ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 偶然じゃないな!・・・いえいえ偶然そのものです(笑)

 夕方のニュースで、ツヨシくん、ツヨシくんと連呼しているのでお味噌汁を作りながら振り向くと、この間から話題のマレー熊のツヨシくんの話のあとで、白熊のツヨシくんの話をしていました。途中からこの話題に思わず食いついたのは、どちらのツヨシくんも年上のお姉さま熊が好きで、マレー熊のツヨシくんのお嫁さんの名前が「レーコだ!」と聞いたからです。(実はわたしもレイコ。「ツヨシと姉さん女房のレーコ」なんて素敵!)
 これは大変!(何故に?!)と早速パソコンを開いて調べてみたら、もう巷では有名らしいですが、このマレー熊の夫婦は山口県徳山動物園にいるのですね。ここで、二度びっくり。この動物園は何を隠そう、わたしたち姉妹が幼い頃、初めて両親と離れてふたりっきりで探検した思い出の場所なのです(笑)
 当時、山口県柳井市というところに住んでいたわたしたち。わざわざ出かけて行って、どうして子どもたちだけで動物園を巡ることになったのか、そのいきさつは全く覚えていません。両親に別の用事があったのかもしれないし、自立心を身に付けさせようとほっぽり出されたのかもしれません。ともあれ確か待ち合わせ場所を何度も念を押されて、両親と別れた私たちは、目覚まし時計を片手に一生懸命動物たちを見て回ったのでした。約束の時間よりかなり前に待ち合わせ場所に戻ったのを覚えています。多分わたしが10歳にもならない頃だったので、妹に至っては5歳前後かも。動物園と場違いな目覚まし時計を抱えていたことと、妹とふたりっきり。そこだけがとても鮮明な記憶になっていて、この動物園の名前を聞いただけで一瞬にして鮮やかに甦りました。
 そんな思い出の地である徳山動物園。しかもツヨシくんはマレーシア生まれのマレー熊。わたしにとっては、何番目かの故郷とさえ思っている「かの地」の出身ではありませんか。なんだかいくつもの接点を見出して、ついついニヤニヤしてしまいました。
 それにしても、マレー熊のツヨシくんも、白熊のツヨシくんも、なんだかちょっと情けなくて、イジケキャラなのが笑えます。レッサーパンダ風太くんなんかとは、またひと味違った個性派キャラ!そんなところがいかにも「ツヨシ」らしい感じがして、好きです。
 一生懸命となりのオリのくるみちゃんを覗き見しているホッキョクグマのツヨシくん。大人になって無事年上妻をゲットするのかしらん?(笑)ぜひ、「あの熊は今!」で取り上げてほしいです(笑)