ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ドラマ「プラトニック」ときのうの話

まずは穏やかに書ける昨日の話からそろそろと書こうかな。

昨日は午前中にパッパと家事を片付けて、久しぶりに一人でわざわざ電車に乗って、都内まで買い物に行きました。
別に何を買うという明確なものがあったわけではないのですが、たまにはこうやってひとりでふらふらと街を歩くのも楽しいなあと思って。

そしてあっちを見てこっちを見てしているうちに、ひとりだったのに、気がつけば午後3時前だったという…おなかもすかなかったので、時間の経過に全然気がついてませんでした(笑)

しかもこの日、何を買ったかというと、よ〜く考えたら日焼け止めと本2冊とテレビジョンと、娘に頼まれてた「はらドーナツ」だけという…う〜ん、何しに行った?という感じ。

で、慌てて電車に乗って家に帰ってお昼?を食べてちょっとしたら生徒が来てしまいました。

本当はゆっくりごはんの支度をしてから生徒を迎えるはずだったのに。あ〜あという感じ。

電車の中では出がけに娘に借りた本を読み始めたらおもしろくて、あっという間に130ページまで読んじゃった。ちなみに読んでる本は辻村深月さんの「子どもたちは夜と遊ぶ」です。
辻村さんはアネが大好きな作家さんで、最近強力に勧められています。

レッスンでは左手三連符に右手でふたつずつ音を入れるとか、あるいは4つずつ音を入れるとかっていうのにすごく苦戦している子がいて、どうやったらうまく弾けるかというテーマでレッスン時間は20分押し。
一応正しいアプローチの仕方を教えて、こうやるのとやって見せ、やってごらんと振ってみたら、いうとおり、だいだい正しくできてはいるんだけど、どこかヘン。
なんだかしっくりこない…というのは初心者にはよくある話ですが、誰より本人が全然納得しません(笑)
弾けないからといって、ゆっくりたらたら弾くと、余計に(音符が)はいらなくなるので、もっともっとテンポアップしてごらんと言ってみる。
ある程度テンポをあげないと下手に考えちゃってダメ。ますます違和感が出るものなんだというのを一生懸命に伝えたのですが、早くしてもやっぱりぎこちない。
いつまでも納得しないので、最後は「要は慣れだね!慣れ!」と身も蓋もないことを言い(笑)なんで先生が弾くとちゃんと聞こえるの?と言うので、そりゃあ40年以上もずっとやってるから…と言ったら、絶望的に先が長いとため息(笑)
いえいえ、40年はかからないよ、1年もすれば何の違和感もなく2対3なんてお茶の子さいさいだから…と言ったら、1年だって十分長いのに…って!!
わたしは1年なんて、本当に瞬きする間くらい、あっという間なんですけど(涙)ああ年を取るってイヤだわ(笑)

まんま急に老けたような気がしつつ、レッスン室からぐったりしながらキッチンに上がってきたら、時はちょうど6時53分くらいで、慌ててテレビをつけて録画予約済のプレマップにチャンネルを合わせたらほどなくアニメ「ラスカル」のあと、無事プラトニックの2分の番組紹介が流れました。

ちなみにおとといすでにオープンした公式サイトを見てました。
あの美しいポスターだけで、ポスターの中の二人の細やかで、十分にこれからのドラマを感じさせるその絶妙な表情だけで、すでに舞い上がっていたわたしだったので〜そんなに目新しい映像はないんじゃないかと思っていたのですが。
これがとんでもない@@@@
なにーこれ!!すっごくいい!!
ど、ど、どうしよう、どうしよう。タイヘン!タイヘン!とわけもなくつぶやきながら(ツイートじゃなくてリアルつぶやき)くるくる回ったりして(笑)
ああつよしさん、どうしてこんなに素敵なの…な〜んてすっかり2分で恋に落ちてる(笑)
さっきまでわたしも年を取ったもんだ…なんて思ってたのに、一転にわかに乙女モード。
持てあましちゃうくらいのきゅーん!やらジーン!やらぎゅーっ!やらの海へ、どっぽーん!!ざっぶーん!!(擬音しか言ってない、笑)ああこれは本当に不意打ちでした。
片手に白滝の袋、片手にリモコンを持ったまま、テレビの前と流しの前を何往復もしたりして…ちょっとちょっとレインさん、落ち着いて!!(笑)

そう、この動揺っぷりは…例えるならライブが決まったという情報が流れた瞬間くらいの破壊力!!
(この頃こういう気持ちになる機会がなくてさみしぃぃぃ涙)
それにしても、レッスンの途中じゃなかったのは不幸中の幸いでした(笑)絶対に集中できなかったに違いないです。

そして折悪く、5分もしないうちに「腹減った〜」と我が家の社会人一年生が帰ってきて、あと何分くらいでご飯?と聞いてきたので、リピートはここでおしまい。
無理やりテレビの前から自分をひっぺがしてご飯の支度やら、バロンの散歩やら、思いつく限り、順番もへったくれもなくくるくる動いたわけですが…もちろん要領よく動けるわけもなく(笑)
途中で気になってTwitterなどのぞくもんだから余計に効率が悪いことはなはだしく(笑)
ごはんの支度はいつもの倍の時間がかかるし、冷蔵庫を開けても一度で用が済まないし、いろいろと散々なことになりましたのことよ。動揺し過ぎだってば(笑)

さすがにまだ始まってもいないのにネタバレるわけにもいかないし、あえて書きませんが、ドラマが始まってこれを日曜日にオンタイムで見たら…堂本兄弟までに気持ちが上手に切り替えられるとはとても思えないのですけれども。
大丈夫かなぁ?戻って来れるかしら、現実に。
贅沢でうれしいんだけど、本当は水曜くらいにドラマで、日曜が兄弟ならうれしいのになぁなんて思ったり。
どっちも大事だし、どっちもおそろかにはしたくないので、ちょっと対策を練らなければ(大げさ、笑)

そもそもドラマは最初から悲劇とうたわれてるわけで、悲しい展開になるのはわかっているにしても、少しずつストーリーが明らかになってくるにつれ、命の重さや大切さ、人の心の奥深くにどんな思いがあるかとか、テーマにものすごく深い部分もありそうだし。
常日頃から命について深く考え、詞を書き曲を載せて歌っているつよしさんに本当にぴったりなテーマだと思えてきました。
このドラマは彼にとっても、後で振り返った時に大事な邂逅のひとつだったと思えるものになるんんじゃないかな…と希望を込めてそう思います。

折しもドラマ『プラトニック』の番組公式サイトの「番組のみどころ」の中で、演出の大塚恭司さんの文章にとても心惹かれました。

大塚さんは脚本と格闘される中で、このドラマの登場人物一人一人を深く愛せるようになったのだそうです。
その結果、地球上に存在するあらゆる人間を愛せるのではないかという不思議な感覚に捉われるようになられたそうです。

大塚さんもおっしゃっているように、本当の世の中ではそんなのは錯覚なのかもしれないけれど…
ドラマの中でまで現実だけに焦点を当て理想的な世界の具現あきらめてしまったら、一体どこで人は夢を見て、何をよりどころにしていくのだろうという気もします。

イメージできないものが現実になんてなりようもなく、最初からあきらめてしまっては何も始まらない。
最近そんな風に思うことが多いので、この大塚氏の言葉にはとても共感を覚えました。

続く松原氏や磯氏のコメントもまた負けず劣らずとても真摯で、静かな作品への熱意が伝わってきて、多分つよしさんが関わっていなくても、このページを見たら作品を見てみたいと思ったに違いないと思います。

最近は世の中のさまざまなことが何かおかしい、どこかヘンと感じることが多くて、政治に対してもメディア全般に対しても、なにかと素直に受け取れず、懐疑的な気持ちになることが多いですが、そういう気持ちをしばし取っ払って素直に見てみようと思える気がしました。

わたしの中ではこれまでの野島作品のイメージは、どちらかというと、これでもかと怖い世界、現実の過酷さばかりを見せつけられる救いのないイメージでした。
一番好きなドラマはなんだろうと考えると、真っ先に思い浮かぶのは「未成年」かな。
ちなみに「人間〜失格」は実は見ていないのです。オンタイムはあまりに子育てが忙しい時期で全然知らなかったし、今になってしまうとみなさんのお話だけで怖くてとても見れない…と思ってしまって、よけいにダメになっちゃった(笑)
たとえばちゃんとオリジナルで勝負されてる脚本家という共通点のある脚本家さんの中では、たとえば岡田恵和さん辺りなら、きっと「最終的には、主人公たちを悪いようにはしないだろう」という安心感みたいなものがあるのですが、野島さんだと主人公たちがとことん痛めつけられそうで不安な気がしたり。
回を重ねるごとに、怖くて見てられなくなるんじゃないかしら?というようなイメージがありました。
あくまでも個人的なイメージですけどね。

でも、今回のドラマは公式サイトを見る限り、悲劇ではあっても今までのドラマとはひと味違う気がします。
さらに調べてみたら「ひとつ屋根の下」シリーズとか「101回目のプロポーズ」とかも野島さんの脚本なのですね。
知らずに見ていたものもたくさんあるんだなぁと思いました。

それにしても、こうやって野島さんをはじめ、スタッフの方々に「これ以上のキャスティングでできることは二度とない」と乞われて、どんぴしゃのテーマに引き寄せられたかのように携わることになったつよしさんが、中山美穂ちゃんと共にこのドラマの世界観をどう表現していくのか、とてもとても楽しみです。

な〜んて一見冷静ぶって書いてみましたが(笑)実際のところは…プレマップの2分に凝縮されたものすご〜く濃厚なつよしさんの演技の世界に久々に心を鷲掴みされて、今までにもう何度あの予告をリピートしたかわからないくらい、すでにして冷静さを欠いているわけですが(笑)

久々にこんなに心を奪われるものがやってきたという感じ。神さまありがとうと握手でもしたい気持ちです。むふふ。
やっぱりわたしはこの人のファンなんだなぁとしみじみしちゃいました。

そしてどうやらそれはわたしだけじゃないみたいで、あちらこちらのお仲間さんたちもみんなこぞって右往左往してました(笑)

わたしのネットでの弟分!?コズモさんも久々にご登場、彼が大好きなケリーさんのドラマ出演に大喜びでたいそう舞い上がってましたよん。男子ファンもうれしいのね〜
またブログとかブログとか…そのテンションのままに書いたらいいのに!!もしかしたら男子の感想、ケリーさんも見たいかもよ!?

天魔さんも大好きだったけど、今度の世界はこれまで培ってきた役者ドウモトツヨシの集大成的ないろんなふり幅の大きな演技が見れそうです。
スタートまであとちょっと、始まるのがとてもとても楽しみです。


その後しばらくTwitterSNSであちこちの友人たちとワイワイやりつつ…

その途中途中で、わたしのTLの中のいろんな人たちのツイートを見ていたら、もちろんいろんな人を好きな友人、知人たちがいて。

それぞれたまたまきのうはみなさん、とってもいいことがあったみたいで、ご自分が今大好きな人達について、とても熱く語ってらっしゃいました。

ある方は好きな人の舞台に参加され、ある方たちはコンサートの発表に沸き、ある方は玉置さんにやられ、ある方たちは少クラを見て盛り上がり…
それぞれとてもしあわせそうに語ってらして、なんだかそういうの、とってもいいなぁと思いました。

お相手はみんなそれぞれなんだけど、みんな楽しいことがあって高揚してて、ポジティブにそれぞれの「好き」を楽しんでらして。
語る相手が誰であれ、そういう姿を眺めているのもとても楽しいものだなぁと思いました。

もちろん自分も自分の世界を楽しみながらだったので、余裕を持ってそんな風に思えたのかもしれないけど。
誰が一番とかそんなんじゃなくて、みんなが楽しい世界がいいなぁとつくづく思った夕べでした。