ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ミントのこと

 週末は猫のミントのことでちょっとわたわたしちゃって、日記を書きそこなってしまいました。
あまりにも鼻水がひどくて、だんだんに膿混じりになってきて、いつもの動物病院で見てもらっても首を傾げるばかり、薬をもらってもちっともよくならなくて困ってました。
そうこうしているうちに、彼女はいよいよ弱ったように見えて、しかも顔の半分が白っぽく変わってきてしまい、鼻と鼻の間が小さなコブみたいにふくらんでしまったのです。
 というわけで、セカンドオピニオンを求めにオットがミントを連れて別の動物病院へ行ってきました。
結果、違う薬を出してもらいました。
彼女はもう年ですし、もっと大きな設備があるところで詳しく調べてみたら別の大きな病気が見つかる可能性もあるとのことでしたが、とりあえず濁った鼻水にきくという強めの薬の入った注射を打っていただいて帰ってきました。
もしかしたら糖尿病を悪化させることにもならないとも限らないということを正直に話してくださって、それでも治療しますか?と聞かれたのですが、「お願いします」と言ったのは、あまりにも彼女が苦しそうで大好きなご飯を食べるのも、水を飲むのもくしゃみを連発して本当に大変そうだったから。
気がついたら食べることにまで興味を失っているように見えました。
 以前にプリンという猫を飼っていたときに、ろくろく触ることも許されぬままに安楽死させなくてはならなくて本当に哀しいお別れをした経験があって、この間からそのことが思い出されてなりません。
人にも悪影響があるかもという東南アジアにはよくあるらしいカビの菌に冒されて、まだ残った元気を振り絞ってこちらに寄って来ようとするプリンに触れることも許されぬまま、病院でのお別れとなりました。
あの時にせめて触れてあげることができたら。抱きしめてあげることができたら…と思うと今でも涙が出ます。
そのことを思い出してみても、現在のミントの治療の最善の方法というのがどういうものかはわかりませんが、一日でも多く、穏やかでのんびりとした日常生活がしあわせに送れるように…というのは一番の願いだし、できればプリンのような哀しいお別れにならずに、最期のそのときまで穏やかに一緒にいられたらという気持ちもあります。
さて、そんなことがあって、ドキドキしながら彼女を見守りつつ週末が過ぎ…現在劇的に鼻水が止まり、現在のところご飯を急にたくさん食べ始め、ちょっと前まではニャーとも言えない感じだったのに、ご飯を求めてつきまとうようになってきたのです。
 今のところはたくさん食べてくれるのでちゃんとインシュリンも打ててますし、そちらの管理も大丈夫そうです。
今後いろいろあるかもしれませんが、もう覚悟を決めました。彼女がちょっとでも苦しくないように、それを一番に考えて見守っていきたいです。
天国のプリンともう一頭、やっぱり不慮の事故という形でお別れも言えずに旅だったステラにこっそりお願いしています。
「どうぞ今いる3頭が、あなたたちの分も穏やかな余生を送れますように。あなたたちの分も、彼らをたくさんかわいがる時間をください。そしてわたしたち家族が覚悟を持って上手に彼らとお別れする日を迎えられますように」
月曜日になった今現在、彼女はとっても落ち着きました。
感謝の気持ちを忘れずにいなければ。