ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

原点回帰

何度上げるのか?と言われそうですが、何度でも上げます(笑)

復活の狼煙~しゅるるるる~っ!!

2か月ほど入院していた母が、先週、無事に退院しました。

退院したら日記を復活させようと思っていたので、今週からまたREスタートです。

症状がなかなか落ち着かず、どうしたもんだろう?と迷って日記に書いた時、本当にたくさんの方にアドバイスをいただきとてもありがたかったです。

その節はお世話になりました。

何人かの方が「セカンドオピニオンを聞いてみたら?」と勧めてくださり、紹介状をもらってちゃんと精神科のある大きな病院で診ていただきました。

行った先の先生は、一番最初、こんなに?というくらい、じっくりと時間をかけて問診してくださって、その時点で父も母も「信頼できる」と思ったそうで。

考えてみれば、それはとても大事なことでした。

入院中は、起きる時間や寝る時間がきっちりと決められていて。

朝起きてから、昼間の時間は入院中でもちゃんと洋服に着替えることになっていて。

また時間が来たらちゃんとパジャマに着替え、一定の時間になっても眠れなければ、導入剤を適宜処方してもらったりしつつ。

当たり前のようだけど、生活のリズムを整えることの大切さや、自己判断で薬を増やしたりやめたりしないで、ちゃんと日々、様子を見ながら投薬の管理をしてもらいつつ、最適な方法を母や家族と一緒に模索してくださって、とてもありがたかったです。

さらに、退院前にもいろいろとご配慮いただき。

今日はお散歩。

今日はお散歩して外で昼食を食べてくる。

今日は家に日帰りで帰ってみる。

今日は一泊家に泊まってみる・・・

と、ひとつずつ段階を踏みながらリハビリをさせてくださって。

それらのミッションをコンプリートしてから、初めて退院という運びになったのもありがたかったです。

やっぱりいろいろな意味で、専門医にかかることって大事なんだなぁと思いました。

多分ウツになった原因は、引っ越したばかりの土地でいきなり合わない入れ歯を作ったことだろうと母をはじめ、みんながそう思っていて。

ウツの症状がひどかった時は、入れ歯が問題なのがわかっているのに、どうしても歯医者の予約をする気になれなかったのが、退院したその日にもう歯医者の予約を入れたのだそうで。

ああ、元気になったのだなぁと実感しました。

まだまだ気は抜けませんが、とりあえず心の健康状態が上向いて来たので、ひとつずつ、段階を踏んでゆっくり元気になってくれるといいなぁと思っています。

母の入院中、父は晴れの日も雨の日も、台風の日ですらも、毎日2キロの道を歩いて病院に通っていて。

しかも必ずA4一枚にまとめた、留守番日誌を母のためだけに作り、手渡していたのには心底びっくりしました。

パソコンで文字を打ち、新聞の天声人語を糊できれいに貼り、父ご自慢の母の写真や風景、お庭の花、家族の写真など、今日の一枚を貼り。

まあよく毎日これを続けたなぁという感じ。

何日分か見せてもらったのですが、すごい力作だったのでありました!!

毎日作って退院までに60枚。

愛だな!!!

そして、メンタルが弱っていたこともあって、いつもなら過度に束縛されるとイヤで、ちょっとウザそうにする母も、毎日父が来るのを待ち焦がれていて。

母が大好きな父にとっては、この入院期間中はものすご~く大変でもあったけど、一方で、少しは恋愛中のような心浮き立つ気持ちもあったかも?な~んて娘はこっそりと思ってます(笑)

それにしても、退院してくれてめでたいです。

わたしが通ったのは、週1くらいだし、かなりタフな方なので、ぜ~んぜん平気!と思ってましたが、往復だけで4時間弱。

ただ電車に乗っているだけでも意外と疲れるものなのだと実感しました。

今後何かあった時に、心はやる気満々でも、身体がついていかなくてムリなんてことにならないように、もっともっと身体を鍛えなくては!

さて。

一昨日、実は結婚記念日でした。気がつけば31回目の結婚記念日です。

なんと時間が経つのが早いこと。びっくりします。

子どもたちもそれぞれ出ていたし、オットと2人で夕方からちょっといい目のワインバーへ行きました。

先日旅行から帰ってきたばかりなので、旅のエピソードを思い出してげらげら笑ったり、最近読んだ共通の本の話や、天河神社神仏習合の話。

最近、急速にオットがはまり、追い付いてきたFUNKやFUNKアーチストたちの話。

いつか本格的なFUNKのライブにも行きたいね~つよしさんのライブにも一緒に行きたいけど、チケットがねぇ~なんて話も(笑)

ありがたいことに、共通の話題もそこそこあって。

だからと言って、それぞれに違う趣味に没頭する時間もあるから、そんなにべったりでもなくて。

 30年が過ぎましたけど、今くらいがちょうどいい距離感かもしれないなぁと思ってます。

そんなこんな、しばらくあいてしまいましたが、わたしは元気です。

ふぇるまーたに時々寄ってくださるみなさまとは、日記を書いていない間もしばしば連絡を取り合ったり、Twitterで話したりもしていて。

日記で出会った方々とのつながりは、わたしにとってとても大切な財産だなぁとつくづくしみじみ思っています。

何より、いろいろな種類の考え方や属性の方々が雑多にゆる~く見てくださっていて。

その「さまざま」というのが、最近とても心地よく感じています。

トップにも掲げていますが、わたしにとっては「かたよらず こだわらず とらわれず。」がとても大事です。

元々は薬師寺の方が、般若心経をわかりやすく解説してくださっているご本の中で見つけた一文なのですが、今の時代こそ、実はこれがとても大事なんじゃないかと思っています。

世の中にはいろんな考え方の人がいて、それぞれに大事にするものや人があって、守りたい世界があって。

わたしにとってのそれと、となりにいる人のそれは違うかもしれないけれど。

違ってあたりまえだし、合わそうとすることもない。

そこに相手の立場にも立てる「想像力」と「尊重」さえあれば、それでいいんじゃないかなと思うのです。

無理やり合わそうなんて思ったら、きっと世界平和なんて永遠にムリ。

でも、いつかは世界が平和になって、世界中の一人一人がちゃんと尊重される世の中になるといいなぁ。

そんなことを考えながらよく選ぶBGMはこれ。


Louis Armstrong - What a wonderful world ( 1967 )

おっと話が逸れちゃった。

もういい加減大人なので、どうやったらお互い尊重し合いながら、気持ちよく暮らせるか?というのが、残りの人生を考えるうえで、大きなテーマになってきました。

そう考えると、わたしにとって一番の敵は「思い込み」で。

わたし自身ちょっと前に人間関係で「かもしれない」が「きっとそう」になり「絶対にそうとしか思えない」にシフトして、一人殻に閉じこもっていた時期があって。
今思えばほんとバカみたい。

なぜか、真実とはとんでもなくかけ離れたところで、一人相撲をしていたことがわかり。

回り中から「はぁ?なんでそんなこと思い込んだかな??」と当惑されたわけですが(笑)

今思えばあの経験はとても大事だったかもしれないと思っています。

想像することはとても大事なことでもあるけれど、赤毛のアンで言うところの「お化けの森」を作り出さないように気をつけないとね。

(アンは「うっそうとしたその森に怖いお化けがいるに違いない」と、どんどん自分で想像をふくらませていくうちに、その道が怖くて通れなくなって。

ある日、自分でかかっちゃった魔法を解くべく、マリラに無理やりその道を通るように促され、心底怖い目に遭うのです、笑)

というわけで、原点回帰という日記をあげておこうと思います。

今年は年末年始のコンサートがないので、少しのんびりモードです。

彼らが何かやってくれないと、わたしはからっぽになっちゃう。全然つまらない・・・

というのも依存っぽいし、なんだか違う気がします。

江國香織さんの小説に出て来る女性のように「愛する人(たち)にたとえ逢えない日が続いていても、一人でご機嫌にいくらでも遊べる」人でいて。

満を持して目の前に現れた時にはじめて「ああ、そうだった!!わたしにはこの世界があった!!」と大喜びで迎えられるような、そんなファンでいたいです。

わたしはわたしで、忙しかった間ちっとも進まなかったやりたいことが溜まっているし、目の前の仕事や、好きなこともちゃんとしつつ、せっかくだから親孝行もちょっとだけして(笑)いつもと違う年末年始を楽しみたいと思います。

そういや、新曲ってどうなったんだろう?

リリースがあるなら、そろそろ情報が出るかな?

慌てず騒がず、のんびり待ちつつ。

また少しずつ、日々のことや、ちょいちょい反芻日記なども挟んでいけたらと思います。

堂本剛 東大寺LIVE2018 9月15日 その3

一昨日の夜、オットと晩酌してて。

かなり酔っぱらっていたオットが何やら本音っぽいことを言い出しました。

こういう時って、ものすご~く苦言になりそうで、怖っ!!と身構えたら・・・

全然違ってて。

本当はもっとどこまでも好きなライブとか、追いかけて行きたいだろうに、かなり我慢してるんでしょ?家族のために申し訳ない・・・

みたいなことを言うので心底びっくりしました。

そんな風に思ってたのか!!いやいやいや。

実はむしろ自分的には今年は日程がたまたま仕事を動かしやすいところに集中してて。もちろん全部には程遠いけど、行きすぎなくらい行けたし。大満足。

むしろ行きすぎなので、申し訳ないと思ってたくらいで。

現状くらいが、わたしの身の丈に合った、ちょうどいいころ加減。理解がある家族で、本当にありがたいと思ってるよ~みたいな、ちょっとマジな話になって。

まあ、そんな話だからもちろん酔ってないとできないのだけれど(笑)

仰天したのはその続き。

今回、東大寺のライブのことをやけに聞いてくるなぁ。そんなに気を遣ってわたしの話を聞こうとしなくてもいいのに・・・なんて思ってたら。

「よし!決めた!来年があったら、オレも平安神宮のライブに行く!!」

という宣言が!!(笑)

ええーーーーっ!?

これには心底びっくりでしたよ。

どうやら本気で奉納ライブというものに心惹かれていた様子だったのでありました!!

さらに、その足で階下のギターを片手に、酔っぱらいは本気の弾き語りを始め(笑)

ああ、本当につよしさんライブの話が琴線に触れたのだなぁとわかりました(笑)

考えてみれば、SONGSも楽しみにしてくれてるようだし、わたしが見たり聴いたりしているものは、ほとんど一緒に見聞きしてるし。

実は彼がソロでやっている音楽は、オットくらいの年代の人たちがばっちりはまる系だと思ってたのも確かで。

いつかチケットが巡ってきたら、奉納ライブだけじゃなく、普通のライブにも、一緒に行けたらいいなぁなんて、夢がまた一つ増えました。

さて。

続きです。これがラスト。

どこからか鐘の音がしてきたところまででした。

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堂本剛 東大寺LIVE2018 9月15日 その2

昨夜はイナズマロックフェスとミラノコレクションのニュースがほぼ同時に流れてきて、とてもハッピーな夜でした。

つよしさん、今年の怒涛のソロ活動、すべて完走、おめでとうございます!!

こんなに異常気象で台風三昧の今年、野外だらけの真夏のライブスケジュールが、中止にならなかったのはもちろんのこと。

どの日も限りなく怪しいお天気だったのに、ライブ中はほとんど雨にも合わなかったのは、ほんと奇跡としか言いようがないような。

昨日もリラックスして笑顔いっぱいだったとレポを読んで、耳もきっとなんとか無事だったのだろうなぁと・・・心底ほっとしました。

ほんとにほんとによかったです。

神仏にもものすご~く守られていたのではないかしら。

これから少しの間でも、つよしさんがお仕事のことを考えず、ゆっくりできる日々がありますように。

本当に心からの「お疲れさまでした。」を捧げたいです。

実は続きからのこの日記は、昨日の夕方5時には途中までじゃなく、最後までほぼ出来上がっていたのです。

ところがところが・・・さぁアップ!とはりきって更新ボタンを押したら・・・

なんと6時間前の下書きに戻ってしまいました。

ガーーーン!!

1万字・・・くらいの単位で消してしまいました(涙)

まるで中学生の夏休みの宿題のように、超集中して、わき目もふらず取り組んだのに(涙)

やさぐれて「もうヤダ!や~めた!!おーしまい!!こんなブログ全部消してやる!」モードになって、階段を降りてきたアネに長い長いお説教をされました。

「うっわ~大人気ない。同じことを何べんやるの!?そもそもそんな長いこと書き続けたら、接続も切れちゃうよ!ちゃんとちょこちょこ保存しろって言ったじゃない!!」

ごもっとも過ぎて言葉もなく(笑)

しばらく家事も手につかず、テレビもつけず、ぼーっとしてましたが、やるっきゃないよね・・・と諦めて、のろのろとちょっとずつ書き直しましたよ。

とはいうものの、同じものは二度と書けない!とても元通りには戻せない!(涙)

必死に書き直ししてますが、明らかに中途半端でごめんなさい。

ほんと面目ないですが、あちこちレポを読み漁っていて・・・つよしさんの今年の努力を考えたら、一万字消したくらいなんだ!めっちゃ小さなこと!と思えてきたので、このまんまアップします。

読みづらいので、半分に分けますが、続きもほどなくアップできると思います。

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堂本剛 東大寺LIVE2018 9月15日 その1

ここからは、セットリストに沿って書きます。

そもそもたった一度のライブで。

いつもながら、暗がりでまったく下を見ずに、手探りで書いたぐちゃぐちゃメモを見ながら起こした内容なので、かなり怪しいです(笑)

勘違いもたくさんあるかも?だし、何より記憶が怪しいので、おかしなところがあるかもです。

ご指摘は大歓迎です。

もちろん個人的な感想なので、どうぞあまり信用し過ぎずに、雰囲気だけ読み取っていただけたらと思います。

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堂本剛 東大寺LIVE2018 9月15日 プロローグ (開演まで)

東大寺ライブと奈良旅の二日間から無事帰宅しました。
しみじみとしあわせな旅となりました。

そのまんま日常に戻り、翌日は母が入院している病院に顔を見に行き・・・

(お蔭さまで、みなさまにたくさんアドバイスをいただき、信頼できる病院に転院して、現在は入院中なのですが、薬のコントロールも効き始め、だいぶ元気になりました!反響をくださったたくさんのみなさまに、心からの感謝を!)

その次の日から、いつもの怒涛のレッスンな日常に突入したので、とても出遅れてしまいましたが、書かないでいられるわけがない!

ざっとですが、ライブの感想や、旅の記録を書きたいです。

まずはプロローグということで、ライブが始まるまでの行動をその1とします。

ライブの感想だけを読みたい方は次からで大丈夫です。

(最後の方に若干、会場の画像とかもあるので、流し見でも。)

ありがたいことに、一緒に旅した気分を味わうのを楽しみにしているから、その部分もはしょらないでね!と言ってくださる方々もいて。

あえて、その部分も残すことにしました。

めっちゃ長いですけど、少しでも伝わりますように。

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パソコンから見辛いですか?・・・他、お礼と近況報告。

いつもありがとうございます。

パソコンからいらしてくださる方々から「デザインのせいなのか、なんだか重たいです!!」とご指摘をいただいたので、ふたたびデザインを変えてみました。

仲良しの友だちが使っていて、わたしがパソコンから開いてみた限りでは、そこまで重くない感じだったのですが、どうでしょう?

まだまだ試行錯誤の最中ですがこういうのがいいとか、こういうのはちょっと読みづらいとか・・・そういうのは遠慮なくご指摘いただけたらと思います。

さて。

母のこと、サマソニのCHERIの参戦記などに、相変わらず本当にたくさんの反響をいただき、ありがとうございます。

病院を教えてくださったみなさま方、治療について、ご自分の、ご家族の経験談を惜しみなく話してくださったみなさま方、本当に助かりました。

父母にもその都度伝えながら、少しずつ対策を練っているところです。

父は、母が病院で言われたことや、もらってきた薬について、自分でもかなり詳しく調べていて。

いつ、どれだけ薬をもらってどのくらい飲んだかとか、その後体調がどうだった?とか、全部エクセルで表にして管理しようとするような人なので。

こうすれば?ああすれば?と言っても納得しないと動き出さない人なのですが・・・

判断材料はたくさんあるほどいいと思っているようなので、いだだいた情報も、全部書き出して参考にしているようです。

こちらも長期戦と覚悟しつつ、あまり、一喜一憂しすぎないように気をつけつつ、できることをしていこうと思います。

サマソニについては、まだまだ先は長いので、じっくりと書いて行こうと思っていますが、今回ENDRECHERIの順番が早かったので、早めに書けてよかったです。

あんまり参考にもならない感想ですが、おもしろかったよ!様子がわかってうれしかったよ!と方々から声を掛けていただけたのは、とてもうれしい出来事でした。

いつも何か大きなイベントについて書き終えた後は、急に恥ずかしくなって。

消したくなる傾向にあるのですが(笑)

「消したら怒るよ!!」と早々に友人がけん制してくれて。

とりあえずこんないい加減であいまいなものを残しといたら罪深いんじゃないか?という不安が消えました(笑)

まっ個人の感想だし、あんまり信用しすぎずに、こんな風に思った人もいるのかね?くらいの緩さで読んでいただけたらと思います。

ああ、いつもかまってちゃんでごめんなさい。ちょっと安心しました(笑)

多方面、あちこちに反響をくださったみなさま方に心からの感謝を!!

さて。

週末は平安神宮ライブですが、わたしは今回、平安神宮ライブが始まって以来、初のお留守番なので、その間、少しずつでも別の日記が書けたらと思っています。

京都で行われるこのライブが大好きで、毎年楽しみにしてきた身としては、行けないことがとてもさみしいのですが、そろそろ真剣に我が家の財政について考えなくてはならない年になってきて。

特にここ2年くらいは、旅行やライブも含め、いつ、どのくらいお金を使っているかを、ちゃんと計算するようになりました。

そうなると、この短い期間に、1か月で2度3度と西へと行くのは、我が家の財政と相談するととてもムリということがわかってしまい。

貯蓄ゼロになっても、今楽しめることはしたい!と思ってしまえば、できないことはないかもしれないけど。

もしかしたら今後体調を崩すことだってあるかもしれないし、不意に出費ができたりするかもしれないし。

どうかすると、父と母と2世帯住宅?とか、近所に土地を探して引っ越してきてもらう?とか。

階段だらけの我が家も、絶対にどこかで改築の必要があって。

自分たちが住みやすくもあるけど、外から誰が来ても大丈夫なようにする必要があるかも?とか。

そんな中、年金の給付開始は益々後ろへずれるかもしれない。

そんなことを考えたら、ちゃんと最低限は貯めながら、楽しいことは絞って絞って、むこうみずにではなく、考えて出費するしかないなぁという結論に達したというわけです。

だからと言って過度に凹んだり、いじいじしているわけでもなくて。

銀魂にも行きたいし。(今年タイミングが合わず、まだ行けてないのです!なので週末に行こうと思ってます。)

来月半ばの東大寺のライブには参戦する予定ですし。

書きたいのに書けていない旅やライブ、観劇参戦の日記とか。

まだまだ楽しみ尽くしていないコンテンツや読んでいない本、聴きつくしたとは言えないCDたち。

いろいろあるので、そこまでさびしいとは思っていませんが…

願わくば、今年こそ平安神宮ライブもブルーレイになって、後からでもいいから見れたらいいなぁと思います。

最後にレッスンのこぼれ話。

昨日、6年生の生徒のちーちゃんが「超」が3つつくくらい、ものすご~く不機嫌でした。

うちに来始めて1年。

過度におりこうさんで、非の打ちどころがないくらい、超真面目な生徒だったのですが、ここ2か月くらいでだんだんに地が出てきました(笑)

他の6年生の生徒たちから、ここの教室はそんなにがんばらなくてもいいと入知恵をされたからかもしれないし、わたしの本性を見抜いたのかもしれないけど(笑)

双子の妹がいて、いいお姉ちゃんを求められ、自分でもいいお姉ちゃんでいることがすごく大事で、どうも押し殺しているように見えたので。

多少なりとも、素直に感情を出せるようになったのはとてもいい傾向だと思ってました。

(多少なりともならね!最近過度だから!笑)

でも先生としては超大変!!

完璧な敬語だったのが、今はため口になって。

そこも仲良くなった証拠だと思ってほってあるのですが・・・

(中学生になると黙っていてもまた敬語に戻ります。これ、不思議だけど、みんなそうなので心配はしてません。)

「バイエルの・・・」と言っただけで「ヤダ!」

じゃあ、バスティンからにしようか?と言ったら「もっとヤダ!!」

「はいはい、やなのね。」「でもやるよ!」

もう一回弾いて?と言ったら「なんで?」

「そこのスタッカートはもっと力を抜いて?」と言ったら「難なくできるんだからいいじゃん。」「合理的な理由がないことはしたくない!!」だって(笑)

「この先もっとむずかしいのに出会った時にね・・・」と言いかけたら「じゃあ、その時に言えば!」だって。ごもっとも(笑)

辟易しつつも、まあこういう時は、あえてやり返さずに淡々とレッスンをして。

それでもいちいち引っかかるので、時間が押して。

さっきレッスンをしていた双子が、帰りが遅いおねえちゃんを迎えに来たので、ちょっと入って待っててもらいました。

狭いレッスン室に姉妹3人で入っても、相変わらず何一つ言うことをきかないちーちゃんにさすがに妹たちも、ちーちゃん、どしたの?という空気(笑)

そして、こういう時はいたずらに触れてはいけない・・・と本能的に妹たちは知ってる雰囲気(笑)

わたしは不意に双子の片っぽのゆうちゃんに言い忘れたことがあったのを思い出し。

(片方だけがうちの生徒。でも毎回顔を見ているので、両方とも半分うちの子みたいに思ってます!)

で。ゆうちゃんの方を向いて。

「ねえ、来週あの本持って来てよ?忘れないでね?そうそう。もう1曲。人形の夢と目覚めもできたらやっておいで」と、話したら・・・

あさっての方から「先生、了解!わかった~」と声がしてびっくり。

え?「ゆうちゃん、そっちだった??」

この間のレッスンでちーちゃんに「もう完璧に双子は見分けた!!」と豪語していたわたしですが、完全に見誤って、生徒じゃない方のまゆゆに、一生懸命話していたのでした。

ありゃりゃ?あなた、まゆゆだったの?

双子はにこにこ。

ここでさっきまで不機嫌全開だったちーちゃんが大爆笑。

「先生、完全に見分けてるって言ったくせに~全然じゃ~ん!!」と笑う、笑う。

「なんかさ、黄色いTシャツの方がゆうちゃんだと思いこんじゃったんだよね?」とわたしが言うと・・・

ニヤニヤしながらゆうちゃんが「あ、このシャツはまゆゆの!今日は取り換えてみたの!」というではありませんか??

ええ?やめて?なんでそんなことを??(笑)(笑)(笑)

当然ながらちーちゃんに「先生、見分けてんの服だけなんじゃね?」冷たく言い放たれたわけですが、この頃には口調はそんなに冷たくなくて。

なぜかこのハプニングを経て、完璧にちーちゃんのご機嫌が治りました(笑)

ラッキー!!

わたしの身を挺した勘違いで、なんだかとってもいい空気になって、なぜか、もう一回バイエルを弾くと言い出したちーちゃんがバイエルをあがりに持っていき。

無事笑顔で家に帰せたのはとてもよかったと思います。

そして、帰り際に一言。

「せんせ、まゆゆとゆうの見分け、ほんとについてんの?」

「いやいやいや、完璧だよ~」「ほんと完璧なんだからね~!?」と、一応言っておきました。

よく見ると全然顔が違うし、性格がまったく違うのです。

まゆゆはおとなしくてしとやか。女の子っぽいのに意外と現実的。

ピアノに来ているゆうちゃんはボーイッシュでひょうきん。でも意外にロマンチスト。

ほら~わかってるでしょ?と言ったら「はいはいはい!がんばって!!」だって。

3人で爆笑しながら帰ってゆきました。

違うってば、ほんとにちゃんと見分けてるってば(笑)

日々何もない日がない、レッスン室なのでありました。

今日は中学生の合唱コンクールの伴奏の練習の続きをしなくてはなりません。

弾くのを指導するのと、アルトの指導はともかくとして。

指揮者のオーディションを受けたいコたちには、完璧に伴奏を弾いて練習させてあげなくては。

今年は「心の瞳」と「春に」と「君とみた海」。

「君とみた海」はお初です。

6連符と16分音符を交互に入れるところがあったりして、合わせるのが意外と大変そうです。おもしろいけど。


EME-C3164 君とみた海〔混声3部合唱〕

サマソニ東京行ってきました!その2 ENDRECHERI

MOUNTAIN STAGEでのKNOX FOTUNEさんが終わり。

しばらく楽器や機材の入れ替えの時間となりました。

それと同時に、人の流れと逆行して、前へ前へと行けるところまで行ってみることに。

今回はステージのみなさんの姿をじっくり見たいというよりは、人の波の中に入って周りの反響ごと音楽を肌で存分に感じてみたいという気分。

なので、多少見えなくてもいいから、渦の中心に近いところで、臨場感を味わいたいと思ってました。

ENDRECHERIの準備が始まった時、編成が大きいから、とてもたくさんのスタッフさんが立ち働いてらして。

その方々がみんなサンカクくんの黒いTシャツを着ているのを見て、すでにテンションが上がるわたしたち。

たくさんの方々が関わってこの日のステージのために準備をしているんだなぁと。

それだけですでにジーンです(何者、笑)

10分前くらい前になって。

ステージ脇、いきなり「ENDRECHERI」のロゴと「Coming up next」の文字がビジョンで映し出されて、それだけにキャーっ!!

縦に何個も何個も並ぶ「ENDRECHERI」の文字だけですでに感動しているわたしたち。

本当にこれからつよしさんが出るんだなぁ。

次にビジョンにまたロゴが出た時は、もうちょっとシンプルに、紫バックの「ENDRECHERI」の文字で、またもやどよめくファン。

楽しい♪

こんな風にロゴだけでどよめいてしまうのは、ファンの期待値の高さの現れと言った感じ。

昨年、本命欠席の中、みんなで精いっぱいテンションを上げて笑顔でフェスを楽しんだことはまだ記憶に新しいところで。

それを覚えているからこその。

つよしさんがここに立ってくれるというだけで、どれだけありがたくて、しあわせなことなのか。

みんながみんな、心から噛みしめていたことと思います。

もちろん前の方はあちこちにファンがいて。

誰彼ともなく握手を求めていって「ほんとよかったね!」「つよし、最高!!」と言い合いたい気分でした。

一方で、音合わせが始まると、今度はファンではない方々がどよめいてました。

「ええ!?なんかすごくない?」という空気が流れ、してやったりなファン心理。

 そうでありましょうとも!!

絶対に聴いてもらえさえすればわかる!!という強い気持ちでいたので、少しでも多くの人の耳に届くといいなぁと思いつつ。

 だんだんに増えてゆく人の群れに否が応にも期待が高まってゆきます。

さて。

演奏開始はほぼ予定通り。

終わったのも、わりとぴったりだったそうです。

お昼時のステージなんてとても貴重だけど、声の調子はどうかしら?なんてドキドキしつつ。

いつものライブの時のように、まずはバンドメンバーが出て来て、演奏を始めます。

今回のサマソニはライブツアー直後ということで、タイミングもベストだったのではないかと思われました。

もうここまでのツアーで、十分にステージもこなれ、温まってるので、とても安心して見ていられました。

ファンもまた、みんなめいめい身体をゆるく動かしてリズムに乗りつつ、ウォームアップな感じ。

つよしさんは、いつものライブの時のようにサングラスを掛け。

ヘッドフォンをして、左耳の音を遮断してご登場。

 登場と同時に、キャーっとか、ひゃーっとか、声にならない声を発していたかも?覚えていませんが、今回、ファン以外の方にファンの出す声を「黄色い声」と評されていて、笑いました。

普段、ご本人(たち)に、ジャニーズファンの中でも、黄色い声とは無縁の、枯れたファンと思われているわたしたちなのです(笑)

これも一種の「ところ変われば??」なのかしらん??(笑)

 

1曲目が「HYBRID FUNK」だというのは、すでに大阪のレポで知っていたのだけれど、初っ端、いきなりラップの部分から始まるとは思ってなかったので、ちょっとびっくり。

ここからか~い!!おもしろ~い!!!

ラップ部分を抜けて、やっと歌詞を歌う、お馴染みのメロディー部分へ。

音を遮断する透明な板がドラムの周りや、ホーン隊の周りを囲んでいるのと、ヘッドフォンがなければ、つよしさんが未だ耳を患っていることに気づかないかも?というくらい、違和感なく音楽へとすんなり入って行ってましたよ。

左右にビジョンがあって、わりと大写しになるので、とてもありがたかったです。

近くの一般の人とおぼしき方が「堂本剛以外もビジョンに映るんだね!」と言っていたのが新鮮(笑)

つよしさんのソロのライブでは、みんなセンターに出て来るし、つよしさんのライブであっても、みんなが主役!誰もが主役!というのが当たり前の光景だから、ファンはちっとも驚かないけど、外部からの感想をとても新鮮に感じたのだと思います。

 Twitterで、ライブ直後にアイドル堂本剛とバックバンドなのかと思ってのぞきにいったら、全然違ってたと素直に驚いてらっしゃる方がいて、ニヤニヤしちゃいました。

この一団がみんなでENDRECHERIをやってる感じ。全員が主役。

ファミリー感こそが醍醐味で、温かいエネルギーに満ちた空間。

夜、ジョークリントンのアクトを見て、こんな風にやりたいんだなぁという、理想の形が少しだけわかったような気がしました。

続いてそのまんま「MusiClimber」へと雪崩れ込んでいくのですが、わたし自身がこの曲が好き過ぎるので、テンションマックス。

 ぶっといユニゾンの低音のフレーズに身体の動きも大きくなって。

ふと振り返ったら会場が揺れてました。スゴイ!素敵!

続けて「Crystal light」の曲が始まり、渉さんのカッコイイスラップ!!!

アップになった渉さんがすごくいい顔をしていてぐっときました。

彼のベースは、なんだか空気を含んでいるような包容力があって、つよしさんの歌とベストマッチと感じることが多いです。

ツアーの時と同じく、ここでスティーヴさんが前に出てらして、ボンゴのソロ。

だってジャニーズでしょ?と思って見に来られた一般の方が、つよしさんじゃない、違う人が前に出て来てもキャーってなるんだ??と新鮮な驚きを述べてらっしゃいましたが、そりゃそうでしょ(笑)

こういうのを常日頃からいっぱい聴いてるわけで。

いっとう最初、ソロを始めた頃ならともかく、ファンも一緒に年月を重ねて来ているわけだから。

おかげさまで、ステージの上の誰を見ても。ベースのリフひとつ。ひたすらに繰り返される16ビートの刻みだけでも、テンションマックスまで駆け上がれる身体になってます。

ボンゴやギターのリフが自由に飛び回り、刻み隊がひたすらに正確なリズムを刻み。

刻みに合わせてリズムを取りながら、自由なフレーズを存分に楽しむ客席。

この辺りではファン以外の方も取り込まれ、目の前の音楽に掴まれ飲み込まれていて、客席がうねるように盛り上がり、踊っている人多数。

もうツアーで十分にこなれているし、よどみなく次々と継がれてゆくソロ。

コーラス隊に久々のオリビアさん、オリちゃんがいる~!!と大興奮。

おかえりなさい♡

コーラス隊との掛け合いもすご~く楽しくて、吹いてばむばむ、ばんでふくふく~っと口の中で小声で一緒に歌って楽しみました。

リビアさんにLuisに・・・と、多国籍な感じも愛と平和のENDRECHERIという感じで、すごくよかったです。

チームワークの良さが自然と出て、誰もがとても楽しそうでした。

つよしさんはこの曲あたりから、高音のフェイクが徐々に炸裂していって、神奈川ぶりのわたしはハッとしました。

今年のツアーでは、高い音域の声をあまり出していない印象があって。

耳との関係もあるのかな?なんて思っていたのですが、この日はあちこちで、すごく高音が冴えわたってました。

ラストの高音のロングトーンがめちゃくちゃかっこよかったです。

シャウトも炸裂してたなぁ。

その音域を出さなくても十分に満足してはいたのですが、突発を発症する前の歌声が、徐々に戻りつつあるような気がして・・・ひたひたとうれしさが胸に満ちていくようなしあわせを味わっていました。

続いて「YOUR MOTHER SHIP」に入るのですが、ここで少しだけBPMを落としたら、つよしさんの色気が5割増しくらいに増した気がして。

ドキドキドキドキ。

この曲はねっとりとした歌声を存分に聴かせつつ、ひらひらと身体を翻して舞い、リズムにのる、その姿から目が離せず。

あの大所帯バンドの中にあって、つよしさんが、絶対的な存在感、オーラを放ってました。

だからと言って、つよしさん自身にはあまり気負った様子もなくて。

少しも固い感じがなくて、余裕さえ感じられたところが、何年か前、ドリフェスでCHERIを見た時とずいぶん違う印象を持ちました。

右に左に動いて、コーラス隊と共に色っぽく踊っている時の顔にハッとしました。

恍惚の表情。この瞬間、完全に曲の世界に入り込んだ表情をしていて。

ああ、この人のこういう表情が見たくてまた行きたくなるんだと思いました。

後半、ベースを受け取って、弾いてました。

ベースも弾くの?という声もあったようですが、弾くんですよ~!

わたしはギターを弾くつよしさんも大好きですが、実はベースを弾くつよしさんはもっと好きかも。

ここまでの4曲は、一番新しいアルバム曲で、世間的には多分ほとんどなじみがないかもしれないですが、これらの曲をここで初っ端に持ってきたのがすごく今のENDRECHERIを現わしている感じでよかったと思います。

勝手に身体が動き出す、めちゃめちゃグルーヴィーな曲たちは、FUNK好きにはたまらないと思います。

考えてみれば、今回はこれまでに一位を取ったシングル曲はまったくセトリに入っていません。それってすごくない??

新しい曲たちと、端的にENDRECHERIを現わした名刺代わりの曲たちに絞ったのが潔くてとてもよかったと思います。

本当の意味で楽曲勝負だったんじゃないかな?と思いました。

王道FUNKに絞った結果、届くべき人に一番届くやり方ではなかったかなぁ?

 

あんまり記憶がさだかではないのですが、次の曲の始まりは、ステージのみんなで楽器ではなくて、声で掛け合いをする部分があって、わたしは見たことがなかった気がするのですが、追加公演の後半でやったのかなぁ?

あそこ、すっごくおもしろかったです。

 

で、Ancient fishをちらっとかすめ、竹内くんのラップの部分。

この大きな箱でC&Rをするのはちょっとむずかしく、声が通らず聴きづらい部分もあったけど。

最後の方で「CHERI」「CHERI」と、単純な連呼になったところは一般の方々も巻き込んで大合唱になっていて、じーん。

ここでは、つよしさんが後ろで延々ベースを弾いていて、竹内くんが前に出て煽っていることに驚いている人がたくさんいたみたい。

あとの反響がとてもおもしろかったです。

そして渉くんの超カッコイイ、濁りがなくて、綺麗なスラップ。

ここだったか、最後のセッションだったか、渉くんとつよしさんと向き合って、お互い目をのぞきこむようにして弾いていた瞬間があって。

ふたりで目でお互いの音を語り合い、気持ちをさらに合わせて、音を出す。

 今回は、考えてみたらもう一つのつよしさんの絶対的な武器、声の美しさや歌詞の表現力を強調した曲がまったくと言っていいくらい入ってなかったけれど。

たとえばシンジルとウラギルとか、去な宇宙とか。ああいうのもいつか、聴いてもらえたらいいなぁ。

そういう意味ではまだ、隠し玉を半分残したままのような気もしてて。

いつかヴォーカル力の凄さも一般の方々に知ってもらえたらいいなぁ。

 

続く「Blue Berry」では、お馴染みのイントロだけでキャーっと大歓声。

歌の部分は大胆にカットしたのが、びっくり&おもしろい!!

いきなりお馴染み、ジャンプのシーンになったところに、すごく工夫が伺えました。

きっと50分間の中に、どこを入れてどこを削るか、ものすご~く考えたんだろうなぁ。

ここは、ステージのバックの大ビジョンにつよしさんが大写しになったので、演奏を見ながらつよしさんの表情やダンスや、指先がばっちり見える最高に贅沢なバージョンでありました(笑)

そもそも客席には背中を向けているわけですが、前から撮っているのでちゃんと顔が見えるのです。

ブレイクコーナーが始まったばかりの時は、何が起こっているのかわからず、ぽっかーんとしていた方々も、次第につよしさんが出した指の数で飛ぶのだとわかり。

だんだんに参加する人が増えてゆくのを振動で感じるのもまた楽し♪

後ろの方のオタク系の男性たちが、「はい!」「はい!」「はい!」と、独特の掛け声で飛んでて、異文化交流っぽくて新鮮。

後ろの方にいた友人が、外国人が、飛んではいなかったけど、終始リズムに合わせて、かっこよく指を回してたのを見たよ~とか。

ビール片手に「おぃ~っ!!」とかって楽しそうにキャッキャしながらおじさんたちが盛り上がってた!とか。

反響だけでとってもうれしかったです。

さらに・・・

ここまでは、そういう視点ではまったく見ていなかったのですが・・・

大写しになってみて、そういやこの人誰よりもステージ、カメラ慣れしてる人だったと思い出しました(笑)

この人、アイドルとしても超一流のプロだった!すっかり忘れてた(笑)

カメラに今、自分がどんな風に映っているのが知り尽くしていて。

表情ひとつで会場を惹きつけ、存分に沸かせ、自在に操っていきます。

サングラスを一瞬ずらして、瞳を見せて、カメラ目線で「取るよ~っ!!」と見せかけて、またサングラスを元に戻したところで、ギャーっとなるファン。

この曲ではアーティキュレーション(音の長さや表情、強弱など)はすべてつよしさんが握ってて。

ステージの上の方々も客席も、すべての人がつよしさんに注目している中で、つよしさんは、その背中ひとつでバンドも会場も自由自在に操りながら、音楽を止めたりまた動かしたり。

何度もブレイクを入れたりを繰り返します。

一回とことんdecresc.していって、ppで我慢させてから、またcresc.していくあたりのタイミングも絶妙で、まあ楽しいこと!楽しいこと!

ファンには毎度おなじみのコーナーだけど、この遊び心あふれる、でも超カッコイイ部分を、普通の音楽ファンのみなさまにも見てもらえたのが、とてもうれしかったです。

 

そして続くはこの曲たち。

「くにのうた~」からの「I gotta take you shamanippon」です。

「くにのうた」の出だし。ホーン隊のファンファーレは誇らしげに高らかで、すでに上がりきった会場は熱狂的なムードになります。

続く「I gotta take you Shamanippon」もまた、ENDRECHERIのFUNKを知ってもらうために、最高の一曲だと思うので、ここに入っていたのが超うれしかったヤツでした。

今回はタイジさんもいたので、あの魅惑のシャウトも聴けたし。

この曲はいちげんさんも含め、リズムの波にみんなで乗るのに最適な曲だと思いました。

 

そして満を持しての「Chance Comes Knocking」

つよしさんはギターを掻き鳴らしつつ歌ってて。

この曲は鉄板だから、ファンは一も二もなくキャーっ!!なわけですが。

わかりやすいから、ファン以外の方々もとても盛り上がってましたよ。

おや?と思ったのは「Higher」のところ、途中で久々にオクターブ上げた歌声を聴くことができたこと。

多分わたしが今年のツアーで参加した限りでは、一度もオクターブを上げてなかった気がします。

この日、久々にオクターブ上のレーザービーム、突き抜けるような声が聴けてゾクゾクしました。

超うれしかったです。

 

そして。

最後はやっぱりファンクセッションで締め。

 最初あえてゆるゆるっとした抑え目のテンポでつよしさんのギターソロからスタート。

ちょっと和な雰囲気で攻めていて、味わい深いソロでした。

Gakushiさんがボイスチェンジャーで浮遊するような歌声を乗せてて、すごくいい雰囲気。

先ほどのソロ回しでは、マシンガンのように超絶技巧を繰り出すシーンもあったけど、この部分のスタートはちょっとアダルトでムーディー。

メンバーはみんな一筋縄ではいかない個性派で。

バラエティー豊かで、周りの演奏に触発されつつも、受け取った次の人がどうにでも転がしてさらに発展させてゆく・・・

このセッションで、ENDRECHERIの引き出しの多さが伝わったのではないかしら。

そして、お仕着せバンドでもなく、つよしさんがバンドごっこをしているだけの人ではないことも、わかる人には十分に伝わったと思います。

セッション部分は、一人一人に長めの小節数が取ってあって、いつも通りを見せたいんだ!という本気を感じました。

つよしさんが音を聴きながら、煽ったり引き延ばしたりしつつ、次の人を指名していくスタイルなのもいつも通り。

渉くんのベースは超かっこよくて。

そんな渉くんを時々ちらちら追っているつよしさん。

もしかしたら、前よりも幾分聴きやすくなったのかしら?やわらかな顔でベースの音を追うつよしさんを見つけて、ほっこりしたり。

向かい合ってしあわせそうにベースを鳴らしているツーショットにとんでもなく心惹かれたり。

竹内くんとタイジさんが笑顔でギターを挟んでガンガン弾いていたり。

Gakushiくんが、いつものようにこちら向きにかなり鍵盤を傾けて、魅惑のソロを鳴らしたり。

十川さんが前衛的?宇宙的?な音で煽ったり。

Duttchさんがあの大きな会場を揺るがすパワフルプレイで会場を熱狂させたり。

SASUKEさんとルイスが突き抜けるようなホーンの音を響かせたり。

栗原さんのバリトンだったかな?サックスの音がすごく新鮮で、ひゃーっとなったり。

この辺りほんと圧巻。

コーラスではLynちゃんがソロをとり、ちょっと狂気的?紙一重?な超カッコイイソロをきめ、おぉ~っ!!とどよめかせてました。

圧巻のパフォーマンスで最も沸いたのが、スティーヴさんがドラム缶を転がしながら出てきたところ。

初めて見た方々にはさぞかし衝撃的だったのでしょう。熱狂の渦に巻き込まれて、すごいことになってました。

こういうのを次々と畳みかけていくのも本当にいつも通り。

みんなが主役、誰が出て来てもやんややんや大騒ぎのENDRECHERIスタイルです。

一方で、このセッションの中でのつよしさんは、他の人の演奏に流されず、ゆったりとグルーヴィーでアダルトなサウンドを鳴らしてて、この辺りに余裕と自信が感じられました。

どうせジャニーズなんだろ?みたいな偏見を払いたいとか、これ見よがしな速弾きをして、少しでもよく見せようという気負いはもはや必要ないんだなぁという感じ。

 まさしく今、頭の中に沸いたイメージで。

ちょっと枯れたような、はっとするお洒落なフレーズを弾いていて、痺れました。

ただ・・・ひっじょーに不覚だったのが・・・

あまりにもいろんな方の魅惑の表現に心奪われて、つよしさんがいつサングラスを外したのか、まったく気がつかなかったこと(笑)

つよしファンなのに、ビジュアルファンでもあるのに、あるまじき!!

そして、わたしだけじゃなく、一緒に見ていた方々のうちの何人かが、やっぱりあれっ!?と思ったら、もうサングラス取ってた!と言っていて(笑) 

それだけつよしさん一極集中ではなく、みなさんのプレイに夢中になっていたということで。

もはや、つよしさんさえいればいいんだ!という域はとっくに越えている・・・という当然すぎる話なのでありました(笑)(笑)

いえいえ。変わらずとっても大好きなんですけどね(そりゃそーだ、笑)

 

最後、すべての音が鳴りやんでから。

CHERIは「ありがとうございました」と一言だけ言って、足早に去って行きました。


むしろ、バンドの面々が少し後まで余韻を楽しんでいる感じで、ハグしたり、握手したり、その興奮っぷりが伝わって微笑ましかったのと。

その様子から、ステージ上の方々にとっても、成功したという手ごたえが十分だったのだろうなぁというのが伺えたという感じでした。


ふと思い出してみると、本当にノンストップだったのに、まったく長いとも、短すぎるとも感じておらず。

あれだけの大人数のバンドでありながら、呼吸ぴったり、よどみなく50分のステージが繋がるのは、やはりこのメンバーで苦労して重ねてきた時間に負うところ大なんじゃなかと思いました。

みなさん凄腕の方ばかりだし、あちこちで引っ張りだこな方たちばかりだから。

スケジュールの調整にいつも難航して、毎回ライブのたびにメンバーも日替わりのように入れ替わるし、音の特徴もグルーヴもそのたび変わっていくわけですが。

どういう組み合わせでもどうにでも対応できる方ばかりだし。

そういう状況を楽しめる実力と心の余裕を兼ね備えた方々が集まっていて。

一方で身体が空けば、自分が出る日じゃないのに、わざわざ地方までCHERIのライブを見に来るメンバーがいたり、その日のノリで途中から飛び入り参加しちゃう人がいたり。

この日、タイミングが合わなかった人もたくさんいて、総勢何人になるんだろう?

メンバー同士もすごく仲がいいし、年齢関係なく、横の連携もばっちりだし。

あうんの呼吸がすでにできあがっていて、その日誰が出て来るかわからないとあっては、何度も行きたくなるのも当然だと思うのですよね。

チケットはそんなに取れないにしても・・・です。

どの組み合わせでスタートしても、テンポを自在に揺さぶっても。

楽器の隅々まで、まったくぶれることなく誰もがひたすらに16を刻むところも見事だし。

つよしさんもまた、耳を患っているとは思えないくらい、拍のアタマを気持ちよくジャストに捉えては、魅惑的に表現してて。

今回はその集大成という感じ。

沈黙とか「間」がないから、超特急に乗って駆け抜けたような50分は、とても気持ちよかったです。

何よりつよしさんが、サマソニのあのステージで、あれほどの凄腕の集まりを、ど真ん中で指揮して自在に出したりひっこめたりしつつ、絶妙に音楽のバランスを取ってゆく姿には、心底惚れ惚れしました。

かなり近くで見ていた友人によれば、最後、時計が見切れてて。ドラム缶あたりから、かなり終刻が迫ってて。

つよしさん、どう収めるのかな?と思ってたら、顔色ひとつ変えず、涼しい顔で時間通りにぴたっと収めてたよ~とのことでした。

凄い!!がーさす!!

そういえば、突発になってから、今年のライブでは、たまに小節を見失うと言っていて。

セッションを仕切るのはいつも通りだけれど、曲の最後の締め部分は、Duttchさんだったり、他の人に任せてたシーンも多々見られていた気がするのですが、この日は、曲の最後の締めも、つよしさんが、普通に以前のように担ってて。

ひとつずつ、ひとつずつ、努力しながら、できることがだんだんに増えているのかも?と感じました。

ちっとも焦ってはいないし、いつまでだって待てるけど、少しずつ少しずつ、治癒に向かって進んでいる過程でありますように。

そして。

昨年、ある日突然起こったアクシデントから、ものすごく苦労して重ねてきた日々のこと。

どれだけの難局面も、ひとつずつコツコツと乗り越えてゆく姿に、本当にグッときました。

この人のファンでよかったなぁ。

男性アイドルを数多く輩出してきた事務所に所属してることも。

俳優として数々のドラマに出演して磨いてきた演技力も。

一流の作家さんたちのさまざまな曲を、意図に合わせて表現し続け、出すたび売上トップを取り続けているその場所も。

ファッション誌や、育児誌の連載の中で培われた感性も。

小喜利やお笑い番組で培われた頓智や、機転も。

バラエティーでの、さまざまな出逢いも。

さまざまな場所で、心を動かしてきたさまざまな経験は、きっと、彼の中で、ひとつとして無駄なものはないのだと思います。

その中で、知る人ぞ知る・・・だった、彼のもう一つの側面が、やっと日の目を見始め、少しずつ、届くべき人のところに届き始め、スタートラインに立ったような、そんな気がする今日この頃。

これからの彼がどんな風になっていくのか、とてもとても楽しみです。

すべて終わって、客席も動き出した頃、出て来られたナビゲーターの方が「本当に素晴らしかった。まさしくHYBRID FUNK!!感激です!!」 と興奮気味におっしゃってるのを背中越しに聴きながら、一旦外へ。

わたしたちも、完全燃焼しました。

ちっとも短いとは感じておらず、充実感でいっぱいでした。 

最後に少し前にTwitterに上げたこのツイートで締めくくっておきたいと思います。

 

 

☆この日のメンバー

ボーカル(ギター、ベース): 堂本剛
ギター: 竹内朋康佐藤タイジ
ベース: 鈴木渉
ドラム:DUTTCH
パーカッション:スティーヴ エトウ
キーボード:十川ともじ、Gakushi
トランペット:Luis Valle
トロンボーン:SASUKE
Sax: 栗原健
コーラス: 稲泉りん、TIGEROlivia Burrel