ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 君に届け

ちょっと前にもさらっと触れましたが、最近激はまりしていたコミックがあります。
君に届け」です。

君に届け (1) (マーガレットコミックス)

君に届け (1) (マーガレットコミックス)

君に届け 14 (マーガレットコミックス)

君に届け 14 (マーガレットコミックス)

多分下の方の「14」が最新刊だと思います。
そしてこれは高校生の純愛ラブストーリーで、なんとオトートに借りました(笑)
マーガレットコミックス。
大学くらいまでずっと別マ大好きだったわたしにとっては、うん十年ぶりの別マワールド、しかもまさかの10代ワールドなのに(笑)ありえないくらいどっぷりつかっちゃって、恋に落ちた気分でふわふわと日々を過ごしていたのです(笑)
このお話が単純でかわいらしい恋愛ものというだけじゃなくて、主人公の女の子には確固たる自分があって、どんなにまわりからヘンだと思われていても、自分らしさを失わずマイペースで生きていて、そんなところがとっても魅力的に写りました。
さらに、彼女と友達になる同級生たちもまた、ちゃんとそれぞれが自分を持っていて、他人の目に惑わされたりしません。自分の目だけを信じて友達になり恋に落ちます。
自分よりも友達のことばかりを思ったり、高校生活の何に対しても一生懸命だったり。忘れかけていた純粋な気持ちを至るところで思い出します。
そんな「人に惑わされない子たちの話」だというところにとっても共感を覚えます。
そしてタイトル「君に届け」と思っている人が「彼女」じゃなくて「彼」なこと。
これがとっても新鮮でした。
そんなステキな核を持ったお話ですが、大事な(笑)「恋」の部分の描写はそれぞれの気持ちをとってもていねいに描いていて、多分だれしもが経験したことがある、甘酸っぱくてせつなくて、そしてとってもキレイな気持ち。
ちょっとずつ恋する気持ちを温め、ひとつひとつ投げ合った言葉や気持ちを反芻したり、相手の気持ちを想像したり、相手を思いやって一歩引いてあきらめようと思ったり、前に出ることをためらったり。
かと思うとはずみでえいっ!!と前に出てとほうもなくドキドキしたり。
ああ、オトナになってずいぶん経った今ですが、こんな気持ち忘れたくないなぁと思いながら読みました。
まだまだリピート途中です(笑)
ちなみに先にはまったのは映画で、こちらは主人公役が多部未華子ちゃん。びっくりするほどコミックのイメージ通りでした。
相手役は三浦春馬くんだったのですが、映画にだだはまりしていた頃は一瞬魔法にかかって、うっかり恋に落ちかけました(笑)
そのあと更に萌え満載のコミックの方を読んだので、今はどちらかというとコミックの方のキャラにはまっている感じです。そうそうアニメ版もあるんですって。オトートによれば第2シリーズまでが終了しているそうです。オトートが全部持ってるそうなので、時間ができたら見せてもらおうと思ってます。
このお話の中の高校生たちがはぐくむ恋や友情は、決してスピーディーなものじゃなくてなかなか前に進まないし、不器用だったりジグザグだったりするのですが、そこが多分オトナも子どもたちも惹きつける理由じゃないかと思います。誰もがうらやむカッコイイ、お金持ちでハイソな男女が恋に落ちる話じゃないところが現実的だしステキなのです。
中高生、大学生のお子さんがいらっしゃるおうちのお母さんなら、もしかしたらご自宅にあるかもです。
今青春まっただ中な男子、女子たちには、オトナとして自信を持ってオススメできるコミックです。少なくとも読ませたくない話では断じてありませんのことよ(笑)
そうなんです。元々わたしが借りたのはオトートで、大学生男子にもとっても人気なんだそうですよん(笑)
友達の中をぐるぐる回っているのを強引に割って入って貸してもらいました(笑)
そんなこんなであまりにも寝ても覚めても…な夢見る夢子さん(笑)の期間はちょっと過ぎましたが(笑)だだはまりしたもののひとつとして、日記に書いておきます。
そしてこのコミックを読んで、高校時代のわたしが蘇って蘇って、しばし思い出を辿る旅に出たりもしました。
ちなみにわたしはこのコミックの中では多分、あやねちゃんポジションの女の子でした。彼女みたいに目を惹く外見とか、もてもてとかではないですが、ちょっと人と距離を取る、自分の恋に走るよりは、人の恋を取り持つことの方が多い女の子だったかも(笑)
そういえば、彼女もAB型みたいです。
「誰々さんが好きだって」と告白のお手伝いをかって出たり「下駄箱の前で待ってるって言ってるよ」と取り次いだり、小学校の頃からそういうキャラ(そっか、おせっかいキャラっていうのか! 笑)そのくせ、あんまり自分ごとを人に話すのは苦手で、いざ自分のことを聞かれると黙り込む〜(笑)
今で言えば掴みどころがなくて不思議ちゃんキャラだったかも。
(そういえば、わたくしつよしさんと同じ不思議ちゃん線がくっきりあります。ついでに、ツイッターのレポで読んだKY線もあるんです、笑)
今はさすがに男女の仲を取り持ったりはしませんが(笑)そういえば今もやっぱり、友達の誰かを別の誰かに紹介したりするのが好き。
「あのあと、紹介していただいたあの方と仲良くなって、よく遊びに行くんですよ〜」「またレインさんに紹介していただいた○○さんに会いましたよ!気が合うみたいです。」なんて言われるととってもうれしくなったり、小鳥の巣立ちを見守りきったような充実した気持ちになったり(笑)
天職が他にあってよかったですが、もしやピアノがなかったら、結婚相談所の人とか、近所にうざがられるお見合いおばさんとかになってたかも(笑)ああ、そうならなくてよかったです。
男の子だったら風早くんも好きですが、ずっと十何年も一途に幼馴染を思う龍くんみたいなタイプが好きかもです。
そして、しばらくぼんやりと夢の国をさまよっていたわたしを完全に現実に引き戻してくれたのは…
黒沢さんや大久保さん相手に超萌え演技をしてくらくらさせてくれたつよしさんだったという(笑)
結局そこ…というお話でした。ちゃんちゃん。