ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 見えないものを見ようとして〜♪ その1

いきなり追記です(笑)
この部分は最後に書きました。
なぜ「その1」?と驚いているみなさま。わたしも驚いています。
この日記はさらっと書いておしまいのはずだったのにありえないほど長くなったので、いくつかに分けて書きます。
ここから下が本文です。

このエントリーでは、平安神宮ライブ、9月7日に参加したのでその感想を書こうと思います。
いつもならチケットのタイトルをバーン!と載せちゃうところですが、今回それをしないで書くのは、ちょっと前の日記でも予告したとおり、ほとんど何が起こっているのか見えなかったからです。
で、見えないなら見えないなりに、たとえそこで行われている音楽をしっかり聴いてくるとか、たとえば照明とか、会場の雰囲気とか、いろいろ聴くところ、見るところがあったと思うのですが、なぜか全体の感想そのものがうっすらとしてしまっているのは、ひとことで言えばまさしくタイトル通り「見えないものを見ようとして〜(望遠鏡をのぞきこんだ♪)」結果でございます(沈!)
(ついでに言うと、そもそもタイトルがつよしさんの歌じゃないし!!言わずと知れたBUMPさんです。すみませぬ、笑)

一言でいうと「ああ、煩悩に負けたな!」という感じ。
どうして人って見えないと思うとどうしても見たいと思ってしまう生き物なのでしょう!!(笑)
そしてたとえ望遠鏡をのぞいてそもそもはじめから見えないものは見えず。(あたりまえじゃ、笑)
「見えない」ということに捉われてしまったことで、ずいぶん損しちゃったなぁという自分に対してとっても残念な気持ちになりました。
あくまでも自分にですよ!
そもそもが奉納ライブであってショーじゃないんだから、見えて当然という気持ちでは行っていないのだし、自業自得ってヤツですね。むふふ。

旅からの帰り道、早速前日に参加されていた仲良しの空さんが日記に感想をアップされているようだったので、いそいそと空さんちを見に行きました。
空さんちのレポで見えなかった部分を補う気満々!
自分の目で見てない日のレポでも、空さんはいつもとっても臨場感あふれるレポをされるから、レポを読んでるだけで、全然見て来た気になれちゃったりするのですよね。
あんな風に書けたらいいなぁといつも思います。
そしてそういう方がお友達で誇らしいです。と、こんなところからラブコール。むふふ。

ところがところがです。

彼女もまた全然見えてなかったそうで…(笑)(笑)(笑)

ちょっと別件もあってメールしたら「それ、わたしも思ってたわよ〜。ふたりとも見えてなかったのか〜って。」と空さん。
「見えない仲間!わ〜い!!」
と喜ぶところでもないですけど(笑)なんとなくひと笑いしたら気が済んでしまいました。

といわけで、ほんとにざっと感想を書きます。

だからと言ってライブに参加したことが残念だったとはみじんも思ってませんので(笑)

というのは、平安神宮のライブは例年とっても独特な時間と空間で。

たとえば野外であることプラス毎年台風シーズンということで、ものすご〜く天候に左右されるのですよね。
実際に過去には中止になった回もあったし、中止にならないまでも、行き帰りに散々な目にあったこともありました。

もう5年目ともなれば、それがよ〜くわかっているので、例年1週間前くらいから「天候を気にし始めた」時点でライブはすでに始まっているような気がします。

参加する人もしない人も、そわそわとお天気を気にし、週間天気予報とにらめっこ。
Twitterで誰かと行き会っても、「ああ、お天気だといいね。」「お天気もちますように」が合言葉になって、挨拶代わりにあちこちを飛び交います。
そして本当にライブが近づくころにはそれがちょっと変化して「どんなお天気でも甘んじて受けるから、どうぞ中止にしないで。開催してください!」に変わるのですよね。

初日が近づくと、てるてる坊主を作る人があちこちに現れたりもします。
実際某友人N嬢は、今回は息子さんの受験により、今年は参加されなかったにも関わらず、超力作のてるてる坊主を作ってらして、打ち上げの席でも「あれのおかげで晴れたよね!」と話題になり、感謝されてましたよん。
かく言うわたしも、そんなに信心深くもないくせに(笑)近所の氏神さまの前を通るたび、どうかお天気に…よろしくお願いします…と思わず頭を下げてました。
そういう気持ちにさせられるライブなのです。

この期間は自然への畏怖とか、感謝とかを思い出す日々でもあり。
わたしは特定の宗教の信者ではないですが、そんな人間でもこの国を守ってくださっているであろう目には見えない八百万の神さまの存在、この国を一からはぐくみ守って来られたご先祖さまたちの思いを強烈に意識する日々でもあり。
真ん中の人だけじゃなく、ステージの方々のみならず、参加する人、お留守番の人、みんなのしあわせを心から願うことを思い出す日々というか…

いろんな意味で、欠かせない年中行事のひとつになってきた気がします。

そしていっぱい月を見る。
星を見る。
風や虫の声を聞く。
太古からの景色に思いを馳せる。
都があった頃の「そこ」を想像する。

そういうこと、ぜ〜んぶひっくるめての平安神宮のライブなの。

「無事帰ってくるまでがライブです!」がこれほど現実感を持って迫ってくるライブも他にはちょっと思いつきません(笑)

とはいえ、もう一度言っておきますが、見えてませんからね(笑)

続きは緩〜くご覧くださいね。

「そして短いです。」
と確かに銘打って書き始めたはずが…やっぱりこんなことに…(笑)
見えてても見えてなくてもやっぱり長いふぇるまーた。
今回はいつにも増して声を大にして言っておきますが…どうぞお暇な方だけご覧くださいね。
内容はないです!!(断言するな〜っ!!)