ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[音楽] Point Green Live 2006

 たまたまリビングのテレビでオットがサッカーの後、WOWOWにチャンネルを変えたところ、とっても上手な歌が聞こえてきました。その時のわたしはというと、中2階のキッチンにいて、別のチャンネルのテレビを見ながらぼ〜っとパソコンを開いていました。
 ところが、あまりに下から聞こえて来る声が魅力的です。気がつけば近くの画面や音なんて見えてなくて聞こえてなくて、どんどん歌声に気を取られていき・・・それでもしばらくはパソコンにしがみついていたのですが、とうとう観念して下に降りました。イントロでとっても好きな曲が始まったのがわかったからです。その曲は徳永英明氏の「レイニーブルー」でした。
 以前から好きな曲だったのですが、最近の彼、ますます歌が上手になったように感じました。甘い声は健在ですが、よりていねいに、良い意味で力が抜けていて、なんて素敵なのでしょう!気がつけば胸の前で手を組んで乙女モード(笑)次の曲が「壊れかけのRadio」だったので、もうその場を動くわけにはいかないではありませんか。
 そんなこんなでオットとふたり、座り込んでテレビに見入っていたら、次に出てきたのがなんとCHAGE and ASKAさん。え〜?!これは何?なになに〜?とあらためて番組表をみたら、「Point Green Live 2006」の中継録画番組だったのでした。
 ひゃ〜っ!なんて豪華。
 彼らのステージングがこれまた本当に素敵で、ふたりとも歌うことが楽しくて仕方ないというのが全身に現れています。身体を音楽に委ね軽く動きながら歌っているのですが、カッコいいことときたら。ああ、あの場にいたかったなあとしみじみ。
 御馴染みの「YAH YAH YAH 」や「太陽と埃の中で」も次々披露されたので、そりゃあもう大騒ぎです。
 歌う彼らもまた、心を直撃する素晴らしい歌いっぷりです。ベテランらしい手馴れた感じではなくて、1曲1曲がとてもていねいで新鮮に感じられる歌声でした。本当に偶然ながらいいものが見れたなあと幸せな気持ちになりました。
 どうしてこういうベテランの、本当にすごいパフォーマンスを誰でも見ることができるチャンネルでやってくれないのかなあと思います。ライブ中継でもいいのだし、新曲のプロモーション以外の時期にも、本当に実力があって油の乗り切った皆さんが出られる音楽番組があったらいいのになと思います。新曲をコンスタントに出しているわけではなくても、精力的に活動しているベテランの歌手とか、実力はあるけれどまだチャートには顔を出さない新人とか、有名無名、ベテラン若手、事務所の強弱に関わらず、音楽好きのための思い切りマニアックな音楽番組があったらいいなあと思います。
 わたしはもう何年も見たことがありませんが、紅白の後で、いろいろな歌手のチャートが上がるところを見ても、多分本当の音楽好きは、耳にする機会さえあれば、ジャンルにこだわらず、もっと様々な人の音楽に耳を傾けたり、CDを買ったりするに違いないのにと思います。
 おっと話が逸れちゃった。そういうことが言いたいのではありませんでした。いい声で表現力が優れた人のライブに、クオリティーの高い音楽会に、行きたいなあとつくづくしみじみ思ったのです。どうせ行くなら、音楽することが楽しくてたまらないという人の、歌うことが、演奏することがしあわせでならないという人の演奏を、思い切り堪能したいです・・・聞きたい!聞きたい!聞きたい!・・・
 もちろんあと約半月もすれば、今最も焦がれている音楽に触れることができるわけですが。ライブの魔力について、しばらく忘れていた気持ちを呼び起こされてしまいました。待ち遠しくてたまりません。
 ああ、ライブに行きたい!ライブに行きたい!呪文のように繰り返してみたところで、時計の針は同じだけしか動いてくれないわけですが(笑)