましょ。」
「来たい時にライブに来て、そこにぼくがいるっていう柔らかい感じでいきましょ。ねるねるねーるね♪くらいのやわらかさでね!(笑)」
と言ったら、あちこちからくすくす笑いが起きたのですが、つよしさんってば、「世代が出るね〜。今のきっと10代は『はぁ?」って思ったでしょ!?」って(笑)

後半部分は、ジョークのオブラートに包んでましたけど、ほんと、お互いそこは気をつけましょ。
社会科見学以来、この辺りにはとっても敏感になりました。
つよしさんも、そしてわたしたち自身をも守るために…ね。


・お父さまが巨人ファンで、小さい頃に巨人の帽子をかぶっていたら「お前は巨人ファンか?」といじめられて、阪神の帽子に変えたことがあったそうです。
でも「どこファン」じゃなくて「野球が好き」でよくない?と言ってました。

ここもとっても共感。
何も細かく差別化する必要もないような…と、あえていろんな意味合いを暗に込めつつ…便乗して言っとこ。