ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 プラトニックごっこ&隅田川お散歩記 その2

いつもたくさんの反響をいただきありがとうございます。
Y.S.さま。拍手コメント、いつも本当にありがとうございます。いろいろな日記にコメントを寄せてくださって、とても励みになります。
なかなかに思い通り書けないことも多いですが、今後ともどうぞ遊びにいらしてくださいね。

というわけで、前の日記の続きです。
かなり長いので、時間がある時にどうぞ。

追記:
コメントをいただいたのをきっかけに、なるべく歩かずに電車を使って巡るとしたら…っていうのを考えてみました。
もしよろしければ、コメント欄も併せてご覧いただけたらと思います。
わたしたちは、千住大川端公園を出て、もう一度橋を渡り、先ほどの道に出て川沿いをずっと下っていくことにしました。
その1で書いた、青い時計が目印の公園が汐入公園です。
リンク先の公園サイトの施設紹介のところに、あの画像を撮った時計塔が載ってます。

公園の前を通り過ぎ、ややしばらく歩いたところで、少し川沿いの遊歩道から離れ、大きな道に出ます。
「白髭」という地名の文字が見えて(白髭は一部だったかも?橋とかついてたかなぁ?)確か予習した時にこの地名を見たぞ!と思っていたら、石濱(石浜)神社が見えました。ここが次の目的地です。

南千住駅の方から直接行くなら、東口側に出て、明治通りを東の方向に歩き、白髭橋の手前を左折です。そうするとドラマプラトニック2話にも出てきた、東京ガスのガスタンクが見えて、それを頼りに行くと、信号を渡ったところに目指していた神社が。すぐにわかります。
目の前にも入り口があるのですが、もうちょっと通り過ぎたところに立派な鳥居があり、こちらが正式な入り口です。

向こう側の鳥居には、こんな風に丸いしめ縄がかかっていて、この中をくぐります。

ちなみに、この時は確かドラマ話じゃなくて、お互いの家の話をしてました。
わたしたちを含む、既婚者のつよしファンの友人たちに最近とっても多い現象という話です(笑)

最初は、妻がつよしさんファンになり、神社仏閣ライブに行ったりして、こういうところを巡る楽しさにはまったのがスタートです。
必然的にテレビでも奈良や京都の美しい景色を追いはじめ、知ってるお寺や神社の特集や、神社仏閣をテーマにした特番ものを多く見るようになって…
夫も一緒に番組を見たり、妻と一緒にレジャーの一環としてこういう場所に出掛けたりするようになっちゃって。
気がつけば夫の方が熱心なくらいに神社仏閣にはまり始めたりなんかして(笑)

いつの間にか夫の方が、鳥居の真ん中をくぐっちゃいけないとか、このお寺、この神社の由来はとか言い始め、うんちくを語ったりし始めて。
宗教的な興味とは少し違うけど、もらってきたお札にお水をお供えして、毎日手を合わせてから会社に行く…な〜んてことを始めたりもして。
一旦はまっちゃうと、妻よりマメなのはなぜだろう?なんて話(笑)

普通、妻がアイドルにはまってるなんて状況はオットとはなんら関係ないはず、むしろ疎まれることもあるくらいの出来事かもですが、気がつけば、彼のファンになったことから枝分かれして、夫婦共通の趣味ができているという不思議〜♪
必然的に会話も増えて、夫婦でウキウキと「次はどこ行く〜!?」なんて盛り上がったりもしていて。
これはどうした現象でしょう?むふふ。
つくづくとおもしろい人を好きになったものだな…なんて(笑)

そして話の流れを汲み、空さんちとうちのオットがいつも言っていることを思い出しつつ(笑)鳥居の真ん中を避けて、ちゃんと端っこから一礼して鳥居をくぐって境内に向います。


ここの手水舎はちょっとユニークです。
近づくとちょろちょろとお水が出て、センサーかな?センサーかな?と妙に気になるわたしたち。
実際少し離れると水が止まり、ほんとにセンサーでした(笑)


境内はこんな風でした。とても綺麗で手入れが行き届いていて、木のいい匂いがしました。
お参りしたあとに、境内のところに置いてある神社庁の「生命(いのち)の言葉七月」というリーフレットが目に入り、思わずもらってきました。

世の中に人をそだつる心こそ 我をそだつる心なりけれ 荒木田守武

空さんもわたしも、人を育てるお仕事をしているので、なんだかすごく大事なことを教えてもらったような気がして、このリーフレットをいただいてきましたよ。

そして、お参りを終えてから戻ろうとする時に神社本殿を背にした右手側に「あっ!2話のロケ地はまさにここだ!」という場所を見つけました。

佐伯と青年が話していた駐車場のあたり。
ガスタンクがすぐそばに見えます。
ほんのちょっと前に、吉田栄作氏とつよしさんがここに立ったんだなぁという実感が沸きました。
きっとお参りもしたんだろうね〜なんて言いながら、この地を後にしました。


さて。
神社を出たら、白髭橋のところから、また川沿いの遊歩道に戻りました。
ここからはしばらく遊歩道をひたすらに歩きます。
まだまだ今日のハイキング(いつの間にハイキングに?笑)は始まったばかり。
でも話し始めたら止まらないわたしたち。
話題はあちこちに飛び、ぐるっと回ってまたドラマに戻ってきて、どういう結末なら納得?なんて話をしたり。
つよしさんのアルバムの話ふたたび…となったりしながら、歩く、歩く、ひたすら歩く。


こんな花を見つけて、「うわぁ綺麗な紫だ〜っ!!」と大喜び。お花はピンクでした。
ツユクサっぽいなぁと思って家に帰ってから調べたらムラサキゴテン(紫御殿)っていうんですって。名前もなんだかドラマチック。

そして河原の遊歩道のあちこちに、ドラマのテツさんさながらの、ブルーシートの路上生活者の住まいが少なからず点在していてびっくり。
ペットボトルをたくさん積んだ自転車を押してらっしゃる方、お洗濯をしてらっしゃる方。
この辺はかなり地元の事情に即した設定になっていて、かなりリアルに作られてたんだなぁとわかりました。

実はテツさんのセットがあったところも、この川沿いのどこかだったようですが、この日のわたしたちは、そこを探すことは断念しました。


隅田川は南下するにつれ、どんどん存在感を増し、たくさんの船が常に往きかってとってもにぎやかです。
屋形船の発着場もあって、スカイツリーと一緒に撮ってみました。

土砂を積んだ輸送船が通って驚いたり。
修学旅行生とおぼしき人たちがたくさん乗ってる船、手を振りながら通り過ぎる外国人の一団が乗っている船。
観光地だなぁという光景。
水上バスにもいろんな種類があって、伝統的な感じの船や、近未来的な潜水艦みたいな形のものなど、とにかくたくさんの船が通ります。

実は少し前にもこのあたりを少しだけお散歩したのですが、その時はくらげがものすごくたくさんいて、驚いたことを思い出しました。

ああ、この川は海につながってるんだなぁという実感。
そして隅田川は、古くからずっと水上交通、物資の流通、運搬の要所だったんだろうなぁというのが歩きながら実感的にわかりました。
先ほどの石浜神社は当時の浮世絵にもたくさん登場しているのですって。
歴史の重みを感じつつ、いにしえに思いを馳せつつ、まだまだ歩き続けます。

歩いて歩いていくうちに浅草駅付近を通り過ぎ…
言問橋のところから川沿いを一旦離れて、助六夢通りに入ります。
この道をしばらくまっすぐ行ったところの左手に、次の目的地「CAFE MEURSAURT」(カフェムルソー)があります。

看板はこんな感じ。


かなり見づらい画像ですが(空さんちの画像は美しいので、そっちで見てね!)階段を下りていくとケーキ屋さん。
階段を上がっていったところ、2階がカフェになってます。

ここはプラトニックの2話の最初の方、沙良さんが和久氏に婚姻届のサインをお願いするカフェです。

この段階でもう午後1時を過ぎていたので、わたしたちは力尽きて(笑)ここでランチを食べました。

鶏肉と長ネギのパスタランチを食べたのですが、おいしかったです。
お茶と一緒にクッキーもついてました。

家に帰ってここがロケ地だというのを確認しようと見返したら、この電飾が目印でした。
昼間なのでついてないけど。


ここは川べりの景色が美しいです。
スカイツリーや浅草の建物がよく見えます。

そして飽きもせずにまだまだおしゃべりをするわたしたち。
それぞれの子どもたちの話、新聞やニュースの話、健康の話とか、まあetc.etc.
一周回ってまたドラマ話に戻っていく。永遠に終わらない主婦トーク(笑)


ちなみに、さらに見づらいのですが、このお店は川沿いの遊歩道からも見えるのです。
帰り道は、川沿いを通って帰ったのですが、向こう側からお店の中がよく見えました。
多分もうちょっと暗くなれば、電飾が美しくてもっと見やすくなるのだと思われます(笑)



さらに。
ここまで来たなら、空さんをぜひぜひ連れて行ってあげたいというカフェがあって「もうちょっと歩いてもいい?」と聞いたら、快くOKしてくださったので、もうちょっと歩きました。
最後の目的地は蔵前周辺です。

蔵前といえば…つよしさんがファインボーイズで行った文房具屋さん「カキモリ」があるところでもあります。
友人たちとも何度も歩いたところで、おいしいもの、素敵な雑貨、桜の頃の美しい景色…といろんな意味で好きな街のひとつですが、だいぶ前に、仲良しのbonyarihitusji嬢やショコラ嬢がよく行くカフェのおいしいメニューを教えていただいてから、すっかり虜になった店があって、時々無性に行きたくなります。

というわけで、さらに10分弱歩いて到着したカフェがこちらです。

Cielo y Rio(シエロイリオ)です。
そしてお目当てのメニューがこれ。


エンゼルフードケーキ バニラキャラメルです。
これでもかと載っているアーモンドスライスがさくさくしていて、中のケーキはふわっふわのシフォンです。
量が多いわりにシフォンがとっても軽いので、わりとペロッと食べてしまいます(笑)
このお店は奥行きがあってとても広いです。
テラス席もあって、本当は喫煙席でもあるのですが、たまたまこの時は喫煙者はいないようだったし、外の方が気持ちがいいねということで、テラス席を選びました。

なんだか海の香りもするし、いい感じの風も吹いていて、まるでアジアンリゾートにいるみたいです。
近くの席の方はワインを飲みながら談笑されてました。
以前行った時は、ワンコ連れの方がのんびりとお茶を飲んでらっしゃいましたっけ。

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そして、ここからもスカイツリーがよく見えます。
桜の季節に来ると、桜と浅草と隅田川スカイツリーという画像が撮れます。

わたしたちはまだまだトークが止まらずに、もうすぐ始まるつよしさんのライブツアーの話とか、チケット関連の胸の痛い話や、ファンってヤツは!な話とか、ツアーでは、最新アルバム「ロイノチノイ」を彼がどんな思いで曲を作ったのか、その辺りの話も聞けたらいいねぇ。答え合わせしたい…なんていう話とか…
いろいろと話をしました。

ここを出たのが5時10分過ぎくらいだったかなぁ。
ついでに浅草まで歩いて帰ろうかという話になって、今度は屋形船の発着場の方から言問橋の辺まで、川っぺりを歩いて帰途に就きました。

屋形船もいつか乗ってみたいねぇ。やっぱり屋形船といえば天ぷらかしら?的な超どーでもいい話とか(笑)
目の前で川っぺりの手すりにつかまって止まろうとしたハトが滑って落ちそうになって慌ててるのが「ぶっさいく〜」と大笑いしたり。
そこから空さんが見た山の中で「サルが木から落ちた話」になって大爆笑したり。
空さんの学生時代の船旅の話を聞いたり、この辺りは昔少女トークもしつつ…ふはは。
とにかく歩いて歩いて歩いた一日は無事幕を閉じました。

疲れたけど心地よい疲労感でした。
そして空さん、本当に楽しい一日をありがとうございました!

長い長い日記になりました。
おつきあいくださったみなさまには、感謝をこめて。