ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 Makihara Noriyuki Concert Tour 2014 『Listen To The Music The Live 〜うたのお☆も☆て☆な☆し』 4月28日

このライブはある仲良しさんのピンチヒッターで友人のN嬢とともに参加させていただきました。
実は元旦のKinKiコンの時に、もうすでにチケットは手にしていて、その時はライブまでずいぶん先だなあと思っていたのですが、過ぎてみたらあっという間でした。
わたしは初マッキーです。

このライブに参加するにあたり、予習しておこうとこのアルバムを買いました。

Listen To The Music 3

Listen To The Music 3

発売当初に買ったので、もうだいぶ経っていますが、わたし的大好物のカヴァー集で、ずいぶん昔から大好きだった曲がいっぱい入っているので、今でもわたしのウォークマンヘビーローテーショングループの中にしっかり入ってます。
わたしの青春時代の想い出の曲たちや、大好きなシンガーソングライターのみなさまの曲もたくさんあって、とても聞きやすいですし、いい曲をすごく上手に歌っているというだけじゃなくて、ちゃんとマッキーらしさ、彼ならではの味付けもほどよくなされていて、すごく好きなアルバムです。

ちなみにアルバムだけを聴いていた段階で特にお気に入りの曲だったのは、オフコースの「夏の日」とか久保田利伸さんの「流星のサドル」とかユーミンの「Hello, my friend」とか「卒業写真」中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」あたりかな。

かなり癖の強い泥臭い曲もマッキーが歌うと爽やかになって、不思議な化学変化が起きてますが、それが決して不自然ではないのがさすがです。
爽やかな曲はより爽やかに。
久保田さんの「missing」みたいな曲も、せつないけれど、いつかはこの恋から前向きに卒業できそうな、そんな予感を感じさせる曲に仕上がっているのが新しいと思ったり(笑)
いろんな感情を運んできてくれて、相変わらず十分に楽しんでおりまする。

さて。この日のライブは東京フォーラムのAホールで行われました。
実は同じフォーラムのCホールではほぼ同時刻に玉置さんもコンサートをやっていて、Cホールの前を通り過ぎてAホールの入り口を入る時、若干心がちくちくしたのですが、そんな気持ちは入り口を入る瞬間までで、いざ中に入ったら新しい世界への扉を開く時はいつもですが、期待でドキドキわくわくです。
入り口から入って右側には、たくさんのお花に混ざってKinKiさんからの花もありました。他にもフジテレビの音組からや堂本兄弟の関係者からのものもいっぱいありましたよ。

わたしたちの席は2階の真ん中からちょっと後ろあたり。
広い会場の隅々までびっしりとお客さんが入っていて、客層は実にさまざまでした。
わたしたちよりずっと上の世代とおぼしき白髪のご夫婦から、小学生?と思われるお子さんを含むご家族まで、男女比も少なくともわたしの周りでは半々くらいかな。
セットは意外とシンプルでしたが、照明とかモニターが効果的に使われていて、とても素敵で見やすかったです。

拾い物ですが、セットリストを貼っておくと…

01.『BOYS & GIRLS』
02.『MAGIC TOUCH』
(MC)
03.『traveling
04.『愛を止めないで』
05.『Rain』
06.『どんなときも。キャラメルVer.』
(MC)
07.『蒼い月の夜〜Lady In Blue〜』
08.『Forget-me-not』
09.『時代』
(MC)
10.『春よ、来い』
11.『銀の龍の背に乗って
12.『僕が一番欲しかったもの』
(MC)
13.『もう恋なんてしない』
14.『真夏の夜の夢
15.『流星のサドル』
【メンバー紹介】
16.『どうしようもない僕に天使が降りてきた
17.『RIDE ON TIME
18.『キラキラ』
(MC)
19.『Hello, my friend』
【アンコール】
20.『Life Goes On〜like nonstop music〜』
21.『君への愛の唄l』
22.『世界に一つだけの花

マッキーは昔から「BEAMS」のお洋服にあこがれていたそうで、今回3着ある衣装はすべてBEAMSさんに作ってもらったとおっしゃってました。
この日はパジャマバージョンだそうで、ほんとだ!よく見たらストライプのパジャマテイストで、パジャマでカラオケで歌っているイメージなんですって。
このブルーと白の衣装、とっても似合っていて素敵でした。
さらにオレンジと白とか黄色もだったかなぁ?カラフルな靴を履いてて、足元もすっごくおしゃれでした。

このセットリストを見ても思われることと思いますが、意外とMCが多くて、思っていたよりずっと多弁な明るい印象の方でした。
その歌声はもちろんテレビでもお馴染みですが、あんな風にたくさんおしゃべりするところを聞いたのは初めてです。
「初めてコンサートに来た人!」と聞かれたので、はりきって手を挙げたら、意外とたくさんそういう方がいらして「(今回来たみんなを自分から)もう離さないよ!」だったかなぁ(笑)そんな風に言ってもらえて、なんだか素直にとってもうれしかったです。

歌はどれももちろんとっても素敵でした。
今回はカヴァー集からの曲が多いだろうから、多分初心者にはやさしいだろうなぁと思っていたのですが、参加した感想として真っ先に思い浮かんだのは「やっぱりご本人の曲を歌うのをもっとたくさん聴いてみたい!!」ということでした。
大ヒット曲「どんなときも」や「もう恋なんてしない」が始まった瞬間、心が踊りましたし、明るいメロディーなのになぜかジーンとして、どうかするとうるうるしちゃいそうな勢いでした(笑)
笑顔でステップを踏んだりしながらこの曲を歌っているマッキーがわたしには天使のように見えて、ああこの方も神さまから選ばれしシンガーだなぁとしみじみと思いました。
マッキーがステップを踏むのに合わせてバックのメンバーさんたちも一緒にステップを踏んだり、楽しそうににこやかに演奏されていて、そんなところもとても素敵でした。
そうそう、最新の曲として紹介された曲「Life Goes On〜like nonstop music〜」は、すっごく聴いたことがあると思ったら、設楽さんの「ノンストップ」の曲なのですね。これ、すっごく好きです。
オシャレで前向きで、そしてマッキーらしい包容力がある素敵な曲だなぁとあらためて思いました。

ちょっと前のわりと年配の男の方が、マッキーの曲になるたびに思わずと言った感じに立ち上がって、思いきり手を振ったりクラップしたりしている姿にもジーンとしたし、盛り上がりも半端なかったです。

マッキーはひとつだけお約束と言って、立って見ようが座って見ようが、好きなように見てね!と念を押してらっしゃいましたが、そんなところもすっごく好印象。
特に2階だったので、座っている方もたくさんいましたが、曲が盛り上がると立ち上がって踊ったり、タオルを回したり、みなさん自由に音楽を楽しんでらっしゃるのも素敵だなぁと思いました。

カヴァー曲の中で特に印象に残った曲は、みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」。
みゆきさんとマッキーは歌い方もアプローチも全然違いますが、マッキーはこの曲をとってもていねいに、誠実にまっすぐに歌っていて、その歌い方がとても好みで心を鷲掴みされました。
それから「春よ来い」これを仏教的な輪廻とかそういう世界観を感じるとかって言ってたような気がしますが、この曲もユーミンとはまた全然違っていて、でもこれはこれとして完成している感じで、圧巻でした。

さらに「時代」や「Rain」や「traveling」は元々のマッキーの声質にとってもよく合っている気がして、その伸びる声に酔いしれました。

1曲1曲が終わる時の締めはマッキーが合図を出すのですが、わたしが今までライブに参加してきたアーチストさんの中では、比較的アウトロから〆があっさり目に感じて、どちらかと言うとせっかちな一面をお持ちの方なのかしら?という印象を持ちました。音楽の上だけかもだし、たまたまかもだけど。
もちろん全然不自然な早さだと思ったわけではないです。溜めも〆方も人それぞれだなぁなんて思ってちょっとおもしろかったです。

バンドも含めた音という意味では「流星のサドル」がものすごくファンキーですご〜くかっこよかったです。
マッキーの歌声もすごくシャープでかっこよかったし、なんといっても豪太さんのドラム!!
この曲とアンコールの「世界に一つだけの花」では豪太さんが大活躍で、彼の繰り出すドラムの音の大ファンのわたしとしては、堪能できたことがとてもとてもうれしかったです。
世界に一つだけの花」では豪太さんが前に出てらして、大きな太鼓をどーん!どーん!と心地よいリズムで叩いて、素敵なグルーヴを作り出します。
わたしはあまりにこの太鼓の音が心地よくて、どうしても耳が豪太さんのリズムを拾ってしまい、一人だけ人とクラップのタイミングが違ったりもしてしまいました。恥ずかしい(笑)
ああ豪太さんの音、もっともっとライブ会場で聴きたいです。聴けるといいなぁ〜と願いをこめて。

「Hello, my friend」については、マッキーがこの曲を聴き始めた後にこの歌の歌詞の世界そのもののような体験をして、涙が止まらなくなったというようなエピソードを話してました。

わたしも大好きな曲で、たくさんの想い出に彩られている曲でもあって、ユーミンバージョンもとても好きですが、新しくこの曲をマッキーの声と表現でも聴けたことをとてもとても幸せに思いました。

総じて会場全体がしあわせで平和な空気に満ちていて、ステージも客席も笑顔でいっぱいで。
そんな中、穏やかでやさしく、時にとってもお茶目にはしゃぎながら歌うマッキーが本当に時々天使のように見えました。

大江千里さんとか、オンタイムではわたしはそこまで馴染みはなかったけれど、マッキーの歌やMCを聴いてから、あらためて入り口を入ってみたくなった曲もありました。

マッキーはMCでも大江さんがいなかったら、歌手槇原敬之はいなかったかもと言ってましたが、そんなマッキーといろんなシンガーのみなさんとの出会いのエピソードを聞けたこともすごくいい思い出となりました。

ライブは3時間弱くらいでしたが、時間が経つのがとっても早かったです。

蛇足ですが、ライブが終わってから、一緒に行ってた友人とフォーラムの向いのタイ料理の店に行きました。
ここでクイティオ(平たい米粉のヌードル、焼きそばです。)を発見したわたしたち。実は二人とも時期はちょっとずれますが、南国の同じ国の同じ街に住んでいたことがあって、この名前に大いに食いついて大興奮!!

時間は短かったですが、春巻とかオイスターソースの炒め物とかと一緒に食して大喜びで打ち上げました。

機会があれば、今度はカヴァーじゃなくて、マッキーのオリジナル曲のライブにも行ってみたいなぁと思いました。
チケットを譲ってくださったNさん。一緒に参加できたNさん。本当にありがとうございました!もう一人のN嬢も加え、トリプルNさん’sとまたどこかでいっぱいお話できたらいいなぁ(はあと)。
みなさまに心からの感謝をこめて。
お世話になりました〜♪