ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 堂本剛LIVE【FUNK詩謡夏私乱】2014.8.12 渋谷公会堂 その8 ラストまで

わたしの住む関東地方では、とっても久しぶりに雨が降りました。
雨の月曜日。

西の方や北海道では未曾有の豪雨の被害がたくさん出ていて、ニュースを見ているだけで心が痛いですが、一方でうちの方ではまったく雨が降らず…
猛暑猛暑の1週間が終わり、今日は久しぶりにちょっとだけ涼しいです。

ほんとうに日本は、世界は、地球はどうなっちゃったんでしょう?
どうぞあちこちの被災地に、土砂災害に弱い地域に、これ以上大雨が降りませんように。

拍手コメントをいただいてます。
y.s.さま、本当に全国ツアーあるといいですね!y.s.さんのような方にこそ見ていただきたいライブだったなぁとつくづく思いました。
そして、pさま。はじめまして。
勝手にブログを愛読させていただいていて、いつかご挨拶したいなぁと思っていたら、先にいただいてしまいました。とってもうれしかったです。
同じ日のライブに参加されてらしたのですね〜わたしもうれしいです。これからもよろしくです!
何より、わたしのとんでもない間違いに気がついてくださって感謝です!すぐに直しました。
「あそこ」は間違えちゃダメなところ!!
だんだんファン歴を重ねるにつれ、本当に詰めが甘くなってきちゃってて。
ファン温度はそんなに変わってないつもりなのですが、時々スコーンと抜けちゃう時があります。

ちなみに読んでくださったみなさまにも恥をしのんでお知らせしておくと…
感想5のところで、「Ginger」の歌詞を引用したのですが、その引用が間違っていたのです。
せっかくつよしさんが心をこめて作り直してくれた歌詞カードの方を見ずに、前の歌詞カードを参照して引用してしまいました。
あ・り・え・な・い…

というわけで気を取り直してちゃんと直しておきました。すみませぬ。
pさまありがとうございます!

みなさまの多大なるサポートに支えられて、なんとか難破せずに港に辿り着けているという自覚はありありです。
もちろん自分でも細心の注意を払うつもりではありますが…
みなさまあってのふぇるまーた、例によって溺れそうになってぷかぷかしてたら、どうぞタイヤを投げていただけたらうれしいです。えへへ。

さて。

14曲目は『FUNKしたいんだ、どしても(新曲)』です。
歌い始める前にいらっとグラスの跳ね上げていたグラス部分を下ろします。
普通にいけてる人になってびっくり。いらっとグラスなのにいらっとしない(笑)

MCのところにも書きましたが、すっごくノリがいい曲で「どしても」の歌詞のところ、メロディーに「詰まった歌詞」がとってもオシャレにはまってました。
これは楽しい曲です。

そもそも音楽的なこういう「引っかかり」は大好物なので、そういう意味でもど真ん中です。

振り付けを教わっている時に、何度も何度も聴いたはずなのに、メロディーが全然残ってなくて、打ち上げの時に「どんなんだっけ?」と聞かれ、途方に暮れました(笑)
ぜんっぜん覚えてない!!

その日、一時間後にすでに覚えてなかったものが、こんなに経って思い出せるはずがないわけで(笑)

ただし、ひとつだけ鮮明に覚えてたことがあって「2音目はオクターブ下に飛ぶ」だったってこと。
これね、歌ってみたらわかりますが、相当に難易度が高いです。

それからファンファーレみたいなホーン隊のイントロがあった気が。ドラもジャーン!だったかな。
このイントロにそもそも痺れました。

ただし…
肝心なメロディーがまったく覚えてなくて、こうなんじゃ?ああなんじゃ?と思っているものを出し合ったのですが、みんな全然違うし、自分も歌っているうちにどんどん変形してしまってる(笑)

さらに、友人の一人が「モンキーマジックbyゴダイゴ」のメロディーとごっちゃになってきた!!と言いだし(笑)…
あっちは「ミレド レドラ ドッソーラ」ですね。
わはは。わたしの妄想ともちょっと似てる(笑)そういわれちゃうともうそうなっちゃう悲しいアタマ(笑)
でもあたりまえですが、もちろん全然別物。
かっこよさが全然違う!

短調、マイナー系の和音とメロディーであることは間違いなくて、さらに多分イ短調だと思ったのですが、最近の傾向としてたま〜に絶対音感がめっちゃおかしくて前ほどあてにならないのでウソかもしれません。

…というどうでもいい話は置いておいて…

歌詞は繰り返しが多くて、どちらかと言えば「shamaspice」系かも。
究極「この人、FUNKしたいんだなぁ〜どうしても!」と言うのは徹底的に伝わったよ、十分にね!という感じ(笑)
「望むところだ!」とうなずきかえしつつ(笑)

いやいや、あの曲よりはもうちょっと複雑かも。2つ目のモチーフもあるしね。
そして遊び心というよりは、もっとオシャレでガツンと来るカッコイイ感じ。


全体として、とにかくアレンジがかっこよくて、ノリのいい曲でした。途中KenKenのベースが際立つところがあって、その音がほんとにファンキーで痺れました。
そして、これもどっちの曲だったかイマイチ自信がないけど、こっちかな?と思うのが、スティーヴさんが、長い棒みたいなものを大きく回転させながら落ちてきたところを叩いていて、そのタイミングの素晴らしさと、回してる手の動きの優美さ。
その音だけを聴き分けるのが困難だったけど、きっとすごくいい音が鳴っているに違いないと見とれました。
前にも触れましたけど、スティーヴさんは本当に動きが洗練されていて、全体に鳴っている音に対しても、ご自分の音に対しても、ものすご〜く愛情深いのが感じられて…
子どもの頃から音楽に果てなき憧れを持ち、端っこの方で携わってる者の一人として、心からの尊敬と憧れの念を持ちつつ、いつも楽しませていただいてます!大好きです。


そしてそして。
15曲目『HEIAN FUNK(新曲)』の方は、歌詞がすっごく凝ってました。
でも早口言葉系、マシンガンな感じに言葉が載っていたので、一瞬ではまったく聞き取れませんでした。
あれ?これ歌詞出てたっけな?それも忘れてるくらいのレベルです(笑)

これは歌詞カードを見ながらじっくり聴きたいです。

平安神宮ライブ」で即興で出てきたつよしさんのギターリフが元になっているそうですが、MC内容からも想像するに、このタイトルの「平安」は「平穏」とか「平和な世の中」に対する「祈り」のような思いが込められているのではないかと思いました。

前の曲とこの曲の歌詞のイメージの落差は「shamaspice」と「JINGER」みたいな感じ。
「これ言ってるだけじゃん?」な単純無敵な詞でも聴いてる人を飽きさせず、楽曲の素晴らしさを際立たせつつうまく成立させられるし、とことん熟考した歌詞も紡ぐことができ、その歌詞を壊さず個性的にメロディーに乗せられるのだなぁとあらためて。

shamaspice系は歌詞に気を取られない分、曲の純度が高く感じられるし、後者は詞に焦点を合わせるか、曲に焦点を合わせるかで、幾通りにも楽しめるのですよね。
ああ、楽しいな!happyだな!

この両極端を突っ走れて、どっちも楽しませてくれるところが最近のつよしさんのソロの音楽の最大の強みなんじゃないかと思いました。

一度聴いただけなので、前の曲と同様にすでにあんまり曲の輪郭が心に残っていないのだけれど、この曲で覚えてたのは曲の最初と最後のつよしさんのファルセットが超かっこよかったこと。
ちょっとshamadoka風味にも思えたけど、あそこまで壮大ではない感じ。もっとふわ〜っ。
そしてその後のところはマシンガン!
わたしメモには「KenKenのベース!」「ホーンも含めたリズム隊!」と書いてありましたがこれは何?(あなたがわからなければ、誰もわからないってば、笑)


平安神宮でできたというので、和バラードかと思っていたけど、一見したところ、全然違った!というくらいかな。

そして、MC編でも触れましたが、この曲にも参加できるパートがあって、「HEY!」チャー「AN!」チャー「HEY!」チャー「AN!」チャーとあっちとこっちで掛け合います。
(チャーは多分楽器の鋭い音…のはず。)
楽しいです。
「あ〜ん!」とお色気たっぷりにね!とか言うから、その気になっていたら(なってたんかい!!笑)お色気を繰り出すまでもなく、ついていくのがやっとだった!というくらい高速です。

アレンジに関して…「すっごくSWING-Oさんらしいな」ってメモに書いてるんですが、どの辺りだったのかしら?

さすがにこれだけ時間が経っちゃうと気になった進行とか、和音とか、さっぱり覚えていないので、これもまた宿題。
次回あらためてまた感想を書きたいです。

と書きつつ…今ふと気がついたんですけど、このメモを大阪をご覧になってすぐの方が読まれる可能性もあるわけで(笑)
そうなると、答えを知ったうえで読まれると「おぼえてねーな!コイツ!」というのがバレバレなわけで(笑)
いい度胸してるんじゃん!?わたしってば!と急に怖おもしろくなりました。
無責任でごめんなさい。
いいや、これもひとつのネタ提供。
思いっきり笑ってくださってよろしくってよ!!わっはっは。

げほげほげほ。


そしてわたしは…
振り付け講座を見ながら、「作曲ズドーン!ズドーン!ズドーン!」のことを不意に思い出してました(笑)
覚えてらっしゃる方もたくさんいらっしゃることと思いますが…
つよしさんがず〜っと以前、まだわたしがオンタイムで聴ける時間(確か10時代くらいでしたよね、笑)に「どんなもんや」をやっていた頃、確か水曜日の企画。即興でつよしさんがお題をもらって曲を作るコーナーです。
あの時、笑っちゃうくらい字余り満載、ルール無用なヘンテコな歌を作っていた(失敬!あれも好きでしたけどね、笑)つよしさんが、今では、ソロは全部自作曲なのがあたりまえで、しかも超カッコイイ曲満載でライブをやっているんだなぁという感慨!!

あの当時もごくごく稀に(「失礼な!」by青年、笑)キラっと光る曲もありましたけど、今みたいに彼の自作曲がこんなにも大好きになって、自作曲ばかりのライブにこんなに熱狂する未来が待ってるとは想像もできなかったなぁと思います。
あの頃はあの頃で絶対「今の彼」が断然ベストって思ってたと思うのですが、こんなに時が経ってまだ思ってるって想像してたかな?
そう考えるとほんとスゴイと思います。わたしが?…いえいえ、彼が。


そして、やっと最後まで来た!16曲目『shamadokafunk-謝円音頭』です。
この曲はイントロのところが思いっきりつよしさんの声が堪能できる曲。
ということで否が応にも期待が高まります。

そしてこのイントロのところがロイノチノイのアルバムの中で、最も好きな部分の一つなのですよね〜わたくし。

というわけで、目を閉じて聴きたい。ひたすらに歌声に集中したいという気持ちと、せっかくこんなに近いくてビジュアルも抜群にいいのに、ガン見せずにいられようか!!という気持ち(笑)がせめぎあっておりました。

つよしさんはこの曲の最初では、キーボードのSWING-Oさんの前に行って、彼に対峙するようにして歌います。

そして期待が裏切られない素晴らしい声。魅惑のロングトーン
ちょっとエコーかかりすぎ?
そんなのに頼らなくてもすっごく伸びるし十分美しいのに…という気持ちもありつつ…

ゆったりとけだるい、次のパートに移っても、クラップをしつつそこを堪能しつつ、まだしばらくは最初のところの美声に心を奪われてました。
ああ、本当にいい声だなぁ〜

この曲はワーッと騒ぐ曲とはちょっと趣を異にしていて、オトナテイストな感じもあって、ゆったりと音楽に身をゆだね、左右に揺れながらクラップしつつ、一緒に口ずさんでいる方が多かったです。
わたしは心の中で「円(まどか)」という言葉の意味をあらためてイメージしながら聴いてました。
ひとつの音楽で…ステージの上も下も、多分裏側で忙しく動いているでろうみなさま方も含め、みんなが輪になって和になっているイメージ。
ゆったりとしたグルーヴに身をゆだねつつ、こんな風に負の感情が沸かない、とことん安心していられる空間はなんて貴重なんだろう…なんてことを思ってました。

だんだんに曲がクライマックスを迎える頃には、あらたなわくわくに飲みこまれていきましたけど(笑)

この曲の途中で、バンドのみなさま方のソロパートが入るので、つよしさんはひとりひとりの個性的な音を楽しみつつ、手慣れた感じであっちに指を出し、こっちを制し。
少年のようなキラキラの瞳で誰かの演奏を追いかけていたかと思うと、いたずらっ子のような瞳で何かを仕掛けたり。
かと思うと、ふとコンダクターのそれになって超冷静な目をしている時もあって…
なんやかんや言って、やっぱり片時も彼を追うことから逃れられませんでした(笑)

今回はかなり真ん前だったので仕方ないかな?という感じ。
音の記憶が若干薄めなのがとっても残念な気もするけど(笑)目の前の人の吸引力に完敗!!(笑)
ああ、なんてかっこよくてかわいいの!!(はーと)

そして、気がつけば銀テープが舞ってたのですが、発射の瞬間…なんとわたくし、知らないの(笑)あんなに前にいた癖に!
一体どこを見てたんでしょう??
きっとあまりにもつよしさんや、鳴ってる音や、ミュージシャンのみなさまのプレイの手先などに集中していたに違いないです。

とにもかくにも大量に銀テープが降ってきたので、とりあえず手近な数本を掴んだのですが、カバンの中に勝手に入ってくるテープもあって、その大量っぷりにびっくり。

そしていつの間にか曲が終わり…
この辺、すでにまるで夢の中のよう…なんて思っていたのに…
さらに追い打ちを掛けるように、去り際のつよしさんがわたしたちの側で「続きは夢の中でお会いしましょう!!」と言ってマイク越しに「チュっ!!」なんてことをするものだから…
わたしも沙良さんみたいに覚めない夢の中に放り込まれたかも(笑)

ライブの終わりは清々しい気持ちになっていて、とても満たされていたせいか、必要以上にさびしくなったりもせず。
素敵な高揚感としあわせな気持ちはまだ続いていて…
とっても気持ちよく「お疲れさま〜ほんとうに楽しかったです!ありがとう!」という感じで席を立つことができました。

ライブ後には、周りの人もみんな、そこいらにまだいっぱい落ちている銀テープをかき集めてロビーへ。
言われなくても自然とあちこちで銀テープを分け合う光景が広がってました。

わたしたちも離れた席の友人たちがゲットできてたのを確認しつつ、階段の下で待ち受けて、降りてくる方々にどうぞ!とおすそ分け。

ふと見渡せば、そこここで見知らぬ方々との笑顔の輪が広がってて、お互いいい気持ちになれて…こういうのが恒例になってるつよしさんのライブってホントに素敵!ととってもhappyな気持ちになりました。

もうライブが終わって2週間が経つのにまだ若干夢の中。

しあわせなことだなぁと思います。

そして、こんな長々書いちゃってすみませぬ。

ずっと読んでくださったみなさま方には、心からの感謝をこめて、ありがとうございました!と言いたいです。
(あまりにもはた迷惑な長文だし(笑)今回で一回流れはしっかり書いたので、今度参加する時はさらっと触れる程度にしたいと思っております。失礼しました〜笑)