ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[ドラマ] 「拝啓、父上様」「芋たこなんきん」

 「拝啓〜」は、回を追うごとに好きになっているドラマです。特に八千草薫さん扮する愛人と、本妻を演じる森光子さんのご対面のシーンは息詰る感じで、見ごたえ十分でした。
 二宮くんも、大御所たちの中に埋もれず結構淡々と、でもとっても好演しているなあと思いながら見ています。バックに流れるアコーディオンシャンソンの小粋さもあいまって、ドロドロとした現実はほど良くオブラートにくるまれ、結構お洒落で、でも心の底を揺さぶられるドラマになっている気がします。今日一気に2話分を見て、追いつきました。
 対して「芋たこなんきん」の方は、無条件に面白いです。今週の前半の話は何人もの家族が自分が「千手観音」の腕を折ったと勘違いをするという話だったのですが、朝っぱらから家族みんなのコミカルな演技に、ゲラゲラ笑いました。こんなことってありそうだよな・・・と思いながら見てました。
 意外に大人の方が、悪いことをしてしまったとわかっていながら、非を認めるのが下手くそで、子どもに真っ先にあやまられて余計に落ち込んでしまうのがなんとなくおかしくも本質を突いているような気がして面白かったです。このドラマで描かれる家族は、ユーモアの精神にあふれ、しかも人生を日常を楽しもう、楽しまなきゃ損々という気概に溢れていて、そんなところは見習わなくてはと思ったりします。