ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 堂本剛 平安神宮 2010 10月7日 その3

このエントリーはその2からの続きです。そしてこれで全部完了です。長々失礼いたしました。
拍手コメントをくださった仲良しの桜子さ〜ん、S氏の印象はセッションまで聴くともうちょっと変わるんです。もうちょっと辛抱して読んでくださいね。へへへ。
・久しぶりに至近距離で見たつよしさんは…やっぱり超小っちゃかったです。そして夏よりも細くなった?とも思いました。
途中でKenKenがセンターにすっくと立った時に彼の大きさにもびっくりしました。日頃から大きな人を見慣れていないので(でも、大きいけどかわいらしい方ですね〜KenKenは。なんとなくゴールデンレトリバーちっくなかわいらしさでしたよ、笑)
一方の小さい方のお方はというと…衣装のせいもあって誰よりも小さいのに誰よりも文字どおりピカピカ!!この人スターだわ!って再認識したのはもちろん衣装のせいばかりでもありません(笑)
ちょっとした動きもしぐさも見逃さず、ちょっとニコっとしただけで後ろの方からどよめきが起こったりして…自分もその一人なのですが、この人すごい人気だなぁ〜なんて人ごとみたいに会場の雰囲気を楽しんでました(笑)
更にセンター近くで初めて野外ライブに参加した感想としては…やっぱり音のバランスがすごくよくて、奏者が聞かせたいと思っている音がちゃんと届いているのだろうな〜と言うこと。
全部が見えないのは百歩譲って仕方がないにしても(今までの野外ライブではみんなそうでした。)音に関しては音にこだわるライブだけにこちらもこだわりたいところだ…と正直思いましたのことよ。


・セッション その1
1曲目の歌と一緒に演奏される方の即興曲はメローな竹内氏のソロからスタートしました。「音楽を終わらせよう」方式です。
最初に竹内氏が鳴らした音についてつよしさんから愛あるツッコミ&ダメ出し…「あれはないわ〜」と(笑)バンドメンバーはひっくり返って笑い転げてましたが、わたしにはイマイチどこがダメダメだったのかわからず(笑)
翌朝のステージ関係者ご各位のツイートによれば「いいなぁ」「平安神宮は最後竹内氏に乗っ取られた!」ということらしいから…これの意味するところは「彼がおいしかった」ということなのでしょうね。ふふふ。
この曲の歌詞は代々木で聴いた歌詞からの流れが続いていることを感じましたが、曲調はとってもメローでやさしくて、女子が大好きな感じかも。わたしは夢見心地で聴いてしまいました。このバンドの音、曲としてはかなり新鮮!!
メローであるがゆえにすっごくやさしくて綺麗な歌声も聴けたし、満足です。
ひとりの音から始まってみんながそれぞれに乗っかってゆく構成なので、出だし次第でどんな方向へも転がって行くところが素敵です。きっとこの方たちの引き出しは無数にあるのだろうな〜。
「現在いろいろなことがシステマティックで温度がないと感じられるものが多い。そんな世の中の中で何も決めずに何かを始めるということはとても無謀だし、恥をかきたくない?ということもあるかもしれないが、それも自分だ!今降ってくる言葉を大切に歌っていきます」
というようなことを言っていたのですが、代々木で「ぼくがもし死んだら〜」で始まって度肝を抜かれた詩が、翌日にはもうちょいポジティブなニュアンスになり笑顔で歌われ、あちこちのレポを読んでいるうちにさほどネガティブな詩ではないことが徐々にわかってきて…そんな流れに安心したり。
この日歌われた曲の中の言葉たちも、いつか厳選され形を変えて、次の大切な一曲へと昇華するのかも?と思うととてもとても楽しみです。
歌い終わってすぐ、まだこちらが余韻から抜け出せないうちに「こんなん出ましたけど〜」とつよしさん。
なんだその言い方は!照れ隠し!?うっひょーかわゆい。そしてお約束のメロメロ。
「竹内くんは悪っぽくしてるけどめっちゃいい人なんですよ!」って。もちろん知っておりますとも。

・セッション その2
こちらのセッションは歌なしでひたすらフリーセッションです。つよしさんはベースに持ち替えてセッションイン。
この時間もいつもより多分短かったのかもしれないですが、とても濃く感じました。メンバーさんを音で紹介するみたいにひとりづつソロで回して行くのですが、みなさんの普段の特徴がわかってとても面白いです。
ギターひとつとっても、名越さんの音と竹内さんの音は全然違うし、ホーンの三人もまたホーンとひとくくりにはできません。SASUKEさんの音はわたしにはしばしば体育会系のものすご〜く肉厚な音に聞こえるし、ふさはらさんはとってもジャジーな印象で、しろくまさんの音はわかりやすく綺麗なメロディー。KenKenは姿や人柄だけじゃなくて、その音にも太陽のように明るくて人を陽気にさせるスターなオーラがあると思います。
豪太さんはマシンガンのようなドラムで魅了するし、スティーヴさんは久しぶりにドラム缶を前まで転がしてきて、痛快な音を鳴らしてらっしゃいましたよ。
横で見ているつよしさんがとってもうずうずしているのが見て取れて、きっと時間があったら一緒に叩きたいんだろうな〜と思ったり。
ピアノのSWINGO氏はフリーセッションになって、本領発揮という感じ。さっきまでの本編では初参加ということで多分かなり遠慮なさっていたのだと思いました。とても譜面に忠実?な感じのピアノだったのが一転ジャジーでめっちゃノリの良いかっこいい音を鳴らしてらっしゃいました。
後で前日も参加した友人たちに聞いたら、前日はセッションでもまだまだ「きちんと」な印象が強かったそうで、緊張されていたのかな?この日の最後のフリーセッションを聞いて、この方の本気の演奏をもっともっと聴いてみたくなりました。
タイガーさんはシャカタク風?とメモに書いていて、多分アダルトで夜が似合う感じのアドリブがそんな風に聴こえたのだと思います。
こうやってフリーセッションは当たり前ですがフリーなので、どんどんいろいろな人の弾き方の影響を受けてあっちへこっちへ転がっていきます。
つよしさんのソロもすご〜くよかったです。わたしはギターのことはちっともわからないのですが(笑)究極はわかるかわからないかではなくて、好きか苦手か、気持ちいいか気持ちよくないかであって、その観点からすれば聴いていてとっても心地よいのだから十分に満足です。
まとめようとしたけれどまとめきらないので、セッションの最後のところ、メモに書いてあることをそのまま書くと
「だんだんナチュラルに だんだんアダルトな感じに だんだんメローに 美しく着地。楽しく終了。」って超カタコト(笑)
最後の最後に再びメンバーをひとりずつ紹介して、「キラキラ どうもとつよしでした〜」ってあはは。確かにキラキラでした。


・Chance Comes Knocking. その2 指揮者!
昨年代々木からの流れとして、「コンダクターつよし」なコーナーがなんとも面白いです。
昨年の特効を使った小芝居がとても面白かったミッキーの映画ファンタジアの魔法使いの弟子みたいなコーナー。
Blue Berryの恒例のジャンプコーナーもつよしさんの指の本数で作られる音とグルーヴが楽しいコーナーでした。
今年のCHERI Eでは音楽的「だるまさんが転んだ」遊びが始まって、ステージの上が緊張感に満ちた音楽空間になっていて、死ぬほど笑ったなぁ〜とか。
指のひと振りで音楽が走ったり止まったり。流れたりよどんだりするのって楽しいだろうな〜と思ったり。
音楽だけで人を笑わせたり興奮させたりってすごいなあと思ったり。
何よりそこに集まった人すべてを楽しませにこにこと笑顔にさせて、更に音楽っていいもんだな〜という気持ちにさせるのがスゴイと思ったり。
これはライブのワンシーンとしてはとっても新鮮で、オリジナリティーにあふれていると思うのですが、どうなのかしら。
音大でリトミック(ダルクローズ氏により創案されたリズム運動を中心とした音楽教育体系)が必修だったわたしとしては、学生時代につよしさんのこのライブに出会ってたら卒論のテーマが変わってたかも?という感じですが…もちろんそれはムリ〜(笑)その頃のつよしさんは多分幼稚園児くらいです。わっはっは。


・印象的だったMC
音楽が止むと虫の声が聞こえたりするのはとても素敵なことだと思う。屋根があるかないかでは、全然違います。
ここ、平安神宮に立っていることは、不思議な気持ちとうれしい気持ちの両方です。
携帯の電波はなぜ飛ぶのか?(多分赤外線送受信とかそういうことを指して)不思議だなあと思うことはいっぱいあります。
今日は京都ぶらりをしました。どこへ行ったかは「ないしょ!」(バキューン!瞬殺されました、笑)
何回かお会いした方もいらっしゃいました。みなさん、神社とかお寺とかでボクに会うと、神様に会うよりテンションが上がるみたいで(あははっ!そりゃそうだ!)
誰かが行ったからとかそういうことじゃなくて、自分で決めて自分の行きたいところに行くといいですよ。
人生もそう。自分で決めて自分で歩いて行った方がいい。
占いもそう。「11月の下旬に素敵な人との出会いがあるでしょう」と言われて、11月の上旬にかわいい子と出会ったらどうするのか?
家にずっとこもっていても11月の下旬になればだれかと出会うのか?窓ふきの人とか、宅急便の人に出会うかもわからんけど。
ご先祖さまのひとりでも欠けたら今のボクもいないし、今の君たちもいない。
自分へのバトン。想像、第六感を大切にして、まっすぐに光のように生きたい。
竹内くんは「火星の歴史」という本を出すらしい。ご先祖は火星人だという話を飲んだ時ずっとしていて、延々聞いた。隣のテーブルの男子もその話に加わりたそうに何度かちらちら見ていた。男の子はみんな火星人が好きなんかな?
何しろボクの場合急に決まるんでね!次はいつになるかわからないけど。
ふさはらさんの紹介の時、楽器をトロンボーンと言ってしまい、照れ笑いしてました。


・最後に
豪太さんが前に進み出て「みなさんついてきてください。」の掛け声とともに「二拝二拍手一拝」をしてほぼ2時間きっかりのライブが終了しました。
神社という特殊な場所、しかも古都京都で行われたライブですが、とてもよい思い出となりました。
平安神宮という場所はとにかく敷地が広くて、入り口の鳥居からして桁違いに大きかったです。奈良よりも更にザ・観光地!という場所で開かれたライブでしたが、おのぼりさん気分で行った先で待っていてくださったつよしさんやライブのメンバーさんたちがとってもフレンドリーな感じでそこにいらしたので、まるで知らない土地で身内に逢ったような素敵な親近感を覚えました。
それはお互い「旅して行った先」だったからかもしれないし、わたしが大好きな方たちに会いに行ったからそう思ったのかもしれませんが、行き帰りも含めてとてもしあわせな時間を過ごさせていただいた気がしています。
いつも遊んでいる友達や、代々木でお会いしたり奈良でお会いしたみなさまとまたお会いできたのもとてもうれしかったですが、京都に住んでいらっしゃるお友達のみなさんとも彼女たちの地元でお会いできたこともとても素敵な思い出のひとつです。
彼女たちが水を得た魚のようにすいすいと雑踏の中を先導してくださって、ライブの夜はとても楽しいひと時を過ごすことができました。
京都の街並みをバスで行きながら、彼女たちや京都からさほど遠くないところに住んでいる友人たちが、いつも見ている景色はこんな風なんだなと想像したり、この景色の中にいる方たちと普通に日常メールでつよしさんトークをしたり、雑誌情報を交換したり、テレビの感想を言い合っている不思議を楽しんだりもしました。
更に、わたしたちが行くちょっと前から楽しそうに行動したり京都で余暇を過ごされるライブ関係者のツイートに触れて、非日常の観光地ライブを楽しみにしたり、楽しんでいるのがこちら側だけじゃないということがわかったのもとてもとても素敵な経験でした。
そうやってあちら側もこちら側もとても楽しみにしていたライブが無事開催されて、とても気持ちよく終了したしあわせ。
つよしさんの珠玉の歌声や満足そうな顔を存分に見ることができたしあわせ。
そして今は埼玉で何事もなかったようにいつもの生活をしていることがなんだかとっても不思議ですがこれもまたしあわせなことかも。
これからも「ここぞ」という時に行動できるように、普段の生活をきっちりさせようという気持ちにもなって、帰ってからは結構いい緊張感の中家事や仕事も楽しんでやっています。
とりあえずライブについてのあれやこれやは一旦ここで切って、あとはライブ以外の京都旅行についての日記や旅日記へと続けて行こうと思っています。
長々と最後まで読んでくださった方には、心からの感謝をこめて。