ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[本] どうして出会ってしまったんだ〜♪

 昨日約束したとおり、今日は読みかけの本は封印して前の本の感想を書く・・・はずでしたが無理でした。結局、今日中に1冊読みきってしまいました。あ〜あ!
 何を読んでいたかというと、「ふぇるまーた」に集ってくださる皆さんに勧めていただいた、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」です。
 最初は前の本が面白かったこともあって、読んでみることにそんなに気が進まなかったのですが、読み始めたら本当に一気でした。なんて面白い話であったことよ。そしてその上、今後もずっとそばにおいて、何度も読み返したくなる本になるに違いないと思っています。勧めてくださった皆様、素敵な本との出会いをくださって、本当にありがとうございました。
 昨日も触れたとおり、もうひとつ前に読んだ本の余韻をまだまだ楽しみたい時期でした。あちらはあちらで、すごく心に残る話だったので。
 それでも出会いにはタイミングというものがあるらしく、下の日記で書いたように、「なぜ今ピアノなの?」という気持ちになっていたわたしにとっては、この物語の結末には、素敵な答えをもらったような感じがするし、今どうしても読み終わりたい本だったのです。人との出会いも偶然で必然だと常日頃思っているのですが、本もやっぱりそうかもね、と思うこの頃です。
 理屈なしに、とっても面白くて何度も目頭が熱くなるいいお話でした。心が弱っている時に読むと元気が出てとってもいい気がします。もちろんいつも元気な方にも、「希望なんていらないぜ!」と冷めた目の若い子たちにも。そして熱い気持ちを取り戻したい熟年世代の方々にも・・・ホントに読後感がさわやかでよかったので、誰にでも胸を張って勧められる気がします。
 今晩はまたしても遅くなってしまったし、明日はPTAもあるので、週末にでも詳しくまた触れたいと思います。