ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 そうは思っていたけどさ。

 全情教の文書処理検定1級、やっぱり落ちてました。(しゅん)で、今日結果をもらってすぐに、1月の試験の申し込みをしました。こうなりゃ、意地というわけです。結局ネックになっているのが入力で、練習ではほぼ8割くらいは楽々合格圏内だったにもかかわらず、過去二度とも日頃のスピードの3分の2くらいしか本番で出せていないのです。あ〜あ!音大時代は度胸だけで生きていたといってもいいくらいだったのに、どうしちゃったんでしょう(笑)しかも懲りなさすぎ。強いて言えばこのことがあって、あがり症でどうしても本番で実力が出せないピアノの生徒たちの気持ちが痛いほどわかりました。高い勉強料ですが、それでも失敗の経験って大事です。
 そういえばついこの間も、生徒に「暗示療法が効くよ」と教えたところでした。「毎日繰り返し『これぞ』と決めた曲を聞きながら、これを聞くと全く緊張しないわたしになれる。と思い込むの。「パッヘルベル」のカノンとか、「G線上のアリア」とか、「主よ人の望みのよろこびよ」とか「ビバルディーの冬」とかもいいかも。癒される系の音楽の方が効果的かもよ。落ち着くしね。それでね、本番の日の朝、最後に1回聞くの。これで絶対に緊張しない。実力が100%出せるよ。」と豪語したのでした。「人にえらそうに言う前に、アンタがそれ、やってみなさい!」心の声がしました。そうか、今晩から音楽を聞けばいいのか・・・という話ではなく、その前に練習しろ!という話です。
 ところで、どうせまた通うのならと、結局MOUSの試験も受けることにしました。レッスンの追加分は40回です。買いたかったスーツ1着くらいの受講料だったので、スーツを買ったつもりになって、受講することにしました。試験はスペシャリストとエキスパートというのがあるらしく、両方受けると4月のおしまいか5月には完了となります。受かっても落ちても二度と追加はしないつもりです。できれば5月からは違うことをしたいので。いい加減、お金を払うほうからもらう方にシフトしたいものです。先行投資ばかりで、ちっともお金を生んでくれていません。なんだか非常に無駄をしてます。案外、試験を受けるつもりでちょっといい目のジーンズ2枚とか買った方が、よほど意味があるんじゃないかしらん?
 そうそう後日談があって、わたしがこのときに言った「パッヘルベルのカノン」などバロックの名曲集が、生徒さんの家のCDの中にあって、しかもCDのタイトルが「胃が痛いときに聞くクラシック」というのだそうです。「変すぎるタイトルじゃないですか?なんで『はらいた』の時に効く音楽なんでしょう?」とオトナの生徒さん。確かに変なタイトルです。多分、「胃が痛いとき」というのはもちろん「はらいた」の時のことではなく、「緊張のあまり胃が痛い」ってことなのですね、きっと。それならそういうタイトルにすればいいのに、なんでそんなに遠まわしなんでしょう。「緊張をほぐしたい時に聞く音楽集」とかってタイトルにすれば、もっと何倍も売れると思うのだけど(笑)