ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[日記]達成感!

 「やたっ!!」とレッスン室で小さくガッツポーズ!メールが来ました。PTA用に設定した着信音です。 
 PTAの市内文化発表会の会場からのメールでした。3時からレッスンなので、一足先に帰してもらったのです。
 昨日、今日と走り回っていたのはこの会の準備(会場設営とか、小学生の自由研究みたいな、模造紙に書いたり貼ったり、空間を飾ったりする作業とか)及び、当日会場での使命があったからなのでした。
 今朝なんて8時過ぎから会場に詰めていて、一般公開のための準備及び、プレゼンもどきのお手伝い、参加全校がコンテスト形式で成果を競い合うので、その投票などをして来ました。
 部長が理解がある方で、ちゃんと仕事前に帰してくれたし(7時までぶっつづけレッスンの金曜ですから)みんなが下手に馴れ合わず、ランチや飲み会など、無駄な時間は極力使わずに・・・という方だったので、ずいぶん助かりました。毎回レッスン時間ぎりぎりまで集中して手伝って、さっさと帰してもらい、上手に切り替えをさせてもらえたので、それを考えたら今年の役員は楽な方だったかもしれません。(そんな忙しいさなかにも、ちゃ〜んと本屋には寄り、オリスタとやっぱりTVガイドをまんまと買ってきたわたしです、笑)
 さて、メールの内容はというと、コンテストの投票結果が出て、わたしたちの中学校のPTAが市内の最優秀賞を受賞して、表彰されたというものです。そのことをわざわざ表彰式まで残れなかった人たちに知らせてくれたのです(笑)市内の小中学校全部で50校近くもある中で1位なんて、本当にびっくりで一同大喜びです。
 春から下準備を始めて苦節10ヵ月。様々なトラブルに見舞われたり、人間関係がむずかしくて投げ出しそうになったり、連絡がうまくいかずやきもきしたり、急なパソコン仕事を頼まれて夜中まで怒り狂いながら作業したり、それはそれはずいぶん苦労したのですが、苦労も報われたというもの。もちろん結果がすべてというわけではないのですが、1等賞は素直にうれしい出来事でした。
 発表のテーマはと言うと、「水カンリンバ」という空き缶利用のエコグッズにして、癒しグッズ、しかもカリンバのような楽器でもあるという物をPTA活動の一環として講習会を開いて製作し、水や地球環境を守ることの大切さまで訴えてしまおうという企画です。
 水カンリンバの実物を写メしたものを貼ったり、これについて詳しいサイトにリンクを張ったりしたいところですが、リンクを逆に辿られたりして、わかる人が見れば面が割れてしまう危険がありますので(笑)ご興味を持たれましたら、メールで問い合わせていただくか、検索してみればすぐに出てきます。
 この水カンリンバというものは、見かけは民芸調の長い筒状のものなのですが、作り方は簡単なのに、中にヒミツのちょっとした仕掛けがあって、これを傾けると小さくせせらぎの音がします。
 「さらさらさらさら」という水音は、疲れ果てている時に聞くとなんだかとっても癒されるので、わたし自身、真夜中にテレビもオーディオもすべての音を消して、気が済むまで上にしたり、下にしたり。思う存分ひたすらに傾けるだけの時間を持ったりしていました。何も考えずにぼ〜っとしている時間って本当に大切・・・としみじみ思うこの頃です。
 わたしは大きな音には慣れっこになっていて、音楽をガンガンかけたり、防音室で思い切り大きな音でピアノを弾いたり、あるいは子どもたちを相手に怒鳴ったり、そんな毎日を送っているわけですが、そんな自分を恥じたくなるような静けさの中でかすかに鳴る美しい音です。「うるさくてすいません!」と日頃騒音を出しまくりの自分を、深く反省してしまったりします(笑)
 多分傍から見たら、夜中におばちゃんが一人で、長い筒をひたすらひっくり返す図は怖いかもですが(笑)おかあさんの子宮の中にも羊水があるので、もしかして実はその頃からこんな音を聞いていたかも?それでこんなにこの音に癒されるの?なんて思ったり。
 PTA活動の過程では、楽しいことばかりとはお世辞にも言えませんでしたが(笑)結果的には新たな出会いもいっぱいあったし、自分のためにもなったかもと思います。
 というわけで、大きなストレスの元でもあり、癒し効果もあったこのPTA活動も一番大きな行事が終わり、ひと段落・・・のはず(笑)春までに越えなくてはならないハードルはまだいくつか残っているものの、ちょっとだけホッとしています。