ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[仕事]  天魔さんがゆく

ああ、夏休みです。
きのうは小3の子がまた得々とリコーダーを持ってやってきて、ピアノでしょ、楽典でしょ、歌でしょ、リコーダーのデュエットでしょ…もうもうすごいフルコース(笑)
ソラシドレだけで交代しながら弾けるデュエット曲を一生懸命探してきたら、がんばって探した甲斐あって大喜びでめっちゃ盛り上がりました。
20分までにピアノ曲の宿題が全部ちゃんとできたらその先はお楽しみタイムね!と言ったら、ものすごい練習してきて、15分には全部丸をもらってスタンバイOK。なんてすごいんだ。やればできる!
リコーダーも吹くなら歌は3曲までと言ったら、ものすごく考えて3曲厳選してきて、ちゃんとしおりが入ってて、早く!早く!と伴奏を急かされて、さらにそこからのリコーダーだけでレッスン時間は軽く15分オーバー。次の子を直後に入れなくてよかったよ(笑)
それでも夏のレッスンは独特の開放感で楽しくて、生徒もわたしもニコニコです。
前日の1年生は「いちろうさんの牧場で〜いーあい。いーあいおー。」と「大空賛歌」と「児童会の歌」だって。
「児童会の歌」ですって?はぁ〜っ!?それなに?ものすごいハードルの曲が来た!
そもそもその曲、歌本に挟まってるプリントだし〜楽譜ついてないし〜歌詞だけだし〜。本人の歌は音程が限りなくあやしいし(笑)
どう伴奏しろと!?ぷぷぷ。
それでもどうしても歌いたいと言うので、結局テキトーにスリーコードで校歌風にやったけど、喜んでくれたのでまあよし(笑)
次は?と言ったらまた「いちろうさんの牧場で〜いーあいいーあいおー。」だって(笑)
そんなに「いちろうさんの牧場で〜」が歌いたいのか!?(そして、結局さらにもう一度、計3回も歌ったよ、この曲のどこがそんなに魅力?!笑)
子どもたちの趣味がさっぱりわからないけど、とりあえず「わたしのピアノ伴奏で好きな曲が歌えるおまけつき!」をエサに、毎日休まず練習させるという荒わざを知ってしまったわたしなのでした(笑)
さて。天魔さん。
今朝はたまたま仕事もなかったし、ひとり家事をしながら王様のブランチを張っていたわけですが、BGMが天魔さん関連に変わった途端、家族がわらわらと集まってきました。
このドラマ、わたしももちろん超楽しみに見てますが、実を言うとわたしより家族の方がもっと楽しみにしているかも!?です。
こういうゆるっと深夜のお楽しみ系のドラマ、家族みんな大好きなのですよね〜そういう意味では彼らにとってもど真ん中の作りになっている模様です。
食卓の話題が「あのシーンのここ、おかしかったよね〜」とか。「あのさしこはないだろう〜(笑)」とか。
はっ!
どこまでネタバレしていいかわからなくて、うまく書けません。
この地域差というヤツは非常に厄介ですね。
かと言ってこの話題にまったく触れないのもさみしい…
というわけで、意を決してふっつーにネタバレして書くことに決めたので、見たくない方は本当に申し訳ないですが、天魔さんタイトルに気をつけていただけると幸いです。
今週の火曜日はお出かけ日だったので、月曜日のオンタイムはあきらめました。
火曜日の夜、家に帰ってからゆっくり見ようと楽しみに帰ってきたら、なんと家に帰った段階ですでにもうオットもオトートも見終わっていてニヤニヤ。
「おもしろかったよ〜っ!!」ですって。
はぁ?なんですと!?このわたしを差し置いて先に見るなど!?…と言っても仕方ないので〜(笑)
彼らがキッチンを去るのを待ってゆっくり見ようと思ったわけですが…
これがこの日はなかなか一人になれず、とうとう我慢できなくなって「ねえ、天魔さん見たいんだけど!!」と言ったら「早く言えよ!全然もっかい見るよ!」って(笑)
うちの家族、このドラマは何度でも一緒に見てくれます。
そのあとも、自分のポインツでリピートしようと思ってこっそり見始めるわけですが、始まると誰かが寄ってきて気がつくと一緒に見ているという不思議…(笑)
このあとで誰が出てくるよ〜とか、エレベーターのシーン、超楽しみ〜とか。
おもしろいシーンがこのあたりで出てくる出てくる…と思いながら見て、やっぱり出てきた〜…というのが楽しみらしいです。
おとぎ話を何度も読んでもらうお子ちゃま状態(笑)
現在のところ、なんと我が家的視聴率100%ですよ。
こういう事態はここ1年くらいの我が家のドラマ事情としてはありえないことなので、わたくしたいそう驚いておりまする。わはは。
グッズが出れば出たで、わたしがカタログをもらってきて眺めていたら、アネ、オトートと次々やってきて、あーだこーだと品評したあとで、「あれとそれ」とをご所望で(笑)
払うのは自分だからね…と言いつつ、いそいそとパシリになるダメな母(笑)
わたしもガイドブックやらワッペンやらを購入することにして、結構散在してきました(笑)
それにしてもドラマのグッズをLoppiで買うなんて…そんな日がくるとはびっくりです。
さらにドラマの中身がただ笑えるだけのドラマにとどまらず、実は深い仕掛けがあちこち隠れているところもすごく好き。
押しつけがましくはないから、気にせず楽しいところだけ拾おうと思えばどうにだって拾えるし、ふと考え込むととても深く…
でも笑えるし、どうかすると最後の「瞬き」が流れ始めるとキュンとしたり、しんみりして若干うるっとしたり。
もちろんちょっと一時停止ボタンを押してみようかな〜とか、このシーンはもう一度見たいじゃない…というところも満載。
ああ、思っていたよりずっと濃厚で中身の詰まった正味30分。
しあわせな夏、おもいきり満喫中です。
そもそもわたしはあんまりホラーが得意ではないです。
ホラーの映画やドラマはほぼ見ないですし、遊園地のオバケ屋敷だって最後に入ったのは高校くらいかなぁ。
そんなわたしなので、そもそも夜中にこれは見れないかも?と思いました。
実際、やっぱりそろそろ出てくるかなぁという部分はちゃんと怖くできていて、導入部分とか、夜中にひとりっきりで見るのはちょっと怖いです(笑)
でも、もちろん笑いがあちこちちりばめられているし、そんなに「怖い」は持続しないので大丈夫。
オンタイムの瞬間を逃すと一人で見る機会がなかなか得られないので(笑)来週からもできることならオンタイムで見る…かも!?(睡魔に負けないかが一番のポイントでむずかしいです、笑)
わたし的一番の残念ポイントは、あちこちパロディーがちりばめられてるらしいのに、古今東西のホラー系のなんやかんやをあんまり知らないので、そのおもしろさをかなり見逃してる気がすること。
知ってたらもっともっと楽しいんだろうなぁ。
で、不意に…見ていて人って怖いと感じた時にどうする?みたいな普遍的なことを想像しはじめて
オバケじゃなくても、たとえば虫を異様に怖がる人は、不意に嫌いな虫が出てきて心底びっくりすると、反射的に「怒り」の感情が沸いてくるのか、叩いて叩いて叩き潰す…という行動に出たりすることがあるでしょ!?
そんなことに思いを馳せたりしているわたし。
学生時代の友人に普段はとっても穏やかでやさしい子なのに、虫を見ると豹変するひとがいて。
人って怖がらせられると攻撃的になるのかなぁ?「怖い」は時としてたやすく「怒り」に変換されるのかなぁなんて思ったことを思い出しました。
でも、天魔さんってそういうところが皆無なのですよね〜
怖がりなのに、気絶しそうになったり、実際気絶したりするくせに、いったん腹がすわるとまずは相手に話しかけ、話を聞いて相手を知ろうとする。そんなところがとってもいいなぁと思います。
そして話を聞いて、自分も相手の話に納得して、どうやったらその人の煩悩が晴れるのかを考える。
そんなシーンが芯のところにあって、しっかりと笑いがちりばめられているから、きっと少々怖かろうがヘンてこだろうが楽しめるんだなぁと思ったわけなのでした。
話を大きくし過ぎちゃうのは無粋な気もするけど…
結局人と人は分かり合おうと努めない限り絶対にわかりあえる日は来ないのだと思うし、オバケと分かり合えるなら、生きてる人同士なんて、世界中誰だってきっとわかりあえるはずというメッセージも入っているような気がして…
さらにいうと、天国のオトンに相談するシーン。
このシーンのほのぼのにもとても惹かれるのですが、このシーンを見るたびにカババージョンの「LOVE LOVE LOVE」を思い出します。
つよしさんはこの歌を自分なりに解釈する中で「今はこの世にいない人のことも含め、人類愛のようなものをこめて歌った」とおっしゃってましたが、なんとなく天魔さんのメッセージはこの歌ともつながるような大きな愛のメッセージがこめられているなぁと思ったりもして。
こんな風にもうこの世にはいないご先祖さまたちに、ここぞというときに相談できたり、アドバイスを求めたり、亡き方たちとふざけ合ったりもできるとしたら…
世の中さらに混みあっちゃうかもだけど、このワンクッションが意地っ張りとか、衝動的行動を避けてくれるような気もするなぁ。
少し前にオットが退職するかどうかとっても迷っていた頃、わたしはわたしなりに正解を探していて、最後の最後にたどりついた先が「義母だったら、息子がどうあってほしいと思うんだろう?」と思いを馳せました。
実際に折に触れて「ねえ、お義母さんだったらどう思う?」と何度も心の中で問いかけたのですが、天魔さんみたいにオトンと話せる力があったら、わたしも気絶して義母のところに行って「どうしよう、お義母さん!」と直に相談できたのに…なんて(笑)
「聞いてよお義母さん!」とオットについて愚痴ったり(生前、そういうのをよ〜く聞いてくれる義母でした、笑)、うちの義母も関西人でジョーク偏差値のとっても高い人だったので「かりんと持って帰り〜それ○んこやけど。」とか言ったかも(笑)
これはある意味夢だなぁ。
そして幽霊が成仏していく時の天魔さんやみんなのすがすがしいやさしい顔。この瞬間がとても好き。
なんだかとってもあったかいものが心に広がります。
でありながら、この人(幽霊)やオトンには現実世界ではもう二度と会えないんだなぁという「命の儚さ」も同時に知る。
それらがあいまって主題歌「瞬き」で思わずジーンとくる。
あんなにげらげら笑っていたのに、思わず最後へきて「ああ、生きてるって素晴らしい」なんて思ってしまう。
でも「いつかはみんな死んじゃうんだなぁ」とも思う。
さらにきっと死んでもまだまだ続きがあるかもしれない…なんてことまで思わされる。
だからと言って、胸が痛くなるようなせつない話じゃないからね。
あの気絶の瞬間の「きゅーっ!!」の顔とか。なんだあのハイエナの無駄知識っぷり!!とか(笑)
猿時さんの「さしこ」ってば。あのおなかはないでしょう…とか(笑)春奈ちゃんの堂々たる変顔っぷりはあっぱれだわ!とか。
あの口で出してるチープな「オバケガン」の音ってば!…とか。
つよしさんのキュートすぎる足の裏!カラフルな靴下!を見てただただ「かわいい@@」と目がハートになってる瞬間とか。
まじめな顔して春奈ちゃんに説教しているときのつよしさんのビジュアルの素晴らしさとあの時のBGMのほのぼの加減とか(笑)
一瞬素で見せた笑顔のとんでもない破壊力!なんて綺麗でかわいいの…とかね(ファンですからね、ほっとけ!ほっとけ!笑)
一番新しい回の「卓球やろうぜ〜」なおねだり天魔さんの、本物つよしさんだったら絶対に言わなそうな軟派なセリフ&軽いタッチのお誘いにも超萌え萌えしてしまいました(笑)
ああ。こんな風に違う人になってるつよしさんにも会えるから、ドラマってヤツは好きなのだ。
ほんとに隅々まで楽しんでおりまする。
実は同局の「10倍返し」の方のドラマも楽しく見てますが、世の中すべからく相手を疑い「やられる前にやってやる」「徹底的にやり返す」になったら正直怖いなあと思います。
もちろんかなりデフォルメはされてるでしょうけれども、世の中がどっちを向いても『あそこまで』なのは、ドラマの中だけであってほしいです。
少なくとも「世の中なんてしょせんみんなそんなもん」とは言いたくないし、小学生にも大人気だそうですが、小学生に「世の中なんてあんなもん」とは思われたくないなぁ。
たとえ、我が家で「本当は一番あくどい人」はおかあさんな癖に!!絶対そうだ!この人はやるときはやるからね〜!」と家族中に言われようが(笑)…
芯のところでは結構マジメに天魔さん的生き方を目指したい。
「まずは「絶対に分かり合えるはずがない」と普段当然思っているオバケさんあたりから、ちょっと違う目で見てみませんか?案外糸口は見つかるかもよ〜っ!!」
なんてにやにや笑いながらも結構真剣に繰り出されているであろうメッセージを投げている福田監督が浮かぶなぁ(笑)
まずは本気モードでげらげら笑いながらも、ちらちらっと真剣にいろいろ考える…そんな夏になればいいなあと思っています。
「瞬き」のリリースやDVD発売も楽しみです。
さらにさらに。
ここのところ、ドラマ開始に伴ってあちこちのテレビ誌や雑誌に出ていて、そのグラビアの表情も、どのページの小道具を使ったなにげない写真も、どれもとってもユニークで面白いです。
自然と「オバケ」にちなんでいて、風船をおばけに見立ててすごく怖がってる顔をしているもの。
空に瞳をさまよわせて、微妙な視線を送っているもの。
表情のひとつひとつがお芝居の中の天魔さんちっくで、素のつよしさんとはちょっとずつ違う顔。
こうやって役に入って行ってるのを「気がついてる?」と見せられてる気がします(笑)
どこかの黒い風船を持って映っていた写真を見て、コウイチさんがソロのインタビューで持っていた、黒風船を思い出してにやにや。不思議なところでシンクロだ〜!(いや、偶然!?、笑)
つよしさんはもちろん、猿時さんも春奈ちゃんも、ただただ天魔さんを追っかけまわしている芹那ちゃんも、森崎さんや川崎さんも、そしてもちろん佐藤ニ郎さんも…
毎回登場される不思議ゲストさんたちも…
回を追うごとにどんどん愛おしく感じてるんですけど(笑)
そして、今日もちょっとだけ萌えポインツをこっそり夜中に見てやろうと思っているわたしなのですが、きっとまた誰かが「あっ!また見てる〜♪」なんて言いながら「そうそう、ここ」なんて一緒に見始める予感がします。
そうなると、自分ポイントで一時停止したり巻き戻したりできないからなぁ。
とはいえ、きっとアネよりもオトートよりも先に寝かされてしまいそうな予感(笑)
今日はがんばる!(…と一応希望は述べておこう、笑)