ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[CHERI] 「Neo Africa Rainbow Ax」 初日 感想文

例によって恐ろしく長い上に、ネタばれありです。なので、ネタばれを避けていらっしゃる方は間違ってお入りになりませんように。なにしろ1回聞いただけのものですから、かなり記憶が間違っているかもしれないし、知らない曲もあるので、次回見てから、また直したいと思います。
 「そこは記憶違い」という箇所がありましたら、遠慮なく教えていただければと思います。
★ロビー
まだまだ、いろいろなことがこなれてない感じで、そんなにぎりぎりに行ったわけじゃないのに、すべての場所が列だらけになっていて、グッズも買えず、デジカメを持っていったものの、今度にしようと一度もカメラを使いませんでした。内装もまだよく見れていないのですが、見た感じすごく不思議世界です。
★ライブ会場
ミラーボールが客席の真ん中とケリーの頭上2個ありました。曲によって光り存在感を放ってました。
100公演の間はステージの中央にあったドラゴンが、ステージ向かって右側の入り口上方に鎮座してライブを見守っていました。

ステージは、横浜のtankの時より横に広くて、皆さん端から端まで走り回ってました。ステージのてっぺんが端から端までドーム型になっているのは虹を意識しているのでしょうか?!
C、Dブロックが段差になっていて、わたしはCの後方だったのですが、とっても見やすかったしステージが意外と近かったです(一つ前に見たつよしさんが、元旦の天井席からだったから余計そう思ったのかも、笑)

開演時間きっちりくらいから、普通にケリーコールが始まって、最初から客席が熱いです。掛け声、音楽へのノリ方、手拍子、揺れ方、観客も明らかに以前とは格段に要領を得ていて、後ろの方から見ていると、感動的です。

照明はものすごくきれいで、Cブロックから見ていると、その演出のきめ細かさがよくわかります。ステージの美しさはもちろん、客席の前から後ろの方に潮が引くようにライトが迫ってきたり、人の波を書き分けるように照明が走ったり。

ソメイヨシノ
シンセサイザーとケリーの声だけ。薄い幕の後ろ側に二人のシルエットだけ浮かび上がる感じで歌が始まります。最初からボーカルの美しさをとことん堪能できます。
十川さんのシンセサイザーもケリーの声もより叙情的な感じです。幕の上に桜の花びらが散ったり、視覚的にもとっても幻想的です。

ENDLICHERI☆ENDLICHERI 2 [?]
 これはきっと、ENDLICHERI☆ENDLICHERI2!
 1とは全然違い、初期の「雄」っぽい匂い、つまりアフリカンテイストが入っている気がしました。途方もなくカッコイイです。
噂のLarry Graham氏?と思われる声が効果的にあちらこちらに入っていて、その「声」がまたとってもファンキーです。わたしは勉強不足でラリー氏のことをあまり知りませんが、音を聞いているとこの方にどうしても参加してもらいたかったわけが、なんとなくわかるような気がします。
 この曲の時の映像がとっても不思議です。1の時もそうだったけれど、地球とか「奈良」かな?と思うものや、ダヴィンチコード展で見た人体の映像やら。テーマにもなっているスペーシーな感じもありますが、そこはケリー。ありそうな絵ではなくて、やっぱり独特。次々と繰り出される不思議かつ一見脈略のないような画面の数々はケリーの心象風景・・・なのかな?耳は音楽にがっつりなのに、目は映像に釘付けです。
 ステージ中央に、大きな三角の形のセットがあってどうやらそれがUFOらしいです。そこから出てきて、最後は全員がそこへと帰って行きます。「おぉ〜っ!!」とどよめき。

★Blue Berry
このアレンジは、近くの人がしゃべっているのを聞いたところによると、仙台仕様だそうです(聞きかじった情報なので、確かではありません)
知っている曲は、あんまりないかもというくらいの気持ちでいたので、この曲以外にも、数曲定番曲が入っているのはうれしいです。

★新曲(これはinstかなぁ?)
アフリカン?民族色が濃い感じの曲で、タムタムみたいな打楽器を持って、優香さんとTAMAさんが縦横無尽に走り回りつつ踊ります。
リズムも楽しいし、すごくカッコイイし好きだ!と思ったはずですが、どんな曲だかもう忘れてしまいました。記憶が確保できません!早くアルバムで聞きたいです。
★FISH DANCE
仙台で初お披露目したという曲はこれだなあとすぐにわかりました。 「Crazy Fish Dance!」という歌詞が何度も聞こえたし、ダンサーさんたちの手のフリが魚がくねっとはねているみたい。飽きが来ない感じの曲で、聞けば聞くほど味が出るかも。

★濡れ鼠
これもアレンジが違い、より大人っぽくせつない感じになってました。ドラム缶のあの焦燥感溢れる音がなくなったのがちょっと残念だったけれど、違うアレンジになるたびに曲が生まれ変わって、何通りもの曲に出会えるのはとってもうれしいです。
「超絶色っぽい!」とメモに殴り書きしてありました。そうだったっけ?!(笑)
 わたしはケリーの声には、他の人にはない艶や色気という武器があると常々思っているので、この曲を歌うケリーに会えるのはいつだってうれしいです。

ここだったか違ったか、場所はよく覚えていないのですが、曲の間に、空画像、詩が文字で浮かび上がり、ケリーの朗読が流れるのですが、これが夢のカリフォルニアの終くんっぽいナレーションで、ドキドキ。役者なつよしさんを思わせるいい声です。内容はメッセージ性が強いものではなくて、もうちょっと詩らしい詩だった気がします。(意味が、わかるかしらん?!)

空が泣くから
最初のスティーブの水のシーンが照明で浮かび上がってとってもきれいでした。この曲は断然CDバージョンより生が好きかも。全編これ荘厳な感じで、チベットとかシルクロードとかエキゾチックな空気が流れます。ケリーの声が伸びること伸びること。なんていい声なのでしょう!かといって感情に流されすぎず、ケリー自身はとても冷静に聞かせたいことを明確に、歌っていました。

★Sparkling 〜メンバー紹介
 このメンバー紹介が見ごたえがあって、今までのメンバー紹介の中で、わたしは一番好きです。それぞれがちゃんと演奏でソロを聞かせてくれて、しかも超絶技巧で「どうだ〜!!」っと唸らされるすごさです。聞いていてどの方の演奏も鳥肌が立ちました。
 特に印象に残ったのは、庵原くんのSAXのソロやSASUKEさん、下神さんのホーン隊のラッパの音、いつもはあまりひとりの声を聞けない優香ちゃんやTAMAちゃんの声の個性とかetc.etc.みなさんやっぱりさすがです。

★[?]
ここは、なぜか全く記憶が辿れません。どうだったっけ?また次回。


★Take U 2 The Rainbow Star[?]
シングルのThe Rainbow Starとは全くの別の曲でした。でも、「The Rainbow Star」という歌詞とその時の手の振りが一緒だったので、多分それかと。
すごくリズムがむずかしくて、どうやって乗っていいのかわからないでいると、tamaさんと優香さんが、クラップで誘導してくれました。これまたものすごい変拍子。どの曲を聞いてもすぐに楽譜にしてみたくなるのですが、この曲を聴音して楽譜に起こすのは無理かもと躊躇したくなる感じ。
 でも、だからといって訳がわからない感じではなくて、面白くてノリはいいです。
 この曲の時にかな?お客さんたちが育っているなあと思ったのは。戸惑っている人はいなくて、すぐに真似して乗れるのがすごいです。変拍子でブレイクが入っても、新しいリズムが始まるとすぐに新しいリズムのノリになれるのがすごいです。まるで、中級レベルになったサーファーみたい(笑)どんな音の波がきても乗っていこうという気概があります(笑)

★Chance Comes Knocking.
耳に馴染んだこの曲で、初日から弾けること、はじけること。
竹内さんは“I say "ENDLI", You say "CHERI"!”コール、CHAKAさんは“Love you,Love you CHERI!!”コール。これらも健在だったし、スティーブは相変わらず縦横無尽に動き回っては、自由にFUN9してました。
 途中誰が前に出てもアリという感じがするし、他の方々が延々声を出しているのに、ケリーが黙ってギターに徹するなんていうのも新鮮です。
 ただ、誰が前にいても、誰がソロを取っていても「ケリーテイスト」がちゃんと根底にあって、そこからは決して遠ざかったりしません。パフォーマンスをしながら縦横無尽に動いても音楽のレベルは決して落ちません。
 後半では、竹内さんとケリーがギターバトル。どちらの音も痺れます。うまいです。
 すごく長いバトルだったのですが、なんとなく年齢的にも近い二人のバトルは音はもちろん、見た目もすごくカッコよくてクラクラしました。この時、ケリーが横向きになったら、昨年の最後ら辺と比べるとすごく薄くなったのがわかります。身体のラインが細いです。髪の毛はオールバックみたいになっていたのですが、前髪が時々はらりと一筋落ちてきて、ドキっ!!昨日は、帽子を取るたびに、10代の頃みたいな顔だ〜!と思った気がします。帽子をかぶると丸顔〜と思うのですが、取るととってもシャープな印象でしたよ。
ギターバトルの間、他の皆さんは、それぞれいろんな民族楽器を片手に、演奏したり走り回ったり。追いかけたり逃げたり。いつだったか気がつけば、ステージ向かって右側に二人とドラムスのしょうこさんををのぞいた皆さんが勢ぞろいしていて、え〜っ?!なんでそうなったの?!と不思議に思いながら見てました。本当にナンデモアリ☆ナンデモアリです。明らかに「ギターバトルは終わり」というフレーズに変わったときに、ハアハア言いながら定位置に戻る皆さんがキュートでした。

▼アンコール
★「Rainbow wing」[?]
洋楽のジャンルに詳しくないので、どんなジャンルの音楽か言葉にできないのがもどかしいのですが、ジャンルとしてはソウルじゃないかと思います。(昔、ホイットニーヒューストンに激はまりしていた頃にたくさん聞いた、ソウルの曲たちのテイストに似ている気がしました。)
 スローですが、明るくて前向きな感じ、コードはむずかしすぎず、メロディーはキャッチーです。わたしにとっては、初聴きの新曲の中では一番好きな感じです。最初は軽やかに力まず歌が始まりますが、だんだん壮大になっていき、途中からはケリーテイスト満載、フェイクがたくさん混ざり始め、隅々まで聞き応えがある1曲でした。かなり上の世代の洋楽ファンに受けそうな曲でもあります。前半のさらりと歌うところでは、逆に歌唱力が際立っていたし、後半の声は鳥肌ものです。

☆MC
 本公演以来の、たくさんしゃべるケリーでした。なぜか曲と曲の合間、照明が落ちているところで語り始め、わざわざ照明をつけることもしません。暗がりのなかで、長いMCをします。声を守るためなのか、決して声を張らず、ぼそぼそとしゃべるので、まるでピロートークみたい(笑)ラジオトークっぽく感じたのは、まったりトークと口調からかも。それからまわりの人も見えないから、1対1で聞いているような錯覚ができるのかも(笑)何度も言いますが、わたしは彼のしゃべり声そのものも好きらしいです。
 内容はたわいもないことになったかと思うと、真面目語りになったり。タラシ発言を連発したかと思うと、「みーちゅー」だとか「なんとかしてまちゅ!」なんて赤ちゃん言葉でしゃべったり。多分ですが、真面目語りに涙しつつ聞くタイプの人も、おもしろ語り、可愛いトーク大好きな人も、双方がほどよく気に入るMCだったのではないかと。
盛りだくさんで、楽しかったです。
 彼お気に入りの「みーちゅー」は、「狙った人を落とす時に使って」とケリーが言ったらすかさず観客席から「みーちゅー」の掛け声が。
 当の狙われたケリーは、「オレはそう簡単には落とせないよ」なんて言っていて、そのやりとりをずっとくすくす笑いながら聞いていたわたしです(笑)
 そうそう、ケリーは「大宇宙防衛軍 司令官 CHERI」なんだそうですが、帰りの電車の中で前に座ったお嬢さんたちが面白いことを言ってました。
「ケリーさぁ、ユータン(UFO探知機)買ってからさぁ、防衛軍の司令官ってヤツを思いついたんじゃないかな。あれ買ったらしょっちゅうビービー鳴るもんだから、変な責任感が芽生えちゃったんだよ〜きっと?!」なんて(笑)
 そういえばグッズのガチャガチャもサリナ嬢とのしんどいの時にあったし、あのロケでライブ演出上のいろんなヒントを得たとしたら、それはそれで面白いなあと(笑)もちろん信憑性はゼロのお話なので、本気にして聞いちゃダメですよ(笑)そうだったら面白いなあというだけのお話です。
 ライブのラストは、みんなUFOの中へと消えていくのですが、この終わり方、いいです。ケリーもにこにこしながら、何度もぶんぶん手を振ってUFOの中に消えてゆきます。一緒になってこちら側から手を振るファン。そしてわたし(笑)前回のラストよりはずっとフレンドリーでほっこりする終わり方です。わたし個人としては、前のような煙にまかれるようなラスト、夢オチ?みたいなのも好きですが、後味はこっちの方が断然いいかも。帰り支度をしながらも、まだまだ笑顔でいましたから(笑)
 夕べのMCの印象としては、とにかくキュートでキュートでキュートな感じでした。歌っているときとオーラがまるで違います(笑)
 全部を見た感想としては、音楽に入るとものすごく集中して聞き入って音楽以外には何もいらないとさえ思うのに、一旦MCになるとそれはそれでとても楽しくて、両方を堪能できたお得な2時間半という感じ。次回はいよいよオットと行きます(笑)