ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

shamanipponーラカチノトヒー tsuyoshi domoto 7月10日&1日 まとめ その1


画像は大阪の友人Rさんが作ってくださったしゃましょい柄のバックです。
さらにもうひとつ。

こちらも友人Dさんのお手製のがま口ポーチ。
目下のところの一番の宝物です。
そしてドレスコード赤。

こちらは大好きなブロガーさんのお一人yさんからいただきました。これももちろん永久保存です。
みなさん手作りが本当に上手です。
彼のファンはなにごとにも乗っかってみるのが好きな人種が多いのではと思います。
shamanipponの世界観やお題(今回ならしゃましょいとかドレスコード赤とか)に沿ってさまざまな工夫をして、何か創造的な工夫をすること込みで楽しんじゃおうという精神。
お寺、仏像、奈良観光・・・ライブ、つよしさん絡みだけじゃなくて、いつしか奈良マニア、仏像を見たり、神社仏閣をまわったり、御朱印を集めたり、歴史を調べたり、そんなこと込みで楽しんじゃおうという姿勢。
ユニークな人たちが彼や彼らの音楽、奈良の周りに自然と集まってきて、どんどん友達の輪が広がっていくのを今回は身体で感じて帰ってきました。ああ、なんて楽しいんだろう〜♪
たくさんの思い出の詰まった魅惑のshipが無事千秋楽を迎え、その役目を終えました。
やっぱり思い出の整理はきちんとしないと・・・ということで、やっと思い腰を上げました。
次なる写真はもひとつドレスコード赤。

これは西大寺のつよしさんの桜です。正確にはわたしが入った日ではなくて、翌日、7月11日の桜の木の画像なのですが、友人たちと訪れたらなんとほんの一部だけがおしゃれに赤く色づいていました。
つよしさんの桜もドレスコード赤なのね〜なんて楽しくなって、みんなでうきうきとそぞろ歩き。この日も楽しい時間を過ごしました。
さて。
ずいぶん前から取り掛かっていた感想ですが、ずいぶんたくさん文章を書いたのに、書きすぎたのかどうまとめたものやら悩んでしまい今日になってしまいました。
続きを読むからは近い方、10日のライブの感想を中心に書いていきます。
一度流れに沿って感想を書いたので、今回は流れは無視して思ったことを箇条書きにします。
前回ほとんどMCについて触れなかったので、今回は印象的だったMCのことを帰ってきてわりとすぐにメモっておきました。
1日はMCを中心に書くことになると思いますが、こちらはほぼたたき台ができているのであとから。
とりあえず、まだ記憶の新しい(くもないけど、笑)10日の方を先に書きます。
毎日がスペシャル〜♪と歌ったのは竹内まりあさんでしたっけ。
わたしは初日とかオーラスとか、記念日に参加したわけではありませんが、わたしが参加した3日間はどの日も特別で、どの日もその日ならではの素敵な思い出となりました。
ちょっとでもおすそ分けできればと思い、つたないですが一生懸命記憶をたどってみました。
いつもながらレポにはなっておらず、感想文です。

きたきた〜♪shipです。
 
一番最初に見えてくる旗は、最初の2回はあいにくのお天気でうなだれてました。
もうはためいているところは見ることができないんだろうか?と思っていたら、やっと3回目にハタハタと広がっているところを見ることができました。とってもしあわせな記憶。

最後の一枚はトイレからの帰り道。トイレではずっと「ひとさま」の気の抜けたふわふわした声が流れていて、個室で思わず吹きました(笑)
トイレの出口を出たところは絶好の撮影スポット。みんなパチパチ撮ってましたよ。
左側のお嬢さんたちのドレスコードな後ろ姿がかわいらしい。この扉の向こう側がライブ会場になっています。
というわけで、続きは箇条書きです。

・7月10日はわたしがshipに行った日のなかで唯一傘がいらない日でした。
開演一時間前くらいに会場に向かってのんびり歩いていたら、傘しゃまを持った方が続々向こうから反対向きに歩いてきて、もうちょっと早く行けば買えたかしら?なんてちょっと後悔しかけたのですが、shipに到着してみたらありえないくらいの長蛇の列ができていました。
しかも傘しゃまは売り切れましたの文字。ウワサによると、17:40くらいには売り切れてた模様。
結果的に買えたかたは、いっぱい並んでいらしたのでしょうし、shipに行く前に、近鉄奈良駅からきたまち散策を楽しんでいたわたしたちにはどっちにしろ全然ムリだったのですが、後日、かさしゃまは友人に無事買っていただきました。ありがたいことです。


・自分たちの席に着いてみたら、ほんとにつよしさんの立ち位置が目の前でびくびくしちゃうくらいでした(笑)
きっと今までで最接近。2mくらい先に彼の場所がありました。
チケットを取ってくださったbonyarihitsujiさんには心からの感謝を!ありがとう!


・いつもながらふわっと現れたつよしさんは、わたし比ではちょっとスリムになったように見えました。
若干前回とイメージが違っていて、髪の毛はちょっともしゃもしゃが小さくなっていて(笑)顔のラインとか身体のラインとかがかなりシャープになった印象でした。
何より瞳がきれいな茶色で、あまりに近いのでガン見するのがはばかられるくらいなのですが(笑)なんだか視線を合わせるのもそらすのも恥ずかしくて自意識過剰だってば(笑)
「TUKUFUNK」が始まってそのリズムにメロディーに身を委ねることができてちょっとホッとするわたし(笑)
今日は雨じゃないし、月は見えているかな?


・彼の立ち位置のまわりは、赤い椅子がぐるっと丸く取り囲んでいて、とっておきのダンスシーンになるとその上に立って踊ります。
メンバー紹介の時はその椅子のどこかに座ってくつろいで誰かの演奏ににこにこと聞き入ったり、時には寝転んで足だけで拍子を取ったり。
エアドラムとかエアギターを弾いているときもありました。


・椅子のすぐ後ろに赤いマイクスタンドがあって、マイクそのものは国旗と同じ配色になっています。
椅子の周辺にはぐるっといろんな機材が置いてあって、赤い椅子とくっつけるように小さなテーブルがあるのですが、ここにテーブルクロスがかかっている?と思ってよく見たら、しゃましょいでした。芸が細かいです!その上にはつよしさんが歌の合間に含む飲み物が置いてありました。


・ステージの位置は本当に低くて、ステージの端っこはなんだか手で塗ったかのようなざらっとした感じ。
土俵とか祭事を行うために作られた外の舞台とか、そんなものを思い出す感じでした。


・この日以外には感じなかったのですが、この日はこの赤い椅子に囲まれた部分が、まるで結界のように見えました。
なんでだろう?
つよしさん自身は全然独りぼっちじゃないし、周りには愛があふれていたし、バンドのメンバーもお客さんも誰もが彼の味方で、誰もが好意的に見ている空間で・・・
それでもどこかつよしさんにはどこか孤独の匂いがして、というよりも、自分で孤独を選んでいるような一面があって、それが彼の創作の原動力のような気もして、ちょっとドキッとしました。


・メンバーさんたちが入ってきたら、黄緑の頭をした、がっちりした若い人がドラムを叩いていて、それがウワサのDuttchさんでした。
彼がスティックを振り下ろした瞬間にまず思ったのは「重たい!!」で、ズシっとしたものすごく重量感のある音でした。
その重量感がある音がビシバシビシバシ、ffのまま、ものすごくスピーディーにマシンガンのように繰り出されるので、この日の音はほかの二日間とは全然違って聞こえました。
豪太さんの音もかなり鋭いしマシンガンな時がありますが、Duttchさんの音はもうちょっと疲れを知らない感じで、みずみずしいイメージ。
豪太さんの音はさらに洗練されていて、時として力の抜き加減もわかっている感じ。
おなじドラムを叩いているプロでも、聴こえ方が全然違うのがとてもおもしろかったです。


・彼のほかに、この日shipで初めて見たメンバーは佐藤タイジさん。
残念ながら彼はわたしたち側からは反対側にいて、ソロの時は歌の方が断然インパクトがあったし、全体の中での個人的な音の記憶があんまりたくさんは残っていないのが残念なのですが、メンバー紹介での音を聞いた限りではこの方も多分に個性的で芯のある太い音。ひとことで言えば豪快・・・かな?
この位置で別の日にギターを弾いてらした清水さんや名越さんとは多分まったく異なる個性で、この日の音は、バックで音を鳴らしていらっしゃるみなさんのなかに、ひとつの太陽系にふたつの太陽・・・的なイメージを持ちました。
もうひとつの太陽は竹内氏。
ちなみにわれらがつよしさんはその存在感の大きさは別としてやっぱり月・・・かな。どんなに熱い思いに突き動かされても、どこかしんとした、ひんやりとした空気をまとい、流されることがない冷静さを保った音。

全体として、Duttchさんの音に引っ張られて、この日全体として鳴っている音がとても重厚というか・・・う〜ん、ちょっと違うな。重いけど若いというか・・・(実際に若い方ですが、笑)重いものにさらに勢いがついて転がってゆくような、そんなドキドキ感がありました。


・そんな中でひときわ繊細な美しい気を放ち、音を紡いでいるように見えたのが、KenKenとつよしさんだと思いました。
そしてこのバンドにこれらのテイストがブレンドされると不思議で素敵な化学反応が起きるのです。
ほかのどこにもない音。唯一無二、今日だけのテイスト。
これだから音楽っておもしろいです。

・スティーヴさんの衣装は黒の袈裟みたいでした。蓮の花の模様だったと友人は言ってましたが、わたしの方からは見えず。
KenKenは髪の毛を一部結っていて、確か髪の毛をかんざしのようなもので止めていたような。
すごく大柄なのですがどこか妖艶で、女の子みたいな繊細さと包みこむようなやさしさを感じました。
この人もまた美しいです。
でも、ちょっとローリーちっくにも見えて、一度そう思い始めたら「どう見てもローリー」と刷り込まれてしまう、簡単なわたし脳。
この他、ビジュアルに関しては、この日ものすごく近くで見て、なんだか美男子だらけ・・・とわたしはひとり興奮していて(笑)
髪の毛を切ったSASUKEさんは若さが増してまるで向井くんのようだったし、KenKenはなんだか初音ミクっぽいかわいさ。
つよしさんは時として俳優の谷原さんのような楚々とした色っぽさを醸し出してました。
(と言ったら、そばにいたbonyarihitsuji嬢は『え〜っ!?そうかなぁ〜』とそのどのたとえにも懐疑的でしたけど、笑。わたしにはそう見えたのです、笑)
とはいえ、まんべんなくいろんな皆さんを見る・・・にはつよしさんが近すぎて、近い席になるといつもそうであるように、どんなにミュージシャンないい音を鳴らしていようが、つよしさんに吸い寄せられてどうにもこうにも、動きが取れません(笑)気がつけばまた見ていて、自分でもびっくりです。アンタ見すぎ(笑)

彼が無造作に動いていようが、髪の毛を振り乱して音のなかに深く沈み込んでいようが一瞬気を抜いて、そこで今鳴っている音楽に呆けたようになっていようが・・・わたしは彼がまぎれもないアイドルだという事実を徹底的に突きつけられたような気がしました。
これは本人がそうあろうとしているというのではなくて、どうにもにじみ出てしまうもので、やっぱり彼はそう生まれついているんだろうなぁというような、そんな感じです(笑)
人を否応なしに惹きつけてしまう、人の心をさらってしまう。これはきっと誰かに教えられてそうなるものでも、努力して培うものでもない気がします。
それがミュージシャンとしては、時として邪魔になっているかも?と思うこともありますが、それも含めて「彼」なのだから仕方がない・・・ということなのだろうと思います(笑)

1日は途中であのモコモコの黒いジャケットを脱いだら、タンクトップで、現れた二の腕に釘付けでした。
横で竹内くんが超セクシーにギターをかき鳴らしていて、それはそれは野性的で素敵なのですが、つよしさんのは竹内くんのそれとはちょっと違います。
男性的なセクシーと女性的な丸みを帯びたシェイプやカーヴを併せ持っていて、やっぱり奈良時代に建立された仏像みたいに絶妙なバランスを持ったアンドロイドのようだとも思ったし、一方でそこに立っている人は紛れもなく生身の男子で、ものすごいフェロモンを出して女子のハートをたちまち鷲掴み的な感じもありました(笑)


・このship、総じて居心地がよくて工夫に満ちた、すごく素敵な空間でしたが、ひとつだけ残念に思ったのは、横に広すぎて、横からの音があんまりよく聞こえませんでした。あんなに大きな音で演奏しているのに、不思議です。
どこに座っても確かに近いし、目の前の音はよく聞き分けられるし、響きの元、どうかするとアンプを通さない生音が聞こえたりして大興奮なのですが、一方で自分から遠い真横方面の音は、どんなにffで演奏されていてもよく聞こえなかったりします。
だから席によって、聞こえやすい音、聞こえにくい音がありました。


一回目と3回目の時は偶然、列は違いますが、席の番号がまったく一緒だったので、ほぼ同じような聴こえ方。
7月1日は唯一スティーヴさん寄りの竹内くんの目の前だったので、竹内くんやスティーヴさん、清水さんの音がよく聞こえました。

もちろんつよしさんの歌声はどこにいてもよく見え、よく聞こえますが、時々全体の音をベストなバランスで聴いてみたいと思ったところがありました。
このあたりは、堤氏の手なる第二弾を、映画館で?ブルーレイで?しっかり確認できる機会があるといいなぁ。


・このバンドに求められているのは、毎日判で押したような、誰が立っても同じ演奏ではなくて、お客さんもみんな、メンバーチェンジによってどんな違う音が鳴るのかをとても楽しみにしているところがあると思うのですが、この日の音は確かに全然違いました。

好みの音は人それぞれだと思いますが、勢いがあってアグレッシブで・・・瞬発力のある音が鳴ってました。

さらに言うと、にもかかわらず、各人のソロになると、つよしさんをはじめ、お互いの音には全く左右されず、みんながみんな「我」をちゃんと持った演奏になるのがすごいなあと思いました。

特にメンバー紹介のところは、以前は一応統一感がある感じに各人がソロパートを創っていた気がするのですが、最近では鳴らす音のジャンルも様々です。
好きなように音を鳴らしはじめ、だんだんにそれに合わせて周りもリズムをメロディーを奏で始め、一大セッションへとなだれ込んでゆく。
たとえばまだ若いDuttchさんは、鳴り始めた音に、明らかにどんなアプローチで叩けばいいのか戸惑ってらっしゃる場面もあって、SASUKEさんからノリを教わり、指示を飛ばしてもらったりもしてました。
SASUKEさん→KenKen→Dattchさんと伝令がリレーしてる・・・と思った瞬間もありました。
そうやって、ほんの数小節のフレーズも、若い人とベテランが一緒になって音楽をカタチにしてゆくところを目の当たりにして、すごく楽しくて、貴重なものを見せてもらっているというドキドキがマックスに。これを見せてもらえるのはしあわせなことです。


きっと一方通行じゃなくて、逆に入口が違うつよしさんや若いメンバーさんたちからベテランミュージシャンの方が新しい発想や刺激をもらう場面もたくさんあったものと思われます。

そういうのが間近で見れたこと、体感できたことがこのライブに参加できてほんとうによかったと思うことのひとつです。感shama Nipponです。


・つよしさんは、たとえば代々木のケリーの時などはこのバンドの「コンダクター」的な役割をして、隅々まで気を配り、次のソロをふり、全体の流れを見て・・・
という風にあちこち立ち回っているように見えたのですが、今回のSHIPではちょっと違って見えました。

コンダクター的な役割の大元(おおもと)はつよしさんなんでしょうけれども、今回は、主に竹内くんやSASUKEさん、10日はKenKenがDuttchさんに指示を出したりもしてました。

細かいところはつよしさんの音楽を知り尽くしているメンバーに任せるところは任せ、彼自身はもっともっと自分のなかにある音楽に耳を澄ましているように見えました。

または、メンバーからの刺激で得たインスピレーションを、また自分の音として咀嚼して新しいものを生むための栄養にしているかのような、あわよくば、もっといいものをこの場で創り出そうという、クリエイティブなインスピレーション、集中力の塊のような、そんな印象も受けました。

そこが今までのライブと一番違うところでもあり、メンバーへの限りない信用から、すべてに自分が関わらなくても自分の音になるという自信でもあるのかなぁ?なんてそんなことも思いました。

いえいえ、単なるわたしの感想ですけれども。

総じてこの日のメンバーは、とてもとても濃厚で普段誰とも混ざりあいそうもない感じの方が多くて面白かったです。
つよしさん自身が印象的な例えをされていて、とても心に残ったのですが
「このメンバーはソース!!マヨネーズ!!しょうゆ!!ケチャップ!!七味!!」みたいな。
(この辺りメモれていないので、ニュアンスで受け取ってくださいね完全に言葉通りではありません、笑)
あっさりした人がいない。お弁当で言ったら高級幕の内みたいとおっしゃってました。
実に言い得て妙。
確か「あますことなく僕らを存分に食べてくださいね♪」とも言いました(笑)そりゃあもう、望むところです。

この方々もすごいけど、平然とこのメンバーを選び、動かし、それぞれの個性を咀嚼し飲み込んで自分の表現の一部にしてしまうつよしさんはもっとすごいです。

幸運にも今回のライブには3回入れましたが、どの日もあくまでも主導権はつよしさん。
ジャニーズだし、お金にモノを言わせてすごいメンバーをかき集めたんでしょう?的なことを書いてらっしゃるツイートをちら見したりもしましたが、全然違いますから。きっとそこで鳴っている音を知らないのだと、ちょっと気の毒に思いました(笑)
そんなことを言ったらご自分たちが尊敬してらっしゃるすご腕ミュージシャンの皆さんがお金で転ぶ人たちだということになるし、つよしさんにはもちろん、ミュージシャンの皆様方にも失礼だと思います。
実際竹内くんに「なんて濃いメンバーばかり」と言ったつよしさんは、「集めたの、あなたですから」と言われて、ちょっと恥ずかしそうで誇らしそうにしてました(笑)
古くから彼を追いかけている人は知っていることですが、参加ミュージシャンを集めるところから、彼は相当自分で関わっているし、いろんな軋轢があって苦労を重ねたりもしています。そうやって少しずつ懇意になっていった方々と、今やっと多分思い通りの音にかなり近づいた音を鳴らせるようになったのではないかと思います。
そして音のことはわかる人が聴けばちゃんとわかるはず。
たとえば、おいしいチョコレートを食べたいのだけど、どんなものを買っていいかわからなければ、とりあえずブランドモノを買ってみる。
高くてちょっとしか入ってなくて、専門店があるようなところ。
ここのだからおいしいんだね・・・と納得してみる。ほかのもちょっと食べてみる。ノーブランドでも美味しいのもあることに気がつく。
必ずしも自分の好みや本当の美味しさが評判やブランドネームと一緒とは限らない。そういうめんどくさいプロセスをひとつずつ体験しながら「好き」や「経験」や「失敗」を通りながらひとつずつ知ってゆく。
それは嗜好品でも音楽でも美術でも演劇でも・・・きっとなんでも一緒。普遍的にいいとされるもの、自分の好みにぴったり合ったもの、人に聞いてわかるものには限界があって、結局最後には自分で苦労して探すしかないのですよね。


・色気と言えば、「にひ」。
この歌のギターは、近くで見たら卒倒するほど色っぽくて想像以上でした。
中学生とか、うら若いお嬢さんたちも見てくださることがあるサイトなので、本来こんなことを書くべきじゃないかもしれないですが、まあオトナのやっているサイトなので正直に書かせていただくなら・・・
ああ、きっと彼はこんな風に好きな女の子の身体に触れるのかもしれない?!と思わされるような、繊細でとても注意深い、なめらかな動き。それはそれは大事に、愛おしそうにギターに触れる指先から繰り出される音は、びっくりするほど色気に満ちて、愛にあふれた音でした。そんなわけで、わたしも目と耳をフル回転。
わたしも鍵盤を叩くので、なんとなくその気持ちがわかる側面もありますが、ほんとうに楽器そのものに命を吹き込んだ音を鳴らそうとするとき、楽器そのものに寄り添おうとするとき、ああいう手つきになるのはなんとなく理解ができる気がしました。
それにしてもギターが本当に大事で大好きなんだなぁというのもよくわかったし、彼に愛される人は幸せだなぁ〜なんてことまで思いを馳せたし(笑)
うっわ〜絶対にこの人タラシだわ・・・とも正直思いました(笑)本気で誘惑されたら男子だって女子だって、多分即降参。イチコロです。
そういや突然スイッチが入った彼にターゲットにされて(笑)5万5千人のなかで徹底的に心乱された人もいましたね〜(笑)
この「この人タラシだわ」は10日のライブで実は何度思ったか知れず・・・まあ近くならではの感想ということでお許しを(笑)
「にひ」の音のことに戻ると、彼がギターに触れるたび、音を鳴らすたび、ドキドキドキドキして仕方なかったです。
少なくとも彼が歌っているのに、歌の方には上の空で、ギターばかりを追っていたというのは15年近く彼を追いかけていて初めてかもしれません。
貴重な体験をしました(笑)