ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[KinKi Kids] 「胸宇宙」

胸宇宙 ENDLICHERI ☆ ENDLICHERI Documentary (期間限定生産) [DVD]

胸宇宙 ENDLICHERI ☆ ENDLICHERI Documentary (期間限定生産) [DVD]

 5時まで仕事がないという黄金の水曜日だったので、たっぷりたまった家事を片付けるはずだったのですが、そうはいきませんでした。何をしていたのかというと、一日中、ちょっとなにかをしてはテレビの前に戻り、DVDを見ていたの。ダメじゃ〜ん!なわたしです。
 実を言うと、発表されたばかりの来月のライブDVDの方に気持ちが行きかけていたのですが、とんでもない。こんなに素敵なDVDを出してくれたENDLICHERI☆ENDLICHERIはもちろん、事務所にレコード会社に感謝感謝でいっぱいです。
 それにしても、こんなに長時間ず〜っとカメラを回し続けていてくれていたスタッフの皆様には、感謝してもしきれません。どんな素晴らしいテキストを読むよりも、一生懸命に本人が語る言葉よりも(失礼!)このドキュメンタリーは雄弁で、彼が伝えたいことがストレートに伝わってきました。
 ENDLICHERI☆ENDLICHERI立ち上げのいきさつから世の中に出ていく経緯がこれほどきちんと整理されてまとまっているのが何よりうれしいです。EDWINとのコラポとか、レコーディング、ジャケット録り、コースター騒動、パルコの壁画(この映像の中の森くんの声にも!)「音楽と人」など、ちょいちょい驚かされた露出の数々、100公演ライブの経緯、普段着のケリーやメンバーさんたち・・・残してほしかったものがとっても贅沢に詰まっています。
 このDVDは本人やこの企画に携わった人たちにとっても大切な思い出のアルバムになることと思いますが、ファンにとってもそれは同じ。特に昨年1年のことは、わたしたちファンにとっても忘れられない大切なスタート、思い出の一年なわけで、それが集大成としてまとめられて残せるのがうれしくてなりません。地方でテレ朝の特集を見れなかった方々や、大ファンであっても様々な事情でライブに参加できなかった方々にとっても、とってもうれしいプレゼントになっただろうなあと思います。
 特に音楽を創る過程にとっても興味があったわたしとしては、レコーディングシーンがあれほど細かく見ることができてうれしかったです。曲作りの企画のアイディア段階とか、細かいピッチのあれこれとか、口でリズムや「こんな音」と表現したものが形になっていく様子は興味深くて、何度も何度もリピートしたり、出来上がった音を聞いて、「言っていた場所はここかぁ!」なんて確認したり。
 最後の最後、「故意」を録り直したシーンでは、え?!どこが気に入らないのかわからない?!と驚いたり、「レコーディングをし直す際に、どんな風に歌いたかったか」という話では、そんなところまで考えているのでは、どれだけ時間があっても足りないだろうなあと素直に感心したり。彼が求めている音楽的レベルの高さにびっくり。以前興味を持ってくれた音大時代の友達に見せたいです。
 ライブ映像は多いとは言えませんが、小出しの映像も何度も行ったり来たりしながら見ました。(3月には超大作が来るのですから、文句は言えませんね!)個人的には最もお気に入りのセカンドステージの映像がとても好きで、タップからの流れやギターソロからメンバーが動き出すあたりの場面は何度見たことでしょう。
 そうそう、ソメイヨシノの最後のフェイク。これが入っていたのも、とてつもなくうれしいです。最後の最後、「あなたをよぎらせた」の「た〜〜〜〜♪」の部分のクレッシェンド、これを毎回鳥肌を立てながら聞いたなあなんて、思い出したりして(笑)ピアノの音は一度出してからクレッシェンドするのは不可能なので、「出してしまってからクレッシェンドする声」というものが、あまりに衝撃的だったのです(笑)
 それら本筋の感想もさることながら、普段の堂本剛がふんだんに垣間見れて、この人の本来の人の良さとか、どうしてまわりにあんなに大切にされ愛されるのかとか、そんなことがとってもよくわかった気がします。あんなに芸歴が長い人なのに、おごり高ぶったところがひとつもないし、バカがつくくらい生真面目だし、そしてなにより人として可愛げのある人だなあとしみじみ。
 どんなに頭がぼさぼさであろうが、不思議な髪型をしていようが、素顔が魅力的で、目を惹きつけられることられること。そして、一旦メークをした時の変貌ぶりもさすがです。
 そして、何より、まわりの年長者にして歴戦のプロたちに引っ張られて音楽やライブを作っているのではなくて、全部自分で決めて、本人がこのプロジェクトすべてを引っ張っているというのがありありとわかり、そもそも彼に出会えたこと、彼のファンでいて、本当にしあわせだなあとしみじみ思いました。
 というわけで、相手さえいれば、一晩中でもこのDVDについて、語り続けていたいバレンタインの夜(笑)
 夕方になり、仕事もして食事の支度をしてひと息ついても、やっぱりやめられない止まらないで、いつもなら家族がいるところでは、あんまりはりきって見ないようにしているのに、ついつい夕食を食べながら家族と共に見てしまったのですが、ここでとってもいいことがありました。
 一緒に途中からですがDVDを見ていたオットが「俺も、行ってみようかな!」と初めて言ってくれたのです。今まではどんなに話をしても、CDを聞かせても、行ってみたいとまでは言わなかったオットがです。
 なんだかとにかく真摯に、まっすぐに音楽に向かっているつよしさんを見て、とっても心を動かされたんですって。「これが、『LOVE×2愛してる』でたどたどしく「きよしこの夜」を弾いていたヤツと同一人物とはすげーなー!」ですって。
 そして「音楽的には今のところ『好みど真ん中』とは言えないけれど、これだけ一生懸命にやっているんなら、応援してやりたいじゃないか!」なんて言ってくれて、妻としては、そんなことがとってもうれしかったりしました。
 初めてライブの映像を垣間見たオットは、パフォーマンスは在りし日の大スター、プレスリーを彷彿とさせる感じだし、音楽はEarth&Fireとかソウルトレーンとかを彷彿させる感じだなと言っていて、こういうところが、KinKi Kidsのファン層より上の男性にも受けいれられた所以かも・・・なんて言ってました。
 というわけで、これはうれしい誤算!彼の気が変わらないうちに・・・と3月に早速もう1公演申し込んでみました。果たしてチケットが取れるのかどうか、はなはだ自信はないのですが、楽しめるものならば、我が家はなんでも夫婦で楽しめたら・・・と思う方なので、どうぞチケットが取れて、彼にもENDLICHERI☆ENDLICHERIの世界を知ってもらえますように・・・(笑)
PS 今晩の日記は、別テーマもたくさん用意してあったのですが、すべて吹っ飛んで臨時速報的に書いてしまいました。いつもは冷静さを保つことを心して書いているつもりなのですが、たまには感情まかせに書くというくらいの情熱も必要かと思って(笑)
 リアルレイン友で、たまたまこの日記を目にしてしまい、「なんじゃこりゃ?!どうしちゃったの?このヒト?!」と思っている人もいるかもしれませんが、これも「One of レイン!」ということで。なんせ多面体なAB型だから・・・笑って許してくださいませませ!